ういす。  
知らない人は知らないでしょうが、女子高生変わって女子大生です。  
実は春に大学受かってました。私立のえらく偏差値低い文系だけど。  
昔はいろいろ”触手”の野郎にあんな事やそんな事をされたものですが、もう気にしない。  
今は花の女子大生として日々ぐわんばっております。主に遊びに。  
 
念を押すが私は美人です。  
目は大きいし、顔立ちもそこそこ整ってる。  
プロポーションだって完璧で、なんと身長159センチで体重48キロの上から91の59の86だぁ!!  
いやあ夏辺りから乳が一回り大きくなったんだよね。  
寄せてあげて胸元開いた服着たら男の視線はそこに集中しまくり。  
ハイヒール履いてつかつかふるふるさせたら釘付けだぞ。  
 
なのにどうしてモテないの。  
 
同室のツルペタなんて平均二ヶ月に一度は告られるっていうのに!  
おかしい! 世の中おかしいぞ!! いやむしろおかしいのはお前ら男共だ! 今度会ったら首締めてやる!!!  
…はあはあ…おかげで最近は合コンでも一人で芋焼酎をジョッキであおる毎日なのサ。  
 
だからでは、とか言うな。  
 
というわけで。本日もいー感じに酔っぱらって、帰り道の途中の公園をふらふらと歩いておりました。  
ちなみに私が今着ている服は茶色の……まあ男共には説明してもわからないからいーや。  
とにかく清楚でかわいく見せつつも太腿と、その気になったらちょいとかがんで胸の谷間も大胆に見せつけられるエロカワ路線な服なのです。  
あ、大丈夫。変態が襲ってきたら 噛 み 切 っ て や る から。触手は最近全然出てこないし。わっはっはっは。  
などと豪快に笑っていたら目の前に人影が。すわ変質者か!? と身構えましたが、それは。  
 
 ケ ン タ ウ ロ ス でした。  
 
「…………………………………はへ?」  
ええ、すっとんきょうな声しかでません。  
軽く2m越えてるでっかいマッチョ上半身(&ヒゲ)に体に毛皮を適当に巻き付けてるだけ。そして下半身が馬。おウマさん。  
ケンタウロスです。ファンタジー小説で出てきそうな、もろケンタウロスです。  
んでもって私が固まっているとケンタウロスがなにやら申し訳なさそうに声を掛けて近づいてくる。  
かっぽかっぽ。「すみません。ちょっとよろしいでしょうか?」  
 
アホみたいに口を開けたまま、こっくし。とうなずく。斜め上の状況に酔いなんか軽く吹っ飛んでます、ええ。  
かっぽかっぽ。「我々ケンタウロスは男しかいないのです」  
……ふ、ふーん…そ、そうなんだ?  
かっぽかぽ。「おかげで数を増やすためには人間の女性とまぐわうしかありません」  
…ふーん…そう……  
 
ちょっとまて。  
 
と、私が口に出す前にケンタウロスが、両手をあわせながらこう言った。  
「いただきます。」  
 
「きゃああああああ!?」  
などとかわいく声をあげても。  
「うごぎゃあああああああ!?」  
などと本気で声をあげても深夜の公園には聞き人おらず。  
逃げようとするも、あっという間に追いつかれてドシーンとものすごい勢いで地面に突き倒され。  
ケンタウロスは器用に屈んで、ミニスカートの中に手を入れて…  
 
ずり。  
 
にゃあ!? パンツ引きずりおろされたああああ!! ケンタウロスの馬部分が私の上にのっそりと被さる。うえっ!?  
「本当に申し訳ないがご助力いただきたい。」  
ええい。鼻息をふーふー荒げながらあくまで紳士的かい。  
 
「…わかった……」  
抵抗しても無駄な気がむんむんするし。  
まあ、なんというか、触手の経験のせいか、正直、すでに覚悟は完了していたわけです。  
ああ、ヤられるんだなあ…って。これ私だからだよ? いいか、男共。他の女の子にこんな事するんじゃないぞ。  
 
私はおとなしく四つん這いになって腰あげる。短いからめくる必要ないけど一応スカートめくる。  
ケンタウロスは馬の後ろの方をくいくいとさせている。  
これって…ほぼ獣姦だよね…うええええ……  
でも、やっぱり馬の後ろの方についているんだ…などと変に感心していると上の方から声が降ってきた。  
「はじめの方は痛いかもしれませんが」  
私は、そこで初めて視線をあそこにやった。  
ケンタウロスのアレが馬のあの部分でオッキしてる。っていうか。  
 
規格はずれに も の す ご く大きくないですか?  
 
直径10p越えてる? 馬並み。っていうか馬そのものじゃ…  
「…や、やっぱやめ…!」  
また口に出す前に。ずどん、と入れられたのでした。  
 
ぐにゅぅぅぅぅぅぅ!!  
「――――――――――――――――――っ!!?」  
声になんかなんない。思い切り手足突っ張らせて全身硬直!  
勘違いするなぁっ! 感じているんじゃなくてものすごく痛いんだよぉぉぉっ!!  
男にはわからないだろぉっ!! 濡れていないのに…大きすぎるのに…っ!  
ズキズキとかそういうレベルじゃ…ミチミチミチミチ!!  
「ぁ…がぁ――――っ!!?  
裂……っ痛い痛い痛い痛いいぃたいぃぃぃぃぃぃっ!!  
涙がにじむ。でも馬さんは構わずピストン運動。  
ぐりゅ!! ぐりゅぐりゅ!! ミチミチ!! ミチミチ!!  
「…か…っ!!! …………っ!!!!!」  
あまりの痛さに目を見開いて、頭をがっくんがっくんさせながら。  
これ続けられたら冗談抜きで私死ぬんじゃないだろうか? とか妙に冷静な判断が頭に浮かんだ瞬間。  
「うっ!」  
いきなりケンタウロスがうめいた。  
 
え?  
 
どくどくどく!!  
 
中に熱い液体が注ぎ込まれているのがわかって  
 
私は頭を振りまくりながら悲鳴を上げた。  
「…ぅああああああああああああぁぁぁ!?」  
逃げようとしたけど、馬体がのっかかってきて腰が動かせない。  
ドクドクって…精液だ……せいえきだぁぁああああ!! ドクドクドク! すごい量…っ…中に出されてる…っ…!  
「いやだぁああぁああ!!」  
気持ち悪いとかそういう以前にとにかくショックすぎた。  
つながったままケンタウロス。  
「すみません。もう…出してしまいました。」  
「…………………………………。」  
私…呆然一色。  
……泣きたい………妊娠するのかなあ…妊娠しちゃうのかなぁ……  
い、いや…逆に考えよう…助かった…うん助かった…あれ以上やられたら痛さで気が狂っちゃうとこだって……  
そうやって必死でポジテゥブシンキングしているところに。  
「でもこれで。すぐに気持ちよくなってくると思いますので。」  
…………へ?  
その直後。  
 
ドックンッ!!  
 
全身が鼓動した。  
「あぇっ!!?」  
ドクンッ!  
「ぅえぇぇっ?!!」  
ドッドッドッドッドッドッ!  
「……うあ!? …ぁあ…ぅあぁぁ…っ!?」  
わ! ぁわ…っ!? …鼓動が早くなって…体がだんだん熱っぽくなるっ!?  
「我々の精液は、人間の女性には 媚 薬 の効果を発揮するそうです。しかも す ご く 強 烈 な。」  
……な…なにその設…っ!  
 
トロリ。  
「ぅあぁぁ!?」  
え…今…太腿に伝ったのって…ドッドッ…うそ…もしかして濡れ…トロトロトロトロ――…  
ビクンッ!!  
「ふぁああぁ――――っ!」  
い、今の身をすくませたくなるような感覚はぁ…っ!  
ビクン! 体の中で…ビクッ! こ、鼓動が…ビクン! あっ! ビクビクン! ぁく!?  
ビクンッ! ぁ!? …め、目が霞…っ…ドッドッ…んぁ! …なにこれ…ビクンッ!! …なに…こ………れ!?  
「ぁ…っ……ぁ! …な…なん…ぁう!? ……はぁ……あうぁぅあうぅうっ!?」  
あっという間に、全身火がついたみたいに熱くなっていく。熱くて、熱くてなんだか…たまらなく…なっ…て…  
ゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾクゥゥッ!!  
「…あぁ――――……っ!!」  
四つん這いのまま、体が反り返った。  
「…あっ…あ…っ!?」  
…動いてないよね…? ケンタウロス動いていないよねぇぇ!? あっ! うそ…感じるっ…ぁ! あ! 入れられているだけで思いっきり感じ…ぁ……ぁっ!? やめ…すごく…びんかんに…  
ゾクゾクゾクゥゥッ!!  
「ぁあぁぁぁぁんっ!!」  
…エロイ声だ…私すっごいエロ声だぁぁ!  
ん…ぁぁっ! 入れられてるとこから…ずぞぞぞぞって…背中に…悪寒が…ぅあああああぁぁっ!? やだ! がくがくする! 腰がぴくびく…てっ! うそ! うそぉぉぉぉっ!?  
「…はぁああぁぁっ!? あっ! あっ!?」  
やあぁぁ…!? 気持ちいいよぉぉっ!!  
腕の力が抜けて、私は腰だけ突き出した格好で崩れ落ちる。  
そして、アスファルトに胸の先が、  
ぽてっ。  
「ひあぁああぁあっ!!」  
ビクビク! …ちょっと布越しに、乳首に当たっただけなのにぃぃぃ!? ビクビクビクッ! …つ、摘まれてモミモミされているみ…たいな…っ! っていうか乳首が凄く立ってて…!! 気持ちい…っ! 胸がものすごく気持…ちっ…  
そしてそのまま自分の体重で胸が潰れていく。  
ゾクゾクゾクゾクゾクゾク!!  
「ぁひ! そ、そん…ぁ! あああぁっ!? あんっ! あんっ! ああぁあぁあぁあんっっ!!」  
思わず、自分から胸を地面に擦りつける。腰をゆらゆらと動かしはじめる。  
「……うあ! …ぁあ! …ぅあぁぁ!!? …あふぅぅ…っ!」  
そのくせ、  
だめ…しないで……しないでぇぇぇっ!!  
とかよくわからない事を頭の中で叫んでる。支離滅裂になりながら私はもうブルブル震えながら、喘ぐしかなかった。  
「では続いていきますね?」  
「…ぁっ……だめ…あっ…ぁ…だっ…ぁあっ…」  
感じすぎてた。私はまともに答えられずに、口をぱくぱくさせながら、震えているしかなくて。  
 
ぐちゅる…  
 
差し込まれていたケンタウロスのアレがゆっくりゆっくり後ろに下がってく。  
くちゅり…うく…アレが抜け……て……  
 
思い切り仰け反った。  
 
「………んぁあぁああぁぁ!!?」  
ゾクククッ…って…だめええええ!! ゾクゾクッ…あ! 突いてって意味じゃ…だめ動かしちゃだめ…あ!  
…だめ! 動かさないで! ゾク…動かさないでぇぇぇ!! ゾクク…ッ!……それだけで…それだけでいっちゃ…  
ゾクゾク…ゾクゾクゾク…ビク…ビクビクゥ!! ぁ…あっ! …だめ! だめっ!!…だめぇええぇぇぇ!!!  
「…ぁぁぁあああぁぁぁぁぁぅ――――――っ!!」  
ゾクゾクが頭までいって一瞬何も見えなくなった。  
あうぅぅぅ……恥ずかしい事に…抜かれる動作でイかされ……たぁ…。  
「媚薬は効いたようですね。」  
「はぁぁぁ…… そんな…ぁぅ……はぁあぁっ………っ……」  
そんな紳士声はもう私にはまるで聞こえていなかった。目の前が見えているようで見えてない。頭を振り回すけど、駄目だ全然駄…  
 
ピストン運動が開始した。  
 
グチュリッ!  
「んぁぁぁぁぁあああ――――っ!!?」  
ゾクゾクゾクゾクゾクゾク!!  
たった一回膣に突き入れられただけ。  
それだけで私は恥ずかしいくらいの声を出しながら、またイってしまった。  
ぁあぁあぅ! な…にこれ…っ!? …すごい…すごいいいぃぃぃぃ!!  
グチュチュチュ…  
「ぁぁぁあぁ――――――――っ!!!」  
ゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾク!!  
引き抜かれる動作でもイク。  
鳥肌が…鳥肌がぁっ…!! ゾクゾク…濡れてる…ぁあっ…私すごく濡れてる…っ!!  
ジュブリッ!  
「ふぁぁぁぁぁあああ――っ!!?」  
あ…あんなに大きいのに…なんでこんなに…ゾクゾク…滑らかにぃぃぃぃぃ  
ジュブリッ!  
「んぅああぁぁぁ――――――っ!!!」  
大きいからっ…いっぺんに全部…擦られて…当たって…あぅっ!? …全部…ぜんぶこすられ……っ!  
ジュプジュプジュプッ!!  
「あああぁああぁっ!? あ! あ! あ! ぁ………ぁああああああああぅん!!!!」  
気持ちよすぎて全身の震えが止まらない。  
ぅぁ……だめ…これ以上気持ちいいのはホントに駄目…私おかしくなる……  
そんな必死な私に。  
ケンタウロスの無情なあの声が聞こえてしまったのでした。  
 
 
「…うっ!!」  
 
 
ドクドクドクドク!!  
「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――っ!!」  
びくびくびくびくびくびくびくびくびくびくびくぅっ!!  
二度目。二度目の媚薬。駄目!! 本当に駄目ぇぇっ!! 離して!  
「それ腰から離してぇぇぇぇっ!!」  
だけど離されず。そして、数秒後。  
 
「…ぁ…」  
 
だめ…  
 
「…あぁ…」  
 
だめ…  
 
「ふぁぁあああ…………ぁ…ぁ…ぁ…………………」  
 
だめぇぇ…  
 
「………はぁぁあああぁぁああぁぁ―――――――っ!!!?」  
ドクドクドクドクゥゥゥッ!!  
目の前に火花が飛び散……ああああっ! 真っ白…まっしろぉぉぉぉっ!! …ジンジンする! ゾクゾクする!! ぁぁぁああ!? だめ…だめえええぇぇぇぇ――――っ!!!  
 
ピストン運動が開始された。  
 
ジュプジュプジュプジュプジュプジュプ!!  
「ぁあっ!! んぁう! ああああぁっ!! はあぁぁああああぁぁぁぁっ!!!」  
いやああああ!! なにそれえぇ!? すっごく気持ちい…っ! だめ…体震えて……寒気がすご…あっ! あっ! あっ! あああぁぁあっ!? いやあああぁぁっ!!   
ものすごかった。  
「はぁぁぁぁああああぁ――――――――――――っ!!!!!」  
私は自分の体を思い切り抱きしめていた。  
チュクチュクチュクチュクチュク!!  
「気持ち良いですか?」  
いいのっ! …すごいいいのぉぉぉぉぉっ!!  
チュクチュクチュクチュクチュク!! ビクビクゥゥッ!!  
「はんっ! はぁああああぁんっ!!!」  
ジュブジュブジュブジュブジュブジュブジュブジュブ!!  
ビクビクビクゥゥッ!!  
「うはあああああああぁっ!! ぁぁああああああぁぁぁっ!?」  
ジュブチュクジュブチュクジュブジュブチュク!!  
ビクビクゥゥッ!! ビクビクビクビクビクビクッ!!  
「ひいぃぃぃぃいぃぃ――――――っ!!」  
ビクビクッ!! …私…だっ…ビクンビクンッ…って何回イっちゃ……感じる! …感じちゃ…うはああぁああっ!!? はぁんっ!  はぁぁぁんっ!!! イクっ!! イクぅぅう――――っっ!!  
「だぁめぇぇぇっ!! だぁぁめええええええええ!! きもちいいぃぃぃ!! …きもちいいよおおぉぉっ!! いゃぁぁあああああああぁぁ――っ!!!」  
もう考えなしに口から悲鳴のような嬌声がついて出る。犯されてながら。馬に貫かれながら。  
私は何度も何度も何度も、恐ろしいほどの快感が与えられて絶頂に達していた。いやいやしながら体をくねらせて何度も何度も何度も何度もイかされていた。  
恍惚っていう。  
気持ちいいのを受け続けるしか考えられない。私はいつの間にか泣きながら腰を突き出して振りまくっていた。服とか気にせずおっぱいを地面にこすりつけていた。  
「もっとぉぉぉぉっ!! もっとぉぉ!! もっとしてぇぇぇぇえぇええぇぇぇぇ――――――――――――っ!!!!!」  
 
 
気がついたときには誰もおらず。  
日が昇っていた。  
 
 
あああ…まぁた失神したのかぁ…  
などとうなだれながら、  
そして昨日の事をいろいろと思い出したり赤面したりして。  
お腹をさすりながら、あうぅぅ…馬の子どもを産んじゃうのかなあ…  
と嘆いていましたが、  
 
ふと見ると何事が描かれた紙が側に置いてあるではないですか。  
 
手に取ってみるとそこには。  
 
-----------------------------  
すみません。  
男しかいなくて人間の女とまぐわらないといけないのはケンタウロスじゃなくて  
ミノタウロスでした。  
 設 定 を 間 違 え ま し た 。  
すみません。  
-----------------------------  
 
…  
……  
………  
 
 
 
同室のツルペタによると朝帰りした私はちょっと声を掛けただけで人を殺しそうで、その後三日間おびえまくっていたと言う。  
ごめん。  
 
【終わり】  
 

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