「あっ…ダメ…誰か来ちゃうよぉ」  
古びた本堂の中、甘えたような声が響き渡る  
「阿倫…いや…阿児…お前が声を抑えれば誰にも聞かれまい」  
天海のあぐらの上に、阿倫の小さな体が座らされ  
両膝は、はしたなく開かれている、  
その両膝の間に天海の大きな手が差し込まれ  
もう片方の手はまだ膨らみかけた胸のふくらみをもてあそんでいる。  
「くぅんっ…左馬介の意地悪…」  
左馬介、阿児…二人だけの秘密の呼び方  
阿倫の蒸気した艶っぽい表情  
天海の熱っぽい男の表情  
二人の秘密の情事…  
秘所の入り口に中指を差し込むと、なまめかしい水音がして  
天海のサドスティックな欲望にさらに火をつける。  
阿倫の耳を舌で撫でながら、主張し始めた乳首を甘くひねり上げる  
「あぁっ…んっっっ」  
身をよじりながら、唇をかみ声を殺す阿倫  
秘所に差し込まれた指が、きちkちと締め上げられる。  
「もう欲しいんじゃないか?阿児のここは、指じゃ物足りないと  
私の指に吸い付いてきてるぞ」  
「はっ…あぁん…欲しい…欲しいよぉ…  
左馬介の熱いのちょうだい」  
身を反転させ、阿倫は天海の着物のすそを開く  
そこには、熱を帯びた塊がそびえたっている。  
 
 
その頃、  
阿倫が天海と二人きりになりたいがばかりに  
庭の掃除を言い渡された茜  
「ぴっかぴかにするのよぉ〜…なんて言われたけどよぉ  
ここまで荒れ果てた寺だろぉ…やってもやってもきりがねぇや」  
ほうきをぶんぶん振り回しながら、境内を見回す  
本堂から阿倫の声らしきものが聞こえるなぁ  
そろそろ勘弁してもらおうと、本堂に近寄ってみる  
しかし、聞こえてくるのはいつもの阿倫の元気な声ではなかった  
「はふっ…大きい…これ頂戴…んっんんんっ…」  
壊れた壁の穴から覗くと、茜は腰をぬかした  
阿倫は裸で四つんばいになって、天海の股間に顔をつっこんでいる  
天海は何だか苦しそうな顔をして阿倫を見つめている  
茜の14年の中でこんなに異質な光景は見たことがない。  
逃げなくてはと思いつつも、腰に力は入らずただ座り込むだけ  
 
 
「ご褒美だ…」  
天海が阿倫を床に寝そべらすと、両方の足を開かせる  
天海のはだけたすそからは赤黒い大きな塊  
茜は初めてみた男の欲情に目が離せないでいる。  
阿倫はすっかり女の顔をして天海のそれを待つ  
「に…にげないと…ここにいちゃダメだ…」  
とりあえず四つんばいになろうと試行錯誤している茜の頭に  
突如手が置かれる  
茜は叫びそうになった声を飲み込む  
「あ…アオ兄…っ」  
「覗きとは関心しねぇなぁ」  
にやにやと茜の顔を覗き込む蒼鬼  
「の…覗きじゃねぇやい!たまたま…」  
「でも目が離せなくて、居座ってるんだろ?  
十兵衛も子供だとばっかり思ってたけど、  
やっと男と女の情事に興味を持つようになったかぁ」  
はははっと笑い、視線を茜に戻すと  
顔は真っ赤、目はなみだ目になっている茜が目に入り  
からかいすぎたかと、舌を出す蒼鬼  
「あ〜悪かった、悪かった、からかいすぎたよ  
これはお前には刺激が強すぎるよな、ほら立てるか?」  
「…腰に力がはいらねぇ」  
茜の頭を数回撫でると、わかったわかったと蒼鬼は茜を抱え込む。  
「まぁ…ここで天海たちを眺めててもただの迷惑だ、とりあえず移動するぞ」  
抱き上げられると蒼鬼は足早にその場を離れた。  
 
「アオ兄…も…下ろして」  
太い腕にかかえられしばらく歩くと  
茜は何だか少し恥ずかしくなり、蒼鬼の顔を見ないでお願いをする。  
「そうだな、ここまで来たらしばらくは誰もこないな」  
草のクッションがよく効いた場所へ茜を下ろすと、蒼鬼もその隣に腰を下ろす。  
一息つくと、茜の頭には先ほどの天海と阿倫の情事が再びなまめかしく浮かぶ。  
真っ赤な顔をしていると、蒼鬼は、茜の頭に手を置いて  
自分の方を向かせる。  
「何思い出してんだよ…エロガッパが」  
「っんなっ!」  
茜の顔は恥ずかしさと怒りでゆでだこのような顔色になる。  
「まぁ…お前にはまだ早かったな」  
下唇を強くかんで蒼鬼を恨めしそうに見る  
子供扱いする蒼鬼はあまり好きじゃない  
「子供扱いするな」  
「無理すんなよ、腰抜かしてたんだろ」  
悔しくて唇がふるえ、目に涙がたまってくる  
何で阿倫はあんなに激しく愛されて、自分は子ども扱いされるのか  
「おい、泣くなよ」  
慌てる蒼鬼、茜の頬を優しくなでると  
顔を覗き込んで  
「ゆっくりとさ、好きな男が出来たら教えてもらえば良い  
あせらせて悪かったよ」  
頬を撫でる蒼鬼の手をつかむと  
真剣な目で茜が言う  
「アオ兄、教えてくれ」  
「はぁ?」  
まったく予想していなかった言葉  
蒼鬼は茜をまた覗き込む。  
「好きな男とって今いっただろう、何で俺なんだよ」  
たくよぉと頭をかきながら背を向ける蒼鬼  
蒼鬼の大きな体に、小さな茜の体がしがみついてくる  
「俺が好きなのはアオ兄だけだ、俺を女にしてくれ!」  
茜の頭の中には、あの異質な光景よりも  
満たされた女の顔をしている阿倫の顔ばかり浮かんできて  
どうしても蒼鬼の手で自分もああされたいという気持ちになってきた  
一世一代の告白  
大きな背中が茜の方を向き直る、真剣な顔をしている蒼鬼に  
茜は一瞬息をのむ。  
「お前は何を言ってるのかわかってるのか?どんな事をするのかわかってるのか?  
結構酷い事、するかもしれないんだぞ」  
「女に二言はない」  
まるで勝負を挑む武士みたいだなと一瞬微笑む  
蒼鬼も、決心したように一つうなづく  
「泣いてもやめないからな」  
 
一緒に旅をしていて、始めは本当に兄のように思っていた  
でも、その気持ちは日増しに形を変えてきて  
見ていてどきどきしたり  
お初と二人でいるところを見ると胸が痛くなったり  
阿倫に蒼鬼の事を好きなんだねと言われた時にはわからなかったが  
今日、初めてこれが好きだと言う気持ちだと言うのが分かったような気がした  
阿倫のあの満ち足りた顔…自分もあそこまでいってみたいと心から思った。  
 
一緒に旅をしていて、始めは妹としか思っていなかった  
でも、その気持ちは日増しに形を変えてきた  
兄としったって来るこいつに悪い気持ちはなくて  
始めはかわいいと思っていた。  
まっすぐな気持ちと、真っ白な心がまぶしすぎて  
でも、それを俺の手で汚すのがどうしてもゆるせなくて  
大きくなる気持ちはしまっておこうと思っていた  
でも、今目の前でこいつはあけてはいけない扉をあけちまった。  
 
茜のまっすぐな瞳が、蒼鬼をとらえて離さない。  
「おい…そんな親の仇でも打ちそうな顔で俺をみないでくれよ」  
「え…いや緊張しちゃって…ごめん」  
微笑むと、しょんぼりとしている茜の唇に蒼鬼の唇が重なる  
「あ…んっ…」  
柔らかい唇を舌でなぞると、茜の甘い吐息が漏れる。  
少しだけ開いた唇の間に舌を差し込むと  
歯並びをなぞり、茜の舌を捕らえ絡める。  
「んっ…っっ…んふっ」  
収まりきらない二人の唾液が茜の口角からこぼれる。  
唇を離し、茜の顔を見ると、とろんとした瞳と頬が蒸気している様が  
女を感じさせ、蒼鬼の下半身の神経を刺激した。  
「そういう顔されると…ちょっと余裕なくなっちまうな」  
茜の耳元に唇をよせささやく。  
自分が今、どんな顔してるかなんて分からず  
恥ずかしい気持ちになってうつむいていると、  
蒼鬼は耳元に寄せた唇でそのまま耳たぶを舌でくすぐる。  
「あっ…アオ兄ぃ…」  
身をよじり、逃げようとする茜の体を抑え  
着物の上から、胸の小さなふくらみを捉えると  
茜の動きが一瞬止まる。  
耳たぶの唇を再び唇に移しながら  
腰の紐の結び目を器用にはずすと、  
まだ不十分だが形の良いふくらみが二つあらわになる  
急に外気にさらされた肌に驚き茜は少し身を起こすが  
蒼鬼は重ねていた口付けをまた深いものへと移して  
茜を横たわらせる。  
 
「んっ…ふっ…んんっっ」  
蒼鬼に答えようと、茜は必死に蒼鬼の舌の動きについていく。  
茜の口内をむさぼりながら蒼鬼の手は腰のラインを上の方へなで、  
無防備になっている胸に手を置く  
「あっ…」  
胸の輪郭から、乳倫を指先でなぞるように動かすと  
茜が小さく反応する。  
薄く筋肉がついている茜の体は、思ったよりもはるかに女性の柔らかさをもっていて  
触り心地の良いきめの細かい肌は触っていて飽きない。  
蒼鬼は茜をすみからすみまで楽しむように、  
手での愛撫と共に頬から首筋と唇を這わす。  
「あぁつ…アオ兄ぃ…んっ…くぅんっ」  
くすぐったいようなでも心地良いような不思議な感じに茜は戸惑い、  
自分の意思とは裏腹な妙に甘い声に照れを感じて手で口をふさごうとする、  
しかし、蒼鬼がその手をとって、茜を見つめる。  
「女にされたいんだろ?ならもっと俺を誘えよ」  
「でも…誘い方わかんねぇよ」  
両手を大きな手でつかむと、蒼鬼はおもむろに茜の乳首を口に含む  
まだ柔らかめの頂を舌でつぶすように転がす。  
「あっんっあぁぁんっ」  
刺激をいきなり与えられ、茜は甘美な声を思わずあげる  
「そうだ…その声が男を興奮させる」  
ぎらぎらとした黒い鬼の目…これが蒼鬼の男の顔…  
そんな蒼鬼は誰も知らないと思うと、少しだけ優越感を感じる茜は  
再び、蒼鬼に全てをゆだねた  
「良い子だ…茜、全部俺に預けろ…俺がお前を最高に良い女にしてやる」  
茜が小さくうなづくのを確認すると、蒼鬼は再び胸の頂を目指す。  
 
硬くなり始めた乳首を口に含むと、優しく歯ではさみ  
舌の先でくすぐるように刺激をする  
「んっふぅ…あぁうっ…」  
腰のラインをくすぐるように触ると  
茜の身が少しよじれる  
何時も凛々しく前を向いている茜の瞳は  
段々と快楽と愛情に満たされる女の目と変わっていく  
太ももを左右に少しだけ開かせ、手を差し込むと  
すでに秘所からの熱が伝わってくる。  
はいているものを荒々しくさげとりさると、秘所と布の間で透明な糸がひく  
覗き込むように脚の間に入ると、あふれ出している蜜をすくいとり  
茜の目の前に突き出す。  
「子供だ子供だとバカにしていたが体はもう立派な大人だな  
この濡れ方だったら、天海たちの情事を見てた時から濡れてたんだろ?」  
図星をさされ、茜の目がまた潤む  
しかし、興奮状態の蒼鬼はその表情にすら欲情する。  
乾く唇をひとなめずりして、再び茜の秘所に目をやる  
包皮に包まれた核を包皮越しに押しつぶすと  
茜の体がびくりと反応する。  
「やっ…あぁっっっ」  
強い刺激に、体の芯がびりっとする感じがする。  
蒼鬼は愛液でぬるぬるとする秘所に唇をあてがい  
舌先で敏感な目を包皮からほりおこす。  
赤い小さな芽は蒼鬼の舌につかまり  
下から上になめ上げられる  
茜の細い指が、蒼鬼の髪を優しくつかむ。  
「茜…やらしくて綺麗な顔してるぞ…」  
微笑む蒼鬼と目が合い、茜の頬が赤くなる。  
「や…はずかし…んっ」  
中指を秘所の口にゆっくりと沈めながら  
核を口に含み舌先で上下左右に細かく振動を与えると  
茜のつま先に力が入る。  
何も知らない茜の中は、未開拓の締め付けはあるが  
蒼鬼の指をすんなりと受け止める。  
ほぐすように指で円を書くように回す。  
「あお…兄ぃ…あっ…」  
「茜…好きだぞ」  
とろけそうな言葉…茜はうれしさでこらえきれず  
一粒涙をこぼす  
「ん…?痛かったか?」  
首を大きく横にふる茜  
「ん…今幸せすぎて…」  
頬は蒸気し、目は蒼鬼しか見ていない  
涙をぬぐうしぐさが色っぽい  
蒼鬼の理性が音をたてて崩れていった。  
「茜…」  
茜の小さな手の平をつかみ、蒼鬼は自らの欲情した塊に導く  
「お前があんまりにもかわいいから、俺もそろそろ限界だ」  
天海のを見たときは怖いと思った男の欲情は  
今は何だか愛しく感じ、茜は蒼鬼に手を操られるように熱いものをさする  
「俺…アオ兄になら、何されても平気…」  
完全に心を射抜かれた蒼鬼は、押さえがまったく効かなくなり  
着ていた着物を荒く脱ぐと  
再び茜を組み敷いた。  
 
口付けをしながら、蒼鬼の右手は  
茜の秘所に指を差込み、親指で核を押しつぶす。  
「あっぁっっっ」  
茜の両足を開かせると、蒼鬼の興奮は  
茜にあてがわれる  
腰に力を入れて少し進ませると、亀頭が茜の中へ飲み込まれていく。  
異物感で茜の顔は少しだけゆがむが  
蒼鬼の大きな手が髪を撫でると、茜は少し微笑んで見せる。  
「少しだけ辛抱してくれよ」  
頬に口付けすると、また半分進む、  
蒼鬼にいつの間にかしがみついていた指先は、少し力が入る  
「んっ…茜…お前の中、すごい良いぞ」  
ささやく声が、茜の視覚を刺激し、蒼鬼をぎっちりと締め付ける。  
「もう少しで、全部入るからな」  
最後の一押し、破瓜の痛み  
「あっ…いたっ…」  
 
眉間にしわをよせて苦しさを表す茜をしばらく抱きしめていると  
茜が蒼鬼の腕をさする  
「アオ兄…もう痛いの収まってきた」  
「少し動いても良いか?」  
うなづく茜  
蒼鬼は、ゆっくりと茜の中で抜き差しを始める  
まだ不慣れな茜の秘所は、蒼鬼に力いっぱいしがみついてくる  
「くっ…茜、そんなに締められるともたない…」  
「あっ…そんなん…わかんねぇよ…あっぁんっ」  
欲情が、蒼鬼の下半身からこみ上げてきて、限界を知らせる  
蒼鬼は、茜の小さな芽を親指で捕らえ、腰を振る振動にあわせて押しつぶす  
「あっっ…兄ぃっっダメっ…それダメぇ…あぁっ好いっあぁっっ」  
最奥を刺激すると、茜の中は引き千切れそうなくらい締め上げてくる  
蒼鬼の限界がすぐ近くまでやってくる。  
「一緒にいくぞ」  
硬くなった芽をつみあげ、軽くひねりながら  
膣ないで蒼鬼を激しくこすりあげると  
茜の限界も訪れ、膣が伸縮を始める  
その細かい動きに蒼鬼も思いを解き放つ。  
 
すうすうと寝息をたてる茜  
「何でこんな子供に欲情したんだろうなぁ…まぁ…惚れた弱みか」  
頬を撫でながら、蒼鬼は独り言を言う  
「飛び切りのいい女になってく様子を見ながらってのも  
悪い話じゃねぇか」  
しょうがねぇなぁと言う蒼鬼の顔は  
愛する女を見る男の顔になっていた。  
 

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