ハボリムやカチュアが生存するデニム×オズマ。  
 
 
ハボリムの思想の為に、戦乱を終わすまで解放軍に協力することにしたオズマ。  
しかし、オズへの弔いの気持ちが消えた訳ではない。  
 
(オズ───貴方が一番喜びそうなことをしてあげるわ)  
 
オズマはオズの趣味・趣向を知っていた。  
常人ならば理解できない事だが、最愛の弟のことなので  
弔いの為に、悪趣味としか言えないことを考えていた。  
 
ある日の夜、デニムは街外れの教会に向かった。  
 
「デニム。戦乱を終わす為に出来る限りの協力はしよう。  
 だが、オズの弔いはして欲しい」  
「はい。僕にできる事があったら、なんでもします」  
 
オズマはデニムに供養を頼んでいた。  
敵として討ったとはいえ、オズマにとっては実の弟。  
デニムはオズの供養には誠意を持って応えようと思った。  
 
「それでは……身を清める為にこの薬を使ってもらう。全身に浴びてちょうだい」  
 
オズマは大陸の秘薬をデニムに渡した。  
疑うことなく、謹んで身にふりかけるデニム。  
 
すると、デニムの意識は飛んだ。オズマはデニムの服を脱がせる。  
シャツも脱がし、パンツだけにすると、教会の中央にあった台座に寝かせ、手足を縛る。  
 
「これで準備は整ったわ。オズ、待っててね。」  
 
オズマは笑みを浮かべると、デニムに別の薬をふりかける。  
デニムに意識が戻った。  
 
「───ん…?これは?僕はどうしてここに?」  
「オズの弔いを始めるわ。宜しくね」  
 
デニムは状況が全く呑み込めなかった。  
 
「あれ、供養のために教会へ来た筈なんだけど……」  
「ええ、そうよ。ここは教会。今から、私が全力で行うから。  
 貴方はただ寝てればいいの」  
 
やや力を込めて語るオズマ。  
 
「って何で僕は裸なんですか!?それに手足も縛ってあるし……」  
「オズの供養だからよ。オズが最も喜ぶのはこの方法なの」  
 
暗黒道に堕ちたような笑みを浮かべ、デニムを見下ろして語るオズマ。  
 
「ちょっと……何でこれが供養になるんですか?変なマネはやめて下さい!」  
 
デニムは変な行為としか思えなかった。  
真夜中の教会で、裸で台座に縛り付けられては、変態行為としか感じない。  
 
「貴方も知ってるでしょう。オズはこういうのが大好きだったの」  
「!?」  
 
オズマは恐ろしい笑みを浮かべて答える。  
反対に、デニムの脳内は恐怖で満ちた。  
状況を理解してしまったのだ。  
 
オズが変態のサディストだったのは、デニムも知っていた。  
そんなオズの望み、それはすなわち、仇である自身の苦痛だろう。  
オズマが行おうとしている供養とは、普通の供養ではない。  
 
「オ……オズマさん、やめましょう、こういうのは。  
 僕を嬲ったところで、故人は喜びませんよ!」  
「オズの事を知った口を聞くな!!」  
 
オズマは用意していた鞭を取ると、デニムの上半身にふり降ろす。  
その口調には迫力があり、鞭の痛みからも本気なことが分かる。  
 
デニムの頭は危機感で満ちていた。  
オズとの戦闘中の会話から、オズがどういう性癖だったかは分かってた。  
 
そして、そのオズの実姉であり、オズを溺愛していたオズマ。  
そのオズマが今、オズの望みを叶えようとするならば、どれほどの苦痛を求めるだろうか。  
 
「オズマさん、僕には無理です。こんな供養はできません。中止して下さい」  
「それは無理ね。オズは、途中で逃がすことは絶対になかったから」  
 
オズマの頭は、オズのことで一杯だった。  
憎しみや怒りというより、オズの望みを考えた故のオズマの理性的な行動だった。  
 
「安心して。あくまでも、供養だから。  
 解放軍を裏切るとか、貴方への復讐ではないわ。  
 ただ、泣き叫んで苦痛で死にたくなるかもしれないけど」  
 
オズマは冷静な口調で語る。  
 
「さて、始めるわ」  
「まずは、鞭でいいかしら?それとも、ロウソク?」  
 
薄暗い教会の中で、本物の拷問の恐怖を感じるデニム。  
戦闘経験は豊富でも、拷問の経験はなく、責めには無防備であった。  
 
「鞭だったら───全身が赤く染まって無残な姿になるわね。  
 皮が破れて、顔も腫れて痛みで失神する」  
「ロウソクだったら───全身が真っ赤になるのは同じね。  
 皮膚は火傷になって、目まで爛れて熱さで失神する」  
 
坦々と語るその様子に、心の底から震えるデニム。  
 
「安心して。失神しても、すぐに起こしてあげるから」  
 
デニムの表情を見て、オズマは悦に浸る。  
 
(オズ……見てて。貴方の望み、叶えてあげるから)  
 
オズマはあくまでも、オズの為の行動であった。  
しかし、そういうオズを見てきたせいか、それともオズ同様の血を引いてるからか、  
実演を前にして、オズマの心には今までにないモノが芽生えていた。  
 
「薬がいい?毒がいい?」  
「薬だったら、楽に起こしてあげる。  
 強い薬を使ってあげるから。副作用もかなりのものだわ」  
「毒だったら、副作用はないわ。  
 微弱な毒だけど、凄い苦痛で解毒薬を欲しがることになる」  
 
自然と、オズのような言葉が出るオズマ。  
 
「あ、オズだったら、最初にこうしてたわね」  
 
オズマは細い紐を取り出すと、デニムのパンツを脱がした。  
 
「オズマさん……僕はもう限界です。本当にやめてください」  
「そうそう。オズが望んでいたのは、そういう表情なのよ」  
 
オズマはデニムの叫びなど無視して、デニムの性器を縛る。  
 
「こうしておくとね、それだけで苦しいらしいの。オズはよく言ってたわ。  
 どんな屈強な戦士も、あまりの苦しさで耐えられないって」  
「ちょっと……嫌です、本当にやめてください!!」  
 
裸のまま異性に縛られるというだけで、今までにない経験だったデニム。  
そして、自らが拷問に遭うという危機。  
その状態で、パンツを脱がされ性器を縛られた。  
デニムの脳内は、恐怖や恥ずかしさで満ちていた。  
 
「あと……オズだったら自らを誇示してたわね」  
 
オズマは服を脱いだ。  
デニムの目には、異性のブラックな下着が映る。  
薄暗い教会の中、下着姿のオズマは語る。  
 
「こうやって相手を支配するそうよ。  
 相手の肉体を晒して、自身の肉体も露出させて、より深い責めをするって」  
 
服を脱ぐと、オズマには変化が起こった。  
 
(オズ……理解してあげられなくて、ごめんね)  
 
オズマはオズの事を想うと、責めという行為に対し、やや幸福を感じた。  
 
「相手に恐怖を、苦痛を、恥ずかしさを感じさせる。  
 そして、自らの肉体を見せつけ、相手を完全に支配する。  
 オズ、貴方の望みはこれね」  
 
下着姿でデニムを見下ろすオズマ。  
そんなオズマに対し、デニムは年上の女性の魔力を感じてしまった。  
 
(こんな状態なのに、いけない…)  
 
オズマに縛られた股間が、大きくなっていった。  
 
「痛い!!」  
 
自然と、痛みを感じる。  
 
「そう…その声よ。オズはそれを求めていた」  
 
デニムの悲鳴により、オズマは興奮した。  
オズを想っての事でもあるが、彼女自身も、責めにより快感を感じていた。  
 
「オズ………今の私なら分かるわ。貴方の喜びを、私も感じるから」  
 
オズマは鞭を手にすると、デニムの胴体へと振りおろした。  
 
激痛により叫ぶデニム。  
 
「この声…この表情……オズが求めていたのはこれ………」  
 
オズと一体化する感覚や、オズへの慰め、そして自身の快感という理由で  
オズマは責めに覚醒した。  
 
「もっと……もっと泣いて…」  
 
デニムに容赦なく鞭を振りおろすオズマ。  
痛みと恐怖で泣き叫ぶデニムを前に、更にオズマは興奮した。  
 
「確か、オズが求めていたのは性の奴隷。  
 そこに絶頂があると語ってたわね」  
 
オズマはデニムの性器に手を伸ばすと、それをしごき出す。  
根元が縛られてるせいで射精ができない。  
デニムは苦しみで叫ぶ。  
 
「ああ……いいわ………オズ…貴方の快感がここに………」  
 
強烈にしごかれた事で、デニムは絶頂を迎えた。  
しかし、待っていたのは快楽ではなく苦痛。  
射精ができず、逆流してしまう。  
 
一瞬の快感と、その後にくる強烈な苦痛で発狂するように叫ぶデニム。  
 
「感じるわ……オズ…貴方を…貴方の快感を……私も…一緒に……」  
 
オズマは快感により、自らの陰部が濡れ出した。  
オズを想う気持ちと、快感に酔う彼女は、もはや止まらなかった。  
 
「デニム…いいわ…その表情、本当に良い。もっと苦しんでちょうだい………」  
 
オズマは下着を脱ぐと、デニムの顔を跨ぐ。  
 
「オズは……こういう変態行為も好きだった。  
 いえ、変態ではなかったわね。オズ………本当に…最高の趣味よ……」  
 
オズマはデニムの鼻をつまむ。  
デニムの目には、真っ黒のブラジャーを付けたオズマが狂乱する姿が映る。  
 
デニムの呼吸は徐々に苦しくなっていき、オズマの性器の匂いが肺に入る。  
口にはオズマの愛液がしたたり堕ち、オズマに支配されていると感じた。  
 
まだ性には疎いデニムにとって、極めて衝撃的で、心臓が破裂しそうなほど興奮する。  
と、同時に激痛が走る。更に股間が大きくなったせいだ。  
縛られたままで、射精ができない。  
 
「いふぁい…オズワさ……いた…やうぇてくださ………」  
 
上手く声に出せず、オズマの下で涙を流しながら悲願するデニム。  
そんなデニムの苦痛が、オズマの快感だった。  
 
「いいわ…本当に至福。最高の趣味よね……オズ」  
 
オズマには軍の指導者への背信行為という考えはなかった。  
オズの意思と共にサディズムに酔う歓喜で満ちていた。  
 
「オズ……貴方は…飲ませていたわね…奴隷に」  
 
オズマはデニムの口を片手で広げると、放尿をした。  
もはや軍法会議に問われる程の行為だったが、彼女には夜の日課としか感じていない。  
 
尤も、デニムにとっても、目上の女性との極めて背徳的な行為に興奮し  
オズマの為すがままに、彼女に従った。  
口を開けさせられ、オズマの尿を受けるデニム。  
 
苦さや苦しさで泣きながら、更に股間を大きくする。  
 
「奴隷にはこれで十分なのだけれど……デニムは指導者でもあるのよね」  
 
オズマはデニムから降りると、股間の紐を外す。  
 
「デニム……今から、枯れるまで絞ってあげる。思いっきり、泣いてね」  
 
デニムに性への耐性が無いことくらい、オズマは分かっていた。  
若くして軍の指導者となる少年には、そんな機会はあまり無い筈だ。  
 
逆に、オズマは、その家柄や地位を利用して、遊びでなら経験は豊富であった。  
 
「何回くらいが限界かしら?もしかして初めて?」  
 
デニムには経験が無い。オズマに童貞を奪われることになる。  
事前の責めにより、デニムの心はすっかりオズマへの服従に染まっていた。  
 
デニムを跨ぐと、容赦なく腰をふるオズマ。  
未経験だったデニムには、あまりにも衝撃的だった。  
 
「オズマ……さん…僕はもう……ダメです………」  
「その力の無い声………弱っていく姿を見るのが、これほど愉しいなんて……」  
 
痛みと快感と恐怖や衝撃や服従や至福が混ざって  
声をあげる気力すら失っていくデニム。  
 
もともと経験豊富でいて、オズと共通する快感に目覚める事で  
歓喜のあまり激しく腰を動かすオズマ。  
 
デニムもオズマも、お互い狂っていた。  
 
「あ…あ…あ……オズマ…さん……もう……僕は…」  
「ああ……いいわ………オズ…最高…」  
 
2人の絶頂は10回を超えただろうか。  
 
デニムは涎を垂れ流し、顔は廃人のようになっていた。  
オズマは、デニムの生気を吸い取ったかのように至福で満ちていた。  
 
 
その日を境に、2人とも変わった。  
カチュアやデネブにとにかく甘え従順になるデニムに、2人は困惑していた。  
 
「ねえ……なんか、最近おかしいよ。デニム。こんなに私にベタベタして」  
「坊や?まだちょっと、坊やには早いんじゃなくて?お姐様ってどこで覚えたの?」  
「いいんです……僕はもう…どうなっても……好きにして」  
デニムは2人に使われる事に必死だった。  
 
 
一方、ハボリムもまた、困惑していた。  
 
「君は…気でも狂ったのか?敵兵に対し残忍な行為だけではなく  
 見るに堪えがたい屈辱を味あわせ、ましてや私に対しても同様な素振りを見せる……」  
「この趣味を理解してもらえないなんて……貴方が今の言葉を悔むまで責めてあげるわ」  
 
オズマはわざと敵を嬲ると、魅了し毒を味あわせ、命乞いをさせてから止めをさした。  
ハボリムに対しても、夜は危ない誘いに夢中であった。  
 
 
ウォーレンだけが、指導者やオズマの変貌ぶりに困惑せず、  
原因となった事実を書けずに、背徳な騎士団を憐れんで見守っていた。  
 
<完>  
 
 

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