「んっ………ふぅっ………。」
あっくんが私の身体を触る。
「姉ちゃん………。」
「嫌じゃない?醜くない?」
あっくんが、私の傷を撫でるので
私は、心配になる。
「だって、姉ちゃんの身体だもん。」
あっくんは、そう言って
私の傷にキスをした。
「ひゃんっ!!」
予想外の行動に驚き、私は普段より一際高い声を出してしまう。
「ん、ん、ん………。」
あっくんは、それを気にせず
私の傷に舌を添え、舐めあげる。
「あっくんっ…………」
見るたびに私を苦しめた傷を
愛しい、愛しい、愛しい、あっくんが舐めてくれる。
嫌がりもせずに。
私は、あっくんの行動に今まで感じた事の無い高揚感を感じた。
「んっと…………。」
あっくんは、私の傷を肌がふやける程に舐め唇を離した。
そして…………
「やっぱ、姉ちゃんは綺麗だね。心も、身体も全部。」
それは、あっくんの思い違い。
私は、心も、身体も汚い……
「アハハ……。」
けど、嘘を言ってないであろう、本心から綺麗だと思ってくれているであろうあっくんの照れ隠しの笑顔に
私は、私の身体にある傷の記憶から
救われた様な
解放された様な気持ちになった。
「あっくん、あっくん、あっくん……………。」
私は、あっくんに抱きつく。
「姉ちゃん?どうしたん?」
「あっくん、好き。大好き。」
「僕も姉ちゃんの事が大好き。」
散々、お互いの気持ちなんて確かめた。
けど、何度だって『好き』と言うし。
何度だって、『好き』と言って欲しい。
「ヘヘヘへ………。」
「アハハハ………。」
心が嬉しい気持ちで満ちるから。
「好きだよ。好きだよ。あっくん。好き………。」
私は、あっくんの手を握って何度も言った。
「だからね………。」
握ったあっくんの手を、私の胸に持ってきて。
「もっと、もっと触って。」
温かいあっくんの手のひらを押し付けた。
「うん……。触るね。」
あっくんは、少し顔を赤らめて、弱い力で私の胸を揉む。
「んっ、あふ………。」
それだけで、私の身体は熱を帯びてくる。
「柔らかいね。」
初めて、触ったのであろう。
あっくんは、当たり前の様な感想を述べる。。
「ヘヘヘへ。」
新しい玩具を与えられた子供の様にあっくんは、私の胸を揉み続ける。
それが、おかしくて笑ってしまう。
「姉ちゃん?」
それを、あっくんは馬鹿にされたと感じたのか、下からあっくんは私を見上げる。
「あっくん、舐めたりもして良いんだよ。」
笑いそうになるのを、堪えながら言うと。
「そんな事知ってる!!」
と、怒って、乳首を口に含んだ。
「あっ……んっ……だって、触る事しか頭に無い様な感じだったからっ……っ。」
「ひゃって、姉ひゃんの胸おっきくて、きもひいいんたもん。」
あっくんは、何かを言ってるんだけど
乳首を口に含みながら喋る為、何を言っているのかわからない。
「んっんっ、あっくん何て?」
あっくんは、固くなった乳首を口から出すと。
「姉ちゃんの胸、おっきいから幾ら触っててても飽きないんだ。」
私は、あっくんの言葉を嬉しく感じた。
「ヘヘヘへ……。」
あっくんの頭を抱え込んで、私の胸に押し付ける。
「うわっ!!ちょっと、姉ちゃん!?」
「これは、あっくんのだからね。」
私は、あっくんの頭を撫でながら言う。
「………うん。」
あっくんは、心地よさそうな声を出す。
「だから、何でもしていいんだよ。」
「わかった……。」
あっくんは、右の乳房の乳首を口に含み
左の乳房を揉む。
「ヘヘヘへ、あっくん、私のおっぱい好きになってくれたんだね。」
あっくんの頭を抱き抱えて、胸の弾力があっくんの顔全体にいくようにしてみる。
「………うん。」
あっくんは、心底気持ち良さそうな顔をして言ってくれる。
「ありがとう。ずっと好きでいてね。」
あっくんに、私の全てを好きになって欲しいと思う。
あっくんに、身体の一部を好きになってもらえるのが
こんなにも幸せな事だと知ったから。
「うん。」
あっくんは、勿論!!
という様な感じで、私の願いを間髪入れずに肯定してくれた。
「ひゃっ……んふ…んっ……。」
私の腕の中で、あっくんは乳首を吸う。
その刺激は、今までに感じた事の無いものだった。
「きもひいい?姉ひゃん?」
あっくんは、目線だけを私の目にずらし、聞く。 「うんっ……気持ち良いよ。」
確かに、気持ち良い。
けど、あっくんの母親代わりでもあった私は、
あっくんの乳首を吸う様子に、愛しさを感じ
気持ち良いという思いよりも、安らぎを感じた。
私は思う。
幸せだな………って。