幼馴染みが好き。




でも、もういい加減幼馴染みは卒業したいんだ。




・・・・・・・・・・・幼馴染みじゃなくてもっと、トクベツになりたい。





だから、勇気を振り絞って「好き」って言ったんだ。






















Good Luck!!

































「ごめん、の気持ちには応えられない」





一瞬、自分の耳を疑った。



いや、信じたくなかった。





「ど、どうして?南、あたしのこと嫌いなの?」



「いや、そんな事ないって!!好きに決まってるだろ?」



「じゃあ、何で・・・・・・」



「今はテニスに打ち込みたいんだ。だから、お前の気持ちには応えられない。ごめんな?」














ワタクシーーーーーーー



はーーーーーー



今日、人生で初めて



フラれましたーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!






































「南の・・・・・・・
アホーーーーーーー!!!






屋上で、泣きながら思いっきり叫んだ。



当の本人は何事もなかったように部活に出ている様子がココから伺える。





それを見ると、また腹が立って悔しくて・・・・・・・・・・・












「南のボケーーー!!テニス馬鹿ーーーー!!
地味ーー!!!つんつん頭ーーーーー!!!
テニスやりすぎて腱鞘炎になっちまえーーーー!!!」





今度はテニスコートに向かってさっきより大きい声で叫んでやった。




あれだけ叫んだのに、まだスッキリしない。




それどころか、さっきより虚しくなった。







「バカバカバカバカバカバカバカーーーー!!!南のバカーーーーー!!!」








「そうそう。南もほーんと馬鹿だよね。ちゃんみたいな可愛い子をフッちゃうなんてさ。」








突然の声に驚いて、振り返るとあたしの背後には超派手なオレンジ頭が


ヘラヘラ笑って突っ立っていた。






「千石・・・・・・・」




「やっほー!傷ついたお姫様の心を癒すため、王子が参りました★」




そう言って、ペコリとお辞儀をするといそいそとあたしの隣に来て腰掛けた。




「・・・・・・何しにきたの?」



「さっき言ったでしょ。傷ついたお姫様の心を癒すために王子が参りましたってさ」



「あんたが王子?随分都合のいい設定ですこと。






あたしがそう言うと、千石はまたヘラっと笑って




「そう〜?俺的にはピッタリだと思うんだけどな」




と言った。




「部活は?」



「あ―――抜けて来た」



「ちょっ・・・あんたバカじゃない?戻りなよ!!」



「平気平気☆人助けだもーん」



「あんたねぇ、まぁた南にどやされ・・・・」





し ま っ た ! !





自分で墓穴掘っちゃった・・・・・・・・・





今聞きたく名前bP!!を自分で言ってしまった・・・・・・・・・・・








「あ、ゴメン。俺・・・・・・・」



「今のはあたしの所為で千石の所為じゃないでしょ?いいよ、謝んなくても。」




そう言って、あたしはまたコートのほうを見つめた。



部長として頑張ってる南の姿が、悲しいくらいにココからよく見える。












「あたしのドコがいけなかったのかなー・・・・結構自信あったんだけどなー」




3年連続ミス山吹に選ばれたからルックスには自信あるし


小さいときからいつも一緒だったから当然お互いのことはよく知ってるワケだし。


クラスでも公認でそこいらのカップルよりずっとずーっと仲良かったもん。






「まー、今の南はテニスが恋人みたいなもんなんじゃない?」





「まさかフラれるなんて思ってもみなかったよ」







そうだ。





あたし、フラれたんだ。






ふと、目から零れ落ちた涙がギュッと握った手のひらに掛かった。






ちゃ・・・」





「あたし・・・・・・南に・・・・・・・振られちゃったよぉ・・・・・・・・・・」






今まで押さえ込んでたのが、全部出てきちゃって。






「く・・・・う・・・・・・・うぇ・・・・・・・・・」






目の前の鉄格子に捕まって、崩れる姿勢を必死に保とうとしているけど




だめだ・・・・・・・・・・立ってられない。








「ふ・・・・・・う・・・・・・っ・・・・」




ふらりと崩れる私の背中を――――――――





千石が、後ろからギュッとあたしを抱きしめた。







「無理しないでいいのに。」









後ろから優しい口調で、千石は言った。








「南の悪口言って我慢してたんでしょ?」







なんで、わかっちゃうかなぁ・・・・・・・









「泣きたいんなら、泣けばいいのに。・・・見てられなかった、さっきのちゃん。」





「せ・・・・ん、ご・・・・く」




千石は、もう一度あたしを優しくギュッと抱きしめる。






「空元気出してて、俺の好きなちゃんじゃなかった。」





「ふぇ・・・・・・・・・・・・」





・・・・・・・・・それは、単なる同情?







「ずっと、ちゃんが好きだった。ずっと見てた。」






・・・・・・・・・・・それとも、本気?






「いつも笑ってて、元気で、明るいちゃんが好きだったんだ。」









本当に?













「泣いてるちゃんなんて見たくない・・・・・・だから泣くのはこれで最後」





そう言って、ハンカチを差し出してくれた。






ちゃん・・・・・俺と付き合っててくれますか?」





そう言ったあいつの顔は、いつになく真剣で。



何より、優しかった。




千石はあたしなんかと違って強い人間なんだな。








でも・・・・・・・あたしは今、唯黙りこくることしか出来ない弱い人間。














「・・・・・・俺のこと嫌い?」




「ううん。」




「なら、付き合ってくれる?」




「・・・・・・・本当にあたしでいいの?」




ちゃんじゃないとダメなの」





「・・・・・・・マジで?」




「マジで」







そうハッキリ言ってニッコリ微笑む千石。






















「・・・・・・・あげる」




あたしはポケットの財布から11桁の数字とアルファベットが並び、ヨロシクと書かれた紙を千石に差し出した。




「えっ・・・・・・・・・・」




「言っとくけど、浮気したら即別れるよ」




「大丈夫大丈夫♪おれはちゃん一筋だから」



「信用できねー」



「ウワッヒド!!彼氏に向かって何それー」














うそうそ、わかってるよ。













ヨロシクね、キヨ。




















































コメント

なんか、話最初と矛盾してない?
めっちゃしてる気がすんだけど・・・・・
やっちまった・・・・・・・あははー
はぁ・・・・・・・
文才ほしーよー!!
この話、気が向いたら続編書くかもしれません・・・・・・・・・
ていうか書く!南VS千石で、もうネタはあるしね。(書く気マンマン)


















































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