その端正な顔は自分の唾液と兄の先走り汁によってべたべたになっていたが、
あかねの口唇奉仕はまだ続く。
兄の慎平はというと、はぁはぁと肩で息をし、額に汗をびっしょりかきながらもまだ眠っている。
…一体どんな夢を見ているのだろうか。
今度は慎平の亀頭の先に両手を添え、指で包皮を押さえるようにして、少し力を込めて下にひっぱる。
みり…
あかねの指に引っ張られる包皮。
みりみりと皮が剥けていき、覆われた亀頭が露になっていく。
「おふぅぅ…」
自分の包皮が移動して亀頭を刺激され、溜め息を漏らす慎平。
「あっ…いっぱい…カスがたまってる…これって…ちこう、っていうんだよね」
完全に露になった亀頭と、本を見比べるあかね。
慎平の亀頭にはびっしりと恥垢がこびりついていた。
「もぅ…フケツだぞ、しんぺー」
「しょうがないなぁ」といった感じのあかねだったが、どこか嬉しそうだった。
恥垢にまみれた亀頭など、プロの女性でも遠慮したいものなのに、
あかねはそのまま何の衒いもなく顔を寄せ、口に含む。
「んむ…っ」
口に含んだ瞬間、独特のツンとした臭気と苦味が、口全体にひろがる。
「(あっ…熱い…それに…苦い…)」
口いっぱいに広がる男の…いや、愛する兄の象徴…
その存在感に顔をしかめながらも、離そうとしないあかね。
「(あかねのお口で…綺麗にしてあげるね…おにいちゃん…)」
あまりに健気な妹のその姿。
咥えたまま舌を動かし…舌の腹のザラザラした所をあてがい、亀頭をこすって恥垢をこそぎ取る。
「あうぉぉぉ…」
包皮を剥がされ、敏感な亀頭をダイレクトに舌で刺激され、悶絶する慎平。
まさか自分の妹がチンカス掃除をしているなど、夢の中でも夢にも思ってないだろう。
舌の腹で器用に白いカスをこそぎ取り、飲み下す。
白い喉がこくん、こくん、と動くたびに、慎平の恥垢があかねの胃の中へ。
「んむ…」
そして、かるく喘ぎながらも、そのまま深く咥えこむ。
あかねの小さな唇に、グロテスクな肉槍が飲み込まれていく。
「んんっ…」
唇をすぼめて、サオの部分をしごくようにするのも忘れない。
「んっ!」
不意に、あかねの眉間が曇る。
亀頭の先が喉の奥にぶつかったからだ。
20cmほどもある慎平のペニスはその小さな口では完全に咥えきれない。
まだ根元までは3分の1ほども残ったままである。
「んん…っ」
兄の肉棒を完全に咥えたいがために、苦しいのを必死で我慢しながら飲み込もうとするあかね。
喉の奥を突かれて息苦しく、涙目になるのもお構いなしに。
「んん〜っ、ぷはっ!」
とうとう苦しさのほうが限界にきたのか、まるで水の中にもぐっていたかのように顔をあげるあかね。
「んっ、けほっ、けほっ、こほっ!」
よっぽど苦しかったか、その顔は真っ赤になり、口を押さえて咳き込んでいる。
ふと横目で、慎平の股間を見ると、そこには恥垢がなくなり、ツルンと綺麗になったピンクの亀頭が揺れていた。
「ふふっ…かわい…」
口に含む前と後…そのあまりのギャップに、あかねはくすりと笑った。
. . . . .
咥えることをあきらめたあかねは、剥き出しになった亀頭を舌でペロペロと舐めていた。
まるで仔犬がミルクでも舐めるかのような可愛らしいその仕草だったか、
舐めているものはグロテスクな男根である。
唾液によって濡れ光る亀頭に舌が這うたび、ぴちゃぴちゃと音をたてる。
「おうっ…おう…うふぅぅ…」
そしてされるがままに悶える慎平。
フェラチオをされる経験などないので、その反応もナチュラルだった。
顔を歪ませ、大の字に伸ばした両の腕でシーツをぎゅっと掴み、足をピーンと突っ張ったまま伸ばし…。
兄が気持ちよくなってくれてることが嬉しいあかねは、更に熱心に、口唇奉仕を送りこむ。
舌先で頂点を撫でた後、尿道のまわりを舌先でくるくるとなぞる。
尿口にチュッと口づけしたあと、剥いた皮の境目を舌の腹でぞりぞりとこすりあげる。
「ふくっ!」
不意に、眠っている慎平の身体がわなないた。
その変化も見逃さないあかね。
「(…ひょっとして…ここのカサみたいになっている所が気持ちいいのかな?)」
亀頭のくびれたところに舌を差しこみ、チロチロと動かしてみる。
「おおおおおおおっぅ…」
亀頭のえぐれたカサの下を撫でられ、眉を歪める慎平。
酸欠の金魚のように口をパクパクさせている
「(ふふっ、眉がヒクヒクってしてる…かわいい)」
我を失った兄の乱れ姿に、更に夢中になるあかね。
尿道の入り口に舌をこじ入れるように動かし、刺激してみると、
「うぐぅ!」
肺の空気を一気に絞り出すように、激しく息を吐く慎平。
「(…? おしっこの出る穴が気持ちいいの…? おにいちゃん)」
先細りの舌がくねくねと動き、尿道の入り口をグリグリとこじ開ける。
それが排泄の穴だとわかっていても、あかねはためらう様子が全くなかった。
クチュッ…クチュクチュクチュッ…
とめどなくあふれ出でる先走り汁とあかねの唾液が混じり、淫猥な音を響かせる。
あかねの舌が筆の先のように尿道口をコチョコチョとくすぐるたびに、慎平の排尿のための穴が歪み、広がる。
舌による尿道責めで、慎平がいっきに昇りつめようとしていることを経験ないあかねは気づかないでいた。
「おっおっおっおっおっ…おおっ!」
1回目の射精のときと同じ、慎平の腰が再び浮き、ブリッジ状態になっていく。
そしてそれは前回同様、あかねの不意におこった。
どぴゅうっ!
絶頂に達する慎平。
尿道…すなわち精液の発射口の側に顔を近づけていたあかねは、その噴射をダイレクトに顔で受け止めてしまう。
「きゃ!?」
べちゃっ!
第1弾はしぶきをあげるほどの勢いで鼻筋に着弾。
慎平のペニスはその後もドクンドクンと激しく脈動を繰り返しながら、
あかねの整った顔めがけて子種をぶちまけ、シャワーの如く浴びせていく。
生臭く顔をそむけたくなるよう汚液であるにも関わらず、
「あ…あったかい…」
あかねはまさにシャワーを浴びるかのごとく、顔で射精を受け止めていた。
額に、瞼に、頬に、唇に…白く濁った液体が着弾し、その粘質性によってへばりつく。
慎平の精液は濃度が高く、顔に張り付いても垂れ落ちようともしない。
ぬめりひろがった精液のうえに、上塗りのようにさらに射精が続く。
慎平はというと、まさか自分の妹の顔めがけて射精しているとは気づいていないのか、、
思うさま欲望の汚液を鈴口から吐きつづけている。
顔を全体を覆う、粘液のあたたかさと生臭い匂い。
ふと部屋の隅にある姿見に視線を移すと、
鏡には、黄味がかった粘っこい濁液にまみれるあかねの顔が映っていた。
まるでパックでもしているかのように、精液が皮膜のようにへばりつき、
勢いあまったものは前髪を濡らしている。
「これが…お兄ちゃんのせーえき…」
ポッと頬を染めながら、兄の精液まみれになった自分の顔に見とれるあかね。
まぶたに乗った精液がトロ〜リと垂れおち、あかねの大きな瞳に入る。
それでもまぶたをしばたかせながら、鏡から目を離そうとしない。
やがて、あごの先から糸のように垂れ落ちる粘質性の雫を指先ですくいとり、
指でねばねばと弄んだあと、口に運んでみる。
ちゅぷ…
初めて味わう、兄の…いや、男の子種の味。
「…苦ぁ〜い…」
鏡ごしのあかねの顔が、梅干を食べたときのようにしわくちゃになった。
. . . . .
やっと妹から解放され、再び高いびきをかきはじめる慎平。
溜まっていたものをたっぷりと出したせいもあって、その寝顔はとても安らかであった。
「うっ…んぅっ…あふっ…お…おにいちゃんっ…!」
しかし、その横ではあかねが自らの指で自慰にふけっていた。
ショーツをひざのあたりまでずり降ろし、兄に見せつけるように開脚し、
指で花びらを広げ、奥まで見えるようにしながら、空いたほうの指でピンクの花弁をしきりに弄んでいる。
隠すものがないうえに、しとどに濡れた秘所はほんの少し指をあてがうだけでもクチュクチュと嫌らしい音をたてた。
「お…おにいちゃんのっ…そば…で…こんなことっ」
兄の側で自慰…そう考えるだけでも荒くなっていくあかねの吐息。
慎平はあかねの方を向いて眠っているため、ここで目を覚ましたら、あかねの女として一番大事な箇所が全て見られてしまうのだ。
顔中を兄のザーメンまみれにして、はしたなく股を広げ、しかも膣穴までもをおっぴろげにして自慰にふけるその姿を。
「んっ…おにいちゃんっ…おにいちゃんっ!」
赤く充血した淫核をつまみ、いまだ男のモノを受け入れたことのない穴に細い指を挿入し、何度も兄を呼ぶあかね。
「おにい…ちゃんっ」
あごのあたりから垂れ落ちてきた精液を指ですくい取る。
そしてその黄味がかった見るからに濃厚そうな子種がついたままの指を、バージンホールに差し込む。
床の畳にシミを作るほどに溢れる愛液、指を出し入れするたびにクチュックチュッと音をたて、膣穴と指の隙間から新たな愛液が噴出し、更に少女の股間を濡らす。
「お…お兄ちゃんのせーえき、あっ…アソコにいれて…お…オナニーしてるなんて…」
快感のあまり、半泣きのあかね。あまりの背徳的な自慰。
「で、でもっ…とまらないよぉっ!」
絶叫し、更に兄に見てもらおうと腰を突き出すあかね。
噴出したラブジュースが、兄の頬にぽたぽたと降りそそぐ。
ツインテールに編んだ髪を振り乱し、悶える妹の姿が眼前にあるというのに…兄の寝顔は安らかだった。
. . . . .
それから数ヶ月が経ったある日の早朝。
朝食を終えてくつろぐ慎平の側に、後片付けを終えたあかねがやってきた。
「ね、ね、お兄ちゃん!」
嬉しそうに言いながら、慎平の側にちょこんと正座するあかね。
「あかねのココ、さわって」
そのまま問答無用に慎平の手をとり、自分の腹部に導く。
「ん…? なんだ? 太ったのか?」
腹部の不自然な膨らみに、思ったことをそのまま口にする兄、慎平。
「違うよ! バカ慎平!」
頬をぷーっと膨らませ、可愛く怒る妹、あかね。
怒ったかと思ったら、次の瞬間には急に頬を赤くしてうつむいている。
「違うの…あのね…」
まるで愛とおしいものでも守るかのように、自分の腹部を撫でる妹、あかねの口から…
とんでもない一言が紡ぎ出された。
終
これだけされても起きないのかってのは置いといて、これでこのお話はおしまいです。
いつも感想を送って頂いている皆様、お返事書けなくて申し訳ありません。
皆様の感想はしっかりと励みにさせていただいています。