帰り道なんて憶えてなくても。
焔が嘗め尽くしたその場所で、煤と瓦礫と煙と真白い日差しの中でただ空を眺めていれば
そのうちに、空より綺麗な青色が視界に降ってくるから
多分、自分よりも見慣れた、まだ残る熱波に波打つ服
大規模火災の後には煤を核に雨が降るのでしょうが都合により青空で
イシュヴァール=砂漠、のイメージと戦争=夏、のイメージから迷わず季節設定が夏です
真夏の日差しが生み出すコントラストが描けるようになりたい…
04.08.14