初夏の日差しが降り注ぐまだ昼前の山道を一人の少女が歩いていた。
見上げるほどに高い木々が青々とした葉を茂らせて心地よい風が吹くたびにさらさらと音をたてる。
少女の格好は手首から肩の手前までを覆う長めの手袋と袖なしの丈の短いボレロ、足はニーソックスとショートブーツ。
髪は赤みががった金髪。大きめのリボンで結んでツインテールにしていた。
少女は・・ペルテは森の新緑の風を浴びてうっ・・・んと伸びをする。フリル2段重ねの丈の短いティアードスカート が風で揺れる。
季節的には問題ないが木立に覆われた山道には少々涼しい格好かもしれない。
だがペルテは気にした風も無く歩いていく目指すは山腹にある約160年前の城砦跡。
森が途切れた所で立ち止まって前方を見据える。傾斜がきつくなった山道の先に山の斜面にへばり付く様に建造された城壁が見えた。
「よっし!あれだ!」
声に出して確認する。初めての一人での仕事・・・頑張らないと・・・心の中で決意して再び歩き出す。
右手には身長の半分ほどの先端に飾りが付いている木と金属が組み合わさった杖。少女は魔術ギルドから承認を受けたばかりの新人魔法使い。
今回ギルドから紹介された数件の中から選んだのはスライムの駆除。仕事の内容は個人のレベルに応じて斡旋されるのでスライムの駆除なら問題は無いはずだ。
手に余るなら改めて出直せば良いと考え今回初めて一人で挑んでみる事にした。
「ふ〜着いたー。結構遠いよ〜」
かなり古い遺跡と聞いていたが元が城砦なので作りが頑丈なのだろう見た限り倒壊している部分は無い、だが扉など木で出来ていた部分は腐って無くなっている。
城壁の巨大な城門跡をくぐって山肌に半分埋もれた様に作られた本陣跡に向かう。こちらも扉は腐って無くなっている。
注意を払って周りを調べてみるが最近何者かが出入りした形跡は無し。
・・・ことの始まりは近隣の村の狩人が休憩所としてこの遺跡を使っていたが今から半年前に緑色のブヨブヨのモンスターを見たと報告が入ったのが最初。
夜盗などの類ではない、近くに現在の城砦がありこの近辺も警備対象になっているからだ。
目撃報告がもたらされてから二回砦の兵によって調査が行われたがモンスターはおろか人が暮らしていた形跡も無かった。
・・・だがその後も数件の目撃報告がありギルドにも調査の依頼が回って来た。そしてギルドによって駆除が完了するまで立ち入り禁止の通達が回っているはずだ。
「よしっ!」
気合を入れて入り口を潜った。入った直の部屋は天井も高く広い、右側に2部屋あるが木材の破片が散乱しているだけだった。
奥に上がりと下りの階段があった。
「えーと・・・どっちにしようかな?」
何となく下りを選んでみる、降りた先は石造りの廊下が伸びていた。半地下構造になっているらしく左壁天井付近に明り取りの窓が等間隔で開いるので思った以上に明るく先まで見通せた。
その窓から流れ込んだのだろう壁際には土が堆積していた。
「思った以上に廃墟ぽいかな・・・」
何者の気配も感じない空間に自身の足音が響く、何部屋か覗いてみたが何の形跡も無し。
「はぁー。もうすでにいなかったりして?」
思わずため息が漏れた。暫く歩くと通路が左に折れている。
注意深く曲がった方向を覗いてみるが何も無し。
突き当たりに部屋の入り口が見える。
(あの部屋を調べて何にもなかったら。いったん帰って出直そう)
そう思いながら突き当たりの入り口前まで進む。
かつて観音開きの扉が在ったのだろう今は腐り完全に残骸として部屋の中に散らばっていた。
その部屋は入り口辺りにしか明かりが届かず奥は闇が広がっていて部屋の広さが分からない。
ペルテは明かりの呪文を手早く唱えて自らの杖の先端に灯す。
ぼぅと少々頼り無い光が周りを照らすがそれでも奥はまだ見通せない。
「わぁ・・・もの凄くひろーい」
慎重に扉や正体不明の破片を避けながら部屋の奥に進む。
・・・何の部屋だったんだろう?・・・元が何なのか既に分からない堆積物が所々に存在する。
瓦礫の周りを注意深く観察しながら暫く進んだだろうか・・・完全に天井の注意が疎かになっていた。
その隙をつかれ何か細いものがペルテの左腕に巻きついた。
「ひゃ!? な、なに!」
それは上から伸びていた。天井部に張り付いたスライムの一部が細く伸びたものだった。
「やっ!・・・やぁー!!」
腕に触れた生暖かい感触。反射的に腕をぶんぶん振って振り解こうとする。
注意が左に逸れた途端右の腕にも巻きついて引っ張られる。
「あ!杖が!」
引っ張られた拍子に右手に持っていた杖が手を離れて壁に当たって転がる。明かりの呪文は手を離しても消えない、後一日は点いたままだろう。
だが問題は・・・杖を持った状態じゃないと一切の治癒・補助・攻撃の魔法が使えない。
ペルテは杖のところまで両腕を巻き付かれたまま走ろうとしたが・・・
「!!!・・・な、なによ・・・これ・・・」
目の前、自分と杖の間にスライム本体が降ってきた。今まで見たスライムはどんなに大きくても1メートル以内のものだった。
だが目の前にいるのは少なく見ても2メートル近くははあるだろうか。
向こう側の壁が微かに透ける薄緑色のスライムの中心に何か歪に丸まった物体が浮いている、普通のスライムにはそんな物は無い。
「これ・・・ スライムじゃないの!?・・・あっ!!まさか古代種?!」
スライムは魔法技術で作られたモンスターが野生化したものだ。
知能がほぼ無いに等しいスライムに高い攻撃力を付加させることはほとんど無い。
なので駆け出しの冒険者には扱いやすく経験を積むには丁度良いモンスターとされているのだが・・・
例外があった過去には高い知能と攻撃力を持ったスライムも存在していたと言う、現在では失われた技術の一つ総じてその様な人工モンスターを古代種として区別していた。
だがそれは太古の遺跡や施設を守るために配置させているはずで、この様な人里近くで盗賊すらも近寄らない場所に存在しているはずが無い。
「・・・なんで・・・」
自然と足が後ろに下がろうとするが意識して踏みとどまる。
杖はすぐそこ、何とかして拾わなければ攻撃はおろか逃げることも難しそうに思えた。
・・・わざと杖の前に?やっぱり知能があるの?・・・ただ食べるだけなら最初からペルテを覆うように全体で落ちてきたら終わりだったはず。
なのに腕を拘束して逃げられない様にした意味はなんなのだろう?食べる為では無いのだとしたら・・・
目の前のスライムはそれ以上は動こうとしない、両腕のスライムも巻きついたまま動かない。
かなり気持ち悪いが今はそれ所では無かった。
「何とか迂回して杖まで・・・」
と、再び駆け出そうとした瞬間後ろから腰のあたりにスライムが巻き付いてきた。
そして後ろ側に強烈に引っ張られる。
「えっ!? なっ!!・・・きゃっ!!」
予想しなかった方角からの奇襲で受身が取れない。
背中から床に叩き付けられる!と思わず目を閉じたが背中に感じたのは固い床ではなく柔らかい何かだった。
背中からその中に沈むがすぐに本来の床に着地。硬く閉じたまぶたを開いて何が起きたのか周囲を確認する。
「なにっ?これ・・・い、いゃぁぁぁー!!」
目の前の本体に気を取られている隙に包囲されていたのだろう、辺り一面に広がったスライムの中に体半分ほど沈んでいる。
何とか立ち上がろうと両腕を動かそうとするが頭の上でバンザイをする様な格好をさせられて押さえ込まれていた。
今まで動かなかった本体が進み出す。
「いやぁ!こっちくるなー!!」
まだ自由に動く足で近づく本体に蹴りを入れる。
右足が表面に当たると一瞬足裏に抵抗が返るがそのままズブズブと中にめり込んで抜けなくなる。
あっ!と思ったが遅かった続けて蹴りを入れた左足もスライムの中にめり込んで抜けなくなった。
腿辺りまで飲み込まれた両足が徐々に開かされていく。
「くっ・・・いゃだぁ・・・」
力を入れて抵抗するもスライムの中を左右に足が開いていく、そして両足がスライムの外に吐き出された。
スライムを両足で挟んだ状態、足を閉じようと動かすが先ほどは簡単にめり込んだスライムの表面をぶよぶよと滑るだけ。
腕は頭の上で固定されているので腰も引けない。
両足を派手に動かした為元々短いスカートが下着が見えるほど捲くれ上がっていた。
その下着に密着してスライムの前進が止まった。
スライムが出す波打つ振動が下着越しに伝わる。
「うぅ・・・離れて・・よ・・・ひゃ!!」
少しずつ下着ごと股間部が飲み込まれ始める。
恐怖で動くことも出来なくなるが実際に飲み込まれたのは僅か数センチだけ、そこから先はなぜか進もうとしない。
足を突っ込んだ時にも感じたがスライムの中は暖かい。
まるで微温湯に浸ったかのような感触、スライムの中でなければ気持ちい良いとすら感じただろう。
だが今の状態ではとてもそんな気にはなれない。
股間を覆ったスライムが動き始めたからだ。
ゲル状の性質故簡単に下着の中に入り込んで股間を弄りだす、その不規則に波打つ感覚が不快感として感じられる。
「やっ・・・だぁ・・気持ち悪い・・・っ・・・」
同時にスライムから二本の腕が伸びてきた。
間接・指の数など無茶苦茶だが人の腕のまねをしたのだろうペルテからは見えないが両腕を拘束するゲル触手も腕に近い形状になっていた。
胸まで降りてきた腕はボレロを左右に引っ張り出す。
前止めのボタンが外れパンツとお揃いのブラが露になる。
そしてブラの隙間からゲル状の手を差し入れて上にずらしてしまった。
歳の割りに大きな胸が手の中で揉まれて形を変える。
「いゃぁーー!なっ・・なんでそんなとこ!・・・やめてぇ・・・っ!!」
顔が火照り瞳に涙が貯まる。
壁際に転がったロッドの光を受け淡く透けるスライムからは何の意図も感じられない。
スライムの腕が乳房を中心に上半身全体をまさぐり、股間のスライムもクリトリス周辺に入り込みさわさわとした振動を与えて来た。
「うっ・・・いっ・・・やっ・・・うんっ・・・」
初めはピリッと痛みに似た感覚が走ったが次第に甘い刺激に、その電気が走った様な刺激で腰の奥を中心に下腹部が疼く。
「・・・あっ・・あっ・・・はぁ・・っ・・・あっ!・・・」
開かされた両足を突っ張り、引けない腰を捩って与えられる感覚に耐える。
うぁ・・・あっ・・・あぁ・・・ボーっとしてきて・・変になっちゃう・・・。
だが次の瞬間そんな気持ちも一気に冷めてしまった。
スライム少しずつゆっくりと膣の中に入りだしたのだ。
「いっ?! いゃやややあああぁぁぁ!!」
下腹部に力を入れようとするがまったく力が入らない。
足を動かそうとするが何となく動かせるだけでこちらも力が入らない。
だが感覚は無くなっていない、スライムに触れられている部分は今も変わらず分かる。ただ力が入らない。
嘘っ!?・・麻痺系の魔法!!・・・・・・足だけではなく体も動かない状態。
受け入れるしかなかった。
「うんーーーんっ!! はぁ・・・っ。いや・・だぁ!・・こんなの・・だめ・・っ・・・ぃやぁーーーーぁあああっ!!!」
目を瞑って耐える。徐々に膣奥に入り込まれてきた。
瞑った目じりから涙がにじむ。
ペルテの感覚ではお臍の奥その下辺りに生暖かいスライムが溜まっていくのが分かった。
「・・・いやぁ・・・も・・ぅ・・やめ・・・て・・・・・は・・・はじめ・・て・・なのに・・・たっ・・たすけ・・て・・・」
涙ながらに懇願するが聞き届ける者は誰もいない。
自分の体の中に異物が入る始めての感覚に最初はただ恐怖と気持ち悪さだけだったが・・・
固体ではない液体に近い感覚、冷たくも熱い訳でも無い、ただ・・・やわらかく暖かい。
まだ何者も進入したことの無い狭い膣内をゲル状のスライムが波打ち周りを解きほぐしながら奥に進む。
「うぁ・・・ぁ、はぁ・・・ぁ・・・やぁ・・」
スライムは下腹部を軽く圧迫した状態まで溜まった。そして動き出す。
時に捻じれ蠢き、時にランダムに波打ちそして引く、その柔らかすぎる特性を生かして膣内に隙間無く入り込む。
「あぁぁぁーーーぁ!!!!、やぁぁぁぁーーーっ!!・・・」
始めはゆっくりとした動きだったが次第に激しく波打ち膣内を蠢き回る。
その最中に僅かな痛みを感じた気がしたがスライムの激しい動きに流されてどうでもよくなった。
股間からスライムを伝って床に処女を失った血が流れていた。
あっぁ・・・だめ・・・奥が疼く・・・意思を持ったゲルが子宮口まで押し寄せ刺激を与える。
頭が霞がかかったかの様にボーとして思考がまとまらない。
「・・あっ・・ふぁっ・・・あ・・あっ・・やだぁ・・」
・・・こんなの!!・・・やだっ!!・・・膣内を無数の何かが這いずってる様な感覚。
「ひゃ・・・んあぁぁぁ・・んっ・・んっ・・ん〜〜〜〜っ!!」
疼きが気持ちよさに変わる・・・うっ・・・なんで?・・こんな・・酷いことされてるのに・・・
スライムが対流しながら奥に溜まる・・・あぁぁぁーっ!・・・
腰奥から経験したことの無い感覚が湧き上がってくると何も考えられなくなった。
スライムが動くたびにペルテ自身の愛液とゲルが混ざり合って廃墟に水っぽい音が響く。
そのスライムの核から細い管が伸びていた。
(・・・やめて・・くれるの?・・・)
徐々にスライムが蠢きながら引いていくのが分かる。体から抜けると思った瞬間。
「やぁ・・っん・・・ふぁ?・・・うあ・・っ!あぁ・・っ!・・いやぁぁああああぁぁ・・・・・・・っ!!」
膣の入り口まで引いたスライムが一気に膣の中を駆け抜け子宮口を覆うまで流れ込んだのだ。
本当に何も考えられない。意識が一瞬で真っ白になる。
その感覚から逃れようと目を瞑り頭を左右に振ることしか出来ず閉じた瞳からは涙が流れ続けた。
「んんーーっ、んー〜〜・・・っ!!はぁ・・・っ、はぁっ、はぁ・・・ぁ・・・あー・・・っ、はぁ・・・っ、はぁッ・・」
今だ揉まれ続けている胸が呼吸に合わせて上下に動く。
半開きの口元からは唾液がつっーと垂れている。
絶頂を迎えたがスライムには関係が無い、奥まで生暖かさに満たされたが今回はその場で動き回ることはしなかった。
「・・・はぁっ・・・えっ?!・・また?!・・・いやぁあぁ・・・っ、やめて・・・っ、もう・・・っ・・・」
頭がおかしくなる、これ以上は・・・だがスライムはさらに奥を目指して蠢く。
もうそれ以上は無いと思っていたさらに奥に生暖かいモノが流れ込んで来た。
ごく狭い子宮口に僅かな振動を与え少しだけ開かせて流れ込む。
ペルテは気づいていない、スライムの核からごく細い管が伸びていることに。
その管は膣を通り子宮内部に入り込んでいた。
「はぁーっ・・ひゃっ・・っ!!」
体の中心に溜まる耐え難いほどの温かい感触。
スライムは膣よりも狭い子宮内部を解すようにゆっくりと蠢きだした。
「あぁぁぁあぁぁぁ・・・っ!!だめっ・・もう・・っゆるしてっ・・・んん〜〜〜っ!!やぁ・・っまたぁ・・」
そして細い管・・・産卵管から幼生も流し込まれる直径僅か2ミリにも満たない。
だが数十・・数百とペルテの子宮に溜まりだす。
一度目の絶頂で敏感になっていた体に新たな感覚が加わる。
子宮内にゲルとは違う動きが起きる。
心地良いほどの暖かさに自分ではどうすることも出来無いお腹の奥を甘く蠢く何か。
「・・・な、なに・・っ?!おなかの奥っ・・うごく・・っ・・やぁ・・んぅ・・っ・・もうぃやゃあぁぁだぁっッーー!!!・・・」
背筋が反り駆け上がる快感に耐えることも出来ず泣き叫びならの二度目の絶頂。
一度目よりもさらに多い愛液と失禁してしまった尿がスライムを通して水溜りの様に床に広がった・・・
「・・・うっ・・・あ・・・ぁ・・・ぁ・・・」
涙を湛える瞳が虚ろに虚空を彷徨う、唾液が垂れる口からは意味のある言葉が出せない。
しかも波の様に絶頂感が続いている、その波は引くどころか二度三度と押し寄せては意識が飛ぶ。
スライムは幼生を送り込むために股間から中へと激しく蠢動するその度にペルテの腰が浮く。
「・・・ひっ・・・ぁ・・・あ・・・こんな・・の・・・く・・・るしい・・・いゃ・・・も・・やぁ・・め・ぇ・・」
快感が引かない感じることが苦しい。
・・・あーぁ?!・・・ぁ・・・また・・中に出して・・る・・っ!!・・何回目かの絶頂感に体が反る。
・・・はぁ・・あぁ・・・ぁ・・ぁ・・・目を瞑り快感が過ぎるのを待つ。
もう何回繰り返しただろう?どれぐらい過ぎただろう?
今だ腰奥に送られる快感に眉を寄せ耐えながら目を薄く開いた。
うっ・・・頭を振って左右を見渡す。
(?)
気が付いた。・・・かたちが崩れてる?薄緑の液体が徐々に広がっている。
スライム本体も半分の高さになっていた。
気が付いてからは早かった程なくスライムは溶けて消滅した。
散々ペルテを犯した挙句に徐々に形を崩してペルテの体の上や周りに液体として散らばっていた。
床に転がった核から伸びる管が今だにペルテの股間の中に消えている。
「・・うっ・・・はぁ・・・ぁっ・・・いゃ・・んぅ・・っ・・!!」
最後の力を振り絞るかのごとく時折核が震えて蠢く幼生を子宮内に送り込む。
だが入りきらない幼生が膣から逆流して尻下の体液溜まりに流れ無数に泳いでいた。
まだ幾分痺れるが起き上がることが出来た。見たくは無かったが股間の様子を見る。
大の字に開いたままの両足の間に核が沈み管が自分の体内に消えている。
涙を堪えながら管を掴みゆっくりと引き抜く、管が子宮口を抜けるとき腰奥から背筋にと甘い痺れが余韻のように駆け上る。
「・・うっ・・んんーーーっ!・・は・・・っ・・・ぁ・・・ぁ・・・」
膣内に残ったゲルと一緒に管が引き抜かれた。
漏れるゲルを手で掬うと無数の黒い点がゲルの中を泳いでいる。
うっ・・・ぅう・・汚されちゃたよ・・・堪えきれなくなった涙がこぼれる。
下腹部をさすると僅かに膨らんでいた。
子宮内はまだゲルが満たされているのだろう手を当てている奥に動き回る感覚がある。
ひとしきり涙を流した後、衣服を整え遺跡を出た。まだ日は高い。スライムに拘束されていた時間は2時間ほど・・・
・・・翌日、ギルドに出向き遺跡の依頼は完了したとして報酬は貰った。
あの特殊なスライムの事や陵辱された事は黙っていた・・・
・・・5日後部屋の浴室で4ミリほどの薄緑のゲルで覆われたスライムの幼生を一時間かけて出産することになる。
体内を蠢く快感に涙目で耐えながら浴槽の排水溝に消えていくスライム達を見送る。
・・・数年後にスライムの駆除依頼がくるのかな?・・・と何となく考えてしまった。
その後は特に体に異常は見受けられない。
今回のことは忘れよう・・と今日もギルドの門をくぐった・・・