ロシュタリア王宮内・・・・・
アレーレ「アーン!・・・ファトラ様ぁ・・・お許しくださぁいぃ・・・」
先日の夜、ファトラに可愛がられ過ぎた彼女は今朝、寝坊してしまった・・・故にファトラからの「お仕置き」が決行されようとしていた、
ファトラ「ええい!いいから来るのじゃ!!」
随分、楽しそうだ・・・まぁ、ファトラにしてみれば単に楽しみたいだけだ・・・「お仕置き」の理由など何でも良かった、寝坊しようがしまいが、どのみち同じ事だった・・・
アレーレ「ぅぅ・・・あんまりですぅ・・・」
アレーレを見る、全裸、すっぽんぽん、裸、等々・・・一糸まとわない姿で首輪と鎖だけが付けられていた・・・
ファトラ「さぁ・・・散歩に行こうぞ・・・のぅ?アレーレ・・・」
アレーレ「そ、そんなぁ・・・あんまりですぅ・・・」
確かにあんまりだ・・・何しろ全裸で外を引き回される・・・アレーレにしてみれば幾ら「お仕置き」でもたまったもんじゃない!
ジャラジャラジャラ・・・
が・・・お構いなしにファトラが鎖を引き外に向かって歩き出す・・・それに引きずられる格好でアレーレが続く・・・が、
ファトラ「のぉ?アレーレ、何故立って付いてくるのじゃ?・・・首輪に鎖、犬は四つん這いと相場が決まっておろうが!這って着いてくるのじゃ!」
アレーレ「ぅぅ・・・はいぃ・・・」
逆らっても無駄・・・そんなことはアレーレが一番良く知っている・・・素直に四つん這いになった・・が、
ファトラ「アレーレ、「ワン」じゃろぅ?のう?」
アレーレ「・・わ、わん」
ファトラ「はーはっはっは!良いぞ!さぁ、散歩に連れていってやろうな、嬉しいじゃろう?」
アレーレ「わ、わん・・・わん!」
なかばやけくそになって吠えるアレーレ・・・
アレーレ(ぅぅ・・・嬉しくないですぅ・・・)
が、向かう先は・・・
アレーレ(!!こ、この先って・・・)
思わずファトラを見上げた・・・楽しそうだ、こんな時のファトラに逆らっても無意味だが・・・それでも・・・
アレーレ「い、嫌ですぅ・・・許してくださぁいぃ・・・」
ファトラ「ダメじゃ!・・・それに「ワン」じゃろう・・・お仕置き追加じゃ!」
もう、何を言っても無意味・・・嫌、言えば言っただけ更に悲惨になる・・・が、何とか踏みとどまろうとするアレーレ、
対してグイグイッと引っ張るファトラ・・・軍配は体格の差によって決まった、
ガラガラガラ・・・
扉が開かれた、途端
ザワザワザワガヤガヤガヤ・・・・・
宮廷前広場・・・休日ということもあり、辺り一面の人、人、人、・・・昼間から酒を飲み交わす男、辺りに並ぶ露店、露店で品定め中の女性、それに連れられた子供、ひなたぼっこしている?ケ老人、老若男女、少年少女、中年男女、老夫婦、子連れの夫婦・・・エルハザード中の人が集まったようなにぎわいだ・・・そんなところに現れた、見るからに高貴な・・・身分のかなり良さそうな服を着た女性と、その下で鎖に繋がれた全裸の少女・・・人目を引かないはずが無い!
ドヨドヨドヨドヨ・・・
一気に騒ぎになり掛ける・・・が
男1「?なんだ?ありゃ?」
女1「ちょっと!何見てるのよ!」
男2「おいおい!変態か?」
男3「バカ!よく見ろ!ファトラ様だぞ!口を慎め!」
男2「ゲッ!マジ!第二王女のファトラ様だってよ・・・ヤッべー・・・」
男4「くわばらくわばら・・・触らぬ神に祟り無しってね・・・・」
女2「もう、行きましょうよ・・・なんか気分悪く成っちゃった・・・」
女3「え、ええ・・・でも、可哀想・・・」
女4「でも、四つん這いで着いてきてるんだからあの子も只の変態じゃないの・・・」
子供1「ママぁ、あのお姉ちゃん、すっぽんぽんだよぉ?」
母1「ま!ダメよ!あんなモノ見ちゃぁ・・・ほら帰るわよ!」
子供1「?うん・・・変なの」
老人1「なんか、騒がしいのぉ・・何じゃ?」
老人2「は?何じゃと?ああ、わしゃ今年で・・・」
あちこちから「ヒソヒソ」「ボソボソ」と言ったざわめき、当然アレーレにも聞こえているだろう・・・
アレーレ「ぅぅ・・・嫌ぁ・・・」
ファトラ「「ワン」じゃ!」
アレーレ「・・・わ、わん・・・グズッ・・・」
広場にいた者の内、半数以上はファトラに恐れをなし、逃げるように去っていった・・・が、怖い者見たさと、好奇心、そして多くの男達は何かを期待して・・しかし、距離は置いたままさりげなく見つめている・・・
ファトラ「はっはっは・・・アレーレ?なかなかいい天気じゃのぉ?」
アレーレ「ぅぅ・・・わん」
アレーレ(は、恥ずかしすぎますぅ・・・こんなのぉ・・・)
それはそうだ、四つん這いでは後ろにいる者達からは刺すような視線が送られてくる・・・剥き出しになった秘所は覆う物も無く、全て丸見えだ!
酔っぱらい1「ヒック・・・おい、見ろよ・・・良いけつじゃねぇか?・・・ヒック」
酔っぱらい2「おお!すっげぇ!ファトラ様も粋だねぇ」
酔っぱらい3「ヒック・・・酒の肴にゃ最高じゃねぇか!」
酒に酔った男達はわざわざアレーレの後ろに回り込んで屈みながら突き刺さるような視線を送っている・・・
アレーレ(見、見ないでぇ!・・・酷いですぅ・・・)
が、口を開けばお仕置きが待っている・・・少女に出来ることは何も言わず黙ってファトラの後を這いつくばって着いて行くだけだ・・・
子供2「おねぇちゃん?何してるの?」
と、その時、何も知らない小さな女の子がファトラに声を掛けた!
ファトラ「ん?何をしているかじゃと?・・・ふっ、散歩じゃ!犬の散歩じゃ!」
子供2「えっ?このおねぇちゃん・・・おいぬさんなの?」
ファトラ「そうじゃ、なかなか変わった犬じゃろう?」
ギャハハハハ・・・
酔っぱらい達がその光景を見て更に笑う・・・
アレーレ(そ、そんなぁ・・・ぅぅ、ファトラ様ぁぁ)
涙を湛えた瞳でアレーレがファトラに救いを求める・・・ハッキリ言って意味がない!そんな目で見つめられれば更に虐めたくなるのが人情だ!
ファトラ「どうじゃ?「お手」やってみるか?のぉ?」
子供2「えっ・・・でも、咬んだりしない?」
子供は純粋だ・・・完全にアレーレを犬だと思いこんでいる・・・アレーレにしてみればこんなちっちゃい子に犬扱いされる屈辱から今にも泣き出しそうだ!
ファトラ「大丈夫じゃ!ちゃぁんと躾てあるからのぉ」
子供2「う、うん・・・それじゃぁ・・・おて!」
差し出された手、・・・やらねば・・・また、「お仕置き」が・・・
アレーレ「・・・わ、わん・・・」
差し出されたちっちゃな手に自分の手を重ねる・・・
ギャッハハハハ!!
酔っぱらい達は面白そうに・・・ある者は気の毒そうに・・・または興味深そうに・・・だが、相手が相手だ!この大国ロシュタリアの第二王女に逆らってまでアレーレを助けよう等という奇特な人間は1人いない・・・
アレーレ「・・グズッ・・・ゥゥ・・・」
子供2「あれ?・・・おいぬさん、泣いてるよ?」
ファトラ「ふっ・・・この犬は泣き虫でな・・・気にするでない!」
子供2「??・・・うん」
母2「!!ファ、ファトラ様、申し訳御座いません!ダ、ダメよ・・・ほら、行きますよ?」
自分の子がこのプレイに参加しているのを見つけた母親が血相変えて飛んでくるとそそくさと子供の手を引いて去っていく・・・
子供「うん・・・おねぇちゃん、ばいばーい!」
それに合わせファトラも手を振ってやりながら今度はアレーレを一本の木の根本まで引きずっていく・・・
男6「なにすんだろ?・・・なぁ?」
男7「何って・・・犬だってんなら決まってるじゃん!」
男6「何?決まってるって?」
男7「マーキングだろ!きっと!」
酔っぱらい4「おっ!いいぞぉ!ジャーっとやってくれや!」
酔っぱらい5「そうそう・・・犬のオシッコだからなぁ・・・臭そーう・・・」
ギャハハハ!!
アレーレ(そ、そんなぁ!!ファ、ファトラ様ぁ!)
再び救いを求めるアレーレに対し、無情にも、
ファトラ「だ、そうじゃ・・・さぁ、して貰おうか!のぉ?」
アレーレ「きゅ、急に・・・出ないですぅ・・・ぅぅ・・・」
ファトラ「誰が喋っていいと行ったのじゃ?・・・お仕置きの追加がよいか?」
アレーレ「!!わ、わんわん!!」
ギャハハハハ!!
恐怖のあまり大声で鳴いたアレーレの声を聞いた酔っぱらいが笑いながら囃し立てた!
酔っぱらい6「ジョロジョロやっちまえよ!子犬ちゃぁん!」
酔っぱらい7「ギャハハハ!!見物だなぁ!」
ファトラ「出ない・・か?」
アレーレがコクコクと頷く・・・が、
ファトラ「言うことも聞けん様な駄犬など入らぬ!」
そう言うとファトラが鎖を木に縛り付け立ち去ろうとする!!
アレーレ(そ、そんなぁ!!まさか!)
アレーレ「!!わんわんわんわん!!!!」
こんな格好で置き去りにされる恐怖から必死に鳴いてファトラに救いを求めた!
ファトラ「出来るのじゃな?アレーレ?」
今度は素直にコクコクと頷く、が・・・
ファトラ「ならば犬らしく片足を上げるのじゃ!」
アレーレ(ひ、酷すぎますぅ・・・ふぇぇぇん)
アレーレ「・・・わ、わん・・・グズッ・・・」
だが、素直に足を上げた途端、
バタバタバタバタ!!
酔っぱらい達が決定的瞬間を見逃すまいとアレーレの足の上がった方に駆け出して一斉に屈み込む!
アレーレ(そんなぁ・・・ぅぅ・・・見ないでぇ・・・)
が、出ない!・・・嫌、尿意が無いわけではない!こんな格好では冷えてオシッコがしたくなって当然だ!・・・しかし無意識的に尿道が収縮してしまう・・・いわゆる「出るモノも出ない」と言うわけである!
しかし、そんなことを許してくれるファトラではない!
ファトラ「どうした?出ないのならば・・・」
アレーレ「!!わんわんわーん!!」
とうとう鳴き真似ではなく本当に泣きながら下腹に力を込め出すアレーレ・・・
酔っぱらい8「気張りすぎて「ミ」まで出すんじゃねぇぞぉ!」
酔っぱらい9「ワハハハ!!でも見て見てぇ気もするなぁ!」
酔っぱらい8「臭くてたまんねぇぜ!オシッコだけでもよぉ!!犬のション便だぜ!犬の!!」
ギャハハハハ!!
だが、アレーレはそんな屈辱にも耐えながら、己を捨て去って下腹に力を込め、汗まで垂らして子供でも生み出すかのようにいきみだす!
アレーレ「クゥ!・・・ハァハァ・・うーん・・・」
ファトラ「どうじゃ?アレーレ?あまり妾も気の長い方ではないぞ!」
が、その時、
チョロチョロチョロ・・・
酔っぱらい10「おっ!きたぞきたぞ!!ほら!思い切って出しちゃえよぉん!」
酔っぱらい11「ウッヒャァ!しんじらんねぇ!人前でこんな娘がオシッコ垂れ流すかねえ?ほら、もっと足上げろよ!」
酔っぱらい10「犬だよ!犬!人前でしても平気なんだろ?犬はさ!」
ギャハハハハハハハ!!!
いつの間にか酔っぱらいが増加している・・・騒ぎは人を呼び、人が騒ぎを呼び、それは留まるところを知らずに膨れ上がる!!
ジャバジャバジャバジャバ!
一度、堰を切ったモノは更に勢いを増しながら木に当たって音を立てながら流れ落ちる・・・と、同時に少女の心も音を立てて崩れ落ちる・・・
アレーレ(わ、わた・・・し・・・こんな所・・・で・・・)
涙も流さず茫然となる・・・信じられない・・・
ファトラ「いつまでしておるのじゃ!まったく・・・この犬は!」
そんな文句をいいながらも吹き出しそうなのを堪えている・・・楽しいのだろう、かなり!
アレーレ「ぁぁ・・・わ・・・ん」
ギャハハハハ!!
酔っぱらい達が笑う、嫌悪の表情を浮かべる人、同情のまなざしを送る者、欲情してしまった者もいる・・・だが、共通していることがある!みんな・・・見ている!
アレーレ「・・・フ、フェェェェン!!」
とうとう、泣き出した!それが更なる恥辱を与えることになろうとも・・・
ファトラ「ええい!!泣くのならば「ワン」じゃろうが!!お仕置きじゃ!!!」
アレーレ「!!グジュ・・・ワン!グズッ・・・ワ゛・・ン゛!!」
かぶりを振って必死に許しをこう!が、却下された・・・ファトラはそんなに甘くない!
タッタッタッタッタ!!
その時、足音が近づいてきた!
近衛兵1「何だ!この騒ぎは!!何をしている!!」
騒ぎを聞きつけたのか、近衛兵達が駆け寄ってくる!
アレーレ(た・・・たすかったぁ・・・やっと)
終わる!・・・・そう思った・・・が、
近衛兵2「ん?・・・!!こ、これはファトラ様!」
忘れていた・・・ファトラは・・・王女だった・・・
ファトラ「何じゃ?ふんっ・・・妾に何用じゃ!」
近衛兵3「い、いえ!何でも御座いません!!」
近衛兵4「し、しかし・・・これは一体・・・」
ファトラ「見て判らぬか?犬の散歩じゃ!」
近衛兵5「は、はぁ・・・そ、そう言うことでしたら・・・その・・・しかた・・・ありません・・・のですが・・」
アレーレ(そ・・・そんなぁ!!も、もう・・・)
やっと終わると思ったのに・・・この窮地を救えるとしたら第一王女のルーン王女ぐらいだ・・・しかし、ルーン王女は只今、外交によって諸国を訪問中・・・だからこそここまでファトラは好き勝手やっているのだが・・・
アレーレ(ってことは・・・ファトラ様がやめない限り・・・)
最後まで考えたくはなかった・・・
ファトラ「ん?おい!其処のお前!そうじゃ!おまえじゃ!!」
商人1「は、はい!!何で御座いましょう?」
突如、声を掛けられた露店の商人が直立した・・・声が震えている・・・
ファトラ「それとそれを持って参れ!そう・・・それじゃ!」
商人1「?こ、此で御座いましょうか?」
ファトラ「うむ・・・おい!近衛兵!これに水を汲んで参れ!」
近衛兵6「はっ!かしこまりました!」
渡されたモノ・・・壺だった大きな壺に水を汲んでこさせると小さな壺の底を割って欠片を取り除く・・・
近衛兵6「も、戻りました・・あの?」
ファトラ「持っておれ!・・・さぁ、アレーレ・・・お尻を上げるのじゃ!」
アレーレ「ぅぅ・・わん!」
アレーレは何をされるのか判らない恐怖と言うことを聞かなければ更に恐ろしい事をされる恐怖に板挟みになる・・・が、上げるしかない・・・
ズズッ!!
アレーレ「あう!い、痛いですぅ!!」
突如、お尻の穴に突き刺さった小さな壺・・・底がない壺だ・・・
ファトラ「「ワン」じゃろう?」
アレーレ「わ・・わぁん!!わんわぁん!!わぁん!!」
もう捨て鉢になって必死に「わんわん」と叫ぶ!
惨めだった・・・衆人観衆の中、素っ裸でお尻に壺を突っ込まれ、泣きながら犬の鳴き真似をして、更には・・・
ファトラ「おい!近衛兵!アレーレを抱えろ!そう・・・逆さにじゃ!」
近衛兵7・8「は、ははっ!!」
近衛兵は2人掛かりで気の毒そうにアレーレを逆さまに抱えた・・・
グイッ!!
ファトラが足を持って強引に拡げた!
アレーレ「わぁんわぁん!!わぁぁぁん!!!」
アレーレ(早くぅ・・もう、おわってぇ・・・)
まだ、何をされるか判っていない・・・最悪の事態が待っているのに・・・
酔っぱらい12「ん?なにすんだろ?」
酔っぱらい13「それにしても・・・うっひゃぁ・・・丸見え」
ファトラ「おい!その水を注ぐのじゃ!」
!!!!!!!!!!!
皆が一同に理解した・・・一番理解したくない本人もが・・・
アレーレ(ひ・・・酷すぎますぅ・・・ファトラ様ぁ!)
三度救いを求めて見つめた・・・無駄だと判っていても・・・それでも・・・
近衛兵6「あ、あの・・・その・・・幾ら何でも・・・」
ファトラ「なんじゃ?何か言いたいことがあるなら申せ!」
近衛兵6「い、いえ!何でもありません!・・・失礼します・・・」
ゴッポゴッポゴッポ・・・
アレーレ(つ、冷たぁい・・・ぅぅ・・・さ、寒いですぅ)
アレーレ「ワァンワァンワァンワァン!!!」
これ以上のお仕置きなどゴメンだ!必死に泣き叫び許しをこう・・・が、
ファトラ「ふっ・・・なにか・・・鳴いておるな・・・」
聞いちゃいない!愕然としてしまう・・・
ゴッポゴッポゴポポォォ・・・・
全ての水・・・1000ccはあっただろう・・・1000ccもの水が注がれた・・・
ズルズル・・・
アレーレ「ヒグッ!・・・わ・・・ん」
お尻の穴から小さな壺が引き抜かれた・・・
ファトラ「よいぞ!下ろしてやれ!」
近衛兵7・8「は、ははっ!!」
あまりの事態に茫然としていた近衛兵達も我に返った・・・否、広場の人間全てが我に返った・・・
が、今度は皆シーンと静まり返っていた・・・
グルルルル・・・ゴロロロロロ・・・
静まり返った広場に響くアレーレのお腹の音・・・紛れもなくそれは・・・
アレーレ(お、お腹がぁ・・・痛ぁい!・・・こ、このままじゃ・・・でも・・・喋ったら・・でも・・・このままじゃ・・・でも・・・)
葛藤が続く・・・その結果、
アレーレ「お・・おトイレぇ・・・行かせて・・・下さぁい・・ファトラ様ぁ」
ファトラ「喋りおったな?アレーレ!・・・お仕置きじゃ!可哀想にのぉ・・・喋らなければいかせてやったものを・・・」
どう考えても嘘だ!ワンでは「判らない」と言いながら、喋ったら「お仕置き」理不尽、此処にきわまれり、といったところか・・・
アレーレ「わぁんわぁん!!わぁぁあああん!!」
泣き叫びながら広場のど真ん中、かぶりを振って犬の鳴き真似をする・・・ファトラが許してくれることだけをしんじて・・・脆くもその願いは破られた!
ファトラ「ほぉ?・・・何か、鳴いておるな?」
アレーレ(ぅぅ・・・酷すぎますぅ・・・このままじゃ・・わ、私ぃ・・・は、恥・・・か、かいちゃぅぅ・・・ぅぅ)
その時は刻一刻と迫りつつあった・・・
グルルル・・・ゴロロロォォォォ・・・
酔っぱらい14「おい・・・これってやっぱり・・・ゴクッ」
酔っぱらい15「ああ、犬の・・・ウンチ?」
酔っぱらい16「なんか俺、酔いが醒めちまった・・」
酔っぱらい14「俺も・・・しかし・・・人前でねぇ・・」
酔っぱらい15「クッせぇだろぉなぁ・・・こんなとこで漏らしたりしたら・・・」
酔っぱらい16「おい!この距離じゃかかっちまうぜ!もっと下がれよ!」
笑うのも止め、みな固唾を飲んでその時を待つ・・・いたたまれなくなったのか、何人かは黙ってその場を離れていく・・・が広場にはまだ数千人の観衆がいる・・・その視線は広場の中心部に集中していた・・・
アレーレ「・・・わ・・ん・・・ぁぁああ・・・わぁぁぁあああああああああん!!!!」
突如、アレーレが一際、大きく鳴いた途端、
ブシャーーー!!!
四つん這いのまま、およそ3m程、先まで水柱が上がった!!
酔っぱらい14「うわ!出た!すっげぇ!!」
酔っぱらい15「ウッヒャァ!とんでもねえ犬だ!」
ブビビ!!ビビビィィ!!ブブビィィ!!
ガスと混じり合った水とその中に混じった便塊が一気に吹き出していく・・・
アレーレ(ぁぁ・・・わた・・・し・・・)
まさか・・・そんな・・・きっと・・夢・・・
ギャハハハハハハハ!!
酔っぱらいが騒ぎ出した!
酔っぱらい17「うわ!クッせぇ!!ひでぇなぁ!!」
酔っぱらい18「どうすんだよこれ!うわ、まだ出してるし・・・」
酔っぱらい19「あのちっこい躯の何処にこんだけためてやがったんだ?・・・すっげぇ!」
ファトラ「アレーレ?「ワン」じゃろう?」
アレーレ「ぅぅ・・わ・・ん・・わぁん・・・わんわんわん!!わぁぁぁぁんわぁぁぁぁん!!!」
ギャハハハハハハ!!
ブビビビビ!!!
アレーレ(ぁぁ・・・また・・・出ちゃうぅぅ・・・酷いですぅぅぅ・・・グズッ・・・ぅぅぅ・・・)
再び吹き出した軟便・・・それらが積もって山となっていく・・・
ファトラ「アレーレ・・・ペットの糞は飼い主が持って帰らねばならんのだぞ?・・・少しは遠慮したらどうじゃ?」
アレーレ「わぁぁぁん!!わぁぁん!わぁん・・・わ・・・ん・・・ふ・・ふぇぇぇぇん・・・グジュッ・・・グズッ・・・ゥゥゥ・・・」
ファトラ「お仕置きじゃ!ワン以外はお仕置きじゃと言ったろうが!!」
アレーレ「も、もう・・・おゆるしくださぁいぃぃ・・・ファトラ様ぁ!!」
ファトラ「ダメじゃ!!」
ギャハハハハハハハ!!!
いつの間にかみんなが自分を指さして笑っていた・・・
ア・・アレ・・・何だろ?・・・アレー・・・アレーー・・・レ・・・アレーレ・・・??・・・・アレーレ・・・アレーレ!!
アレーレ「は、はい!!」
ファトラ「アレーレ!!何時までねておるのじゃ!!さっさと起きぬか!」
アレーレ「えっ?!こ、此処は?・・・」
見回すと見慣れた風景・・・ファトラの寝室だった・・・
ファトラ「姉上が今日から留守にするそうじゃ!さっさと起きぬか!妾は忙しいのじゃ!!」
アレーレ「は、はい!ファトラ様ぁ!」
アレーレ(な・・・何だ・・夢だったんだぁ・・あー・・・びっくりしたぁ・・・)
ファトラ「全く・・・寝坊などしおってからに・・・」
ガチャリ!
アレーレ「あれーれ?これは?」
首輪が填められた・・・
ファトラを見ると・・・笑っている
ファトラ「お仕置きじゃ!アレーレ!」
初めに戻る・・・
サナ「うふふ・・・ハーデスさん?一番都合のいい夢おちですね?」
ハーデス「はい・・・いやぁ・・・書きやすいなぁ夢おち・・・って落ちてないじゃん!」
サナ「うふふ・・・地獄に落として上げましょうか?うふふ」
ハーデス「いいです・・遠慮します・・・」
サナ「あら?今度はこの子なんですね?うふふ・・・可愛い子・・・この子もやっぱり・・・」
ハーデス「ええ、彼女は白鳳院綾乃エリザベスさんです!」
サナ「何人なんですか?」
ハーデス「紛れもなく日本人です・・・はい」
サナ「っていうかなんだか大和撫子って感じですねぇ」
ハーデス「ええ・・大好きなキャラです!いろんな意味で・・・」
サナ「あら?お相手は・・・涼さんなんですね?ってことは・・・」
ハーデス「ええ・・・そっち系でしょう!でわ!皆さんさよーならー!!」