あんたがいないってことにはもう慣れたけれど
それでも、電話のベルの音やあちこちに残されたメモや、そんなものにふっと思い出す
今では声やしぐさや漠然とした姿の記憶しか残ってないけれど、まだ心は全然追い付けてないから
だから。
あんたのことを思い出す度に、俺は
1つずつ、サヨナラの仕方を憶えてきたんだ
多分、これからも
懲りずにヒューズ追悼第3弾
煙草を一箱供えて帰るところ
無理やり押し殺すんじゃなくてちょっとずつ悲しいことを薄めていくんだと思う
05.05.06