「ん・・・・・・・・・・」
再び目を開けると、あたしは垂直に立てかけたベッドに縛り付けられていた。
が、手足は自由。縛り付けられているのは体だけだった。
意味ねー!!やっぱコイツはアホだ。
「Goodmorning!mine sleep princess!!さぁ、目覚めのキッスう゛ぼぉ!!」
あたしの拳が、の鼻のてっぺんに直撃した。
「・・・・ははっ!変わった愛情表現だネ、vv」
「自分の都合のいい様に介錯すんなぁ!このボケが!!とっとと縄を解け!」
「meにkissしてくれれば解いてあげるヨv」
「調子に乗るな。絶っっっっっっ対イヤだ!」
「meもイヤだヨv気が合うネ、v」
「黙れクソが(怒)」
ったく、コイツ昔からこういうところは頑固なんだよなー・・・・
・・・・・・・使いたくなかったけど、あの手で行こうか。
「ー!!好き!愛してるわー!!」
あたしはに向けて両手を広げ、言った。
勿論ウソ。ぜーんぶ演技。
「Oh!やっとmeの前で素直になれたんだね?meはトッテモうれしいよ、ぶふっ!!」
「アホかお前は。んなワケねぇだろ?」
あたしがお前を好きなはずねーだろ?
バカじゃん。
何度あたしに騙されたら気が済むんだよ、このアホが。死んじまえ。
「酷いヨ!meの気持ちを弄んだんだネ?(泣)」
「人聞きの悪い事ぬかすんじゃねぇ(怒)もっぱつストレート喰らいてーか?!!!あ゛ぁ?」
「わかったよ!meはもうyouを放さないと決めたかラ!」
と、あたしに思いっきり抱きつく。
っておいおい!!何でそうなるんだよ!!!
「ぎゃーーー!!はーなーせー!!!」
「イヤだヨvyouはmeのモノだからね゛っ!!!」
瞬間、凄い音がして、バタリとが倒れた。
そして、あたしの側を転がる無数のテニスボール。
振り返ると、あいつらがいた。
「ゴルァ!テメェ、俺の女に何やってやがる!」
「ちゃう!俺のちゃんや!」
「クソクソっ!俺のだぞ!!」
「・・・ん・・・・俺のだCー・・・zzzz・・・・(←寝るな!)」
「テメーら、勝手な事言ってっと脳味噌ぶちまけるぞ(怒)」
↑ 本当にやりそうで恐い。
「先輩、この人一体どうするんですか?」
「とりあえず、燃えるごみの日にでも出しといて。」
「つーか、こんなモン出したらゴミ処理所のおっさんが迷惑じゃねぇ?」
「それもそーだな・・・・どうしよう?」
「oh no!meはちゃんとした人間サ!」
「・・・長太郎、決めた。箱詰めにして北極に郵送することにしたから縛って。」
「あ、ハイ」
「Oh my god!!I'm very very shocking!!」
喚くを、長太郎が縄跳びで縛った。(←縄跳びかよ?!)
暫くして、ジローが大きな段ボール箱を持ってきてくれた。
よしっ!偉いぞ、ジロー。
そして忍足と跡部が、縛ったをその段ボール箱に詰めた。
「じゃあね、。白熊にでも食べられて来い」
「クスン・・・・・お別れだネ(涙)」
「そーだな。バイバイ♪」
あたしは、ダンボールの中のに手を振った。
「最期に一つだけお願いがあるんダ。・・・君に歌を捧げてもいいかイ?」
「・・・どうぞ。」
まぁ、これで最期なんだし最後くらいはお願い聞いてあげてもいいかな。
「キミを守ぉ〜るた〜め、その為に生〜まれてぇ来たんだぁ〜、呆れるぅ程ぉ〜に、そうさ側にぃ居てあげるぅー!
眠ったよぉ〜こがぁ〜お、震えるこのぉ〜胸らいおんハー「蓋閉めろ蓋!!今すぐコイツを郵送しろ」
あたしがそう言うと、あいつらがいっせいにダンボールの蓋を閉めた。
「Oh!まだサビしか歌ってないヨ!!meをここから出してェ〜!!(泣)」
ダンボールの中では騒いでいたが、じきに郵送会社の人が来て、を直行便で北極に送った。
「何しにきたんでしょうね、一体」
「さぁ。ワケがわかんないのは、いつもの事だから。」
を乗せた郵送トラックを、あたし達は静かに見送った。
もう2度と会わなくていいと思うと、凄くスッキリした気持ちになった。
・・・もう2度と帰ってきませんように!!!!
あたしは、トラックが見えなくなるまで、ずっとそう願い続けた。
コメント
え・・・?幼馴染みの出番これで終了?
いえいえ、これで終わりじゃありません。
なんか、意味不明な話だな・・・・
しかも話をイチイチ分けてゴメンなさい。
視点変えがしたかっただけなんです。