朝の7時
優人は惰眠を貪っていた。
今日は日曜日である。
平日であれば起床する時間であるが、今日に限ってはゆっくりとできる。
幸せのひとときである。
そんな中、静水久が優人の許へ足を運び、
「朝御飯・・なの」
そう云って優人の布団を剥がしてしまう。
優人「ちょ・・、まだ早いよ・・」
静水「規則正しい生活を送る・・なの」
優人「もう少しだけ・・」
静水「ダメ・・なの」
優人「・・・」
優人は根負けして起き上がる。
静水「さあ、行った・行った・・なの」
優人「わかったよ・・」
優人はまだ半眠状態なのだろう。
ふらふらとした足取りでリビングへと向かった。
リビングに到着したが誰もいない。
あれ? 緋鞠は・・
「あっ、そうか、緋鞠は野井原に帰っているのか・・」
緋鞠は法要のため、昨日から留守にしていた。
凛子に至っては日曜日の朝は爆睡中である。
優人「今日は静水久と2人か・・」
そう思っているうちに静水久がリビングへ戻ってきた。
静水久はそそくさと朝食の準備をして、
「はい、お味噌汁なの」
優人「ありがとう。今日の味噌汁も美味しそうだね」
静水「・・・」
優人は味噌汁を口に含み、一口飲んだところで違和感を覚える。
今日の味噌汁はいつもの味と違う・・・
優人「味噌汁の味付けを変えてみたの?」
静水「味付けは変えてない・・なの。 ただ、薬を調合した・・なの」
優人「くすり?」
静水「媚薬・・なの」
優人「!!!」
そのときである。
指先に痺れを感じ、身体の異変に気づいた。
優人「わあぁぁぁ・・」
優人のささやかな抵抗も虚しく、痺れは全身にまわり、身体が云う事を利かなくなる。
優人の変化を観察していた静水久は、優人の動きが鈍くなった頃合を見極め、優人の肌に自分の肌を重ね合わせる。
静水「これから気持ちいいことをする・・なの」
優人「ちょっと、やめろろぉ」
薬が効き始めた優人は呂律が回らなくなってきていた。
そんなことはお構いなしに静水久は優人に迫っていく。
薬の効果で足の踏ん張りが利かなくなってきている優人はそのままリビングの床にしりもちをついて倒れこんでしまった。
「やめてくれー」と優人は叫んだ。しかし、実際には「やららぁうれー」と発している。
どうやら超即効性の薬らしい。
静水久は羽織っていたエプロンを脱ぎ捨てて半裸となり、優人に密着して上下にこするような運動を始める。
シュッ・・シュッ・・
静水「んん、んん・・」
優人「んー、んー・・」
静水「はぁぁ・・うんっ・・」
みるみるうちに静水久の髪は伸び、ロングヘアとなり、同時に身体全体から液体(聖水)を滲ませている。
ツルン・・ツルン・・
液体が潤滑油の働きをして静水久の上下運動は滑らかな動きへと変わっていく。
静水「はあ、はあ」「気持ちいいか・・なの」
優人「んー、んー・・」
最早、何を云っているのか判らない。
静水「このまま虜にする・・なの」
優人「んー、んー・・」
優人が言葉にならない言葉を発した時、優人の腰の辺りが“びくん”と反応した。
一瞬、何が起こったのか理解できなかった静水久であったが、脈動したところを凝視したのち、
「感じてるか・・なの」と云い、長い髪をそこへ伸ばした。
(薬の効果と静水久の聖水の効果によって反応した優人の下半身が見事なテントを張っている。)
静水久は、しっとりとしている髪をテントに絡め、さらにその髪をテントの隙間より内部へ侵入させて、うねりを伴う卑猥な動きをしながら下半身を攻め始めた。
優人は相変わらず「んー、んー」と唸っているが、先程とは声色が多少変化しているようである。
静水久の攻めはこれからが本番である・・・
今は午前10時を少しまわったところである。
優人はあれから3時間ほど静水久に攻め続けられていた。
優人が飲んだ媚薬の量は微量であったため、この時間には薬の効果は切れているはずである。
しかし・・・
優人「んー、んー・・」「はぁはぁ・・」「ううぅ・・」
相変わらず唸っている。
長時間静水久に攻められ続けた優人はついに陥落し、悶えまくっていたのである。
しかし、射精は未だできないでいた。
静水久が巧みに優人の肉棒を操り、それを許していないのである。
静水「そろそろ逝きたいか?なの」
優人「んー、んー」(コクリ)
静水「そうか・・なの」
静水久の上下運動に加え、肉棒の先端から根元までくまなくぬめりを帯びた髪が這いずりまわり、刺激する。
優人「うっ・・」(逝きそうになる)
静水「やっぱりまだダメ・・なの」
静水久は、こん棒の根元をキュっと締め付ける。
ビクン・ビクン・・と脈動して自己主張をする優人の肉棒。
しかし、フィニッシュはさせてもらえない。
優人「うぅぅ・・」
肉棒が落ち着きを取り戻そうとする刹那、ぬめりを帯びた髪は絡みつき、這いずり回る。
優人「・・・」(はあと)
そのとき、玄関の扉が開く音と共に・・
「優人、そろそろ起きなさい!」
凛子が優人を起こしに来た。
しかし、凛子は直ぐに異変に気づいた。
リビングはもとより家全体に渡り嗅いだ事のないがいやらしい事を連想してしまう匂い(オス臭)と、メス特有のきつい匂いが混ざり合い、むせ返ったのである。
優人の貞操の危機を本能で察知した凛子は駆け足でリビングへ向かった。
リビングに到着した凛子が見たものは、聖水で濡れている優人と静水久が快楽を貪っている姿だった。
凛子が到着したことを本能で察知した静水久は、
「優人はもらった・・なの」と云い放つ。
凛子「きいぃぃ・・優人ぉぉ・・」
ダダダ・・・ ボコッ、ボコッ・・
凛子の超必殺技「双竜連暫」が優人の顔面を捉える。
このとき、逝き場を失っていた優人の欲望は、凛子の放った刺激により開放された。
ピュッ、ピュッ、ピュッ・・・
勢いよく放たれたスペルマは放物線を描き、凛子の頬に降りかかる
。
凛子の清純はここに失われた・・・