セリエとシスティーナはデニムの命をうけバルマムッサにきていた、  
バルマムッサに先のバンハムーバの戦闘で逃亡したバクラム正規軍が潜伏しているとの報告があり、  
暗黒騎士団と本格的な戦闘が始まる前に後方の不穏分子を排除する必要があった。  
二人は斥候の役目を受けて  
「ふうっ、すごい雨だな」  
一軒の廃屋に駆け込みセリエは言った。  
「本当ね、バクラムの正規軍もいないみたいだし」  
ミシッ  
 そのとき廃屋の隅で床板の軋む音がした。  
「誰だ!」  
 ショートソードを構えるやいなやセリエの誰何の声が飛ぶ、  
 明らかな人間の気配・・・しかし、  
「シェリー姉さん?」  
 システィーナがセリエを制し、うごめく人影に呼びかけた  
「シ・・スティー・・・ナ?」  
 呼びかけに応えた声は4姉妹の次女シェリー・フォリナーであった。  
 解放軍の勢力圏が拡大し、陸路が使えない以上海路での帰還となるであろうはずがブランタの指示で  
船はすでにアシュトンに無く、シェリーは帰るべき場所と地位を失った事を理解した。  
 ただでさえ反バクラム思想が蔓延している地域で正規軍の魔術師が国家の支援を失ったのだ、  
お尋ね者として逃げ回るより他道はなかった・・・。  
 
「ここで何をしている?」  
 セリエはシェリーに問いかけた、  
「何?何って私は国に捨てられた身、何をするも帰る所も無いのに何もすることなんてないわ」  
 疲れ切った声、震える肩をつかみシェリーは応える。  
「そうか・・、墜ちたものだなおまえも」  
 辛辣な長姉の返答にシェリーの目が変わった  
「あなたが奪ったんじゃない!」  
 懐に隠していたミニマムダガーの切っ先をシェリ−に向ける。  
 シェリーの相貌から怒りの泪があふれだした。  
「あなたがいなければ全てうまくいっていたのよ、それを!それを・・・」  
 この間合いではドラゴンテイマーと魔術師では実力差ははっきりしているが、  
次の瞬間システィーナは思わず息をのんだ。  
 セリエがシェリーの手をつかみ自分の喉に刃をあてがったのだ。  
「私が本当におまえの立場を踏みにじり、追いやったと思うならこの場で私を殺すがいい。」  
 セリエの反応によりいっそう肩を震わせるシェリー、緊迫した空気が流れる。  
   
「もうやめてッ」  
 システィーナが二人の間に割って入った。弾けたダガーが音を立てて転がる  
「どうして?どうして姉さんたちがこんな事になるのよ!」  
 割って入ったシスティーナに二人の視線が交錯する  
「セリエ姉さん、ずっとシェリー姉さんの事気にしていたじゃない。ヴァレリア解放戦  
線にいた時私に『我々の活動は完遂されねばならないがその時あいつはどうなるのだろ  
う』って、どうしてそんな冷たいことが言えるわけ!?」  
 今まで見たこともない勢いで問いつめるシスティーナにセリエは返す言葉を失った。  
「シェリー姉さんも解っているんじゃないの?本当に帰る所、自分の居場所が・・・」  
 うなだれるシェリー、緊張の糸が切れたからかその場に座り込んでしまう。システィ  
ーナが手を合わせて続ける  
「私ね、姉さんたちと一緒にハイムに住んでいた頃から知ってたんだよ。・・・姉さん  
たちが愛し合ってた事、姉妹を越えた間柄だった事」  
 システィーナがそう告げた瞬間二人は凍り付いたようにシスティーナを見た。  
「知らないと思った?そうよね、姉さんたちは私たちを守ろうとして道を割ったんだも  
のね」  
      
全ては二人のシナリオだった、敵となり生き残った方がシスティーナとオリビアの支援  
を行い二人を守るという事を誓いにシェリーは時の権力者、ブランタに取り入りセリエ  
はヴァレリア解放戦線に身を投じたのだった。  
「姉さん達は良いわよ、覚悟した上で選んだ道なんだから。でも私は嫌ッ!シェリー姉  
さんもセリエ姉さんも私にとって大切な人なんだよ?」  
 目に見えて表情の硬くなったセリエが苦しそうに返答する  
「ここは逃げ場のない炭坑町だ、解放軍の部隊がくればシェリーは助かるまい。一介の  
兵士なら寝返りましたで事はすむだろうがブランタの片腕を皆が許すとは思えない。デ  
ニム個人は許せるだろうが急に大きく成長した解放軍はまだまだ一枚板とは・・・」  
 目をそらして言うセリエにシスティーナは遮って言った。  
「だからって!いざそんな場面になってセリエ姉さんはシェリー姉さんに殺されて、残ったシェリー姉さんは解放軍の前に倒れるの?」  
 システィーナはおもむろにシェリーの頬に手をあて唇を重ねた。  
「ンっ・・・・」  
 シェリーの驚いた瞳がシスティーナの潤んだ双眸をとらえる。  
「・・・・・やだよ、二人とも好きなのにそんな事考えられないよ」  
 消え入りそうな声でシスティーナが言った。シェリーが無言でシスティーナに唇を合  
わせる。その感触を確かめるように何度も、そしてゆっくりと口づけを交わした。  
 
「・・・クスッ」  
「・・・フッ」  
 誰とも無く吹き出した、やがて笑みとなり3人の心のしこりを洗  
い流していた。  
「ともかく暖をとらねばな、この雨はしばらく続くだろう。」  
 セリエは部屋に併設された納屋に姿を消した  
「シェリー姉さんはこれね」  
 システィーナが懐からキュアペーストを取り出し、シェリーの上  
着を取り、服の上から丁寧に塗りこみ始めた。  
「ちょっ・・アッ・・・」  
 ヴァレリアは比較的温暖な気候帯にあり、衣服の生地は主に柔ら  
かく薄い生地が使われる。ずぶぬれになっていた衣服はシェリーの  
肢体に張り付き、この上なく扇情的に見える。  
 双乳を揉みしだかれ、首筋に舌を這わされてシェリーの唇から喘  
ぎ声が漏れる。シェリーの手も自然とシスティーナの秘部にのびる。  
 触れられる度にピクッとその体を強張らせるシスティーナ。  
「んっ・・・・感じやすいのね・・・くっ・・システィーナ・・・ハアッ」  
 初めて他人に秘部を弄ばれる感触、突き上げてくる快感にシステ  
ィーナは絶頂に押し上げられる。  
「アッ、シェ・・リー・・ねえさ・・・・ンあッ・・・ダメっ・・・、イッちゃ・・・  
イっちゃううっ!」  
 反射的にシェリーの体にしがみつき、絶頂の間隔にうち震える。  
「痛っ」  
「あっ、ごめんなさい。どこか痛む?」  
 シェリーの声に我に返るシスティーナ  
「大丈夫、ねぇシスティーナ、続き・・・・してくれる?」  
「いい身分だなシェリー」  
 いつの間にか戻ったセリエが後ろからシェリーを抱きすくめ、髪  
をかき分けうなじに舌を這わし、膝立ちだった状態から立たせ、後ろから衣服に浮かんだ両の乳首を弄ぶ。  
 その様子にシスティーナは、シェリーのスカートの裾に手を入れ、  
ショーツを引きずり降ろした。  
「駄目っ、そこは・・・あうっ」  
 システィーナは無言でシェリーの秘部を舐めあげた。水編みくら  
いはしたであろうが逃亡生活で身を清める事などできはしない。そ  
の秘部を初めて妹に愛でられる気恥ずかしさと背徳感がことさらに  
快感を増幅する。  
「シェリー姉さん、もうトロトロだよ。」  
 シェリーの秘部を押し拡げていた指が愛液にまみれている。シス  
ティーナは片方の手をショーツの中に入れ、敏感な突起をこねくり  
まわしだした。  
「イキそうなのか?」  
 セリエが耳元でささやくが当のシェリーは受け答えしている余裕  
はない、膝をガクガクさせながら、立っているのもやっとという有  
様だ。  
「んふぁっ、駄目ぇ!もぅ・・・もぅ!」  
「くあっ・・・し・・・シェリー姉さん・・・ダメ、待って・・ああっ!」  
 シェリーとシスティーナが同時に気をやろうとした時であった。  
すうっとセリエがシェリーの腰を引いた。  
 システィーナはもちろん絶頂の余韻に身を任せ座り込んでしまっ  
た。  
 
 得られるはずの快楽が、歓喜の瞬間が遠のいていく。  
「・・・・な・・・んで?お願い・・こんなになっちゃってるのに・・イジワルしないで」  
 シェリーは放られたままの両手をそっと動かして、蜜まみれの秘  
部に指を這わし、いやらしいまでに尖った乳首をそっとつまむ。  
「シェリーはそれで良いかもね、でも私は?」  
 立っているのもやっとの状態のシェリーを振り向かせその手を取り自分の秘部にあてがう。もう一方の手を自分の首に回し唇を塞ぎ、舌を絡ませる。  
「・・・ん、っ・・・私も・・・・満たして欲しい」  
 シェリーの淫孔に指を差し込みかき回す。二人の嬌声が重なりは  
じめた。  
「くっ、あふぅッ・・・・あっ・・・気持ち・・・イイッ」  
「っ・・・姉、さんっ・・」  
 互い視線を交わし、舌を交わし、一番敏感な部分を探り合っている。システィーナは二人の痴態にあおられ、シェリーの後ろから菊門の周りに舌を這わせ出すと、シェリーの喘ぎ声がいっそう高まる。  
「っく、そんな・・アッ・・ダメ、お願い、うっ・・・後ろの穴なんてっ・  
・・ンッ、ああっ、アッ、イイッ・・・イ・」  
 全身を駆け回る快楽にシェリーの脳が自我を手放す。  
 
 セリエとシスティーナは意識をやったシェリーに対し、さらに愛  
撫を続ける。  
「あっ・・・ふわぁっ・・・セリエ姉さ・・ん、まっ、またイッちゃ・・・あ  
あっ・・・はあああぁ・・・な・・・なんで・・シ、システィーナ、うあっ・・  
あああっ、ま・・・た」  
 二人のからみつくような愛撫に翻弄され、何度も気をやるシェリ  
ー。と、セリエがシスティーナを制し、床の段差部にシェリーを座  
らせ、ショーツを脱いで松葉崩しの体勢になり、摺り合わせる。  
「あっ・・・ねぇ、シェリーのアソコ気持ちいい・・よ・・・ッ」  
「んふあっ、セリエ姉さ・・・あんっ」  
「くあっ、シ・・・・システィーナ、・・・・ひああっ、お・・いでっ」  
 二人の絡み合う姿に魅入っていたシスティーナをセリエが呼ぶ、  
下着を脱ぎ、二人をまたぐ形で立つ。  
 下のスカートをめくり、システィーナの下着越しには解らなかっ  
た秘部が無毛であることに気づき、セリエとシェリーは一瞬目を奪  
われた。  
 両手を顔に当て黙ってしまうシスティーナ、その様子に先ほどの  
シェリーへの愛撫で濡れそぼる手をシスティーナの秘部に走らせ、  
クリトリスを吸い上げるセリエ。何度も絶頂に押し上げられたシェ  
リーもためらいなく菊門に舌を挿入する。  
「ダメっ、あっ、お願・・い、見ちゃ、あああっ・・・・ひうっ」  
 普段自分を慰めている行為では絶対に味わえない新鮮で強い刺激  
に軽く達してしまうシスティーナ。より強い刺激を求めようと服の  
裾をまくり上げ、形の整ったバストを揉みしだきだした。  
 初めて見るシスティーナの痴態に舌で舐めれば舐めるほど溢れ出  
てくる愛液、秘部から突き上げてくる快感にセリエ、シェリーも限  
界だった。  
「や、ああっ・・ダ、メ・・お尻・・・イイッ!いっちゃうッ」  
「んっ、くあっ・・・シ・・・・シェリーの・・・アソコ・・・気持ちイイッ」  
「やっ、ま・・・だセリエ姉・・・・さんッ・・・・ああああっ」  
 立っている事もできず、自分の胸を抱え込んだまま二人の上に座  
り込んでしまうシスティーナ、セリエもシェリーも横になり触れ合  
う肌の感触を余韻に浸っていた。  
 
「憑きものが落ちたって顔をしているな」  
 火にあたりながらセリエはシェリーにそういった。  
 確かにそうかもしれない、ブランタの片腕として意に沿わぬ任務  
を負い、姉との約定を胸に忍従に生きる日々は彼女から輝きを奪っ  
ていったのだろう。今、彼女の顔は輝いている。  
「そうかな?」  
 そう答えるシェリーの声もどことなく弾んで聞こえる。その傍ら  
ではシスティーナが静かな寝息を立てて睡魔に身を委ねている。  
「でも、この子がいなかったら、ねぇ姉さん」  
「いつの間にか守られていたというわけ・・・・ね」   
雨はあがっていた  
 
 
 
 

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