「ねーねー、見て見て!」
やたらはしゃいだ声に振り返ると、そこには高校時代の制服を着た海老塚が
「どうかな〜まだいける?」
と、にやけ顔でから聞いてきた
「なんでそんなもん持ってんだ?」
片思いだったあの頃を懐かしく思いながら
「頭、ポニーテールにしないのか?」
と聞くと
「あ」
両手で髪を掬い上げまとめると、左手で根本を掴み
「ゴムがないからね、これで我慢し、ちょっとっ!何すん、もぉ!」
無防備な左頬とそれから耳たぶに軽く口付けた
「だって制服、誘ってんだろ?」
言いながら、襟元のリボンをするりと外した
「ち、違っ…このケダモノっんぅ…ふ、」
暴れ出す前に、口を塞いでやった
おしまい