茜の性教育編
※ドラマCDのと似てる部分がありますがオリジナルで進めていきます。
サン=フェリペ号での航海の途中のお話・・・。
十兵衛はタルの上にあぐらをかいて座り、船から海をず〜〜っと眺めている。
「あら?どうしたの十兵衛ちゃん?」
お初が後ろから近寄ってきた。十兵衛は振り向く。
「お初姉ェ・・・。」
「十兵衛ちゃんが元気無いなんて珍しいね。どうしたの?」
「いやぁ元気が無いんじゃなくて考え事をちょっとな・・・。」
再び海を眺める。
「何を考えてたの?」
「あのさぁ、前にイルカって言う生き物の親子を見て思ったんだけど、赤ちゃんってどうやったら出来るんだ?」
その質問にお初は衝撃が走った。もう14にもなる女の子がまだそう言う関係の知識を一切知らないということに。
「・・・、え・・・?」
十兵衛はタルから降りてお初に近づく。
「なぁお初姉ェ!お初姉ェなら知ってるだろ!?オレ知りたいんだよぉ!」
お初は下を向いて悩む。
「・・・。(ど、どうしよう・・・。さすがの十兵衛ちゃんでも子供の作り方ぐらいは知ってると思ったんだけど・・・。)」
「なぁなぁお初姉ェ〜〜!!」
迫り来る十兵衛に慌てるお初。
「わ、わかったわ十兵衛ちゃん!落ち着いて!」
「えっ!教えてくれんのか!?」
「え、えぇ・・・。それじゃ、ちょっと船の中で待っててね。」
「わぁ〜い!あんがとよお初姉ェ!!」
十兵衛は笑顔で船の中に入っていった。お初は一息ついて蒼鬼にその事を伝えた。
「な、何〜〜!?十兵衛の奴、まだ赤ちゃんの作り方を知らないのか!?」
「えぇ・・・。柳生の庄では剣術の稽古ばっかでそういう話はしなかったみたいなの・・・。お願い蒼鬼!アナタが上手く説明してくれないかしら!?」
「お、俺がか!?」
「アナタしかいないのよ!お願い!」
蒼鬼は頭を抱える。そして結論を出した。
「・・・、しょうがねぇ!わかったよ・・・。」
そして蒼鬼は十兵衛のいる部屋に入った。なぜかロベルトも連れて。
「あれ?お初姉ェは?」
「お初に頼まれてお前に赤ちゃんの作り方を教える事になった!準備は良いか!?」
「お、おう!」
「・・・、ってなぜ俺まで呼ばれているのだ・・・?」
ロベルトが不思議そうに問う。
「お前は俺の相手役になってもらう!つまり女役だな。動きを表現してもらうから。」
「なっ!?何をバカな事を!!」
「そっちの方がわかりやすいだろ?十兵衛のためだ。我慢しろ!」
「しかし・・・。」
蒼鬼はロベルトに耳打ちする。
「お初からの頼まれ事だぞ?もし十兵衛にちゃんと教えられたらお初がお前にウハウハな事させてやるってさ。(言ってないけど。)」
「!!、本当か蒼鬼!?」
「おぉ!」
「なら・・・、やむを得ぬな・・・。」
十兵衛は待たされ続けてふてくされていた。
「おぉ〜いまだかよ〜?耳打ちすると赤ちゃんが出来るのかぁ〜?」
「あぁ済まない!それじゃ、これより赤ちゃんはどうやったら出来るのか?っというテーマで勉強会を行いたいと思います!」
「は〜〜い先生!!」
「良い返事だな。まず赤ちゃんを作るには愛し合う男と女がむつみ合わなければならない。」
「むつみ合うって?」
「男と女が絡み合うって事だ!わかりやすく動きで説明してやる。ロベルト、お前そこで寝ろ!」
ロベルトは蒼鬼の言われるがままに仰向けになって寝そべった。蒼鬼はロベルトの上に寝そべって必死に絡み合う演技を見せる。
ロベルトは必死な蒼鬼をどかそうと必死になる。
「こ、こら蒼鬼!!や、止めろ!気持ち悪いぞ!!」
「うるさい!こうやってこうやってだなぁ!!こうやるんだ!!」
「そんなんで本当に赤ちゃんできるのかよ?」
蒼鬼は我に返ってロベルトから離れた。
「っと言うわけで冗談はここまでだ。じゃぁまず男と女の違いから説明しなくてはな。じゃぁまず十兵衛!男と女の違いを言ってみろ!何でも良いぞ。」
「えぇ〜っとそうだなぁ〜。男は言葉遣いが荒い!」
「そりゃお前だろ・・・。他には?」
「うぅ〜ん・・・、破廉恥?」
「・・・。じゃぁ男と女の体の違いはわかるか?」
「うぅ〜んとぉ〜、女には胸に肉の塊が2つぶら下がってるのに男はぺッタンコ!って言ってもオレもぺッタンコだから違うか・・・。」
「お前は本当に知識がゼロだなぁ。ってか男の全裸って見た事あるか?」
「柳生の庄にいた時によく爺ちゃんと一緒に風呂に入ってたなぁ〜。確か爺ちゃんの股の間に太い棒みたいなのがあったような・・・。
触ろうとしたら爺ちゃんに叱られてさ。結局何だったんだろ?あれ。オレの股にはそんなの付いてねぇし・・・。」
「それが男と女の体の違いの1つさ十兵衛。」
「って事はアオ兄やロベルトにもあの太い棒が付いてるのか?」
ストレートな問いに2人は少し戸惑いを見せた。
「ま、まぁな。男の象徴というべき物さ!な!ロベルト!!」
「あ、あぁ!それが無いと赤ちゃんを作る事が出来ないんだぞ十兵衛。」
「そ、そうなのか!!じ、じゃぁ・・・。」
十兵衛は目に涙を浮かべて下を向いてしまった。そして鼻水をすすっている。蒼鬼は近寄って様子を見る。
「ど、どうしたんだよ十兵衛・・・?泣いてるのか・・・?」
「だ、だってよぉ・・・。グスンッ!!」
突然十兵衛は泣きながら蒼鬼に抱きついた。
「おぉっとと十兵衛!?」
「だってよぉ!?オレにはあの太い棒が付いてないから赤ちゃんが作れないって事じゃねぇか!?チックショ〜〜〜!!!」
蒼鬼とロベルトは顔を見合わせてため息をついた。
「・・・。蒼鬼、後は任せたぞ・・・。(十兵衛・・・、まだ子供だからとは言え、物分りが悪すぎるぞ・・・。)」
「お、ちょっ!ロベルトぉ!!」
ロベルトは部屋から出て行った。蒼鬼は十兵衛を慰めて話を戻した。
「勘違いするなよ十兵衛。」
「グスンッ・・・、え・・・?」
「その太い棒ってのは男にしか付いてない物なの!だからお前に付いてなくて当然なんだ。」
「・・・、なぁ〜〜んだそうなのかよ〜!オレ、自分が男だと思っちゃってさぁ〜、それを早く言おうぜ!いやぁ〜〜冷や冷やしたぁ〜〜!でもその棒でどうやって赤ちゃん作るんだよ?」
「さっき言ったろ?男と女がむつみ合うって。その棒を女の股間に挿入するんだ。」
「女の股間に・・・?」
「さすがに自分の股間は見た事あるだろ?」
「あ、あぁ。何か割れ目みたいなのがあるけど。ちょっと待ってな!今もう一回確かめてみるから!」
十兵衛はその場で立ち上がって羽織を脱いで下半身裸の状態になった。
「お、お前大胆だなぁ・・・。」
「割れ目ってこれだろ?」
蒼鬼に割れ目を広げるようにして見せた。少し蒼鬼は興奮してしまった。
「あぁそれだけど・・・、ってかまだお前毛が生えてないのかぁ!?」
「・・・、毛?バカ言ってんじゃねぇよアオ兄!毛ならちゃんと生えてるじゃねぇか!」
十兵衛は自分の頭に指を指した。
「ちげぇよ!割れ目の回りにだよ!」
「割れ目の回り・・・?こんな所に毛なんて生えるのか!?」
「さすがに14にもなればとっくに生えてると思ったのになぁ・・・。毛1本すら見当たらねぇ・・・。」
「それでこの割れ目に棒を入れると赤ちゃんが出来るってわけ?」
「棒を挿入した所で第1段階は終了ってところだな。」
「へぇ〜、まだ何かやるんだぁ〜。あっ、そういやアオ兄にも棒が付いてるんだよなぁ?」
「まぁな。」
「見せてくれよ!どんな風になってるか良く見てないからわかんねぇんだ。」
「・・・、お前マジで言ってんのか?」
「当たり前だろ!オレに赤ちゃんの作り方教えてくれるんだろ?だから良いじゃんかぁ!オレだけ脱いでアオ兄は脱がない何て不平等だぞ!?」
一方的に攻められて何とも言えなくなった蒼鬼。
「・・・、はぁ〜。(仕方ねぇか・・・、十兵衛のためだもんな・・・。) 特別だかんな!」
「わぁ〜い!ワクワクするぜ〜!!」
蒼鬼は鎧を外して下着を脱ぐ。半立ち状態の棒が姿を見せた。十兵衛の視線は棒に完全に釘付けだった。
さすがにずっと見られてると蒼鬼も変に興奮してしまう。
「お、おいジロジロ見すぎだぞ?」
「うぉ〜!すげぇ〜〜!!何か物の怪って感じがするぜ〜〜!」
「あ、あのなぁ・・・、人の体を見といて物の怪呼ばわりはねぇだろ!」
「ワリィ・・・。っにしてもこれが赤ちゃんを作るカギとはなぁ〜。触っても平気か?」
興味津々の十兵衛の顔に思わず許してしまった。
「少しだけなら・・・。」
「ヘヘッ!」
十兵衛は恐る恐る右手を伸ばして棒をゆっくり握り締めた。棒の温かさが手に伝わってくる。
「わぁ〜温かいなぁ!・・・、ん?何か出てきたぞ?」
棒の先っぽから透明の液体が出てきた。その液体に触れると少しねばねばして糸を引いている。
「うわぁ何だよこれ!?納豆か!?」
「違うぜ十兵衛、それは男が興奮した時に出るもの。名前はわからねぇけどな。」
「って事はアオ兄は今興奮してるって事?」
「そんな訳じゃねぇ!!そんじゃ本題に戻るぞ。この棒を割れ目に入れた状態で男は腰を動かして棒を割れ目内で上下に素早く動かすんだ。
こうする事によって男と女はお互い気持ち良くなる。」
「何で動かすだけで気持ちよくなるんだ?」
「それはわからんが・・・。言葉じゃ説明できないほどの快感と言うものが押し寄せてくるんだとさ。」
「アオ兄はやった事あるんか?」
「実は俺もまだ無いんだ。あくまで聞いた話だけど。」
「ふぅ〜ん。んで?気持ちよくなると赤ちゃんが出来るの?」
「そこで男は気持ちよさが絶頂まで達した時に棒の先端から白い液体を放出するんだ。」
「白い液体?」
「あぁ。男が絶頂に感じると『精子』と呼ばれる白い液体を出す。この液体が子供を作る重要な道具と言ってもいいだろう。」
「なるほどぉ・・・。」
「そしてその精子が女の割れ目の奥に入り込み、上手くいけば女の体内に赤ちゃんが誕生するって訳さ!」
「そんな簡単な事で赤ちゃんが出来ちゃうのかよ!!すげぇな〜〜!!」
「これが人体の神秘ってやつだ十兵衛。これで赤ちゃんの作り方は完璧だよな?」
「あぁ!でも、その射精ってのが気になるんだ。」
「どこが?」
「アオ兄は射精した事あるのか?」
「え?男はみんなするもんさ。ロベルトも天海も何回もしてる。」
「今も射精できるか・・・?」
「・・・、お前何が言いたいんだ?」
「ここで射精ってもんを見せてくれよ!」
「はぁ!?いつからお前はそんな破廉恥女になったんだよ!」
「だってぇ〜、アオ兄の説明だけじゃよくわかんねぇんだよ。今射精できるなら見た方が速いじゃんか?百閧ヘ一見にしかず!ってね!」
「・・・、わかったよ。じゃぁ特別にお前に射精をさせてやるよ!」
「本当か!?」
蒼鬼はその場で仰向けになり寝そべった。蒼鬼の棒はピーンと堅く立ち上がっていた。
「な、何か棒がさっきより大きくなってるぞ?」
「興奮すると大きくなって堅くなるのさ。さぁ十兵衛、その棒を掴んでくれ。」
右手でゆっくり握り締めた。
「握ったよ!」
「そして棒の皮があるだろ?その皮を掴んで上下に動かしてくれないか?」
「わ、わかった!」
右手をゆっくり上下に動かす。すると蒼鬼は少し気持ち良さそうな顔をする。
「ぐぅ!」
「ど、どうしたアオ兄!?」
「いや、だんだん気持ちよくなってきたから・・・。もう少しスピードを上げてくれ。」
上下に動かすスピードをドンドン上げてく。動かしてるたびに十兵衛はだんだん楽しくなってきた。
「何か楽しいなぁ!この棒も相当堅いし、何かビクビクしてるのが面白いよ!」
しばらく動かしてるとだんだん皮の滑りが悪くなってきた。
「あれ?何か動きが悪くなったなぁ・・・。」
すると突然十兵衛は蒼鬼の棒を舐め始めたのだ。まだこんな経験をした事のない蒼鬼にとっては相当な快感だった。
「うぐぅ!!何をする十兵衛!?」
「何か棒の動きが悪くなっちまってさぁ〜、舐めれば良くなるかなぁって思ったからさ!でもおかげで動きが良くなっただろ?
しかもこの棒少し良い味がするぜ!」
十兵衛はエスカレートして棒を口の中に入れて舌で舐めまわす。蒼鬼はもう限界が近づいてきていた。
「あぁ〜!!くっ!もう射精するぞ!!」
「えっ!本当!?」
「上下にもっと速く動かしてくれ!そうすれば・・・、ううぅ!!」
必死で上下に動かす。
「うぅあぁぁ〜〜!!」
棒の先端から凄い勢いで精子が飛び出た。その精子が十兵衛の頬に掛かる。ビックリしてその場から離れた。
「うわぁ!!な、何だ!?」
「はぁ・・・、はぁ・・・。それが精子ってやつさ・・・。」
十兵衛は頬に付いた精子を指で触る。
「凄いネバネバしてるぞ・・・。これが割れ目に入ると赤ちゃんが・・・。アオ兄、お前気持ちよかったか!?」
「あ、あぁ・・・。凄くな・・・。サンキュー、十兵衛・・・。」
「エヘヘッ・・・、褒められるような事してないぜ・・・?」
「お前は結構手先が器用だ。棒をイジるのは上手いぞ!」
「そ、そうか?エヘヘッ!ま、まぁな!また射精したい時はいつでもオレに言いな!いつでも気持ちよくさせてやっからな!」
「あ、あぁ・・・。(風俗かよコイツは・・・。)」
そしてその後、十兵衛は船の甲板でタルの上に座り海を眺めている。
「あら十兵衛ちゃん?蒼鬼から教えてもらった?」
「えっ?あぁ!バッチシだよ!」
「そう!良かったわね!」
「うん!」
お初は船の中に戻った。十兵衛は海をずっと眺めている。すると船の横からイルカの親子が姿を現した。
「わぁ〜〜!あの親子だ〜〜!!」
イルカ達は楽しそうに泳いでいった。
「あのイルカも射精をしたんだぁ〜・・・。」
終