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プレゼント 第三話 羞恥のパジャマパーティー(金曜日)
夜行性/文


  「……うん、それじゃぁ、明日の午後には行けると思うからよろしくね」

  ピッ

  木曜の夜、瑞希は自分の部屋を見回し、少し大きめなスポーツバックに目を落す。

  『チーム一喝』と『ぶらざー2』のトレードによって入れ替わった瑞希の歓迎会の名目で、金曜の午後からメンバーの三人の部屋に招待されている。

  その約束をする前後に瑞希の身に降りかかった災難は暗い翳りと、忘れる事の出来ない羞恥の炎を刻み込んで過ぎ去っていったが、その後の数日間は、嘘のように平和な日々を過ごしていた。

  「準備よしっ!後は明日の講義を受けるだけね」

  全てを忘れるには時間が足りないが、それでも一人で部屋に篭もっているより四人で騒いでいる方が気が紛れるだろう。

  金、土、日の二日半を美穂たちのマンションで過ごし、月曜日の講義は彼女達も一緒に受けるため車で送ってくれるという。

  最後に下着や洗面用具の確認をして明かりを消した。

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  「………イヤァァァァァ!!」

  夜明けにはまだ少し早い、東の空はようやく明るくなり始めたばかりで、建物のシルエットがうっすらと浮かび上がってくる頃に瑞希が悲鳴と共に飛び起きた。

  「ハァ…ハァ…ハァ……また……なの?……もうイヤだよぉ……和樹ぃ……エック……」

  最近の瑞希は夢見が悪い、原因はわかっている、先日の公園での一幕が繰り返し夢の中に出てくるのだ。

  公園から周りを見知らぬ男達に囲まれて通りを歩かされ、部屋まで帰ってくる。

  本当はオーバーオールを身に付けていた筈だが夢の中の瑞希は裸に剥かれたまま、何一つ身に付けずに歩かされていた。

  自分の夢なのに何一つ瑞希の意思に従う事もなく、硬く尖った乳首も、蜜を垂れ流しながらクチャクチャと音を立てる股間の襞も、見せつけるように通りを歩いていく。

  肌を隠そうと伸ばす手は、胸を揉み、襞を掻き分けて指を擦り付ける事しか出来ず、往来の真ん中にしゃがみ込んで男達の視線に身体中を嘗め回されながら絶頂を味わってから目が覚める……。

  その夢を見た後は必ず股間を濡らし、時には失禁したりする事もあった。

  瑞希自身、情けなくなって濡れた下着を洗いながら涙を流すが、夢の内容を思い出す度にその心の奥に熾火のように熱いものが疼いている事にだけは気付かないように振舞っていた。

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  「えーと……ここね」

  代々森駅の西側にあるマンションの一室にメモを片手にした瑞希がやってくる。

  ピンポーン

  呼び鈴が軽い電子音を鳴らし、中の住人に瑞希の来訪を告げている、しばらくするとごそごそという音と気配がドアの向こうに現れ、勢いよくドアが開いた。

  「いらっしゃーい瑞希ちゃん」

  「あ……まゆちゃんこんにち……ハァ?」

  瑞希の視線が挨拶のために下げたまま固定される。

  「……あ…あんまり見ないでくれる?」

  瑞希を出迎えたまゆの姿は同性であっても冗談として笑えるものではなかった。

  まゆが身に着けていたのはエプロンだけで、それ以外の肌の全てが瑞希の前に晒されていた。

  「……と…その格好って?」

  「その話は後でするから!とにかく入ってよ瑞希ちゃん」

  絶句し固まっている瑞希を、周囲を気にしていたまゆが慌てた調子で玄関に引きずり込む。

  「…で?まゆちゃんが何でこんな格好してる訳?」

  頭が痛いというように、こめかみに指を当てながら瑞希が問い掛けると、まゆはエプロンがはだけるのも構わずに、いきなり瑞希の胸に顔を埋めるように抱きついて泣き出した。

  「瑞希ちゃ〜ん、聞いて!ボクのウォン様が負けちゃったのー」

  「はぁ??」

  訳がわからずにまゆを抱き留めながら見下ろしている瑞希の目の前には、剥き出しになった尻が冗談のようにゆれている。

  胸の谷間に頬を擦りつけるように振りながら「ウォン様がウォン様が」と繰り返すまゆに辟易しながらも、剥き出しのまま振られているお尻から瑞希は目が離せずにいる、フルフルと揺らされる双乳の感触に頬を染めつつ、どうしようかと悩んでいると奥の方から声が掛かる。

  「まゆー瑞希ちゃんを上げてやりなさいよー」

  「そうですよ、いつまでもその格好でいるつもりですか?」

  美穂と夕香の声にビクッと姿勢を正したまゆが、赤くした頬と、少し潤んだ目で瑞希

  に微笑みかけてリビングの方に案内する。

  「ゴメンね瑞希ちゃん、ようこそいらっしゃいましたぁ♪こちらにご案内いたしまぁす」

  「…あ……う、うん」

  「アンッ、瑞希ちゃん。あんまり見ないでよぉ……ボクだって恥ずかしいんだよ」

  肌を桜色にしたまゆがそう言いつつも隠す訳でもなく、さらに見せつけるように尻肉にえくぼを浮かべるように腰を揺らして見せる。

  「……うん」

  返事をしたものの、頬を染めた瑞希の視線は、まゆの尻に吸い付けられたままで、リビングまでついて行った。

  「いらっしゃーい瑞希ちゃん」

  「少し待っていただけますか、もう少しで決着がつきますので」

  「それは夕香のエミリオ君が負けてくれるって事ね」

  「いいえ、美穂のキース様が敗れるという事ですわ」

  「言ったなー」

  瑞希を出迎えたのは振り向きもせずにコントローラーを構えた美穂と夕香の後ろ姿で、二人が見つめているTV画面に映し出されているのは四角いフィールドに囲まれた空間の中で二人のキャラクターが縦横に飛び回っているタイプの格闘ゲームだった。

  ブルーを基調にしたコスチュームの銀髪のキャラクターが飛び道具を打ちながら光の羽を生やした少年のキャラクターを画面の隅に追い詰めていく。

  「どぉ、このままギブアップした方がいいわよ、キース様にだって慈悲はあるわ」

  美穂が得意げに夕香に話しかけている、その間にも攻撃の手は緩めない。

  夕香の方はガードを固め、少しづつ画面の中を移動している、意外と余裕があるようだ。

  「お断りします、エミリオ君はそのくらいでは負けませんもの」

  そういいつつ、攻撃の隙間を縫うように素早く画面の下の方に抜け出ると光の矢を打ち出した、その矢は別の場所に浮かんでいる結晶に当たると方向を変えて、美穂の操っている「キース様」の背中に当たる。

  そのまま動きの止まった「キース様」に滑るように近付いて連激を叩き込むと「キース様」は壁に挟まれたまま反撃も出来ずに下に落ちていった。

  「ああーっ!あたしのキース様がー」

  「美穂は油断をしすぎです。決定ですね」

  「あたしのキース様がぁぁぁ」

  「あのぉー…なにしてたの?」

  瑞希がさっきのまゆとダブるような反応をしている美穂を指差して夕香の方に質問をする。

  その顔には疑問符がいくつも浮かんでいた。

  「えーとわかり易く言えば賭けですね、勝った人が負けた人に命令できるんです」

  「夕香ぁ、恥ずかしかったよー、瑞希ちゃんだからいいけど他の人だったらどうする気だったの?」

  いまだに裸エプロンで瑞希の隣りに立っているまゆがどうにか肌を隠そうとでもするように手をあちこちに触れながら夕香に抗議をしているが、夕香の方はいつもと変わらない笑顔でまゆに答えている。

  「もちろんそのまま出てもらいましたよ、条件は今日のお出迎えにその格好をする事でしたから。それにまゆも結構ノっていたじゃないですか」

  「ううーん、確かにそうだけど」

  「じゃあ美穂ちゃんは?」

  いまだに画面の前で魂が抜けている美穂を指差し、瑞希が二人に聞くと。

  「「料理当番!」」

  という答えが笑顔と共にハモって返ってくる。

  「キース様ぁぁぁぁ」

  ただ一人、美穂だけが泣き声だった。

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  「それでは、我が"チーム一喝"の新メンバーとなった高瀬瑞希ちゃんの歓迎会を開催したいと思いまーす」

  私服に戻り、リビングの正面に立ったまゆがグラスに入ったビールを手に音頭をとる。

  テーブルを囲んだ美穂、夕香、瑞希もそれぞれのグラスを軽く掲げてまゆの台詞を待っていた。

  「瑞希ちゃん、これから二ヶ月よろしくね♪カンパーイ」

  「「「カンパーイ♪」」」

  グラスが触れる涼しい音色に彩られ、ささやかな宴会が始まる。

  テーブルにはいくつかの料理が目を賑わせ、四人の話に華を添えている。

  「これ美味しー」

  「ああ、それ瑞希ちゃんが作った奴よ、瑞希ちゃんって料理上手なんだよ」

  「……それ程じゃないけど」

  「美穂ぉ、料理当番は美穂で、瑞希ちゃんはお客さんじゃなかったの?」

  まゆがジト目で美穂を睨んでいるが、美穂の方は涼しい顔だ。

  「瑞希ちゃんが手伝ってくれるって言ってくれたのよ、いいじゃない」

  「それでも、ペナルティーですね、"後"で覚悟しておいてください」

  「え゛?」

  夕香の冷めたツッコミを聞いた美穂が顔を引きつらせて引くが、その頬は赤く染まっている。

  「そんな、私が言い出したんだから二人とも怒らないで…ね」

  「ウーン瑞希ちゃんがそう言うんなら」

  「しょうがないですね、"今"は許してあげましょう」

  少し困ったようなまゆと、クスリと笑って夕香がグラスを傾けていた。

  ビールを空け、料理をつまみながら話している四人だったが、かなり酔いが回ってきた頃、和樹の話題になった時に、場の雰囲気が少し変わってきた。

  「……ねえ瑞希ちゃん、千堂君の事が好きなの?」

  「ぶっ!!…な…なによまゆちゃんいきなり」

  派手な音でビールをグラスの中に吹き戻しながら、慌てた瑞希がまゆに向き直る、その顔は見る間に赤くなって、茹で上がっているようだ。

  「まゆぅ、これ見ればわかるじゃない、野暮ってモノよ」

  「そうですよ、わかりきっている事を確認するのは失礼ですよ」

  慌てる瑞希を肴にビールをあおる美穂と夕香がはやし立てるが、瑞希の方はそれどころではない。

  「そッ……そんな事はないわよ、和樹とはただの友達で……」

  「ただの友達がコスして売り子までする〜?」

  「それも初めのうちは、漫画を書くのに反対してたそうじゃないですか」

  「それなのにお弁当作って来たりしてたんだって?」

  「どうしてそれを……」

  「去年せんどー君の家に遊びに言った時にボク達に話してくれたんだよ♪」

  「……和樹ぃぃぃ」

  今度合ったら絶対に殴ってやる、と心に決めながら震える瑞希が怒りのオーラを漂わせていると、以外にも三人が真面目な顔で、瑞希に向かって口を開いた。

  「前にも言いましたけど、玲子のいいライバルになってあげてくださいね、さすがに応援は出来ませんけれど」

  「玲子って今まで男の人を好きになった事が無かったからね、付き合い方がわからなくて悩む事もあるだろうし、そんな時に傍にいて話をして欲しいな」

  「ボク達が心配してたのは本当だよ、一番最初に彼氏が出来たのが玲子なのは驚いちゃったけどねぇ」

  普段はお気楽な言動が目立つが本質的には仲がいい四人がお互いの心配をしているのが判り、瑞希も素直に微笑を浮かべていた。

  「うん……ありがと……」

  「瑞希ちゃんも玲子からせんどー君を取っちゃう位のつもりでアプローチしなきゃ」

  「だから美穂ちゃん、どーしてソコに話がいくのよー」

  「やっぱり一人だけ彼氏を作るのは反則ですから」

  「それならさ、せんどー君をボク達で取っちゃおうか?」

  「………………本気なの?」

  「あくまで可能性です、私達だって千堂さんには好意は持っているんですよ」

  夕香が眼鏡に光を反射させながら瑞希に微笑みかける。

  (じ……冗談に聞こえない…………)

  四人揃って酒が回っているので論点のズレが少しずつ狂い出している、それを修正するだけの意識もとうに失われているので、後は流れるままに和樹の何処が気になるのかの暴露大会になっていた。

  「それじゃあ玲子ちゃんが可哀想じゃない」

  「「「え゛〜〜?」」」

  ほんの少しだけ残っていた理性で発言した瑞希に向かって、三人が座った目で睨みつけてくる。

  (……これが地雷って奴かしら?)

  意外と冷静な思考が瑞希の危機感を刺激していたが、身体の方はいい加減自由が効かなくなっている。

  じりじりと三人が詰め寄ってきても、腰が抜けて逃げられず、冷や汗を流しながら笑顔で誤魔化すしか瑞希にできる事はなかった。

  正面から、まゆが潤んだ瞳で聞いてくる。

  「それじゃあ、瑞希ちゃんをもらっていい?」

  「………………はい?」

  右からは、美穂が座った目でたたみ掛けるように詰め寄り。

  「せんどー君の代わりに瑞希ちゃんをもらってもいいかってっ聞いてるの」

  「そ……それは……」 

  左から、トロンとした瞳を眼鏡の奥に覗かせた夕香が告白をするように囁きかけてくる。

  「玲子には千堂君をあげるんですから、代わりが欲しいところですね」

  「なんでそうなるのよぉ!」

  三人は、和樹を取られる事を許す事は出来ず、だからと言って玲子から横取りも出来ず、その「代わり」として誘惑(?)している三人に身の危険を感じながら叫ぶ瑞希を見つめていたが。

  「…………プッ!……アハハハハハ……冗談よ、じょーだん」

  「瑞希ちゃんたら本気にしてるしぃ」

  「さすがに瑞希さんは誘惑出来ませんでしたか」

  弾けるような笑い声で、部屋が満たされていく。

  「…………ちょっとぉ〜」

  一気に力が抜けた瑞希は腰が抜けるようにヘナヘナとその場に崩れ落ちていった。

  「……酔いが回ったわ、シャワーを使わせてくれる?」

  「それじゃあこの辺りでお開きにしましょうか?」

  「そうね、結構飲んだし、明日の事もあるからね」

  「瑞希ちゃん先にお風呂に入ってもいいよ、その間にボク達が片付けておくから」

  「そんな、私も片付けるわよ」

  「いいからいいから、今日は瑞希ちゃんの歓迎会だったんだから、それ位やっとくわよ」

  「そうですよ、ゆっくり入っていてください、意地悪したお詫びです」

  「……それならいいけど……シャワー使わせてもらうわね」

  「「「いってらっしゃ〜い♪」」」

  新メンバー歓迎会は三人が瑞希をバスルームに送り出す声でお開きになった。

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 寝室に使っている部屋に四人がそれぞれの寝間着を着て布団に横になる。

  四人ともシャワーを浴び、部屋の中には石鹸とシャンプーの香りが漂い独特の空間を作り出していた。

  酔いの覚めきっていない頭と、後は寝るだけの気楽さから深夜を過ぎるまでとりとめの無い話をしていたが、さすがに睡魔には勝てなくなってきた。

  「それじゃあ瑞希ちゃんお休みー」

  「おやすみなさい」

  「また明日ね」

  まゆ、夕香、美穂の三人が声をかけて来る。

  「うん、おやすみなさい」

  明かりが消されて暫くすると三人の方から規則正しい寝息が聞こえ始め、瑞希も眠りに落ちていった……………………。

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  「……ふ…んっ……」

  「はぁぁ」

  「んっく……やめて」

  目が覚める時に聞こえてきたのは複数の喘ぎ声だった。

  いつもと違う天井に一瞬驚くが、すぐに今の状況を思い出すと辺りを見回す。

  視線を横に流すと薄暗い部屋の中に白い塊が蠢いているのが目に入った。

  「…………何?」

  「美穂、忘れたとは言わせませんよ、食事当番でのペナルティーを受けてもらいますからね」

  「そうそう、約束を破ったら罰を受ける決まりを忘れた訳じゃないよねッ♪」

  「ひっ!まゆ、指っ指が……曲げないでぇ!!」

  (う……そ……?)

  暗さに慣れた瑞希が息を飲む、白い塊に見えたのは裸になって絡み合う三人の姿だった。

  美穂が仰向けに寝かされ、膝を立てた体勢で夕香が美穂の両手を押さえつけ、美穂と自分の胸の先を擦り合わせるように身体を揺らしている。

  腰の方にはまゆが腹ばいになり、美穂の太腿に挟まれるように顔を埋めながらクチュッ、ピチャと音を立てながら手と頭を動かしていた。

  時折跳ねるように美穂の腰が浮き上がり、その度に甘い叫びをあげるが、二人とも気にしている様子もなく、それどころかさらに動きを激しくしていくばかりだ。

  「ほらぁ美穂、ちゃんと舐めてください、そうすればもっと悪戯してあげますよ、それこそ瑞希さんが起きてしまう位にね」

  「ヤダッ起こしちゃダメ……今は瑞希ちゃんに見られたくない!」

  「それじゃあ、このままやめてもいいですけれど……」

  「夕香ぁ……酷いよぉ……意地悪しないでぇ……キャン!!」

  「そうですよねぇ……こんなに乳首を硬くして気持ち良さそうに声を出して……瑞希さん……本当はもう起きてるんじゃないんですか?」

  無意識に瑞希の身体が強張る、今起きている事がばれたらかなり気まずい事になるだろう、このまま寝た振りをしていた方がいいのだろうか……そんな事を考えている間にも二人は美穂を追い詰めるように攻めを激しくしていく。

  「あっ、まゆ……ソコだけはやめて!……ンッ……アッ」

  プチュプチュと水っぽい音がする度に美穂の腰がずり上がって行くが、それを阻むように夕香が股間を擦り付けている。

  「だめだよ美穂、こんなにいやらしくしてるんだから我慢をする方が体に悪いよ」

  「そんなっ……ヒィィ!!」

  瑞希の所からはどんな状態なのかは見えないが、股間に顔を埋めているまゆが何かしたらしい、反論しかけた美穂が悲鳴をあげて腰を跳ねさせる。

  「美穂も意外と感じやすいですねぇ……もう少しでイってしまうのかしら?」

  体を起こした夕香が優しく囁きながら美穂の尖った乳首をコントローラーのボタンのように指先で押し込んだり離したりを繰り返している。

  「ねぇまゆぅ……もうダメなのぉ……イかせてぇ……」

  追い詰められたように息を切らせている美穂の様子に、二人が唐突に動きを止めた。

  「………………?ねぇ……どうしてぇ……イきたいのぉ……夕香ぁ…まゆぅ…イかせてよぉ…もっとぉ」

  甘えるように美穂が二人に向かって続きをねだる声が瑞希の耳にも届いてくる。

  予想もしていなかった光景が目の前で繰り広げられている事に、瑞希はこれも夢なのかと疑ってしまうほどだったが、美穂の快楽をねだる声に反応して硬くなった乳首がパジャマの布に擦れていく感触がはっきりとした事実として身体の芯に火を灯していく。

  (な……何してるのよ三人とも……私がココにいるのに、本当に今起きたらどうするつもりなの?)

  そう思いつつも起き上がる訳にも行かずに、寝たふりを続けていくが。

  「お願いしますぅ……あたしをイかせてください……このままじゃ……おかしくなっちゃいますぅ……夕香ぁ……もっと胸を触ってよぉ……まゆもぉ……ねぇ、嫌がらないからぁまゆの好きにしていいからあたしをイかせてぇぇ!」

  だんだんと美穂の声が大きくなっていくうちに瑞希の身体にも変化が出てくる。

  (ダメよ!……こんなところでシたら三人にばれちゃう!)

  火照り出した身体を何とか誤魔化そうと、自分の身体を抱きかかえるように手を回しても、一向に身体の疼きは収まる気配がない。

  それどころか、意識を自分の快楽に集中したために明確に自分の身体に起こった変化を自覚してしまい、股間から粘りのある液体が染み出してきた。

  (フゥ……ダメッ!私も……感じてる……)

  夏用の薄い掛布団の中で、絡み合っている三人に気付かれないようにパジャマの隙間に手を滑り込ませ、うっすらと汗の浮かんできた肌を撫でていく。

  三人の方はそんな瑞希の様子に気付かないのか、美穂に左右から覆い被さるように体勢を入れ替えていた。

  今まで弄られていた秘所にどうにか刺激を与えようと両足を擦りつけるようにモジモジと腰を捻る美穂の耳元に二人が囁きかけていく。

  「美穂、イかせて欲しかったら私達を先にイかせて下さいね」

  「そうだよっ!美穂のペナルティーなのに先にイったりしたら意味ないよ、ちゃんとボク達を気持ち良くしてくれたらボクがたーくさん美穂をイかせて上げるよ……ンフッ♪」

  自分で勝手に自慰を始めないように夕香とまゆの二人が美穂の手足を押さえつけて言い聞かせている。

  「ほんとに……?夕香とまゆをイかせればいいの?……約束よ……まゆ」

  右手を押さえていたまゆに向けて潤んだ瞳を向け、桜色の唇を薄く開き、少しだけ覗かせた舌を示す、それだけで美穂の意思はまゆに伝わり、押さえていた手を放したまゆが唇を近付けていく。

  ……チュプ…ピチャッ……チュッ……クチュ………。

  「ンプッ……あ……はぁぁぁ……んーっ……ぷはぁっ」

  くぐもった二人の呻き声が湿った肉が擦れているように響く音の合間に聞こえてくる。

  瑞希は目を閉じて寝たふりをする努力をしながらも、時折薄目を開けて三人の様子を見ながら両手を肌にこすりつけていくが、その手はだんだんと大きく動き出し、快感を掘り起こすように熱くなった双乳を揉みほぐし、本来の意味を無くしているほどに湿った(すでにそう呼ぶには潤いすぎている)下着の中へと指先が潜り込んでいく。

  (やめなくちゃ……ばれちゃう……フ……ンッ!)

  「フ……ンッ!」

  遂に、痛いほどに尖った乳首と股間の突起に指先が届き、ビクッと震えた拍子に声が漏れる。

  (……!!聞かれた!?)

  乳房と股間のふくらみに指を食い込ませるように固まったまま、瑞希が三人の方を確認する。

  美穂が覆い被さるようにキスをしたまま、片手でまゆの乳房をなで、もう一方の手で秘所の奥に指を滑り込ませようと蜜を絡めている美穂の後姿と、軽く腰を浮かせて、肩を窄ませるようにして両手を太腿の間に挟みクチャクチャと音を立てる夕香の背中だけが瑞希の方を向いていた。

  三人は己の行為に没頭しているようだ、誰も今の吐息に気が付いた者はいないらしい。

  (もう……だめ……)

  自分に都合のいい判断だとは解かっている……、それでも一度燃え上がった快楽の炎を静める方法を知らない。 

  瑞希の手がさっきよりも大胆に、快感を湧き出させるポイントを刺激しようと忙しく動き出す。

  「ンッ……まゆはココの方が……フゥ……好きなんだよね……だから沢山イってね」

  「あぁぁぁ……美穂ぉ……そこぉ……ンッ……もっとぉ……ちょうだい……あぁ……気持ちいいぃぃ」

  仰向けになり、本来は隠すべき秘所を広げるように指を添えていたまゆの股間に美穂が指を突き立てるが、親指を膣口に嵌め込むようにしながら、人差し指と中指をその下に窄まっていたアヌスにねじ込んでいた。

  (あんなところに……?二本も……!?)

  「美穂ったらぁ……好きぃ…お尻いじられるの……もっとぉ…奥まで入れてぇ……曲げてくれるぅ?……そこッ!そこをもっとぉ……!!」

  今までただの排泄器官だとしか認識していなかった場所を、いじられながら聞き違えようのない歓喜の声を上げているまゆを目の当たりにして、瑞希の理性が霞んでいく。

  (本当に気持ちいいの?…あんな所が……)

  好奇心が勝手に瑞希の指先を下着の奥に伸ばしていく。秘部の奥にある窄まりに触れた途端、くすぐられるように背筋を痺れが走り、少し力を込めるだけで吸い付くように指を飲み込もうとしていた。

  (ヤダ……怖い!)

  まったく未知の感覚にそれ以上の行為に行く事が出来ず、アヌスから指を放してしまうと、まゆの股間を覗き込んでいた夕香の、感心したような声が聞こえてくる。

  「まゆのここって本当に柔らかいんですね、指の間からピンク色が見えますよぉ」

  からかうように、夕香が二人の秘部を覗きこみながら解説をする。

  「うん……気持ちいいの……美穂がボクの中で……すっごく……かき混ぜてくれるのぉ」

  瑞希の方からは三人の後姿と秘部がさらけ出され、その全てが蜜で濡れ光っている。

 美穂は、まゆの二つの穴に入れた指を休ませることなく、クチャクチャと水っぽい音を立てて片手を蜜にまみれさせている。

  その度にまゆの膣口は小陰唇と共に開ききり、アヌスは形を変えながら二本の指で陵辱されていった。

  「美穂ぉ……お願いぃ……もう少しでイけるからぁ……そしたらボクが美穂をイかせて上げるからぁ……もっとぉ」

  「美穂のココ……寂しそうですね……まゆの代わりにご褒美を上げましょうか?」

  夕香の顔が美穂の太腿の付け根に近付いて軽く息を吹きかける。

  「はぁうぅ・…シてぇ…夕香ぁ……お願いぃ……気持ちよくしてくださいぃぃ」

  刺激にもならないようなささやかな感触が、美穂の肉真珠をくすぐり、そのもどかしさが一層美穂の感覚を敏感にしていく。

  はしたなくおねだりをする美穂がお尻を夕香の顔に押し付ける度にまゆへの攻めも激しくなり、アヌスの中にある腸管をを引きずり出しそうな勢いで注挿を繰り返していった。

  「ヒィィィ!!美穂っ……壊れちゃうっ……ボクのお尻が壊れちゃうよぉぉ……イクゥ……イッちゃう……美穂ぉボクを壊してぇぇぇぇ!!」

  美穂がまゆの中で捻り、曲げた指をそのまま抜き取るようにアヌスから引きずり出す、途端にまゆの身体から力が抜け、腰の所だけがカクンカクンと何かに叩かれているように上下に動いていた。

  (お尻の穴でも……イけるんだ……)

  あまりにも衝撃的なシーンに目を離すことも出来ずにいた瑞希だが、その間両手だけは一時も休まずに乳房と秘部を刺激していく。

  (熱い……それに頭がぼうっとして……)

  すでに掛け布団の下では、パジャマのボタンは全て外され、乳房は布団の中で剥き出しになり、下半身も濡れた下着を太腿の途中まで摺り下げている。

  指先を弾き返すかのような弾力を楽しむように、瑞希の手は意思を離れて双乳を撫で回し、股間の肉襞を撫でつけ、その恥毛に埋もれていながらも硬く自己主張をしているクリトリスを押しつぶす。

  (アッ……私も…イクッ!!声だけは……押さえないと)

  「グッ……ムゥー……ンッ…フゥゥゥゥ!!」

  掛布団の端を噛み締めるように絶頂の喘ぎをこらえ、仰け反りそうになる身体を無理やり押さえ込み、絶頂の波に心を砕かれながら、無駄だと思いつつも寝た振りを続けていく。

  力が抜けて、今布団を捲られても抵抗できずに剥き出しにしてしまった裸を見せてしまう事にも気がつかずに、余韻に浸っていた瑞希の目の前が暗くなる。

  誰かが顔を覗き込んでいるらしい、顔にかかる吐息のくすぐったさを絶えてじっとしている瑞希を暫く見つめているのが目を開けなくてもわかる。

  「瑞希さん?……フフッ……まだ寝てるみたいですね?……もう少し起きるのは待っていてくださいね〜♪」

  (まだ……ばれてないんだ……)

  夕香が瑞希を寝かしつけるように囁いていたが、その声は笑っているように聞こえるのは気のせいだっただろうか?朦朧としている瑞希の思考はそこまで認識してはいない。

  「ヒウッ!…あ…美穂ぉ……ン……フゥッ」

  「夕香ぁ、何してるの……今度は……夕香の番なんだからぁ……」

  そう言いながら、瑞希の顔を覗き込んだままの夕香の秘部をくすぐるように撫でていく。

  「フゥ…ン……美穂ったら、せっかちですねぇ」

  「……まゆを見てたら……我慢できなくて……あたしもイきたいのぉ!」

  夕香の小陰唇の間に指を潜り込ませ、蜜を掻きだすように膣口の中で屈伸させるとともに、すでに包皮を捲り上げて飛び出しているクリトリスを甘噛みする。

  「アッ……そんなに…激しくしなくても……ヒッ……ンッ……噛まないでくださいぃぃぃ」

  瑞希を覗き込んでいたために、四つん這いの体勢で蜜にまみれた秘唇を剥き出しにしていた夕香には遮る方法がない。

  (私が起きている事が……バレてる?)

  瑞希がそう思うほどに、夕香の喘ぎは瑞希に聞かせるために上げているようにしか聞こえなかった。

  「美穂ぉ……もう少し……ゆっくりぃ……ヒャァァ!……そこはぁ…ダメですぅ……ま…まゆぅ!」

  「夕香?美穂のために早くイっちゃった方がイイと思わない?」

  絶頂の余韻から復帰したまゆが、美穂にクリトリスを咥えられて身動きが取れなくなっている夕香のアヌスに指を突き立てている。

  過去に何度もまゆに悪戯されている夕香のアヌスは、秘所から溢れていた蜜が滴り、何の抵抗もなくまゆの指を飲み込んでいく。

  「う……ク……美穂ぉ…まゆぅ…瑞希さんが……瑞希さんが……フゥゥゥ…起きてしまいますぅ」

  泣き出しそうな声を上げる夕香の苦鳴にも甘い響きが溶け出して、瑞希の身体にも新たに快楽の炎を焚きつけてくる。

  (そんな声を聞かされたら……また……)

  まゆの絶頂とともに果てたと思っていた快感は、瑞希の子宮の奥にまだ眠っていただけらしい、夕香の喘ぎに響くように、いまだに剥き出しになっていた乳房と肉襞に血が巡りだしていくのがわかる。

  その証拠に、乳房に当てていた手の平を持ち上げようとするように乳首が硬く尖り出して疼きを伝えてきていた。

  「夕香の一番イイのはココでしょぉ」

  美穂とまゆがそれぞれの指を秘所とアヌスに差し込んだまま、空いたほうの手で夕香の胸に手を伸ばし、自身の豊かさのために砲弾のように形を変えている乳房を握り締める。

  「アァァァァ!……イヒィィィ!」

  魂消るような悲鳴を上げた夕香の反応に瑞希の方も思わず寝たふりも忘れて目を開いてしまう。

  そこにいたのは、今までの余裕が嘘のように悲鳴をあげて悶える夕香の姿、こらえる事の出来ない快楽に狂っていく一匹の牝の姿だった。

  (な……何……どうしたの!?)

  「いくら性感帯だって言っても、敏感過ぎるんじゃないの?」

  「ホント、これでも夕香ったらもっと大きな胸が欲しいなんて言うんだもんねー」

  夕香の乱れっぷりに、かえって冷静さが出てきた二人が、口々に感想を述べながら、それでも夕香の乳房を愛撫する手を止めたりはしなかった。

  「そんな事……言われても……アアッもっと……潰れてもいいから!……もっと握ってくださいぃぃぃ!」

  愛撫を続ける二人の手に双乳を預けるように状態を動かすと、崩れそうになる体勢を引き戻すように股間の二穴に突き入れた指が激しく出入りする。

  夕香の身体が、メリーゴーランドの木馬のように上下に波打ち、その揺れが大きくなるほどに夕香の身体は絶頂に向かって走り出していく。

  「ダメです…もう……これ以上は……真っ白に……胸……胸が……ヒアァァァァ!」

  のどの奥から空気の抜けるような歓喜とも苦鳴とも取れる声を吐き出しながら夕香の身体が痙攣する、ガクガクと振るえる夕香の秘所とアヌスから、液体にまみれた指が押し出されていった。

  (…………いいな……私も……)

  夢の中のように普段とは違う三人の姿を見てしまった瑞希の理性には、快楽という深い霧がかかり、三人がいる事も忘れて太腿を擦りつけ、両手を乳房に這わせている。

  「ねぇ……二人ともイかせたでしょぉ……あたしもイかせてよぉ」

  餌をねだる子猫のように身体を摺り寄せてくる美穂に、二人が話し掛ける。

  「約束だからね、思いっきりイかせて上げるよ」

  「その前に……少し場所を変えましょうか」

  いまだ快楽の余韻を漂わせ、汗と愛液にまみれた身体を見せつけるように夕香が立ち上がると、ぐずる美穂の手を引いてバスルームに連れて行こうとする。

  「やだぁ……ココでいいじゃない……早くイかせてぇ」

  「しょうがありませんねぇ、まゆ……美穂を"立たせて"いただけませんか?」

  「?……?……うん、わかった!」

  不意に理解したように、まゆが微笑むと、美穂の後ろに回りこみ、鉤状に曲げた指を美穂のアヌスに引っ掛けるように挿入する。

  「ほーら美穂、ここじゃぁ駄目なんだって」

  そう言いつつ指を引っ掛けたアヌスを引き上げるように力を込める。

  「ヒギィィィ……まゆ!そこはぁぁぁ……わかったぁ……立つ……立つからぁ……引っ張らないでぇぇぇ!!」

  括約筋を引き伸ばされる痛みに耐えられず、美穂が立ち上がると、今度は夕香が蜜にまみれた小陰唇を巻き込むように指を沈め、バスルームに向かって歩き出した。

  「さあ、大人しくついて来て下さいね」

  「わかったぁ!わかりましたぁ……だから……だからぁぁぁ」

  前後の穴に突き込まれた指にいいように引きずられていく美穂達の後姿を見つめながら、瑞希の手はさらに大胆に動き回っていく。

  (三人とも行っちゃった……声を出さなければ……きっと大丈夫よね……)

  部屋の中に一人で取り残された瑞希は、まるで自分の部屋でしているように、布団の乱れも気にすることなく大胆に自慰を始めてしまう。

  ……愛しい和樹の姿を思い浮かべながら……。

  バスルームに行った三人は戻ってこない、時折聞こえる悲鳴のような声も快楽に溺れた瑞希の耳には入っていないようだ。

  今日二度目の絶頂を迎え、快楽の波に流された瑞希は、久し振りに悪夢を見ることなく眠る事が出来た。

 ・

 ・

 ・

 ・

  「どうしてココにしたの?」

  バスルームまで美穂を連れて来たものの、何の目的があるのか判っていないまゆが、夕香に問い掛けると。

  「瑞希さんのためですよ」

  悪戯を企んでいるような笑顔で夕香はそう答えるだけだった。

  「?????」

  「それより、約束でしたから、美穂を好きなだけイかせてあげないと……あら、もう自分で始めているんですか?」

  「だってぇ、我慢できないわよ……二人とも意地悪ばかりするんだからぁ……アッ……イ……ク……」

  バスルームの床にしゃがみ込んで、自慰を始めていた美穂を優しく夕香が抱き閉め、絶頂に向かいそうな身体をゆっくりと撫で、手の平にすっぽりと納まる乳房を揉みほぐしていく。

  「ココなら、瑞希さんの迷惑にもなりませんし、美穂の願いをかなえてあげられますね」

  「夕香ぁ……そんなに優しくされると……溶けちゃう……夕香の手が……暖っかいの……フゥ……クッ……お願い……このままイかせて……ンッ…イッ……キャァァァ!!」

  目を閉じて、眠りそうな表情でクリトリスと膣口を弄り、夕香の愛撫に身をゆだねていた美穂はもう少しでイく事が出来る寸前で、突然アヌスが広げられる感触に、悲鳴を上げる。

  「みーほ、美穂がイクまで、ボクの好きにしていいんだよね♪」

  「そう言えば、そんな事を言ってましたね……だからといってそこまでするんですか?」

  「うんっ!」

  「アァァァァ!!まゆぅ……これ抜いてぇぇぇ!……酷いよぉぉぉ!」

  まゆが手に持ち、美穂のアヌスに突き立てているのはバスルームにあった試供品のシャンプーの容器だった。細長い円筒形をした容器は、美穂の腸の奥から溢れ出してきた液体のせいで、何の抵抗もなく出入りを繰り返し、とうとう、その全てを美穂の体内にしまいこんでしまう。

  「ほーら、美穂の中に入っちゃった」

  「まゆ、このまま取れなくなったらどうするつもりですか?」

  「やだぁ……抜いてぇ……お尻の穴が広がったままになっちゃうぅぅぅ」

  夕香のセリフに顔を青ざめさせながら、しゃがみ込んでしまった美穂が、何とか容器を出そうと腰を振りながらまゆに泣きついてくる。

  「大丈夫だよぉ…美穂、ちょっとゴメンネ」

  「キャウッ!!」

  美穂をバスルームの床に寝かせた後、両足を持ち上げて、開ききった秘唇とアヌスを天井に向けるほどに身体を折り曲げさせる。

  尻肉の間から丸い容器の底が顔を出し、その隣りにある秘唇からは、湧き出すように愛液が小陰唇の間から流れていた。

  「シャンプーのキャップは取ってあるから、このまま美穂がお尻に力を入れれば、お腹の中から出て来るよ♪」

  「……それって……まゆ……うそでしょぉぉぉぉ!!」

  「バスルームに来たのは正解みたいですね」

  「さぁ美穂……ボクが思いっきりイかせてあげるよ♪」

  「いやぁぁぁ………………!!」

  

  結局、美穂が開放されたのは、身体中の穴から出るものを出した後だった…………。

 

 続く

 


解説

 イヤー難産です。

 第二話が好評すぎて、プレッシャーでもあったのかなぁ?

 ちっとも「パジャマパーティー」じゃないし(汗)

 プロットを組んだ時には、すでに一話で収まらないので、三部作にするのは決まったのですが、それでもこれは長すぎるかも?

 この後、土曜日、日曜日と続くのですが、三人娘がパワーアップしてるみたいで、暴走しまくってます(苦笑)瑞希がどの位まともでいられるのか判らなくなってきました。

 この後二日間もあるんだよなぁ(汗)

 

 それでは、夜行性でした。

 


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