「デニム~、見て見てーーー!!」「ティティス!?」
デニムの前で私はクルッと一回転してみせた。彼は目を丸くして驚いている。
当然だ。等身大のフェアリーなんて、見たことないに違いない。
「へへっ驚いた?」「ティティス、君は一体・・・?」
「神様にお願いしたんだよ」
それは嘘ではなかった。いや、私がずっと願っていた事だと言えるだろうか。
2日前、カチュアが出て行った。
大義のためとはいえ、姉と喧嘩別れしたことはデニムにとって相当堪えたに違いない。
以来彼に元気がないことが、私には辛かった。
「へへ、等身大のフェアリーも、結構悪くないと思わない?」
「うん、カノープスさんみたいだ。」
ぶっちん!
「ヒッドーーイ!どうしてそこであんなトリが出てくるのさッ!」「あはははは」
あ、笑った・・・。
屈託なく笑う彼の笑顔は、年相応のあどけなさを残している。ウォルスタ全軍を率いるとは思えない、16歳の少年の笑顔だ。
私はどれほどこの笑顔が好きだろう・・・。
ハッ!見とれてる場合じゃない。
大きくなれたこのチャンスに、ティティスちゃん最大の願いを果たすのだ。
「やっと、笑ったね・・・。」
私は背後から、彼の首にそっと両腕を回した。
「デニム・・・、あたしはデニムのこと、好きだよ・・・。」「ティティス・・・。」
彼も私の腕に手を重ねてくれる。
「だから、デニムが泣いていると悲しいよ。」彼の頬に軽く口付けた。
「逃げないで・・・。カチュアにはきっとまた会えるから・・・。」
抱きしめる腕にぎゅっと力を込めた。
「ティティス・・・。」
ドキンッ!彼と目が合う。ごく間近で目を見つめられて、私は思わず身震いした。
「そうだね。ティティスに言われると、何だかそんな気がしてくるよ。ありがとう。」
大好きな優しい笑顔。私は目をつぶりそっと彼に顔を近づけた。
・・・・・・。
「・・・デニム、もう1つお願いがあるんだけど・・・いいかな。」
キスの後、私はさらに続けた。
「え~っと、アノ、ホラ、その、何だ・・・。
私のこと・・・人間として愛してくれないかな?ホラ・・・今誰もいないし・・・
デニム・・・元気ないし・・・それに・・・それに・・・、」
アちゃー、いいムードなのにパニくっちゃって、言葉がでないぞ。え~っと。
デニムは一瞬きょとんとし、それから少し頬を染めて、あたふたとする私の手をとってくれた。
「いいよ、ティティス・・・。でもみんなには秘密だよ。
一人が怖くて女の子に逃げたなんてみんなには言わないで。」
うん。言うもんか。私はゴクンとうなづいた。再び彼の顔が目の前に迫る。
今度のキスは、長かった・・・。
彼の手をとりそっと私の衣服に導いた。デニムの手が私の胸のボタンを外していく。
私の胸が彼の目にさらされ・・・ってデニム見てないじゃん!!
「ちょっと、デニムちゃんとこっち見るの!」
「い、いや、恥ずかしくってさ。」
もう~。ぷっと頬を膨らますと、デニムは苦笑しながらそっと私の上着をはいだ。
白い大きな胸がデニムの目の前に晒されている。
彼は息を止め、じっと私の胸を見ていた。
「あ・・・あのさ・・・。胸の大きな女の子はキライ?」
目をそらして私は彼に尋ねた。フェアリーは元来スレンダーな生き物だ。
胸の大きな、つまり容姿で劣る私は、いつも肩身が狭かった。
「ううん。」彼が首を振る。
「思わず見とれちゃった。大きいし、それに、とても綺麗だ・・・。」
「デニム・・・。」
彼はそっと私の胸に手を這わせてきた。彼の言葉に、ずっと持っていたコンプレックスがすっと消えていくのを私は感じた。
「す、吸っても・・・いいよ。」
彼の後頭部に手を回した。そっと胸に導くと、彼は誘われるように目を閉じ私自身を口に含んだ。
ちゅるっ!
「ンッ!」
飛び出す液体の感触に彼が驚く。
「ゴ、ゴメン!それ花の蜜だよ。」「花の・・・。」
「ウン、フェアリーは食事に花の蜜も吸うんだ。それが胸に溜まるんだよ。・・・イヤだった?」
ううん。彼は首を振ると再び私の乳首に吸い付いた。ちゅう・・・ちゅう・・・。
デニムは積極的に、私の胸を吸いたててくる。
うひゃあああ!!私・・・今・・・ゴリアテの英雄に・・・おっぱい吸われてるよ!!
だ、だれもいないよね。今更ながら辺りを見回すが、森の中は静かそのものだ。
よ、よし、誰もいない。大丈夫だ。改めて胸元のデニムを見る。
安心しきって乳をすうデニムはあどけなくて、少年そのものだ。愛しくなって私はそっと彼を抱き寄せた。
彼の髪を撫でながら私は彼にしばらく授乳していた
両の乳を吸い終わりようやく彼が頭を離した。デニム、まだ半分しか脱がせてもらってないよ。
彼の手を私のズボンに導く。ズボンが脱がされた。彼の目が私の裸体を上から下まで眺め回した。
「綺麗だね・・・。」改めて言われ、私は頬を染める。
「で、デニムも脱ごう!!」
耐え切れなくなって私は彼の衣服に手を伸ばした。
眼前にデニムの裸体があった。ライムの彫刻のように見事な男性の体だ。
引き締まった肉体とその下は・・・。
う~む。やはり英雄は違うと言うべきか、とても見事だったと言っておこう。
女の子のティティスちゃんには恥ずかしいので、ここでの描写は控えさせていただく。
ともかく私は彼のたくましい身体と優しい瞳にメロメロになってしまった。
「デニム・・・いいよね・・・。」彼は黙ってうなずく。
私は彼の首に手を回し、背に両足を巻きつけた。彼が侵入してくる。
「ううッ!」「だ、大丈夫?」「ウン、大丈夫・・・だから・・・」
目に涙を浮かべながらも、私はうなずいた。
彼のペニスは太くて大きくて、それでも分身からは私を想う優しい気持ちが伝わってくる。
「動かすよ・・・?」ウ、ウン。私がうなずく。
ひゃぁぁぁッ!デニムの動きは優しく、それでいて情熱的で、私に狂おしいまでの快感を与えた。
駄目だ駄目だ、声が出ちゃいそう。
「ティティスは軽いね。」
私を抱きかかえたまま、デニムは言う。
「そ、そうよ。だってフェアリーだもん。」
挿し込んだままの状態で、デニムがクルリと一回転する
「ひゃああ!!」
先端が私を小突きにする感触に私は声を上げたが、それでも嬉しかった。
彼の手が私の耳を撫で、羽を撫で、そっとお尻に回される。
あ・・・。指先がソコに触れ私は息を飲んだ。。
「ヤ、ヤダア・・・。」
私が声を漏らすと、お尻の穴を愛撫する手はすぐに離れたが、それでも妖しい感触が残った。
「もう~、デニムの莫迦ッ!」「はは、ゴメンよ、ティティス。」
悪戯っぽく笑う彼の顔。私は今ゴリアテの英雄に抱かれてるんだ・・・。
そう思うとこの時間がたまらなく愛おしく、私は彼の膣で分身をぎゅっと締め付けた。
「ああ!ティティス、気持ちいいよ。戦いなんて忘れちゃいそうだ。」「駄目よ、デニム。あなたはリーダーでしょ。」
「そんなこと言ったって・・・。」
彼の困った顔が可愛くて、私は両胸で彼の顔を挟み込んだ。
「でも、今だけはいいよ、デニム。中に出しても、いいよ・・・。」
「ティティス・・・。」
彼からの突き上げが激しくなった。私もそろそろ限界だ。声の限りに、デニムの精を甘受した。
ハア・・・ハア・・・。二人で荒い息をつく。
「ありがとう、ティティス」
十分放出したのだろう。ノーマルに戻ったペニスで笑いかけるデニムに私は言った。
「私、まだ満足してないよ。」「えっ!?」
驚く彼に言った。「折角だもの、もう1回やろう。」「で、でも僕は・・・。」
言いかける彼の分身に、私は口付ける。
そういうときの万能薬。ティティスちゃんのすぺしゃる。
ひっさ~つ!プリティキッーース!!
ビキビキ!!私が息を吹き込むと見る間にデニムの分身がよみがえった。
「さ、も1回やろ!」
今度は両胸でデニムの分身を挟んでしごく。乳房の間でムクリと起き上がった彼のペニスは大きく固く雄の精を感じさせた。
ふふふ、カチカチだね。私はデニムに笑いかけると、再び彼にまたがった。
「ティティス!すごいよ。とっても暖かい!」「あたしも!デニムの上すごく気持ちいいよ!」
自ら積極的に腰を動かした。デニムもまた応じるように突き上げてくれる。
交わったままキスをする。唇を奪い舌をむさぼりあった。デニム、キスも上手~!
うっとりとして、彼のなすがまま体をくねらせる。大きな乳房で彼を包んだ。
ティティス!ティティス!デニムの上で声を上げる私に、誰かが呼びかける。
「ああ、デニム気持ちいいよ・・・。」「ティティス・・・、僕もだ・・・。」
デニムが笑う。ピッチを早めた。
おいティティスッ!!起きろッ!!
なによもう~っ!!私は今デニムと大事な・・・。
カノープス「起きろってば!!」
ティティス「ふえ?
目を開けるとそこにカノープスの怒った顔があった。「何寝てんだ。出発の準備できたのか?」
ブチッ!!人がせっかくイイ夢見てる時に~!!
「カノープスさん、ティティス、準備どうですか?」
無粋なトリやろうに口を開きかけた所で、背後から声がした。私をどきりとさせるこの声は・・・。
「オウ、コイツは寝てやがったがな。大体終わってるぜ。あと2時間でブリガンテス城に出発できる。」
デニムに向かってカノープスが力こぶを作る。「それよりお前は休めたのか?」
「ええ、大分疲れも取れました。いい夢見れましたし。」
そう言うとデニムは真っ赤な顔の私にぱちりと意味深なウインクをした。その顔が少し赤くなる。
「そうか、落ち込んでるんじゃないかと思ったが、大丈夫そうだな。」
「ええ、いつまでも落ち込んでられませんから。」
デニムの横顔には、いつもの凛々しさと力強さが戻っていた。
「それじゃ他も見てきます」言い残してデニムが去る。
「オラ、お前も手伝え。」「ウ、ウン。」
カノープスに言われ荷造りを行う。
デニムのウインク。あれはどういう意味だったのだろう。彼もまた同じ夢を見たのだろうか。
まさかね。それでも彼が元気を取り戻した事が私には嬉しかった。
私を穿った彼のたくましい一物を考えながら、その日1日身体を火照らせて過ごした。
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