僕の名前は姫小路秋人。聖リリアナ学園の高校二年生。数日前、妹のいるこの高校へと転校した。
今は授業後の休み時間。
別のクラスである妹の秋子に手をひかれ、空き教室へと連れこまれ鍵をかけられる。
そして僕は椅子に座らせられた。
「時間がないですから、早めに終わらせますね」
そう言って黒い女子学生服のスカートを捲りあげる。黒タイツに隠されたパンツが見えるはずだった。
「……秋子、どうしてタイツに穴があいているんだい、しかも秘所の部分に」
「お兄ちゃんといつでもまぐわえるように、先日から穴を開けておきました。大丈夫です、お兄ちゃんのおちんちんの太さと同じぐらいのサイズの穴です」
「いや、これ人に見られたら、どうする気だ?」
「人様に見せる場所じゃありませんし、もし見られて何か言われても、たまたま破れたと言えばいいだけです!」
左手でスカートを捲りあげて、右手を自らの秘所に持っていく。
すぐにグチグチと水音がして、白いショーツを横にずらせば、濡れた秘裂が姿を見せた。
「お兄ちゃんとすると想像するだけで、ここがすぐに濡れてしまいます」
「……お前はだめな妹だな」
「はい、お兄ちゃんの事を考えるとどうしようもない妹です。そんなダメな妹に、お情けを下さい!」
そう言って、妹は僕に跨ってくる。
僕もまた妹が来る前にズボンとトランクスを下ろして下半身を露出させて、勃起したそれにスキンを取り付け終えていた。
薄い毛の生えた妹の秘所を掻きわけ、僕の物が入って行く。
赤い秋子の顔。その表情はだらしなく赤く、何かを我慢しているように口を閉じている。
そして僕の物が最後まで入り込んだ、子宮奥を亀頭の先がくっつく。
「は、はいりました!」
「そうだね」
僕は笑顔で頭を撫でて、キスをしてやる。秋子の顔がへにゃっとなった。
設置された時計を見る。すでに休み時間は半分過ぎている。
「秋子、急ごう」
「はい、お兄ちゃん!」
椅子の上で僕たちは、腰を振り合う。
僕は何度も秋子にキスをする。長い黒髪が揺れ、その度につけられた鈴のアクセサリーがちりりんと鳴った。
時間がないので遠慮なく、子宮内をぐりぐりと動く。
秋子は僕の両肩に手を置いて、目を閉じて感じいっている。
椅子が前後に何度も揺れる。
「あ、秋子、ちょっと勢い止めて、危ないから!」
こけそうなのを足で抑えて秋子に声をかけるが、当の妹はまるで聞こえていない。
真っ赤な口からは涎が垂れ、潤んだ瞳はただ貪欲に快楽を求めていた。
「い、いきますぅうう!」
部屋内に響くほどの大声、そして背中を大きくのけ反る。
「わっ、と!?」
そのまま後方にこけそうになり、耐えた結果横に倒れる。
音を立てて崩れる僕達。
「だ、大丈夫か、あきこ!?」
「はふ、はふう」
すぐに起き上がり、自分の下の妹を見る。
後頭部は僕が手で守った。様子を見ると目はしっかり開いており、よほど驚いたのか言葉ではなく頷く事で僕に返事をしている。
僕は男根を抜き取り、精液のたまったゴムを外して縛る。よろよろと立ち上がる妹に手を貸した。
「じゃあ、授業に戻ろうか」
「はいっ!」
秋子はいまだ少しふらつきはあるが、大丈夫なようだ。僕は膨らんだコンドームをビニール袋に入れて鞄にしまった。
教室での僕の席は、一番後の一番窓側。全ての席から死角になっている。
今日二度目の休み時間が訪れる。ちなみにいつも来ている秋子は体育の時間で、着替えのためにこちらに来れない。
「やあ、姫小路君」
クラスの男子三人が僕に話しかけてきた。
「う、な、なんだい?」
僕は笑顔を必死に作り、椅子に座ったまま彼らに返事をする。
「実は僕達、仏像愛好会という部員なんだけど、良かったら姫小路君も入らないかい?」
「ああ、あ、うん」
冷や汗をかきながらも、僕はなんとか返事をした。
「いまは、色んな部活を、見て回ってる所、なんだ、そこもあとで行ってみるよ」
「そうか、じゃあまたあとで」
そう言って三人組は、離れていく。
彼らを見送った後、僕は下を見る。
金髪碧眼の少女が、両膝を床に付け、僕の一物を口に含んでいた。僕は小声で話しかける。
(ちょっと那須原)
(私の事はアナと呼びなさいと、何度も言っているでしょう)
(じゃあアナ)
(女を穴呼ばわりだなんて、秋人はひどい人ね)
(そんなやり取りはいいから)
アナは休みが始まってすぐに教室に入ってきて、隙もなく僕の机の下にもぐりこみ、間髪置かずにファスナーを下ろして僕の物を取り出し、口に咥えたのである。
(なんで、こんな)
(ちょっと笛を吹きたくなったのよ)
周りのしゃべり声が聞こえる。
男根に伝わる口内の暖かさと、舌でいじられる快感に耐えながら、僕は周囲を見る。
いつも近くに聞こえる声が遠くに思える。まさか皆も僕がこんな事をされているなんて少しも考えないだろう。
アナを覗く。いつもの無表情で僕の物を口いっぱい頬張り、舌でただ舐めまわしているだけだ。
いつもより稚拙なフェラだったが、いつも以上に感じる。
僕はすぐに音をあげた。
(もうダメだっ!!)
僕はアナの後頭部を両手で抑える。
喉奥までつきこまれる男根。アナの口の奥に射精する。
快感に目を強く閉じ、赤くなったであろう僕自身の顔を机に押し付け、射精が終わるのを待つ。
少し後、僕は息を荒げながら、ゆっくりと顔をあげる。
そして下を覗き込んだ。
アナはやはり無表情。無表情のまま、しぼんだ僕の物を口にし外していない。
喉が動いている、口内の精液をゆっくりと飲み込んでいるようだ。
「っあ」
アナが男根に残った精液をちゅるると吸い出している、僕はたまらず声が出る。
すぐに手で口を押さえ、周りを見る。どうやら気付かれていないようだ。
周りの視線が僕にないことを確認して、アナの肩を叩く。
アナは音もたてず、ゆっくりと立ち上がった。
「秋人」
「なに?」
後ろを向いて顔だけをこちらに向けたアナに、僕は腰砕けた状態で返事をする。
「別にあなたの精液なんて好きじゃないんだからね」
「……へ?」
意味のわからない事(ツンデレ?)を抑揚無く言って、アナは去って行った。
虚脱状態の僕は、とりあえずファスナーをあげて男根をしまった。
そういえば次の休み時間、ギンに呼ばれてたな。
続く。