田村麻奈実と高坂の二人が学校に到着したのは、始業ギリギリの時間だった。  
俺だけが知っている事実――そう、麻奈実本人すら知らない秘密を抱えたまま二人は校門を駆け足で走り抜けていった。  
「やば。遅刻ギリかも…田村、体調だいじょうぶか?」  
「うん、だいじょうぶ。きょーちゃん、先に行ってもいいよ」  
下着の代わりに体操服の短パンを穿いて、無理やり生理用ナプキンを挟み込んで着用しているためか、麻奈実の足取りはおぼつかない。  
そして、しきりに浣腸責めで苛んでやった下腹部や肛門のあたりを気にしているようだ。  
お互いを気遣いながら駆けていく二人の高校生は、はた目から見れば仲の良いカップルにも見える。  
この麻奈実という女子高生の素性や性格はよく知らないが、普通というか地味な風貌からして、本当に平凡な女子高生なのだろう。  
だが、この俺と巡り合わせたのが運の尽きだ。  
たまたま同じ電車に乗っただけの関係、通りすがりのサラリーマンである俺に処女を奪われ  
その胎内に俺の精を受けたなどとは誰も思いはしないだろう。  
「待つのも退屈だし、ちょっと<ショートカット>すっか」  
俺の意識が<正午>をイメージすると、<系>が動いた。  
校舎の大時計が猛烈な勢いで進み、12時を示した位置で静止した。  
「たしか、2年生だったな…教室は2階か」  
すべてが静寂に包まれ静止した校舎の中をひとり散策しながら麻奈実の居所を探す。  
ほどなく、教室で麻奈実の姿を見つけることができた。  
麻奈実は友人と思われる二人の女子高生と一緒に、弁当を食べているところだった。  
ちょうど口の中におかずを頬張った瞬間だったようだ。  
俺は遠慮なく麻奈実の口内に指をねじ込んで中身を確認する。  
麻奈実の舌の上には、咀嚼する寸前の卵焼きがあった。  
「ちょっと味見させてよ」  
俺は麻奈実にそう宣言した後に、いままさに食べようとしていた弁当の卵焼きを指でつまみ出した。  
麻奈実や、その女友達の前で遠慮なく麻奈実の唾液が付着した卵焼きを頬張り味わう。  
「うん、うまいなコレ。麻奈実のエキスつき玉子焼き。おっと、辻褄合わせに何か口の中に入れとかないとな」  
弁当箱の中から、ひとつ卵焼きをつまみあげた俺は、それを自分の口の中に放り込むとクチャクチャと音を立てて、念入りに咀嚼した。  
「はい、あ〜んして」  
俺の唾液まみれになり、ペースト状になったお弁当の卵焼きを、麻奈実へ口移しで食わせる。  
それは恋人同士でもしないような、濃厚な<あ〜ん>だった。  
舌を使って、<オカズ>をねじ込み、おまけとばかりに俺の唾液も大量に流し込む。  
「おまけで、たっぷり味付けしといたからね」  
何も知らぬ女子高生に、彼女にとっては汚物に等しいモノを食わせる行為――これこそこの能力の醍醐味だ。  
俺の唾液風味になったペーストが口の中にあるのを確認すると、今度は麻奈実のご飯に細工をすることにした。  
「ザーメンライス…といきたいところだが、吐き出されちゃ意味ねーしな」  
今までの俺の経験上、食事に精液を混ぜても<腐っている>と判断されて呑み込まれないケースがほとんどだった。  
「今日は、コレをまぶしてみるか……」  
ポケットの中に入っていた粉薬を取り出した俺は、その白い薬剤を  
まんべんなくご飯にふりかけ、ごはんを混ぜて目立たなくする。  
無味無臭のこのクスリは、調剤薬局からくすねてきた即効性の下剤、つまり虫下しだ。  
即効性といっても、効くのは約2時間ほど後になるが、腸内の残留物や水分を根こそぎ排泄させるほどの強力な薬効をもつ代物だ。  
下手すると30分以上はトイレ内に雪隠詰めになるキツイやつで、健康な女子高生に<食わせる>ようなものではない。  
 
「さて、じゃあ引き続き女子高生のランチタイムをのぞき見してみるか」  
再び<鏡>を張り巡らせ、時空間を歪めて隠れた俺は、麻奈実たちが弁当を食す様子を教室の中で堂々と覗き見ることにした。  
<系>が動き出すと同時に、俺が噛んでグチャグチャにしたうえに痰や唾液で味付けしておいた、やや<しょっぱい>卵焼きが  
麻奈実の舌で味われる瞬間がやってきた。  
「ん?」  
一瞬、眉をひそめて口の動きを止めて、口に手を当てた麻奈実だったが、自分の箸で口に運んだ卵焼きを吐き出すまでには至らなかった。  
舌触りが予想していたものと違う上に、味や匂いが気になっているみたいだが、友人の目の前で吐き出すわけにもいかず、そのまま嚥下した。  
『お、食った食った。飲み込んだ。俺の口移し卵焼きの味はどう?』  
揶揄する俺の声が麻奈実やその友人に届くはずもなく、談笑しながら麻奈実たちは弁当をたいらげた。  
下剤をまぶした白米も完食した麻奈実は小さく手を合わせ『ごちそうさま』の仕草をしている。  
『今食ったやつも、どうせすぐに下痢便で出しちまうんだけどね。ハハハ』  
俺が嘲笑を浴びせた先の麻奈実は、友人とともに無邪気な笑顔を浮かべている。  
楽しい昼食を終えた麻奈実たち女子生徒は、鞄を手にして教室から移動し始めた。  
5時間目――次の授業を壁に掲示された時間割で確認すると、体育のようだ。  
麻奈実を始め、女子生徒たちは更衣室へと移動しているのだろう。  
『お約束だけど、生着替えものぞいちゃうか』  
誰にも気づかれることなく<鏡>ごと女子生徒の後をついて行った俺は彼女たちの着替えを至近距離で見させてもらう。  
麻奈実は駅トイレで汚れたパンティの代わりに短パンを穿いていると思っていたが、驚いたことにパンティをどこからか調達していた。  
買ったのか、それとも予備を置いていたのかわからないが、ちゃっかりと生理用ナプキンを挟んだ純白のパンティに穿きかえている。  
『まぁ、これはこれで楽しめるか』  
新たな下着をどうやって奪うかを考えつつ、俺は女子生徒たちの着替えを堪能していた。  
女子たちの中には麻奈実よりかわいい子もいるのだが、なぜか麻奈実が気になる。  
『なんつうか…いじめたくなる子なんだよな。麻奈実ちゃんは』  
 
やがて半袖、短パンの体操着に着替え終えた麻奈実たちは、校庭へと集合した。  
どうやら、女子の体育の授業は持久走の練習のようだ。  
班ごとに時差をつけて学校の周囲の道路を周回するコースへと出ていく。  
電車内での処女喪失を生理と錯覚している麻奈実は、授業を休むものかと思っていたが、どうやら出走するようだ。  
『まぁ、リアル生理じゃねーしな。体調はそう悪くないから走れるか。でも、下剤弁当はどうかな?』  
1周700メートルほどだろうか、学校の外を周るコースを走り出した麻奈実は、特に速くも遅くもないペースで走っている。  
下剤が本来の効果を表すのは、まだもうすこし先だが俺はちょっと<系>を動かして薬効を今すぐ出すことができる。  
『よーし、そろそろ下痢ピーいくぞ』  
麻奈実の<系>を進めたのは、校門から半分ほど走りこんだ先の時だった。  
「えっ?!いっつ!!」  
突然の腹痛が麻奈実を襲う。  
わき腹を押さえて思わず座りこむ麻奈実の姿に、並走していた女子生徒が声をかける。  
「まなみちゃん、どうしたの?だいじょうぶ?」  
「う、うん…ちょっとお腹が……でもだいじょうぶ。先に行ってていいよ」  
下痢の経験なら誰にでもあるだろうが、便意は波状に押し寄せるものだ。  
麻奈実を苛む排便刺激も同様に、押しては引き、引いては押しと間欠的に襲ってきているはずだ。  
『さて、トイレまで400メートルってところか…がんばれよ麻奈実ちゃん』  
腹を押さえて、ゆっくりと歩き始めた麻奈実は、立ち止まったり小走りになったりと、便意の強弱に合わせてペース配分しているようだ。  
だが、ゴール間際の校門をくぐるころには便意がピークに近づいている様子がうかがえた。  
顔色は青ざめ、持久走でかく健康的な汗とは違う脂汗が麻奈実の額に浮かんでいる。  
最寄りのトイレは体育館わきのトイレで、ここから距離は100メートルぐらいだろうか。  
『ここで脱糞っていうのもおもしろいが、それはかわいそうだし、ちょっとサポートしてやるか』  
俺の思いが通じ、時の流れが遮られる。  
麻奈実に近寄ると、まるで滝のように汗をかいているのがはっきりとわかる。  
苦悶の表情を浮かべている麻奈実の頬を伝う汗をペロリとひと舐めした俺は、彼女の短パンとパンティを剥き下ろした。  
下痢を我慢しているせいか、きゅっと引き締めた形の肛門を露わになる。  
『おとなのおもちゃを貸してやるからさ。がんばれ』  
このおもちゃは昨日の人妻を責め立てるときに用意したが結局使わなかったモノだった。  
<極太アナルビーズ>と書かれたパッケージの中には、黒いゴム製の器具が入っている。  
キノコの傘をつなげたような形のそれは、肛門に入れると多段のストッパーと化す代物だ。  
パッケージによると、そのサイズは直径50mm、全長150mmとあるから、小さなコーヒー缶を尻にいれるようなものだ。  
 
俺はその<極太なにがし>に唾液を塗りたくり、下剤が荒れ狂っているはずの麻奈実の直腸に無理やり埋め込んでいく。  
朝のトイレで俺のペニスを受け入れた麻奈実の括約筋は、この黒い凶器をなんとか呑み込めるようだ。  
『意外といけるな、麻奈実のケツマンコ』  
ビーズの取っ手であるリングを残して埋没した<おもちゃ>は麻奈実にどんな感覚をもたらすのだろうか。  
パンティと短パンを穿かせると腸内の異常とは裏腹に、外見上は異常はないように戻った。  
『よし、がんばれ、まなちゃん!!』  
麻奈実に俺は人ごとのように声を掛け、時を解放する。  
「ぎぃっ!!いたいっ!!な、なに?」  
排泄器官を突如襲った異様な感覚と、括約筋を引き伸ばすような異物の感触に麻奈実は絶叫しているようだ。  
「やだ…やだ、もれちゃう」  
どうやら麻奈実はアナルビーズを異物とは認識せずに、便が直腸と肛門に達して押し広げていると勘違いしているようだ。  
腹部を手で押さえ、よろよろと体育館わきのトイレに向かって歩く。  
顔面蒼白の麻奈実がようやく女子トイレに到着したときに目にしたものは一枚の張り紙だった。  
<女子トイレは故障中です。隣の男子トイレをご利用ください>  
この手書きの張り紙は俺がついさっき用意して掲示した偽の注意書きだった。  
もちろん、目的は麻奈実を男子トイレへと行かせるためだ。  
体育の授業が終わるまであと残り1分。  
麻奈実の今の足取りで校庭を横切って別のトイレに向かうなら優に3分はかかるだろう。  
「うそ…まにあわないよぅ…もう…出ちゃう!!」  
意を決した麻奈実が男子トイレへ歩みを進め入り口に入ったところで、俺は再び世界を停めた。  
「もう栓はいらないよな。あと少し。がんばれ!まなみん!!」  
再びパンティを剥きおろし、尻の割れ目から顔を出しているアナルビーズのリングを勢いよく引き抜く。  
ヌルヌルと抜け出したビーズの半分ほどには、すでに液状便がびっしりと付着していた。  
ストッパーでこの位置まで便が漏れてきている麻奈実からストッパーを抜けば、どのような結果になるかは目に見えている。  
「じゃあ、俺は通行人Aになるから」  
男子トイレに駆け込む姿で硬直した麻奈実の肩をポンと叩いて、俺は男子トイレの唯一の個室の中へ入り、ドアを閉めた。  
この男子トイレには大便用の個室はひとつしかない。  
つまり麻奈実が用を足すには、どうしても俺と入れ替わりにならねばならないわけだ。  
 
「さぁ、いくぞ」  
俺の意思で世界が動き出すと同時に聞こえてきたのは麻奈実の絶叫だった。  
「えっ!!やっ!!いやぁっ!!だめぇっ!!」  
トイレの入り口から麻奈実の悲鳴とけたたましい排泄音が聞こえてくる。  
麻奈実がなんと叫ぼうとも、ブリブリという下品な音は一向に止まらない。  
「やだ…やだぁっ、うそ誰かいるの?」  
小さく呻く声が、ついに俺が陣取る個室の前にまで来た。  
<コンコン>という外から叩くノック音がドアから聞こえる  
俺が中からノックを返すと、麻奈実の切羽詰った声がした。  
「す、すみません…いそいでいるん…うぅっ!おねが…い…」  
声と同時に再び派手な放屁音と液便がベチャベチャと床に落ちる音が聞こえた。  
俺が水洗レバーを押して、さらに時間を稼いでいると、休み時間を報せるチャイムが鳴った。  
このまま粘れば、男子生徒が押し寄せてくるかもしれない。  
だが、下痢便まみれの麻奈実がこのままトイレの外に出ることも不可能だろう。  
「おねがい…はやく…うぅぅっ」  
哀願を重ねる麻奈実からはひっきりなしに便が漏れ、悪臭が便所内に充満しはじめた。  
「女子トイレ壊れてるんだっけ。いま出るよ」  
俺は話しかけながらドアを開くと、そこには短パンをあふれ出して、太ももを伝う褐色の液体があった。  
そして立ちこめる悪臭の中、半べそであわてて顔を覆う麻奈実の姿も。  
「あ、ごめんごめん。間に合わなかった?」  
中からスーツ姿の中年サラリーマンが出てきたことに、麻奈実は面食らったようだった。  
だが、一方で男子生徒でなかったことに胸をなでおろしている様な雰囲気でもあった。  
「え、あの…せんせいすみません。あとで掃除しますから……」  
都合よく<せんせい>と勘違いされた俺は、<せんせい>として振舞うことにした。  
「保健の先生を呼ぼうか?あと、入り口で男子生徒が入ってこないようにしておくよ」  
「あの…保健の先生は大丈夫です……でも、男子がこないようにしてもらえますか」  
お願いしている相手が、下痢をもたらした張本人であることを知らない麻奈実がなんともいじらしい。  
思わず笑いがこみ上げそうになった。  
 
「わかった。えーと2年の田村さんだったね…大丈夫。このことは先生の心の中だけにしまっておくから」  
我ながら芝居がかっているとも思ったが、麻奈実は俺が演じる似非先生に気づいていないようだ。  
トイレを出て麻奈実の視界から出た俺は、そこでまたしても<系>を停めた。  
すべての物理法則が静止した中で、俺はトイレに引き返す。  
大便用個室の中を上からのぞくと、いまだ出続ける水便を排泄している麻奈実の姿があった。  
足元に脱ぎ捨てられた短パンと白い下着は、完全に茶褐色に染め上げられている。  
「あーあ、せっかく履き替えたのにね。糞まみれじゃん。ハハハ」  
必死にトイレットペーパーで汚れをふき取る姿がきれい好き女の子らしい仕草だ。  
「やっぱ見張るの面倒だから、保健の先生に報せとくよ」  
俺の独り言は<鏡>の向こうの麻奈実には聞こえていない。  
俺は、約束を破って保健室に向かうと、そこには白衣の中年女性がいた。  
それとなくわかるようにメモを書いてこの保健医の目に付くところに置いてから、時の戒めを解いた。  
時が流れ出し、学校に喧騒が戻ってきた。  
このとき、数人の男子生徒が麻奈実が雪隠詰めになっている男子トイレに入っていくのを見かけた。  
まぁ、保健の先生に言づてしといたから、あいつらに犯されたりすることはないだろう。  
麻奈実なら自力でなんとかできるだろう。  
そう、男子にばれないようにうまく立ち回ることができれば、学校でうわさにならないように逃げられるだろうさ。  
たぶん、きっと。俺は自分で仕掛けた罠にもかかわらず、麻奈実の幸運を祈って次の悪戯を考え始めた。  
 
「ちょっと早送りして、麻奈実の部屋にお邪魔するか」  
とりあえず性欲を満たして、後始末するのが面倒くさくなった俺は、少々時間を進めることにした。  
早送りの<系>の中、麻奈実が自宅の和菓子屋へと帰ってきたのは日が沈みかけたころだった。  
どうやら、なんとか無事にトイレを出られたようだ。  
時を止め、スカートの中をのぞいてみると、少し湿った上に茶色い染みがうっすら残ったパンティを着用していた。  
「さすが真面目子ちゃん。洗ってきっちり履いてるな」  
麻奈実は自室に入ってかばんを置くなり、その足でバスルームに向かった。  
生理や下痢で汚れた身体を清めたいらしい。  
「お、シャワータイムか。おつきあいさせてくれよな」  
全裸になった麻奈実は、シャワーで身体を洗い流している。  
まさか自分の家の風呂場の中に、姿かたちが見えない男がいるなんて思いもしないようだ。  
『よし、じゃあソープごっこしようぜ』  
身体中に泡をつけたタイミングで時を止めた俺は、自分も全裸になって麻奈実の泡まみれ身体に自分のペニスを押し付ける。  
「ソープランド<田村屋>のナンバーワン嬢。まなみチャンって感じだな」  
麻奈実はいま自宅の浴室でソープ嬢まがいの行為を受けているという構図だ。  
それも無料奉仕である。こんなに愉快なことはない。  
「タダでJKソープ嬢とやれるなんて最高じゃん」  
泡だらけの乳房をもみしだき、ピンクの乳首を吸いまくる。そしてもちろん生挿入も試みる。  
マットがないのが残念だが、石鹸のぬるぬる感と、決して本来のソープでは味わえない  
処女同然の女子高生と交われるという事実だけでも十分な刺激を俺にあたえてくれる。  
「よーし、今回は外に出すか」  
俺は射精直前のペニスを膣から引き抜くと、石鹸が残る麻奈実の腹上に射精した。  
白い石鹸の泡に混じった俺の白い粘液。それを十分に混ぜ合わせる。  
ザーメン石鹸の完成というわけだ。ついでにリンスで濡れた髪にも混ぜ込んでおく。  
綺麗に身体を洗ったつもりで、実は自らの手で俺の精液を身体や髪にまぶしているなどとは思いもしないだろう。  
ソープまがいの行為の極めつけに、俺は通常のソープ嬢には絶対にできない悪戯をすることにした。  
一度時間を動かして、ちょうど麻奈実の手にした体洗い用のナイロンタオルが陰部に伸びたときに一時停止する。  
「まなちゃんってクリが皮かぶりなんだよなー」  
朝から何度も観察し、なんども愛撫した麻奈実のクリトリスは包皮に完全につつまれていた。  
いわゆる真性包茎陰核だ。これはこれでかわいらしいのだが、俺ごのみの身体に改造することにした。  
 
「むきむきするよー」  
俺は手にしたナイフでクリトリスを覆う皮を切り取っていく。  
女子高生のクリ皮を麻酔なしで、それも自宅の風呂場の中で切り取る行為にゾクゾクする。  
すべては切らず、敏感な陰核が半分ほど顔を出す程度残すのが俺のスタイルだ。  
出血が少々あったが、たいした量ではない。タオルがやや色づく程度の量だ。  
「クリをこすり過ぎなんだよ。麻奈実ちゃん。それで皮がズル向けってわけ。そういうことにしとこう」  
自分で陰部を洗っていたら、皮がむけたなんてありえない話だが、それが現実と錯覚させられるのがこの能力の魅力だ。  
一時停止を解くと、思い通りの反応を麻奈実は示した。  
「ぎゃっ!!」  
皮を切られた陰部には刺すような痛みがあったはずだ。  
血が出た陰部を見て、青ざめた麻奈実の表情が鏡に映る。  
「え?え?生理?でも皮から血が…ひ、ひぃっ!!」  
自ら指で皮をなぞった時に、敏感なクリトリスは麻奈実に猛烈な快感をもたらしたようだ。  
「ん?感じたか?あ、そうだ確かクリームがあったな!!」  
またしても一時停止をして、今度は媚薬クリームをたっぷりクリトリスに塗布する。  
むき出しの敏感なクリトリスに掻痒剤、つまり痒くなるクリームを満遍なく塗り、時を<動かす>。  
「ひぅっ。かゆい…なんだか痛かゆい…」  
痒いクリトリスに自分でシャワーの水流をあてると、それがさらなる刺激を呼ぶ。  
「な、なにこれ…あ、ひっ!!」  
今まで感じたことのない快感に打ち震える麻奈実は、そのままのシャワーを浴びせ続ける。  
「あっ!!あっ!!ああっ!!いけない…そんな…ひぃっ」  
延々とクリを慰め続けた麻奈実は、最後にビクビクと身体を震わせてイったようだ。  
無料オプションでクリ剥きソープ嬢のオナニープレイ鑑賞ってやつだ。  
『なかなかいいイキっぷりだな。麻奈実ちゃんって意外とエロいよね』  
俺はますます、この普通の女子高生が好きになってきていた。  
そう、お気に入りのこの麻奈実と、このまま朝まで一晩いっしょにこの子の家に泊まることにしよう。  
『麻奈実との初夜たのしみだな』  
唐突に訪れた快楽に酔いしれた麻奈実には、もちろん俺の声は届いていなかった。  
 
時間や空間を自由に操作できる俺にも、たった一つだけできないことがある。  
それは時間を戻すこと――つまり覆水は決して盆にはかえらないのだ。  
もう二度と麻奈実の処女膜はもどらないし、胎内へ放った俺の無数の精子たちが麻奈実の卵子に  
群がることを止めることもかなわない。  
そして包皮を切除し、半ばむき出された無防備なクリトリスも、もう二度と元には戻らない。  
いま浴室で呆けている麻奈実がその事実を知るのは、しばらく先のことになるだろう。  
『よーし、じゃあ麻奈実の部屋、麻奈実のベッドで一緒に子作りしようね』  
麻奈実のかわいいイキ顔を見て、いきり立った俺の欲望はまだまだ収まりそうになかった。  
<終>  
 
 

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