蒼鬼がいなくなってから  
お初は空を見上げる事が多くなった。  
蒼鬼が帰ってくる事を祈っているようだ。  
それは俺だった同じで、親友が帰ってくる事を何よりも願っている  
でも…愛する人が、他の男を思うのは  
たとえ相手が親友でも切ない…  
「お初…」  
「あ、ロベルト…」  
「今日は冷える、もう部屋に入ったほうが良い」  
ふんわりとした雰囲気…俺は、お初が懸命に看病してくれたあの時から  
お初が…お初だけが好きだった。  
自分の国へ帰る日も近づいてきた秋の夜  
俺は、最愛の女に心のうちをぶつけてみる事にした。  
「えぇ…心配してくれてありがとう、でももう少しだけ…」  
細い肩を背後から抱きすくめる。  
ロベルトの両の腕にすっぽりとかくれるくらい華奢な体  
「ロベルト…?」  
戸惑った声が聞こえる…  
困った顔をしているのが顔を見なくても分かる。  
「お初…愛してる」  
「ロベルト…悪い冗談…」  
振り返ろうとしたお初の腕をとり  
唇を重ねる。  
「ん…」  
小さなお初の唇を割り、ロベルトの舌が進入する  
優しく、口の中をほぐすように舌を絡めると  
お初の腕の抵抗が少し和らぐ。  
ロベルトの優しさがしみこんでくるような感覚  
お初の瞳からは大粒の涙が一粒こぼれる。  
 
唇を離すとロベルトはうつむくお初の顔を覗き込む  
「すまなかった…お初が蒼鬼を好きなのは知っている  
でも…どうしてもキスしたかった…」  
お初は首を横に大きく振る  
「私も…あなたの優しさにすがってしまいそうになって…」  
少しだけ揺れた心が垣間見れた、  
ロベルトは、お初の肩を抱き、ささやいた  
「出来れば…すがってくれないか?他の奴にすがられるくらいなら  
その方が数万倍もいい…」  
「でも…それはロベルトを利用してしまうことになるわ  
私達仲間なのよ…それは出来ない…  
それに私、来月にはお嫁にいくのよ」  
知っていた事とはいえ、ロベルトの胸がちくりと痛む  
「俺には入り込む隙間もないのか?」  
お初は困ったような顔をロベルトに向ける  
困った顔さえ愛しい。  
また再びロベルトの大きな懐にお初を包み込む。  
「ロベルトやめて…」  
「ダメだ」  
再び唇を奪う  
先ほどよりも少し荒々しく舌を絡める  
収まりきらない唾液がお初の口のはじからつたっていく  
「んっ…ふっ」  
「お初…俺のものになってくれ」  
懸命なロベルトの顔…本当は知っていたロベルトの気持ち  
誠実なお初は、もう断る事が出来なかった。  
少しだけ望んでいた気持ちか、ロベルトのまっすぐな気持ちを受けて  
完全に開かれた。  
お初は小さくうなづく  
「でも…」  
「でも?」  
「約束して…これは今晩限り…ロベルトは国に帰ると決めた  
私は、お嫁に行く事に決めた…決めた事は貫き通さないと  
最後まで日ノ本を救うことを貫き通した蒼鬼に顔向けできないわ」  
本当なら、さらっていきたい衝動  
でも、親友の名前を出されると反論は出来ない。  
この関係が永遠に満たされるものでないことは承知していた  
一夜限りでも、ロベルトにとっては夢のような話で  
ロベルトはお初の頬をなでながら微笑み  
「そうだな…蒼鬼に顔向けできないのだけは勘弁だ  
でも…今晩だけ…今晩だけは思いっきり愛させてくれ」  
月明かりに照らされて、二人の影が重なり合う  
 
ろうそくのやわらかい明かりに  
肌襦袢だけのお初が浮かび上がる  
白いうなじは頼りないほど細く  
何をとっても華奢で、触ったらすぐに折れてしまいそうだった。  
髪に口付けをしながら、襦袢を大きく左右に開くと  
透き通るような白い肌が目の前に広がる  
「お初…」  
「…ロベルト…」  
ロベルトの大きな手をとり、ほおずりをする  
ロベルトのまっすぐな愛情にすがるというよりは  
答えようと言う気持ちでお初は改めてロベルトの顔を見る  
お初の吸い込まれそうな瞳が自分だけを見ている  
幸せすぎて軽いめまいを起こしそうになるが  
時間は限られている。  
ロベルトは本能のまま、お初を押し倒した。  
首筋に口付けをしながら、壊れ物に触るようにお初の胸に手を置いてみると  
吸い付いてくるような感触がする。  
胸の輪郭をなぞるように触ると、お初の体が震える  
「後悔してるか?…今ならやめられる」  
おそるおそる聞くロベルト  
お初は微笑み、ロベルトの頬を撫でる  
「今晩、私もあなたを精一杯愛します  
後悔なんかじゃなく、ロベルト…あなたを受け入れたいの  
あなたの愛情が痛いほど伝わってくるんですもの  
その気持ちに答えたいし…私も建前なしにロベルトの事、大好きよ」  
以前「好き」と言ってくれたお初にそういう言葉は本当に好きな男に言ってやれと  
言ってしまった事がある  
あれは、蒼鬼を好きなお初への嫉妬からだった  
でも、今夜だけは…  
「お初…ありがとう」  
 
触れるような口付けを一つ落とすと、またお初の体に手を置く  
手に吸い付いてくる癖になりそうなさわり心地  
「んっ…」  
胸の頂が存在を主張してきて、ロベルトはそれに誘われるように  
親指で触れてみる。  
弾力がある乳首を、押しつぶして見るとお初の切ない声が上がる  
「あっ…んっ」  
乳首に口付けをしてみると、お初の体が少しだけ反応する  
お初の顔を見たくて視線を上げると目が合ってしまう  
お初の顔が赤らむ。  
「かわいい…」  
優しいまなざしははずさないまま、お初の乳首に吸い付く  
「あぁっ…」  
吸い上げながら、先を舌で転がすと、お初の細い指が  
ロベルトの長くいかみを撫でる  
「んっ…ふぅん…」  
あいている胸も、人差し指と親指で挟み込み、刺激を与えると  
髪を撫でる指に力が少し込められる。  
「もっと、お初の声が聞きたい…」  
胸の輪郭を舌でなぞりながら、視線はお初の瞳からはずさない  
舌は、へそをたどり、太ももへと到着する。  
太ももを手でさすりながら口付けを数回落とすと  
お初の脚も、抵抗をあまり示さずに少しだけ開く  
内股に手を差し込むと、そこはいともたやすく開かれた。  
胸への愛撫からの興奮か、秘所は蜜がしたたり、少しだけ口をあけていた。  
綺麗な桜色に目が釘付けになる。  
「ロベルト…恥ずかしいから…そんなに見ないで」  
消え入りそうな声、手で顔を隠しているが  
その顔が真っ赤なのはすぐに分かった  
「顔をみせてくれ…」  
手首をつかみ、優しくどかせると、優しい口付けをまた一つ  
お初はうっとりとした表情で素直に受ける。  
舌を絡ませて、口付けに集中している最中に、ロベルトの指が秘所に触れる  
「んっむぅっ」  
丁度、秘所の敏感な芽に指がふれ、お初の体はびくりと反応する。  
今までにない過剰な反応に少年のように微笑むロベルト  
「お初…もっと気持ちよくなって」  
包皮に包まれた核をつまみ出すと、力は込めないでひねる  
「あぁっっ…やぁっ」  
「かわいい…」  
顔を秘所に近づけ、息を吹きかけてみると  
秘所の口がぴくぴくと動きロベルトを誘う  
秘所に口をつけ、舌を膣の中に差し込むと、お初の体に力がこもる  
「気持ちいい?」  
「んっ…ロベルト…ごめんなさ…私こんなはしたない…あぁっ」  
「もっと乱れて…愛してるお初」  
舌の代わりに指を差し込むと、少しだけ手触りの違う壁をゆっくりとさする  
「あんっっ…あっっっ…あぁっっ」  
指の刺激に合わせて、大きく主張している芽に唇をあわせると  
芽を吸い上げて舌先でちろちろと刺激する。  
「だめっ…あぁっっっっ」  
つま先に力がこもり、大きく脱力する  
一度絶頂を迎えた事を確認すると、再びお初の顔を覗き込む  
肩で息をするお初が色っぽくて、ロベルトは思わず息をのむ。  
 
「ロベルト…」  
「ん…?」  
少し体を起き上がらせロベルトの頬に口付けをすると、  
お初はロベルトの息づき始めた日本人のものよりも大きな塊に手を添える。  
「お初!?」  
思いもしなかった行動に、少し戸惑うロベルト  
お初は、熱っぽい瞳でロベルトを見上げながら、両手で上下に塊を撫でる  
「くっ…」  
硬さを増すロベルトをうれしそうな表情を見せると  
亀頭の部分を口に含む  
亀頭に舌を絡めながら、手で上下にさすると  
ロベルトの背筋に甘い振動が走る  
「お初…お初にそんな事されると持たない…もう欲しい…我慢できないんだ」  
口を離すと、顔を赤くしてお初がうなづく  
ゆっくりと押し倒すと、視線が絡まる  
「優しくする…」  
「壊してもいいのよ…」  
何だか理性のたがが外れる感じがした。  
手で一掴みできるほど細い足首をつかむと大きめに開かせる  
熱をもった塊を秘所にゆっくりと差し込んでいくと  
お初が少し苦しそうな顔をする。  
「んっ…あぁっ…」  
やわらかい壁がロベルトを包んでいく、まるで吸い付いてくる感覚に  
ロベルトが一度身震いする。  
少しずつ最奥めざして進んでいくと、8割りがた収まったところでいきどまりになる。  
「ふぅっ…ロベルトでいっぱいよ…これで一つになったのね」  
ほんのりと桜色に色づいた頬が官能的で、ロベルトをより興奮させる。  
「もうとめられない」  
脚を高々と持ち上げると、一度引き抜き、打ち付ける  
開かれた脚の間、お初の目にも、ロベルトの接合部が丸見えで  
恥ずかしさと興奮から、ただでさえロベルトでいっぱいの膣は  
さらにぎゅうぎゅうとロベルトを締め付ける。  
隅々まで刺激される膣内、もっとも快感の強い位置に亀頭の首の何度も部分がひっかかり  
体に力が入る。  
「あっっっ…はっんっっ…ロベルト…好き…あっっっ…愛してるっんんっっ」  
その言葉がロベルトの絶頂へ強く誘う。  
「お初…もう」  
「あっ…私も…っっあぁんんんっ好すぎるのぉ…っあぁんんんっ良い  
中に…んっっっっ沢山頂戴っっっ」  
強く早くお初に想いを打ち付ける  
壊してしまう…壊れても良い  
二人が同時に思った瞬間、熱いものがお初の中を満たした  
 
夜が明けると、ロベルトは身支度を整える  
「もう行ってしまうのね」  
「あぁ…」  
大きな背中に寄り添うお初、ロベルトはだまってその熱を感じる。  
「ありがとうロベルト…愛してくれてありがとう…気持ちを伝えてくれてありがとう  
これで私、一生胸を張って強く生きていけるわ」  
振り返ろうとするロベルトを手で静止すると話を続ける  
「これから私達、離れ離れだわ…でも私ね、こんなに愛してくれる男の人が  
同じ空の下いてくれるって言う事実だけで精一杯生きてていける気がするの  
どんなに辛くても、あなたのために生きようって…」  
蒼鬼の後を追う事も何度も考えたけれど…でも…  
すべてを言わなくても、気持ちは伝わってきた  
ロベルトが口を割る  
「気持ちを受け入れてくれてありがとう…」  
お初の手をとりふりかえる  
涙をいっぱいにためているお初の瞳に口付けをし  
震えている唇にも口付けをする。  
「私の唯一の最愛の人…一生忘れない」  
「ロベルト…愛してる」  
一つうなづくロベルト  
何もかもやり遂げた時…また逢えたら…今度は…  
ロベルトは小さくつぶやくが  
お初は、首をたてには振らなかった  
寂しそうな顔をして、ロベルトは  
ありがとうと愛してるの気持ちを込めて  
再度口付けをすると、もう振り返る事はなく去っていってしまった  
お初は泣き崩れる  
血筋を重んじる日の本に生まれた女として  
家族をすて、異国の地へロベルトと行く事は  
今後の茶々姉さまの立場を悪くしてしまう…  
お初は一人声を殺して泣き崩れた…  
今度生まれ変わったら  
私は迷わずロベルトを選ぶ…  
神様、そう思う事だけでも罪ですか…  
私はロベルトを愛してしまいました。  
 
ロベルトが日の本を去ってから  
またお初を空を見上げることが多くなっていた  
でも、以前の思いつめた表情とは打って変わって  
愛されている一人の女の顔をしている…  
 

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