『偉大なる狼王ロボ』
<古き良き時代>以前に実在したとされる、偉大なるオオカミの王。ウォーダン教の創始者
にして全てのオオカミの男性の理想像とされている。彼に関しては様々な伝説が諸説残され
ており、その一端は御伽噺でも語られている。特に王妃フランカに生涯を通して絶対の愛を
捧げた逸話は有名。それに影響されてか、<古き良き時代>前後のオオカミの男女は貞潔
が固かったとされている。
『ウォーダン教』
戦争と死の神にして魔術の達人とされる主神ウォーダンと彼に仕える神々を崇拝する宗教。
愛徳、清貧、貞潔、謙遜、従順を旨とし、宗教的に優れた人格の持ち主の育成を目標としており、
同教の聖職者には神父や修道士以外に、邪悪な存在と戦う事を専門とする修道騎士や聖堂
騎士を始めとした宗教騎士がいる。ちなみにウォーダン教の聖職者は妻帯を許されている
という非常に珍しい宗教であるが、妻帯を許されるにはそれ相応の位階にならなければな
らず、それ以外の者は不必要に異性と触れ合ってはならないとされている。
『アンザス種』
通常のスレイプニルが六本の脚を持つのと比べて、アンザス種は八本の脚を持っている。
その為、通常のスレイプニルよりも全てに於いて優れており、身体も一回りほど大きい。
艶やかな漆黒の鬣と体毛、血の様に赤い紅玉の瞳が特徴的。しかし性格は非常に荒々しく、
中々手懐ける事が出来ないが、一旦主と認められれば、たとえ地獄の中まで付き合ってくれる
という友情深い一面を持つ。基本的に何者も恐れない大胆不敵な個体が多い。