ぬむるす花王巡礼旅行記



(2日目)
5月26日
晴れ、時々くもり/にわか雨

 朝の5時くらいに一度目が醒めた。咽が渇いてしょうがない。ふと思い立ち、ネットコーナーへ行ってShibuや友人達にメッセージを送信してから、Iceコーナーで氷をもらって部屋に戻る。

 今日は一日ストックホルムを観光予定。

 8時半再び起床。4階まで降りて、朝食をいただく。ヨーグルトやシリアルの種類が豊富だったのは嬉しいが、相変わらず野菜類はトマト・パプリカ・ズッキーニだけだ。でもチーズが美味しくて幸せ(^_^)。窓の外を見ると吹き抜け空間になっていて、見下ろせばエスカレーターやマネキンが目に入った。確かに下はデパートらしい。

 10時。ホテルの近くを通るSveava:gen(スヴェアヴェーゲン)を上って、市立図書館へ向かった。ここは前回の訪問で、夏至蔡の休日にあたって中を見ることができなかったアスプルンド(ASPLUND, Gunner) 設計の図書館だ。朝も早くから学生らしき若者、親子連れ、研究者っぽいおじさんまで色んな人が来ていた。
 想像していたよりこぢんまりとしていたが、書痴にはたまらない空間だと思った。私も近所にこんなシャレている図書館があったら毎日通ってしまうよ(行ったところで寝てるだけかもしれないが)。円形の部分だけでなく、円外周を囲む箱形エリアのインテリアもとても美しかった。特に手洗い台の水栓の握りは彫刻仕立てだったのには恐れ入った。
(市立図書館の写真はこちら


 スウェーデン語が堪能だったらしばらく本でも読んで和んでいたかったがそうもいかず、30分ほど中をフラフラして外に出た。地下鉄に乗ってGamla Stan(ガムラ・スタン)へ向かう。

 6年ぶりに来たのに何にも変わってないGamla Stan駅前。6年前に入ったカフェもそのままだ。記憶のままに歩いていくとMellotronenがあった。しかしこの辺りはラクガキがひどくて少しガッカリ。開店まで時間があったので王宮の方まで歩くことにした。前回は入らなかった大聖堂(Storkyrkan)も見学。小教区の中の信者が少なくて経済的に大変だそうで、入場料(5SK?)を取られてしまったが、中にある美術品はなかなか見事だった。メタルファンなら特に「聖ヨーランと竜」という彫刻作品にインスピレーションを刺激されると思う。出口の売店で友人に送るスウェーデンの風景を映した絵葉書と、大聖堂に飾られていた絵画「幻日図」の絵葉書を買って、再びMellotronenへ。

 店内にはいると、早くからマニアな青年が一人CDを漁っていた。店番は店主Stefan Dimle (Paatos, Landberk) 一人。Shibuに頼まれたPaatosの7inchシングルとMellowから出ているVDGGのトリビュートアルバムを探したが見つけられず、結局タイトルを書いたメモをStefanに見せた。

私:(紙を見せながら)コレ探してるんですけど
Stefan:・・・お〜Paatos!
(レジ横にあるダンボールからシングルを出しつつ)
今日Paatosのニューアルバムのリリースパーティーがあるんだ。このホテルでやるから君も来なさい。
コレにはDVDもついている。NTSCだから日本でも観れるよ。(<この辺マニア)コレもそのパーティーで買うことが出来るよ。

と、以下の紙を渡された。

 丁寧に地下鉄の駅や通りの名前まで書いてくれたが、これが後の疲労の種になるとは気付くはずもなかった。

奥の倉庫からVDGGトリビュートも出してもらい、お買い物終了。王宮前の衛兵交替式はまだ始まらないし、駅前のカフェで昼食を食べることにした。

 駅を出て目の前、右手角にあるSpendrup'sは6年前に入って、一番印象が良かったカフェだった。高い天井に落ち着いたインテリアと照明。音は人々の話し声だけ。レジでハムとチーズ(Ost & Skinka)のサンドウィッチとコーヒーをオーダーし、奥の薄暗い席に腰を下ろした。
 サンドウィッチを頬ばりながら、次に行く場所の確認や、前日の日誌を書いたりして時間を過ごし、そういえばShibuにRitualの2ndがあったら買ってきてくれと頼まれていたことを思い出す。王宮の帰りにまたMellotoronenの前を通るはずなので、その時にまた立ち寄ろう。店を出る前にトイレに入ろうとしたら、扉がどうやっても開かない(汗)。他のお客さんに「レジに言って開けてもらうんだ」と教えてもらって、無事用を足すことが出来た。これは6年前にはなかったなぁ。

 交代式を見る道を間違えて王宮の横側から入り込んでしまい、騎馬隊がたくさん居てビックリした。馬なんか使ったっけ?早足で王宮の前庭へ行くと、馬に乗った鼓笛隊が演奏をしていた。コレもビックリ。
 正直言うと、馬を制御しながら不安定な姿勢で演奏する分、以前の演奏からレベルが落ちたと思う。騎馬隊と鼓笛隊は別にした方がいいんじゃないかなぁ。馬も頭上でトランペットが鳴り響いたときにはうるさくてしょうがないだろうし、よく暴れ出さないものだと変なところで感心をした。
(写真右:指揮者も時々フラフラしてました)

 20分くらい見物した後、再びMellotronenへ。Ritualの2ndからのMiniアルバムと思われる物とJohn Greavesのセルフカヴァーアルバム「The Trouble with Happiness」を購入。この時はAnekdotenのPeterさんも居た。腹が余ってた(笑)。

 次なる目的地は森の火葬場。6年前に行ってとても感銘を受けた場所だ。地下鉄で切符を買おうとすると、駅員のおばさんが「このクーポンを買うと安いわよ。これでSkogskyrkoga^den(森の火葬場)へ3回行けるわ。」と10枚綴りのクーポンを勧めてくれた。普通に切符を買うと1クーポンにつき15SK、市内では2クーポン30SK払うことになるのだが、勧められたモノは10枚80SKだった。確かにお得。沢山の観光名所を回るわけでもないが、地下鉄には乗る用事がある人は、最初の乗車駅で買うと良いと思う。(ガッツリ遊びたい人にはStockholm Cardという旅行者用割引カードがある)


通常の切符

10枚回数券
どちらも1時間以内なら何度でも乗り換えできる

 森の火葬場については前回の旅行記をお読み下さい。ここでは、わたしは瞑想するのみ。(写真はこちら

 今回本当にお葬式が行われていて、礼拝堂から喪服を着た人々がゾロゾロと出て来るのをみてしまったので、礼拝堂にはあまり近寄らないよう、裏手の方の墓地をぼんやりと散策する。しばらくすると人の出入りが止んだ。そっと礼拝堂の入口に回って、扉を押すと、鍵はかかっていなかった。

 思った以上に小さくて質素な空間。白い壁。装飾は祭壇の十字架とタペストリーのみだ。天窓からの柔らかな光が、これから天国へ向かう魂を優しく迎えてくれるだろう。


 ホテルへカメラや地図を置きに戻って、再び街へ出てお買い物。兄から頼まれたスウェーデン製のイロブンを探すが、なかなか「文房具店」というのが見つからない。「怪しい」をキーワードに、パーティーグッズ専門店なら何かあるかもと入ってみた。変な仮装グッズやカツラ、キャンドルやクラッカー、果ては何が面白いのかよく分からない変なペンなどがあったが、兄にはえせホチキスを購入。イロブンというよりドッキリ小道具だけど。その他絵葉書や炭酸水を買ってホテルに戻った。今日はかなり歩いたなぁ。

 Stefanから聞いたリリースパーティーが行われる会場、Hotel LydmarはSturegatan(ストゥーレガータン)という通りにあるらしい。その名の通り、近くに老舗デパートSture Gallerian(ストゥーレ・ガレリーアン)がある。ホテルから歩いて行けそうだし、少し早めに出て、場所を確認してから軽く夕飯を食べよう。

と、ホテルを出たのは約7時半。Sturegatanには10分くらいでたどり着いたが・・・

見つからないよ、ゴルァ。

えぇ、2時間くらいはO:stermalmstrog(エステルマルムストーリィ)駅周辺を歩いたと思います。それらしいホテルは見つかりませんでした。パーティーが始まる9時も過ぎてしまったので、「駅の人に聞いて、分からなかったら帰ろう」と決めました。聞いてみたらば

I don't know.

Stefan、どこが有名なホテルだぁ〜?ゴルァ。

 砕けそうに痛い足を引きずりながらホテルに帰ったですよ(泣)。部屋に戻ってみると、Osbyで先にTFKのライブを楽しんだはずのやよいさんから「明日の2時にGo:teborg中央駅で会いましょう」というメッセージが入っていた。このホテルではモーニングコールやメッセージを、TVで見て、操作することが出来た。便利便利。
外食するのも面倒になり、ホテルのバーでピザとビールを摂り、シャワーを浴びてから足に湿布をベタベタと貼って寝た。覚えてやがれ。

ビール:カールスバーグ ドラフト、ハイネケン





Stockholm

Go:teborg

Nyko:ping

Uppsala

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