「コラー!待て待てーーー赤也!!!」
「だから俺じゃないっスてばー!!!!」
全速力で、あたしの目の前を駆ける赤也とブン太。
・・・・・人の昼寝中に騒がしいな!
何なんだよ一体・・・・!!!
好きだから
「・・・・・・・なぁ、ニオ・・・・・ブン太どったの?赤也の奴がまぁたなんかやらかした訳?」
「さぁ。・・・・俺らが来た時からもうこの状態。」
「てか、超メーワク!煩くて寝られん。」
「麻琴さん・・・・部活中は寝る時間じゃありませんよ?」
「まぁまぁ、柳生君。細かい事は気にしない!」
「・・・・・・・また真田君に怒鳴られたいのですか?」
あー・・・・それもそうだな・・・・・・。
真面目でお堅いもんねー、あいつ。
説教されんのメンドクサイしなー・・・・・・
「ジャッカル、なんか知っとぉ?」
仁王が、隣にいたジャッカルに聞いた。
なるほど・・・パートナーのジャッカルなら何か知ってるかもね。
「俺も知らねぇよ。部室に来たらこの有り様だ。何言っても全然聞かねぇし。」
「手の掛かる息子持ったね、ジャッカル」
「イヤ、俺アイツの親父になった覚えねぇし!」
「母親の間違いじゃろ?」
「あ!なるへそ!!ナイスよニオ。」
「ちげぇよ」
すかさずジャッカルの裏手突込みが入った。
ジャッカルって、何気に突っ込みうまいよねー
「赤也!!今日は絶対ぇ許さねーかんなーーーーー!!!」
「だから俺、今日は何もしてませんって!!!」
あたし達の目の前をグルグルと追いかけっこする赤也とブン太。
それはいつもの事なんだけど、今日はブン太がマジで怒ってる・・・・・・。
オイオイ、赤也。一体何やらかしたんだよ?(汗)
「ウソつくんじゃねー!!待てゴルァ!」
「ウソじゃねぇっすよ!!!!(泣)麻琴すぇんぱぁ~い!!助けてーーーーー!!!!丸井先輩がーーー!!!」
「って、わ、ちょっ!赤也?!!!」
いきなりこっちにフルなっての!!!!
大急ぎであたしの後ろに隠れた赤也。
ていうか・・・・・・・・・・・・可愛い!!!!ワカメー!!!!(何)
ワカメ可愛い!!!んもぅ、あたしがブン太から護ってあげる!!!(ワカメかよ)
「ハイハイ、ブン太ストップ!」
「何だよ麻琴?」
「後輩相手にちょっとムキになりすぎなんじゃない?仮にも、先輩って慕ってくれてんだからさー」
「ていうか赤也、俺の事絶対先輩だと思ってねぇだろぃ!」
「思ってるっス!」
あたしの後ろから顔を出して、赤也は言った。
「お前はややこなるから出てこんでええ。」
「酷いっスよ仁王先輩!」
「で?今日はどうしたワケ?(呆)」
側にあった椅子(ほら、あのゆらゆらするヤツ!)に腰掛けてお菓子のパイプを銜えた。
容姿端麗でオマケに頭脳明晰な天才女探偵、天宮麻琴。
「なぁ~んちゃって!ウフフフフ(←怪)」
「どうしたんスか、麻琴先輩?(汗)」
「赤也、麻琴は昔っからああじゃけ、気にしなさんな。(←実は幼馴染み)」
「ちょっと、聞こえてるわよニオ!あとで覚えてらっしゃい!!(怒)」
「へいへい。」
うわ、その棒読みムカつくー!!
あとで絶対殴ってやる・・・・!!!
「で?二人とも何があったの?ほら、お母さんに話してご覧?」
何気にジャッカルの方をむくと、あいつとばっちり目が合った。
「オイ、俺かよ!」
「冗談冗談☆・・・ていうか自覚してる?」
「してねぇ!!!!!!(泣)」
あんまり苛めちゃ可哀相だから本題に移る事にした。
「俺が寝てる間に赤也がよぉ、俺のポロの後ろに〝餌を与えないで下さい〟って書いた紙貼りやがったんだ!!」
「えっ?それは知らないっスよ!第一、俺が今日やったのは先輩のグリーンアップルガムを全部激辛唐辛子ガムにスリ替えただけっスから!!!」
スリ替えたのかよ!!!!!!
てか、何もしてないんじゃなかったの?(汗)
「じゃあ、本当にお前じゃねぇんだな?」
「だからさっきから言ってるじゃないスか!」
「疑って悪かったな、赤也。」
「わかってもらえりゃいいんスよ!んじゃ俺はこれで・・」
赤也が立ち去ろうとした瞬間ブン太は、ガシィッと赤也の肩を捕らえた。
「ちょっと待て!まだガムの件が残ってるだろぃ?」
「あ、・・・やっぱそっちは許してくれないんスか?(汗)」
冷や汗をかきまくっている赤也。
白旗をあげているが、ブン太はそれに応じようとはしなかった。
「当たり前だろぃ!!!待てコラ赤也~!!!」
「イヤっスー♪」
再び追いかけっこを始めるブン太と赤也。
あたし達は、呆れて二人を見た。
「ところで。のぅ、女探偵さんよぉ・・・結局丸井の背中に紙張った犯人は誰なんじゃ?」
「さ、さ~ぁね。」
その顔見る限り気付いてやがるな、この詐欺師!
ああ、そうだよ!
ブン太のポロに〝餌を与えないで下さい〟って紙張ったのはあたしだよ!!!!
多分・・・・・・・・長い付き合いのニオ以外、この事件の真相はわからないだろうなー。
「てか、何であたしってわかったの?」
「んなもん見たらわかる。伊達に何年も幼馴染みやっちょらんよ。」
「絶対、黙っててよ?」
唇に人差し指を当てながら言った。
「さぁなぁ・・・・・・・」
「うわ最低ー」
「何なら、口止め料はこれでよかよ?」
「へ?」
アッという間もなく、気がついたときにはちゅっと右頬にキスをされていた。
「こんの・・・・・・詐欺師!!!」
「何とでも言いんしゃい。その前に、悪口になっとらんよ?」
「うるさい!!返せ、あたしのファーストキッス!(泣)」
あたしは、キスされた右頬をそっと押さえた。
「これでチャラじゃ。」
「公衆の面前ですんな!(怒)」
「さー行こか、柳生。(無視)」
無視すんなーーーーーーーー!!
「全く・・・あなたという人は・・・・・!!!・・・麻琴さん、それでは。」
柳生君は、ニオと共に去って行ってしまった。
ニオは、柳生君の隣で後ろを向いたまま手をヒラヒラと振っている。
ったく、あたしのファーストキッスをサラッと奪いやがって・・・・・・・・!!
・・・・・・・まぁ、いっか。
幼馴染みって事で、許しといてやろう。
あ、言っとくけど〝幼馴染み〟だからじゃなくて
あんたが〝仁王雅治〟だからあたしは許せるんだからね?
コメント
意味不明。
最初、これブン太夢の予定だったんですけど
管理人の気まぐれにより急遽仁王夢に変更!
すみませ・・・・・・!!
もっといっぱい登場させたかったけど
あたしの文才じゃこれが精一杯さ・・・・。
てか、カッコいいニオが書きたいなぁ・・・・・・
ニオ大好きです。あ、勿論他もねv
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