「ああっ!…やぁ…やめて…お願い…もう許して…ひぅっ、そこ…だめぇっ」  
 自分が指を蠢かせるたびに、自分の体の下でそのリズムに合わせて跳ねあがる、年齢をまったく感じさせない綺麗な肌と整った形のままの乳房。  
どんな相手に対してもマイペースで全然動じず、その暖かい母性で自分たちをずっと優しく見守ってくれた自分もああなりたいと願った憧れの女性。  
その聖母のような女性を身悶えさせるほどの刺激を自分が生み出しているという暗い征服欲に笑みがこぼれてしまう。  
目に涙を浮かべながら必死に請う静止の嘆願も自分にとってはその征服欲を満たすエッセンスでしかない  
「ふふ…エッチだなぁ…とくに…ここっ!」  
「ひぃっ…あっ!!やぁっ、またっ…また…っ!!」  
既にすっかり固くなってしまっている乳房の先端を摘みあげて軽く捻った瞬間、びくんっ!と白く美しい喉のラインを見せつけるほど顔をそらせたかと思うと果てた。  
絶頂の瞬間、足の指でベッドのシーツをきつく掴んでいたがふるふると緊張したように突っ張っていたがしばらくしてカクリ、と弛緩した。  
 
・  
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・  
「はぁー…っ、はぁー…っ、愛子ちゃん…お願い…もう堪忍して…」  
「…ふふ、ダメだよお義母さん、だって私、お義母さんのためにして上げてるんだから…人の好意は無駄にしちゃいけないでしょ…ふふふ」  
 両腕を頭の上でタオルで縛られて、愛子と呼ばれた女性の下で荒い息を吐き続ける女性。  
彼女は日本でもはや知らない者はほとんどいないサッカー選手、高杉和也の母である高杉晶子、  
そして、彼女を体の下に敷いて攻め立てた女性、彼女はその高杉和也の妻、高杉愛子、旧姓森口であった。  
高杉愛子は夫についてイタリアに渡り現地でのレポートやスポーツ報道にかかわっていたが三ヶ月ほど前から2002年の日韓共催W杯関係の仕事で日本に戻ってきていた。  
その際、和也自身はまだシーズン中であるため息子の貫雄のみを連れて日本に戻ってきていた。  
 
「おねがい…貫雄ちゃんに聞こえちゃうから…だから、もう…」  
「大丈夫、大丈夫。ぐっすり寝てたわ…でも、本当に私、実感したんだ。三ヶ月も和也とエッチできないのがこんなに辛いことだったなんて…  
 それなのに、お義母さんはおじさんが死んでからずっと…だから、私が代わりに慰めてあげるの、こうやって!」  
 しょり…っ  
「ひゃうっ!…だめ、そこダメなの…やぁっ、もういや…こんなの絶対に許されないわ…」  
「うふふ…でも、お義母さんこんなにいやらしくなってるよ?ほら、ほら…ここもこんなに固く…ちゅ…ちゅっ」  
 既に二度ほど達してしまっているため熱く濡れそぼった下着越しに秘所に指が這わされると濡れた陰毛がすれていやらしい音を立てる。  
右手で下半身への愛撫を受けながら無理やりに高められた快感のために膨らんだ乳首を乳輪ごと吸われ晶子はまた悶えんばかりの快感をさらに掘り起こされあえぎ声を吐く。  
「んふふ…おっぱいおいしい…」  
「やぁ、噛まないで…噛んじゃいやぁ!愛子ちゃんっ!」  
 必死の懇願も聞き入れられないがそれでも晶子は、自分の乳房に赤子のようにしゃぶりついている女性、  
息子のお嫁さんになる前からずっと親子のように仲が良かった愛子に許しを請い続ける。  
だが、その懇願に対する返答は彼女の望みとはまったく逆だった。  
「ふふ…お義母さんのアソコ…見ちゃお」  
「やっ!ダメっ!だめぇぇっ!………うんっ!」  
 色気はあまりないが年齢相応の薄いパステルグリーンの下着に手をかけると一気に下にずり下ろす。  
熱く熱気を持ち充血しきった秘所が外気に晒されて冷まされる快感に思わず息を呑む晶子、義理の娘とはいえ女性として最も恥ずべき箇所を晒している羞恥に更に朱に顔を染める。  
「うわぁ…お義母さん、あんまり生えてないんだ、それにまだ綺麗なピンク…かわいいなぁ…それにすごいビショビショ…気持ちよかった?」  
「…………っ」  
 足を無理やりに開かれ、まじまじと秘所を覗かれ述べられていく感想、その責めに晶子は唇をきゅっと結んで耐える、汗で頬に張り付いたほつれた髪がいやらしさを強調する。  
その美しさは男なら誰もが貪りたくなるほど淫靡であった、いや、現に、今攻め立てている愛子のように女性すらゾクゾクとさせるものがあった。  
 
ちゅっ…  
 
「ふひっ!!?」  
 愛子の舌がれろぉ…っと伸びたかと思うと晶子の既に濡れそぼった秘所の上、クリトリスを這った。  
まるで舌が他の生き物のように蠢いてそこを刺激する、舌の先を尖らせてトントンと下から舐めあげたかと思うと口に含まれ乳首を吸うように吸い上げる。  
その充血しきった秘芯の包皮を器用に舌を使って向きあげて舐めあげると脊髄を快感が走り晶子の脳に快感を叩き込んでいく。  
「ひっ!ひぃぃっ!そ、そこはぁ…っ!しないでっ…しないでぇっ!!舐めないでぇっ!」  
 その望みを聞いたかのように退く舌、一瞬ほっと息をつく晶子だがそれもつかの間だった、今度は愛子の細い指が秘所の中に入り込んだ。  
「はひゃっ!?」  
 不意の快感に情けない声をあげて悶える、その声は皮肉にも愛子の動きを加速させる。中指で膣腔に激しく突き入れて、晶子の官能を刺激していく、  
そしてクリトリスを他の指を使って触れるか触れないか、位に撫で上げたかと思うと突然つまみ上げて刺激を与える、その快感に再び達しそうになる晶子。  
「んはぁっ、あっ、ああっ、んふぃっ、!あぁ…ああ〜っ!」  
 耐えようとする晶子の顔が段々と緩んでいっている、快感を必死に忘れようと耐え忍ぶかのような表情から肉の快感に喜悦の反応を示していく。  
突きこまれている指にあわせて晶子の腰も少しずつ、だが確実に動いて愛子の指を咥えようとしている。  
そして、絶頂の限界を迎えようとしたとき……愛子はすべての動きを止めた、秘所から指先をぬるりと抜き取り、クリトリスからも、同時に刺激していた乳房からも手が離される。  
「え?…あ……どうして…?」  
「くすくす…お義母さんさっきからやめてって言ってたし止めてあげようかなぁって思ってさ」  
(そんな…酷いわ…愛子ちゃん…)  
 突然の中止の宣告に絶頂の一歩手前まで追い込まれていた晶子は火照った媚肉の絶頂を求める飢えに身悶える、  
だが、そんな感情の後愛する夫の事を想い快感を求めたわが身を恥じた。…しかしその夫を想う気持ちが更に夫との営みを思い出しさらに絶頂への欲求が高まってしまった。  
 
「イきたい?」  
「っ!!?」  
 
 その心中を見透かされたように愛子は頬を撫でながら問いかける。  
 
 絶頂に達することを求めてしまったこと、そしてえそれを知られた羞恥心に唇を噛み言葉をなくす晶子。  
だが、執拗な舐りによって高まった体はどうしようもなく疼いて救いを求めて晶子は太ももをこすり合わせて必死にもどかしさをごまかそうとするが意味を成さない。  
おへその下…子宮がキュンキュンと高鳴り女性器もいやらしくうごめく。  
そのもどかしさが、じらすかのように晶子の唇や頬に舌を這わせている愛子に対して禁忌の言葉を紡ごうとする。  
熱く染まり、愛子のものか、それとも自分のものかわからない唾液と汗で濡れた唇がふるふると震えながら開く。  
「…たい…」  
「え?何?聞こえないよ、お義母さん。ふふふ」  
 晶子のか細い声でも肌を合わせている愛子には聞こえているはずである、しかし聞こえないふりをしてさらに羞恥心をあおる。  
「…たいのっ…イキたいの、愛子ちゃんっ!!………おねがいだからこれ以上恥ずかしいことを言わせないでぇっ…!」  
 とうとう愛子は羞恥心を精一杯に振り絞り快楽を求める堕落の言葉を発し、  
その後はただきつく目を閉じ自分のいやらしさを呪いながら珠のような涙を一粒、二粒とこぼしている。  
「よく言えました…じゃ、これでイカせてあげる」  
「え…?……ひっ!?」  
 愛子の言葉に何事かとそっと目を開くが愛子の手にあるものに大きく目を見開いて息を呑んだ。  
「そ…そんな大きなの…」  
 愛子の手にあったもの、それは黒光りする巨大な男性器を模したバイブレーションだった。  
大きく反り返ったその凶器にくらくらと眩暈を覚える晶子、恐怖と羞恥に顔が引きつる。  
晶子の女性器にぴと、とキスさせるように当てると、くちゅりといやらしい音を立ててその音に顔を赤らめる。  
「ふふ、これねぇ、私も初めて買ったんだけど、使ってみたら和也と感じが似てて運命感じちゃった。これでお義母さんイカせてあげるからね…」  
 
「ひっ!いやっ!無理っ、そんなの無理っ!!やめてっ、愛子ちゃんっ!おねがいっ、おねがいだからっ!ねっ!?」  
「ええ〜?お義母さんがイキたいって言ったのに?」  
 そのバイブで晶子の割れ目をなぞるように撫でていくと音が大きくなる、  
頭の上で縛られているため耳を閉じることはできずにそこからなり続ける、にちゅっ、ぴちゃっという音を無理やり聞かされてしまう。  
「じゃあ、終わりにしちゃうよ?いいんだよ、別に私は」  
「っ!!愛子ちゃん…ひどい…」  
 
 
・  
・  
・  
・   
あまりに無慈悲な二択、だが高められた興奮は絶頂を求める肉体は理性を押さえつけた。  
しばらくの沈黙の後、女性としての快楽を選んだ。  
「…お願い、それで…それでイカせてください…」  
 
「くすくす…了解。じゃあ、入れるよ…」  
 ぴちゅっ、ぬちゅ…ぐぬぬぬぬぬ…………  
「ふあっ、ん、ぐっ!ああっ、きつ…い、んん…っ、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」  
 晶子の恐れた痛みなどはほとんど感じず、叩き込まれるのはすさまじい快感。  
膣腔内の媚肉を広げるあまりの圧迫感に大きく首を反らせながら声にならない悲鳴をあげる晶子。  
愛子がその顔を覗き込むと晶子の表情は快感に緩んでしまっていた、たまらずにその唇を吸うと、晶子のほうからも唇を絡めてきた。  
ちゅっ、れるっ、ちゅばっ、ちゅっ…  
「んっ、んっ、んん…ぷはっ、ふぁん…あいこちゃ…」  
「ふふ…かわいい……んちゅ、ちゅっ…んぅ…」  
 互いに絡み合う舌からいやらしい音が立ち、あふれた唾液が太い線になって頬にこぼれる、その間にもゆっくり、ゆっくりと黒いバイブは晶子の中に埋まっていく。  
晶子の腰も彼女の秘所であふれ出た淫液にまみれた愛子の手の動きにあわせるようにゆっくりと上下に動いて貪っていく。   
 
こつり…っ  
 
「ひくっ!あぅーーーーーっ!!!!………あ…ぅ…うぅん…」  
 深く、深く進んでいった凶器に子宮口を軽く突かれたことにより、とうとう晶子は絶頂に達した。  
足の指がシーツを握りしわをつくる、背を弓形に反らせ…しばらくしてから全身から力が抜けていった。  
満足そうな顔をみせながら気だるそうに熱い息を吐くと、荒い呼吸に合わせてたわわな乳房が上下していた。  
 ずるるるっ…  
「へひっ!?」  
 肉ヒダをめくらせながら愛子の手がバイブを入り口のほうまで引き抜いた。その快感に絶頂の余韻に浸っていた晶子が鳴く。  
そして…ずこんっ!  
「はぐぅっ!?」  
 再び再奥まで突きこまれる。さらに入り口寸前まで引き戻される。また突きこまれる。引き戻される、突きこまれる…何度も、何度も。  
 
「かはぁっ、はひぃっ、ひっ!はひぃっ!ひっ!ひぃぃ〜〜っ!」  
 全身を痙攣させながらあられもない声であえぎ悶え続ける晶子、その美しい声に愛子は嬉しそうに手を止めずに突き続ける。  
「ふふ…和也のってこんな感じなんだよ?擬似近親相姦って感じかな、どう?気持ちいい?和也のは?ほらっ、ほらぁっ!」  
「あぅぅ…ひふぅ、あぉっ!…良いっ、いいです…っ!いいのぉ!!気持ちひいっ!かずやっ、あなたぁっ!」  
 ぐじゅっ、じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼぉっ!  
淫猥な音を上げ続けながら、ろれつの回らない口で意味を成さない言葉を唱え続ける晶子の中をえぐり続ける黒いバイブ、  
まるでもらしたかのように布団のシーツに水たまりを作っていく。  
突きこまれながら充血しつづけて膨らみっぱなしのクリトリスを空いた手でこね、つぶし摘みあげる。  
「あおおっ!?あふ…あああぁぁんっ!!」  
 再び絶頂に高められる晶子、いや、絶頂の状態から一歩も下ろすことを許されずひたすら上り詰め続けて言っているという言葉のほうが正しかった。  
そして愛子も晶子のクリトリスから手を離すとその晶子の愛液に濡れる指を自分の下着に手を差し込むと既に濡れそぼった自身の秘所に突きこみ自慰にふける。  
もちろんその間も晶子を責め立てる手の動きは止まらない、晶子の腰は最初のゆるゆるとした動きから大きく変わり激しく腰をグラインドさせてより強い快感を求めていた。  
「んっ、ん…ひっ、はぐくっ!あぐっ!らめぇっ、またわたし、わたひぃっ!いっひゃう!イクのぉっ!んはぁぁぁぁぁ〜っ!」  
「一緒にっ、一緒に行こうっ!お義母さんっ!あっ、あっあぁ…ああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」  
 
ビクンッ!ビクンっ!!ビクンっ!ビク…ン、ビ…クン  
 
 汗に濡れる二人がきつく抱きしめあったと思うと同時にこれまでで最大の痙攣を迎えて互いに達した。  
 
きゅ…っと互いに互いを抱きしめあったと思った瞬間晶子の体から力が抜けきり、とさりと布団に身を任せて気を失ってしまった。  
「んふ…」  
 その満足げで、穏やかな寝顔にキスを降らせると晶子の体を拭き、新たに敷いた布団に移して着衣を整えさせた。  
「お義母さん…また、してあげるね…」  
 最後にもう一度晶子の額に唇を落とすと、責めを行っていたときのような淫靡な笑顔を浮かべてその布団に背を向ける。  
その声が届いたのかどうかは分からない、だが、その言葉を告げた後晶子は「ん…」と熱い息を吐いていた。    
 
                     
 

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