ぬむるす花王巡礼旅行記



(4日目)
5月28日
Teater (Nyko:ping)


 21:00開演。会場はほぼ満員。二階席にも人の姿が見える。そしてGさんはまだ寝てるらしい(^_^;)。

Flying Food Circus

 今日は携帯電話のコントは無し。拍手と歓声のSEからバンドの演奏が始まった。FFCの演奏は昨日と比べてタイトで、ギターとキーボードの息も合ってきたように思えた。ギターは途中で音が出なくなるハプニングもあったが、何とか修正。今回Ha^kanは左奥の方に引っ込んでいて、私の席からはシタールもあまり見ることができなかった。口角をニッと上げた表情で、少し膝を曲げベースを指弾きする佇まいがGeddy Leeに似ている。
 殆どの曲がHasse Bの煽りとサンプリングをきっかけに始まる。今日は特に「コッコッコッコ」と鶏の鳴き声のサンプリングを多く使って、変なインプロをしていた。スウェーデン語がもう少し理解できたら面白いかもなぁ。Jさんがステージに上りヨーデルを歌うというハプニングも。
 キーボードについては、"Sleighride to Ettal"で本物のアコーディオンを使えばいいのにと思った。音の調整が難しいのだろうか?

○○○

 休憩にマーチャン売り場がある袖廊に出ると、Tomasがファンと話しているのが見えた。もうすぐ出番だというのに、本当にファンとお話しするのが好きなんだなぁ。TFK仲間のイギリスから来たMさんとドイツから来たTさんに出会う。Mさんに挨拶したとき手にキスをされたんですが、こういうときはどういう対応をしたらいいんでしょうか(汗)。内気な日本庶民は戸惑うばかり。
 この休憩時、ボリュームが小さくて聴き取れなかったが、新譜からの曲が流されていたようだった。聞き覚えがない曲だけど、あれはたしかにRoineとDanielの声だったし、音と言えばTFK以外に考えられないハーモニーだったので、きっとそうだと思う。ジャジーではなく、シンフォニック。

 FFCは遂に欠席してしまったGさんがバタバタとやって来た。また一つ伝説が。


The Flower Kings


 昨日の会場は上からのホワイトライトのみで、演出が少し淋しかったけど、今日の会場のライティングは美しかった。音響も良好。
 さて今日の演奏は昨日に比べると真面目な演奏だった。脱線が少ない分、曲が元々持っているメロディや楽曲の力強さやダイナミズムを堪能できた。自分はもともと「Unfold the Future」の中では"The Truth..."や"Devil's Playground"という大曲より"Monkey Bussiness"、"Genie in a Bottle"といった小曲の方が好きなのだが、今日の"The Truth..."は鳥肌が立った。そういうときは誰かがすごいそろソロを演奏した場面ではなくて、バンド全体でメインテーマを弾いたりする何気ない場面だったりする。メンバー達の演奏技量のバランス取れていて、とてもいい状態の表れなんだと思う。
 今日の席はDanielをよく観ることができた。per、g、key、vo.と忙しくパートチェンジをしているが、表情はとても楽しそう。パーカッションパートはHasse Bのほうを思わず観てしまうのだけど、Danielが挿入する音も絶妙だ。時々スティックでギターの弦を叩いたり、激しく頭を振って暴れていた。以前彼は左側(今回のHasse Bの位置)にいたので、Hasse FとDanielのメタルノリが楽しかったそうだが、今回はそれが見れなくてちょっと残念。
 Hasse Fのヴォーカルは絶好調。The Plantationの音源では、たまにガナリ気味の日があったりするのだが、今日も優しさと強さを兼ね備えた声が高らかに響き渡る。"Last minites..."は彼のための曲だと思う。
 来日公演時は発熱、指に怪我と、けして万全な体調ではなかったRoine。あのときは声量不足を感じたけど、"Train to Nowhere"では味のある、しっかりした歌声を聞くことができた。そしてサビのハモリが非常に美しい。


 "Ghost of the Red Cloud"では途中Tomasの歌詞朗読パートがある。「Space Revolver」Avalon盤のDisc 2に収録されている"Dream on Dreamer"(alternative take)を思い出して欲しい。セクシーな(笑)低い声で読み上げるパートと、溌剌とサビを歌い上げるHasse F&Danielのコントラストが妙におかしい。そんなTomas、何かの曲で派手に音を間違えた時の「ハッΣ( ̄□ ̄;)」とした表情がまた面白かった。

(写真右:"Ghost of..."の歌詞カードをRoineの譜面台から探してるTomasと、それを手で追い払おうとするRoine)

 "The Hero from Cloud City"のアンビエントなイントロで、再びHasse Bの怪演を観ることができた。メンバー達も彼のパフォーマンスを楽しんで見ているようだ。何が飛び出すか分からない。布団叩きも再び登場。あまりに激しく扱われるので、巻いてある薄い竹の帯がヨレヨレに剥がれまくっていた。Hasse Fはステージ左側にしゃがんで小さいマラカを振り、Danielも卵形のマラカを振っていたので、マラカスの音がステレオで聞こえておかしかった。Hasse Bがステージ中央で暴れている時、手が空いているメンバーが彼のパーカッションキットを叩く場面を何度か観ることがあった。


 私は写真を撮るために何度か座席から立つことがあったので、オーディエンスの様子を見ることも出来た。大半は大人しく小さく頭を揺らしながらのっていたが、何人かは曲に合わせて身体全体を大きく揺らしていた。特に"I am the Sun"でその振りは大きくなっていたようだ。私も勿論大ノリで楽しんだ。この曲は本当に音に身を委ねるのが心地いい安心感と力強さ、グルーヴを兼ね備えている。

 アンコール、"Stardust We Are pt3"で厳かに公演は幕を閉じた。TFKで好きな曲は沢山あるけど、この曲が持つ魔力ってなんだろうなぁ・・・そんなことを考えながら今日は少しウルッと来た。

 今日は2度目のアンコールはなかったが、メンバーは客席に向かって何度もおじぎをし、最後にはメンバーの半分がステージにゴロゴロ寝ころんでしまった。こんなところでSamla化しなくても(汗)。

○○○

 しばらく会場でファン同士の会話を楽しんだ後、追っかけ仲間一行は飲みに会場を出てしまった。やよいさんのカメラを拾ってもらわないといけないので、やよいさんと私は会場に残った。他にマーチャンのCDやポスターにサインをもらうファンが数人。私もDanielに、自宅から持ってきたPOSのジャケットにShibu宛のサインをお願いした。以下エピソードを箇条書き(ちなみに私の発言の殆どはやよいさんに通訳してもらったものです)

●WennmanのCDジャケにTomasのサインを貰っていた時のこと。このCDを持ってくる奴はよほど珍しいのか驚いていた。そして「このBLMというのは僕とRoineがやっていた出版会社だよ」と教えてもらった。
●Hasse Bのサインを貰っていたときの話。彼のサインは「H__B__i__」というシンプルなサインなのだが「Bruniussonって誰も発音できないから、これは発音のリズムを表しているんだ」と言いながらグニグニと書いてくれた。(画像右)


リズムに乗って発音しよう

●自分用にHasse Fからサインを貰っているとき、例のごとくアガッてしまい、舞台下にサインペンを落としてしまった(恥)。それにSpellboundのジャケはある意味イタイ写真が多いので(^_^;)、内心どう思ってたんだろう?Solid Blueの「Vol.III」のスリーブを眺めて、写真を指さし「彼ら(3人)は明日来るよ。でも見ても(風貌が変わって?)誰だか分からないかも」と教えてくれた。Solid Blueのメンバーは5人。Hasse F以外で「彼ら」のウチに入らなかったメンバーはキーボードのRikard Zander。現在Go:teborgに住んでいて、メタルバンドEvergreyで活躍中。バンド解散後もみんないい友達だって。
●Danielがステージから身を乗り出して女性と親しげに話していた。ていうかかなりラブラブな空気を漂わせていたので、奥様かもしれない。ストレートのブロンドで、眼鏡をかけた知的美人さん。彼は本日ツアーバスに乗らず、自宅に帰っていった。POSの出身地のEskilstuna、次の公演地UppsalaとNyko:pingの位置関係はこんな感じ。(画像左)自動車で1時間弱ってところか。
今日のインパクト大賞。Roineが機材を片付けにステージに戻ってくる際、妙なビブラートをかけた声で歌いながらやって来た。(扇風機に向かって出したときの声を想像せよ)な、何事?
●スウェーデンに来る直前、私は日本でFarmers Marketのライブを観に行った。ベーシストのFinnさんがDanielによく似た風貌をしていたので、これは是非やよいさんに見せたいなと思い、デジカメのメモリーに彼の写真を残しておいた。これを客席で和んでいたTomasとHasse Fにも見せてみた。はじめ、二人ともDanielだと思ったらしいが、今現在のDanielと風貌が違うので「コレ誰?」とたいそう驚いていた。Hasse FはともかくTomasもFarmers Marketのことは知らなかったな。差し入れましょう!>やよいさん
●ソックリさんと言えば。Hasse FがTFKと並行活動しているメタルバンドSpellboundのベーシスト、ThompsonがLAへ仕事の用事で行ったとき、Hasse Fにそっくりの人を見かけ、思わず写真に撮って彼に見せたそうな。本当に似ていてHasse Fも驚いたという。「世界には同じ顔が3人居ると言いますからねぇ」と言うと「本当だねー」。スウェーデンでも同じような言い回しがあるのかな?
●Roineの長男は忍術を習っていて、日本に行きたがっているらしい、とTomasが話す。スウェーデンは日本ブームとは聞いていたが、ソコまで行っていたとは・・・(汗)・・・そこでTomasに「やすらぎ(Yasuragi/Stockholm郊外にある日本式温泉)って温泉を知っている?」と聞いてみたがそれは知らなかったようだ。ちとコアすぎたか。
●昔柔道をやっていたJonasが柔道用語を披露してくれた。「イッポン」「コウカ」はともかく「モロテセオイナゲー」にはウケた。
●Zoltanに飼っている猫の写真を見せてもらった。品種はよく分からないが、名前はミッチちゃん。Mitch Mitchellから取ったのでしょうか?彼はNokiaのケータイに大量の写真入れて持ち歩いている。
●そのZoltan、ことあるごとに大げさな手振りをつけて妙な歌を歌っている。Hasse BやJonasも同じような歌を歌って機材を片づけていた。やよいさんが「その歌は何?」と尋ねると、現在ツアーバスの中では60年代のサイケなSwedish Rockが流れていて、それがみんなに大受けだったらしい。特に若いZoltanは面白がっているみたいだった。さっきのRoineのみょ〜な歌もそうだったのか・・・??

 舞台の上はあらかた片づいたので床をはがし、ツアーマネージャーのRobさんに落としてしまったカメラとサインペンを拾ってもらった。お世話かけました。優しいRobさんはDream Theaterのペンダントをしていた。
彼はPain of Salvation、Anekdoten、Ritualのツアーマネージャーもしている。これにTFKを加えてSweden Prog Rock Festivalでもやって欲しいものだ。
 バンドやスタッフがツアーバスの方へ引き上げ始めたので、私たちも宿に帰ることに。バックステージでシタールキング(<やよいさん命名)Ha^kanに会ったので「初めてシタールの演奏を生で観たので、とても面白かったです」というと「ニコ〜」。物腰が優雅な人だ。

明日はProgrock Capital(笑)Uppsalaに移動。

Nyko:ping Live Photo>>>



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