「ねぇ赤也!」
「何スか?先輩」
「こっくりさんやろう!!!」
先輩は目を輝かせて言った。
こっくりさん
先輩は俺の返事も聞かずにさっと紙に50音を並べ、鳥居を書いてYESとNOを書いた。
「あのー・・・先輩?」
「なんだい?赤也くんよ!」
先輩はポケットの小銭入れから10円玉を取り出して
紙の上にちょこんと乗せた。
「俺まだやるなんて言ってないんスけど・・・・!!(汗)」
「え?やらないの?楽しいよ!こっくりさん」
イヤ、そういう問題じゃないんスケド。
とりあえず、俺はオモシロ半分で参加してみることにした。
もともと霊なんて信じちゃいないが、暇つぶし位にはなるだろうと思ったから。
「じゃあ行くよー!こっくりさんこっくりさん、どーぞおいで下さい!もしおいでになられたらYESへお進み下さい」
先輩・・・・・・なんでそんな嬉しそうなんスか・・・・・・・・!!
こんなモン誰かが動かしてるに決まってんじゃないスか!!!
俺は絶対動かさないっスけど!
「あv動いたー★」
「え・・・・先輩が動かしてるんじゃないんスか?(汗)」
「そんなワケないでしょ!私が動かしちゃ意味無いじゃない!!!」
イヤイヤ先輩!じゃあこの10円玉は一体ダレが動かして・・・・・・・!!
「こっくりさんですか?」
YESの方に10円玉が動いた。
先輩の腕をジッと見つめる限り、先輩が動かしてるのでは無さそうだ。(汗)
待って待って!!!じゃあ、何で勝手に10円玉が動くんスか!!!
「きゃあ!本物だー☆」
喜んでる場合じゃないっスよ!
何の疑問にもおもわないんスか?!!!!
「えーっとねー、こっくりさんこっくりさん・・・今日は歯を磨きましたか?」
先輩・・・・・・・何その質問。
そんなことを聞くためだけにワザワザこっくりさん呼び出したんスか?(汗)
【YES】
「キャーYESだってー!!」
はしゃぎすぎっス、先輩。
「赤也もなんか聞きなよ!」
「え・・・・俺はいいっスよ!」
「そう?じゃあ私ね。えーと・・・こっくりさんこっくりさん、柳君はどうしていつも寝てるんですか?」
イヤイヤ先輩!!柳先輩は寝てませんて!!!寝てませんから!!
【ふ み ん し ょ う】
不眠症?!!だから柳先輩は寝てねぇって!!!!
「へー、不眠症なのかぁ。柳君って、テニスとっても上手だからきっと遅くまで練習やってるんだね!」
「アノー先輩・・・」
「ん?なぁに?赤也も質問したいの?」
「(そういう問題じゃねえっス!)いや、もいいっス(泣)」
「へんなのー。じゃ、次行くよー・・こっくりさんこっくりさん、真田君って本当はいくつなんですか?」
せんぱーーーーーーーーーい!!!それ、禁句っス!!!!タブーっスよ!!
あああ・・・・・天然で悪意がない分余計タチ悪い・・・・・・・・!!!
【ね ん れ い ふ し ょ う 、 た ぶ ん ち ゅ う ね ん】
「やっぱりー!そうだと思った!!でも、多分って事はこっくりさんにも本当のトコロはわからないのね!」
先輩、真田副部長が泣きますからそれ以上は止めて下さいっス!!!(泣)
あの人、あの顔でも結構傷付きやすいんスから・・・・・・・・・!!(←お前も酷い)
八つ当たりされんのは俺らなんスよ・・・・・・・・・!!!
「どうしたの?赤也?さっきからヘンだよ?」
「なんでもないっス・・・・・・!!」
「へんなのー、じゃ続けるね!・・・・こっくりさんこっくりさん、ジャッカル君の髪はこの先生えてきそうですか?心配で夜も眠れません。」
先輩ーーーーー・・・・・・!!!
ジャッカル先輩は生まれつきのハゲっスよ!!!(←お前も十分酷い)
つーか何で先輩が眠れないんスか!!!人の事なんて心配しなくても良いっスから!!
【リ ー ● 2 1 に い け】
「だって!!ジャッカル君に教えてあげ「教えなくていいっス!!!教えなくていいっスから!!!」
先輩の天然は最強だと思うので強制終了。(ぇ
コメント
赤也ゴメーーーーーーン!!(土下座)
ヘンなドリ書いてゴメーーーーン!!!
遅れた上に、こんな誕生日でゴメーーーン!!
ちなみに、あたしはこっくっりさんやったことありません。
怖いもん!!お化け嫌いー!!!