花の許都に朝が来る。
天蓋の中に差し込む淡い光に夏侯秋は目を覚ました。
まだ少し眠い目を擦りながら、上半身だけを起こして伸びをする。

「んん……ふわー」

清浄な早朝の空気は裸の肩に少し寒く、牀に放られたままの夜着を羽織った。
秋を昨夜も散々可愛がった本人の夏侯淵は隣でまだ鼾をかいている。
房事の翌朝はつい寝坊してしまい、いつも叔父に起こされているのでこういう事は珍しい。
熊のようないかつい漢であるが無防備な寝顔は可愛らしく、秋は微笑ましい気分で夏侯淵の頬を突付く。

「?」

見ると、上掛けのちょうど股間に当たる部分が妙に盛り上がっている。
何だろう?と不思議に思った秋は上掛けをめくって見た。

「うわあ……」

隆々と勃起した肉棒を目撃し、少し驚く秋。
所謂朝勃ちというごく当たり前の生理現象であったが、初めて目にする秋は
昨夜あんなにしたのに、まだ足りないのかな……と見当外れな事を考えた。
いつも薄暗い中でしか見ていないものが光の下に晒されているのは何か珍しく思えて
秋は好奇心から手を伸ばしていた。
試しに指先で突付いてみると弾力があり、硬いばかりではないと分かる。
これがいつも私の中に入ってるのね、としげしげと眺めながら括れに指を回して軽く握ってみた。
ほんのりした熱さと微かな脈動が掌から伝わってくる。
……もっと触ってみたら、もっと大きくなるかな?
秋は肉棒を小さな両手で握り込み、拙い手つきで扱いたり弄り回したりし出した。
夏侯淵がうぅ……と無意識に漏らした声に秋はびくりとしたが、どうやら起きる気配はなさそうだ。
熟睡している本人の意思には関係なく、柔らかい掌に嬲られて性器は大きさと硬さを増す。

(なんだか、これ、おもしろい……)

大好きな人のものだけに尚更愛しく思え、ちゅ、と小さな音を立てて先端に口付けてみる。
それに反応するように肉棒が震えたのを触れた唇に感じ、秋の悪戯は熱を増す。
口の中に迎え入れて雁首を舐め回し、唇と舌と粘膜で愛する。
裏筋を舐め上げると太い幹が脈動するのが舌先で分かった。
いつも自分を気持ちよくしているものを、今は自分が可愛がっているという逆の立場に秋は興奮を覚えた。

「……はぁ……すごい……」

唾液と先走りでぬるぬるになり、血管が浮き上がるほどにいきり立った逞しい肉棒。
そのいやらしい眺めに欲情している事を自覚し、秋は頬を染めた。
知らず内腿を切なげに擦り合わせる。

(どうしよう……な、なんか、むずむずして来ちゃった……)

恐る恐る腿の間を指で探ってみると、予想した通りそこは蜜で蕩けたようになっていた。
目の前のものが欲しくて堪らなかったが、今夏侯淵を起こしてねだるような真似は
余りにもはしたないと秋は思いとどまった。
ふと一つの方法を思いつき、その想像に全身が熱くなるほど恥ずかしくなる。
幼いながらも女としての悦びを知った身は収まりがつかず、ただ情欲を持て余すばかりだ。
躊躇いながら小さな襞を自分の指で広げ、肉棒を膝で跨ぐ。
勝手にこんな恥ずかしい、いけないことをしている、という罪悪感が秋を甘く苛んだ。

「……んっ、……あぁ……ん……」

太く熱いものが狭い器を拡げ、押し入ってくる感覚に秋は切ない声を上げた。
初めての時はずいぶん痛かったが、今ではすっかり夏侯淵のかたちに慣らされている。
ゆっくり腰を下ろし、肉棒を根元まで咥え込むと深い息を吐いた。
いきなり眠っているはずの夏侯淵の手に腰を掴まれ、びっくりして見ると
夏侯淵が悪戯っぽい笑みを浮かべて秋の痴態を見上げていた。
慌てて抜こうとしたが、大きな手に腰をしっかり掴まえられて逃げられない。
夏侯淵にこんな浅ましい姿を見られた事が恥ずかしくてならず、秋は泣きそうな顔で首を振る。

「やぁ……!!見ないでぇ、おじ様!!」
「おいおい、そりゃねえだろ」

夏侯淵の手が秋の膨らみかけの胸に移る。
勃ち上がった乳首を指の腹で捉えられ、くりくりと苛められて高い悲鳴を上げた。

「あっ、あ、やぁぁん!!」
「随分やらしい体になっちまったなあ」

弄られる度に勝手に中が疼き、きゅうきゅうと肉棒を締め付けているのが分かる。
こんなに恥ずかしくて仕方ないのに、気持ちよくて堪らない。
本当に私、いやらしくなっちゃったんだ……と秋は潤んだ瞳から涙をこぼした。
泣き出した秋に慌てて夏侯淵は細い肩を引き寄せ、涙を指で拭う。

「いいんだぜ、やらしくてよ。そんだけ俺の事欲しいって思ってんだろ?」

好きならそうなって当然だからな、と夏侯淵は言った。
秋はまだ涙に濡れた眼のままおずおずと頷いた。

「ん……わたし、おじ様の事大好き……だから、いっぱい欲しいの……」
「よっしゃ、そんならとことん喜ばせてやるからな」

秋の腰を掴み寄せ、より深く突いてやると眉を寄せて喘いだ。
狭い小路が壊れてしまいそうに太いものを受け入れて、もっと欲しいとねだる様にそそられ
何度も奥を突き上げた。熱い粘膜同士が擦れ合い、溶けてしまいそうだった。
精を注ぎ込まれる感覚に秋は体を震わせ、一際色めいた吐息を漏らした。

――秋に口でされたのが効いたのか、夏侯淵の肉棒は精を吐き出しても硬いままで
朝から抜かずの三発という荒業をやらかしてしまい、その結果足腰が立たなくなるほど
秋を抱いてしまった。
慣れているとはいえ、まだ子供のような彼女には少しきつかっただろう。
さすがに夏侯淵は後悔しながら秋の内股に垂れる精を拭ってやった。

「済まねえ、やり過ぎたわ……」

ばつの悪そうな顔で、牀にぐったりと突っ伏す秋の頭を撫でる。
まだ腰がしびれているような感覚に酔いながら秋は叔父の手を握った。

「平気、まだちょっとしんどいけど…… ところで妙才おじ様、いつから起きてらしたの?」
「ん……お前が……その、俺の舐め出したあたりからかな」

あんまり熱心なもんで起きるに起きられなかった、と言われ秋は恥ずかしくて敷布に顔を埋めてしまう。

「もう、意地悪ー」
「んでも、こんな仕方も悪くねえな。なかなか気持ちよかったぜ」
「そんな事言ってるとここに噛み付いちゃうんだから」
「ははは、降参降参」

既に高く昇った陽を浴びてまどろみながら
今度はおじ様が起きている時にしてあげようっと、と思う夏侯秋であった。

 

 

 

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