学校を終え、俺は帰路についた。  
 
「ただいま、っと」  
 
 家に入ると、玄関には妹の春菜の靴と、由紀の靴が2足きれいに並べられていた。  
 由紀は春菜の友達で、もう何度も家に遊びにきており、俺も幾度となく顔を合わせた  
事がある。  
 春菜の部屋の方からは何やらわいわい騒ぎ声が聞こえてくる。  
 ああ、そういえば昨日春菜が由紀を誘って勉強会をやるって言ってたなあ。お茶でも  
差し入れてやるか。  
 そう思いたって、台所でお茶を沸かし、茶菓子と一緒にお盆に載せて春菜の部屋へと  
向かった。  
 
「春菜〜、お茶持ってきたよー」  
「兄ちゃんサンキュー、入ってきて〜」  
 
 部屋の前まで行って声をかけると、陽気な声が返ってきた。  
 
 ドアを開けると勉強机を挟んで春菜と由紀の姿が見えた。  
 春菜の方は、キャミソールにスカート、由紀の方は、普通のTシャツと可愛らしい  
ひらひらの付いたスカートのようだ。  
 夏が近いこともあって、2人とも割りと薄着である。  
 2人とも顔がほんのり赤い…?それに何だか目が少しトローンとしてる気もする。  
 
「親は?」  
「ん〜、今日も帰ってこないって〜〜」  
「そうか」  
「お邪魔してます、健一兄さん♪ふふっ」  
「ん?ゆっくりしてってね」  
「兄ちゃ〜ん、お茶〜〜お茶〜〜♪んふふっ」  
「ん?はいはい」  
 
 今日はヤケに2人のテンションが高いなあと思いながら、足元に気をつけてお茶を  
机の横まで運んできた。  
 
 そこで、ふと春菜の足元を見ると、何やら缶が落ちているのが目に留まった。  
 それは紛れも無くチューハイ缶であった。  
 
「!? 春菜それ飲んだのか?」  
「んふふっ、飲んでないよ♪」  
「いや、栓が開いてるじゃん!」  
「だって〜、冷蔵庫見たら〜これしか入ってないんだもんっ」  
「バカっ、茶を沸かして飲めよ」  
「だってぇ〜…」  
 
 そこまで言うと春菜は口を尖らせてブーたれた。  
 まさかと思い由紀の足元にも目を移すと、案の定フタの開いた缶が転がっている。  
 由紀はニコニコと満面の笑みでこっちを見上げている。  
 
 あちゃ〜、酒を入れておいたのは失敗だったかな…。俺も若い頃にはよく親の目を  
盗んでは(以下自主規制)  
 ま、とりあえず残ってる1本を飲みつつ様子でも見ますか。  
 
 俺はそこまで考えると、机の横に座った。  
 そして2人を観察し始めた。  
 
 2人は日常の他愛もない話をしているようだったが、やがて一通り話し尽くしたのか  
会話が途切れた。  
 しばし沈黙の後、由紀が頭を垂れて伏し目がちにぼそぼそと語り始めた。  
 
「あのさ、春菜。私の好きな人誰だか知ってる?」  
「知らない。ひょっとして孝ちゃんとか?」  
「慎くんだよ」  
「ふ〜ん。ま、真面目だし優しそうだし良いかもね」  
「でも慎くんは春菜のことが好きなんだって…」  
「ええっ!? 知らなかった〜」  
「だって春菜は慎くんの事なんて眼中に入ってなかったんでしょ? 口を開けば健一  
兄さんの事ばっかし」  
「わぁあああ!! それは言わない約束でしょ!!」  
「ほんと、何が負けてるって言うのよ。胸だって大差無いじゃん。この質感の違い  
かあ?」  
 
 そこまで言うと由紀は、春菜の胸を服の上から両手で揉み始めた。  
 
「きゃんっ、えっ!?ちょっ、たいむ、んっ」  
「何が"たいむ"よ」  
「やっ、兄ちゃんが、見てるはぁっ」  
「意識すること無いじゃん…それとも、やっぱりそうなのね」  
 
 春菜の息遣いが荒くなってきた。  
 由紀は春菜を押し倒し、力加減をよりいっそう強くした。  
 
「あはぁぁ、んおねがぃぃ、んはぁ、はぁぁ」  
「健一兄さん、ほらっ」  
 
 春菜の喘ぐいやらしい姿をボーっと見ていた俺に、由紀はいきなり話をふってきた。  
 ほらとは何だ。俺に一体どうしろと言うのだ。この状況が飲み込めないと言うのに。  
 しかし由紀は、そんな事を考えて動けないでいる俺の両手を掴むと、春菜の胸へと  
いざなった。  
 
ぷにゅ  
 
 と、俺は春菜の胸に手を押しつけられた。  
 この感触は…キャミの上からではあったが、間違いなく女の子の膨らみのものだ。  
弾力もある。  
 それにノーブラなのか、乳首の突起まで分かってしまう。  
 じかに触っているのかと勘違いしてしまうほど触り心地が良い。  
 
「ひゃんっ、おにぃちゃっ、やめっ」  
 
 春菜は顔をよりいっそう潮紅させながらそう言った。  
 春菜の淫らな姿がもっと見たい!  
 俺はいつしかそう思うようになっていた。  
 すべすべしたキャミの上にポッチが浮き出ているが、そこを重点的に攻めてみる。  
 キャミと乳とが擦れるように揉みくちゃにしてやると、反応が一段と増した。  
 
「ダメだっ、てばっ、はぁんん」  
 
 春菜は体中を火照らせながら声を荒げて喘いでいる。  
 
 俺はキャミの中に手を入れ、乳首を摘まんだ。  
 
「ふっ、んっ、あんっあはぁぁあああ!」  
 
 体が小刻みに震えた。どうやら軽くイッてしまったようだ。  
 腕で顔を隠しているので表情は分からないが、肩で息をしてて、意識もままならない  
様子だ。  
 俺の呼吸も荒かった。  
 俺は征服感と満足感でいっぱいだったが、徐々に罪悪感にさいなまれていった。  
 
 ハッとして慌てて春菜から離れる。  
 俺は今、完全に妹である春菜を女として見てしまっていた。  
 しかも手を出して、あろうことかイカセてしまった。  
 兄としてそれはイケナイことだ。  
 たとえ、春菜がそれを望んでたことだったとしても。  
 
「健一兄さん」  
 
 声をかけられてパッと振り向く。  
 
「…勃起してますね」  
「あ、いや、これは…」  
 
 由紀に勃起してたのがバレてしまう。  
 俺が春菜を女として見ていたことも。  
 
「健一兄さん、春菜が何を求めてるのか分かりますよね?」  
 
 由紀はゆっくりそう言うと、俺に手を差し出すよう合図した。  
 手を差し出すと何かが手の上に置かれた。  
 それはコンドームだった。  
 
「今日はこれで失礼します」  
 
 由紀はニコッと笑顔を見せると、帰っていった。  
 俺はどうしてよいか分からず、ただ春菜の横に添うようにして寝転がり、頭を撫でて  
やっていた。  
 しばらくそうしていると、意識がしっかりしてきたのか春菜は俺に抱きついて、顔を  
俺の胸板にうずめてきた。  
 
「兄ちゃん……好き、大好き」  
「おいおい、酔っ払ってるのか?」  
「確かに私は酔ってるよ。でもこれはホントの気持ちだから」  
 
 そう言うと春菜は俺にキスをしてきた。  
 目にはうっすらと涙を浮かべている。  
 
 俺は悟った。  
 今まで春菜に欲情しても、何が春菜の幸せかを考えて自制してきた。  
 でも、それはしなくても良いことだったと。  
 そして少なくとも今、春菜を幸せに出来るのは俺しかいないということを。  
 
 俺は頭を撫でていた手を春菜の腰にもっていき、ぎゅっと抱きしめた。  
 春菜も負けないくらい抱きついてくる。  
 俺は腰に回した手を、春菜のスカートの中へと忍ばせると、女の子の部分をパンツの  
上から触れた。  
 するとその部分は、既に溢れんばかりの凄さだった。  
 
「んっ」  
 
 春菜の体がビクンと強張った。  
 緊張しているようだ。  
 
「春菜、大丈夫だよ…ベッドに移ろうか」  
「…うん」  
 
 春菜は小さく、しかし確かに頷いた。  
 俺らはベッドに移動した。  
 
「…私、初めてだから…」  
 
 しばらく間を空けて春菜はそう言うと目を閉じた。  
 俺はキスをし、舌を春菜の口の中に押し入れた。  
 春菜の口の中はほんのりと甘く、チロチロと舌を絡めながらも春菜の味を堪能する。  
 
「ふっ」  
 
 春菜の口から吐息が漏れる。  
 
 ふと、軽い気持ちで自分の唾液を流し込んでみる。  
 すると春菜は何の抵抗も無く、コクンと小さく喉をならした。  
 
 えろい。  
 今俺は春菜の口の中を犯している。  
 それに春菜を俺色に染めている。  
 
 何とも言えない征服感でいっぱいになった。  
 俺の息子もすっかりゴキゲンである。  
 俺は舌を絡めながらもキャミをたくし上げ、パンツを大腿まで脱がせた。  
 そしてクリトリス辺りを指でなぞる。  
 
「んんっ」  
 
 キスしてる口の合間から、ぐぐもった声が漏れる。  
 春菜のそこは既に十分に漏れているのだが、それでもぴったりと膣口は閉じていた。  
 キスを止め、そして膣内に軽く指を入れてみる。中はとろけるような熱さだった。  
 
「ゔ〜、変な感覚」  
「春菜、そろそろ」  
「うん、来て、兄ちゃん」  
 
 春菜ははにかみながらそう言った。  
 俺は春菜の足に絡まったしわくちゃの布切れを剥ぎ取ると、M字に開かせた。  
 そしてコンドームをはめると、秘部にあてがった。  
 秘部はぴったりと閉じているので、そこを両側から手で引っ張って広げながら、穴と  
思わしき所へズイと挿していく。  
 
「んんぐぅぅっ」  
 
 春菜は苦痛に顔を歪ませながら、うめき声を上げた。  
 
 膣のしまりが凄い。息子が押し潰されそうだ。  
 すぐにでも爆発したい気持ちをなんとか抑え、気を紛らわす為に春菜の頭を撫でる。  
 
「痛くないか?」  
「んん、痛く、な、いよ」  
 
 春菜は大丈夫と笑って答えるが、かなり苦しそうだ。  
 あまり長く苦しませたくないと思い、一気に突くことにした。  
 
「春菜、可愛いよ」  
「はぁっ、はんんぅ゙ぅ゙ぅ゙ゔんん!」  
 
 やっと全部入った。  
 春菜の中は今までに味わったことの無いほどの密着感と心地よい感触で、もうあまり  
俺の息子は持ちそうになかった。  
 
「春菜、全部入ったよ」  
「うぅっ、おにぃちゃんん」  
 
 春菜は目にうっすらと涙を溜めていた。  
 それに感動と痛みをごちゃまぜにしたような表情をしていた。  
 
 俺らは繋がったまま、しばらく抱き合っていた。  
 そうしていると春菜も落ち着いてきたみたいだった。  
 
「そろそろ動くよ?」  
 
 そう問い掛けると、春菜は小さく頷いた。  
 俺は一旦少し引き抜き、再び突き入れた。  
 
「んん、おにぃちゃぁ」  
「くっ!」  
 
 やばい、マジ気持ちいい! せっかく休憩したのに全く意味ねぇ。  
 俺は…呆気なくも射精してしまっていた。  
 
 仕方ないので息子を引き抜くと、コンドームを外してゴミ箱に捨てた。  
 
「にぃちゃん?」  
「ごめん、気持ちよすぎて出ちゃった」  
 
 苦笑いしながらそう言うと、春菜は嬉しそうに抱きついてきた。  
 
「ありがと、ありがと、にぃちゃんっ」  
「俺も、ありがとな」  
 
 俺らは暫く抱きしめ合った。  
 諸事を始めてから、だいぶ時間も経っていた。  
 
「春菜、シャワー浴びてきなよ。血とか出てるだろ?」  
「うん」  
「俺はその間に飯でも作っておくからさ」  
 
 俺はそう言うと春菜を離し、起き上がった。  
 春菜も起き上がると、衣類を整え部屋を出てった。  
 と、部屋を出た所で振り向いて、  
 
「今度は一緒にお風呂入ろうね」  
 
 そう恥ずかしそうに言うと、姿を消した。  
 それも良いかもしれないと思いながら、俺は夕飯を作るためキッチンへと向かった。  
 
 野菜を炒めてると春菜が風呂から上がってきた。  
 
「具合はどうだ?」  
「…まだ兄ちゃんのが入ってる感じがする」  
 
 春菜は顔を赤らめながらそう口にした。  
 俺が頭を撫でてやると嬉しそうにしていた。  
 俺は誓った。春菜を幸せにすると。  
 
 後日談だが、由紀は慎という奴と付き合うことになったらしい。  
 なんだか由紀の思う壺って感じで釈然としないが、まあ良いか。  
 だって俺の隣には春菜がいるのだから。  
 
(完)  
 
 

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