魔術師オーフェン

「…ん…ココ…は?」  
俺が目を覚ますと、そこは薄暗い部屋であった。  
なんだ…俺はなんで、こんな所にいるんだ?  
ズキッ…  
「痛ッ…」  
…手と足がきつく、ロープで縛られてやがる…。  
牙の塔で修練をつんだ俺でも、こう完璧に縛られていると、抜け出せねェぜ…。  
「くそ…だ、誰がこんなことを…?」  
「オーフェン」  
後ろから女の声が聞こえた。  
「ク、クリーオウ!?」  
4mほど後ろの方で、クリーオウがいつもの姿でそこにいた。  
「てめぇクリーオウ!見てないで…助けやがれ!」  
俺はいつまでも助けてくれないクリーオウに向かって怒鳴りつける。  
「やーよ」  
「…………は?」  
「だってオーフェンを監禁したの、私なんだもん」  
「な!?」  
「オーフェンの寝顔って、ホント可愛かったわ♪  
 その鎖骨とか、ほどよく引き締まった筋肉とか……もう食べちゃいたいくらい」  
クリーオウが俺に近づき、あちこち触り始めた。  
その白い手がズボンにまで伸びた。  
「うあっ!…ク、クリーオウ…なぜこんな事する!?」  
「そーねぇ……私って小さい頃から欲しいものはなんでも手に入れてきたの。  
 オーフェンと出会って、始めて男の人を好きになったわ。  
 ……でも、オーフェンは私の気持ちに応えてくれない……」  
クリーオウの手がズボン越しに俺のアレを愛撫する。  
「うあっ!そ、そこを触るな…!」  
「だから…私無しでいられなくしてあげる…」  
クッ…あぁ…こ、こいつ…どこでこんなテクを覚えやがったんだ…  
一流娼婦並の性技じゃねぇ…か。  

クリーオウがニヤニヤしながら俺の顔を覗きこんでくる。  
「ねぇ、気持ち良い?」  
「キ、キモイわ!…は、はやく…俺を解放しやがれ…!」  
「……へぇ……こんなに大きくなってんのになぁ」  
「そ、それはお前が…さ、触ってるから…!で…ウ、くう…!!!  
 や、やめろ…チャックを下ろすな…あ!」  
「うわ…でっかいおちんちん。  
 昔ズボンをずり下げて、無理やり見てやったマジクのより、全然でかいわ…  
 ううん、違う生き物みたい…」  
クリーオウは俺のペニスをしばらくつついたり、眺めたりしていたが、  
次第に手で握り、シコったり口に含み始めた。  
「や、やめろ…クリ…オ……!どうしち……まったんだ!……お前…」  
「……ン…ンフ……ぷはぁ…………オーフェンが悪いのよ」  
クリーオウの口内で、クリーオウの舌でペニスが食べられている。  
身体全体に耐えきれない快楽が押し寄せてきて、俺は何も考えられなくなる。  
「ウフフ…こんなに我慢汁一杯出しちゃって!…オーフェンったらエッチなんだから」  
クリーオウがパンティを脱いで、それを俺の口に押し込む。  
「ん!…んぐ!」  
「フフ……どう?処女のパンティよ。香ばしい匂いでしょ。  
 オーフェンが寝てる間にどんな事をしようか考えて、ずっとオナニーしてたから……」  
俺の口の中一杯に、甘酸っぱい匂いが広がる。  
鼻がツーンとする、キツイ匂い。  
クリーオウは留まる事をしらないのか、自分の胸を触りながらもう一方の手でアソコを弄っていた。  

「ねぇ、オーフェン……ずっとこうしたかったんだよ」  
俺のペニスを上下にしごきながら、喋りかけてくる。  
「オーフェンとSEXしたかったの…ああ…やってできるのね…」  
だめだ…もう我慢できない!  
「うあああ…ああ!!」  
ドピュルルルルル!!!!!!!!  
精液が目の前にいたクリーオウに飛び散る。  
目、鼻、口、髪、顔全体にかかった精液を、手でぬぐってクリーオウはニコっと笑った。  
「一杯でたね」  
ゾクッ…  
その時のクリーオウの顔が、サキュバスのようなこの世のものとは思えないほどエロかった。  
「でも…私の中に出す分は、とっといてね♪……綺麗にしてあげる」  
「うあ…く、くあああ」  
再びペニスを舐めはじめるクリーオウ。  
そして俺を押し倒し、俺の胸にキスし、乳首を吸い出した。  
「ひぃあ!あ…あああ!!!ク、クリーオウ!クリーオウ…!」  
クリーオウは俺の唇に無理やりキスし、舌をからませてきた。  
何も考えられなくなってきていた俺は、クリーオウの舌を歓迎し貪ってしまった。  
「ん…んん…」  
「んく………………ん…………プハ」  
唇を離すクリーオウ。  
唾液が互いの唇を繋いでおり、それがイヤらしく光る。  

「オーフェン…私のこと…好き?」  
突然愛撫の手を止め、クリーオウが俺に聞いてきた。  
「……はぁ…はぁ………い、いまさら……何聞いてやがる」  
「私……オーフェンの子供が欲しい」  
「…!!…な…な、なんだ…と!」  
「今日ね……ヤバイんだよ」  
クリーオウが、床に転がっている俺の目の前にまで股をもってくる。  
そのまま、俺の顔にあそこを押しつける。  
「ぶふっ…ん〜〜!」  
「ああん!…オ、オーフェェェェンンンン…」  
「……ぷはぁ……ヤ、ヤバイって……な、何が…だ」  
「…だからさ、危険日ってことヨ」  
「!!」  
「さーてぇ……記念すべき、処女喪失&受胎の時間よ」  
「や、やめろ!クリーオウ」  
クリーオウが俺の上に跨り、そのままペニスをにぎる。  
「好きよ…オーフェン」  
そのまま自分のあそこにあてがい、少しづつ腰を落とした。  

ペニスがクリーオウの身体の中に隠れていく。  
俺はそれを霞んだ目で見ていた。  
ズブッ…ズブブ…  
「あ、あはぁ〜♪」  
亀頭の部分が完全に膣内に入り、残りもドンドン入っていく。  
「オ、オーフェン…私…幸せ…」  
途中でペニスの侵入が止まる。  
「あは…オーフェン。私の処女膜を…貫いて♪  
 私を…女にしてぇぇぇ……」  
クリーオウがペニスをつかんでいた手を離し、俺に腰を振るようねだる。  
俺はもう、快楽で何も考えられずにいた。  
ブチィ…  
「ぁああぁあはあぁあああああああ!!!!!!!」  
クリーオウの腰をつかみ、子宮まで一気に貫いてやった。  
結合部から、赤い液体が流れてくる。  
「くぁ…フフフ…ああ…なんてオーフェンのが私の中に入ってる…  
 オーフェンのちんちんが私のおまんこに入ってる!!」  
ズブッ!ズブッ!ズブッ!  
「ア…アガ…ガ」  
クリーオウが俺の身体に手をついて、腰を振り出した。  
結合部からは赤い液体だけでなく、愛液もにじみ出てきたようだ。  
ぬちゃ、ずちゃっというイヤらしい音が部屋内に響き渡る。  
恍惚とした表情でクリーオウが腰を振るスピードを上げる。  
「や…やめろ…そんなにふったら…で、でちまう」  
「あら…はぁ…は…さっさと…だしなさい…私の中に」  
「だ、だめだ…」  
「はぁ…はぁ…逃げられなくなってから…存分に…SEXしましょ…はぁ…アア!」  

こ…このままでは…クリーオウに子供ができちまって…  
クリーオウとゴールインしちまう…!  
(マジク…!マジク…!)  

 

宿屋の2階、オーフェンの弟子で、金髪の美少年。  
マジクはベットに転がり、魔術の本を読んでいた。  
「はぁ〜…お師匠様達どこいったんだろ」  
(マジク…!マジク…!)  
「わぁっ!?…お、お師匠様!?…ど、どこですか!?」  
(マジク…!俺は今…くあ!…こ、心の声でお前に話しかけている…!)  
「え……あ、ハイ………な、なんだかピッコロさんみたいですね」  
(いいか…マジク!…お、俺の鞄の中から…ぐは!…コ、コンドームを一箱持って来い!)  
「え、コ、コンドーム!?……お、お師匠様達…どこで何やってんですか!」  
(い、いいから…ガハァ!…も、もうこれ以上持ちそうにない!…早く持って来い!!)  
「で、でも…どこにいるんですか!?」  
(多分お前の隣の部屋だ…!は、早く持って来い!!)  
「は、はい〜〜〜!」  

「はぁ…はぁ…オ、オーフェン…そろそろみたいね!  
 な、中で…ピクピクしてるわよ!」  
「か…ハぁ…し、処女の締め付けは…す、すげ・・ぇ」  
バン!  
金髪の少年が、ドアを開けて部屋内に飛び込んできた。  
「お師匠様!持ってきました!」  
「マ、マジク!!い、いやああああ!!!」  
「で、でかしたマジク…!そ、それを上にかかげろ!!」  
「は、はい!」  
マジクがコンドームの箱から一つ取り出し、それを上に上げた。  
「我は着ける 避妊の心得!」  
ギュイイイ――――――――ン……  
俺とクリーオウの結合部が青白く光った。  
「え…な、なに!?」  
光が収まると、俺のペニスにはしっかりコンドームが装着していた。  
「でかしたマジク!……へへ…ク、クリーオウ」  
「ハァ…ハァ…な、なによ」  
「い、今までの分…その身体で払ってもらうぜ!」  
「え…あ、こうなるの……い、いやあ〜♪」  
俺はクリーオウを押し倒し、その小さ目の胸に口をつける。  
「あん!」  
胸を吸い、乳首を舌で転がしながら、牙の塔直伝の腰を振る。  
「あああ…!あ!…す、凄い…き、気持ち良いよぉ!!」  
「ハァハァ…俺もだ…クリーオウ!」  
クリーオウが背中に手を回して、俺にキスを求めてくる。  
それに応えてやる俺。  
「あ…はぁ…ン…ンン………やっと…応えてくれたね…オーフェン」  
「ハァ…ハァ…へへ…もっと…マシな告白のしかたはねぇのかよ」  
俺とクリーオウは見つめあいながら、快楽を貪るように、  
俺が腰を突き出すと、クリーオウも子宮に力を入れる。  
「お、お師匠様!ぼ、僕もまぜてください」  
マジクが裸になって飛び込んできた。  
「ああ、お前はもう帰って良いぞ」  
「ガーン!そ、そんな〜!」  
「ハァハァ…イクぞ!クリーオウ!」  
「ああ…きて!オーフェン!」  
「ウォオォオオオォオオ!!ま、魔術師!」  
「オ―――――フェ―――――――ン!!!」  

 

〜数ヶ月後  

クリーオウのお腹は立派に膨らんでいた。  
「な、なぜだ…なぜこうなるんだ…」  
「オーフェンがゴムをぶち破るほどに出すからじゃない」  
クリーオウがお腹をさすりながら微笑んでいる。  
「あ…ああ…」  
「フフフ…名前はなんにしようかしらね♪」  
午後の昼下がりに、宿屋の食堂でクリーオウがニコニコしながら、  
子育て雑誌を読んでいた。  
俺はその前で、諦めの表情で紅茶をすすっていた。  
「ねぇ!オーフェン!コレコレ…この乳母車かわいー!ね、買お♪」  
「あー…ハイハイ」  
俺は机に顔を預け、春のポカポカした陽気にあたりながら、  
眠りに入ろうとしていた。  
(あ〜〜〜〜〜〜もうだめだ)  
顔を上げ、クリーオウを見ると、幸せそうに雑誌を見ている。  
(……仕事探すか)  
これからの事(出産)を考え、頭が痛くなりつつ、俺は職安に足をむけた。