設定拝借 ―― 十六夜賛歌 (by 兎の人) 他  
 ttp://g-space.jp/~nekopri/wiki/wiki.cgi?p=%BD%BD%CF%BB%CC%EB%BB%BF%B2%CE  
元ネタ ―― シグルイ (by 山口貴由)  
 http://ex20.2ch.net/test/read.cgi/gline/1172224438/  
 ttp://www.h7.dion.ne.jp/~ubik/Shigurui/index.html  
 
 ※ この作品は、ふぃくしょんかもしれません。  
 ※ 筆者の脳みそが重度の落愕病に冒されているためか、  
    字幕スーパーにやや異常が見られます。  
    「訳者の通訳ミスで、本当は皆もっと普通に会話しているんだなぁ」と、  
    そう思ってお眺めください。  
 
 
   ―― MONOGURUI ――  
 
   コメディタッチ  
   ウサギ(ロリ姫 女王様 黒記騎士)  
 
 
 兎国アトシャーマがネコ以上に魔道に優れての魔法大国の名を貰いながら、  
 ネコやイヌと比べて遥かにその名や姿を他国で見かけないのは、  
 大国の様態にあるまじき色狂いぶりと引き篭もりぶりを咎められての事である。  
 
 世に出回るウサギの淫乱伝説は数多く、  
 「出会って即押し倒した」とか「種族レベルでホモレズアナルが当たり前」等あるが、  
 それらは全て噂や俗説であり、事実である事を証明できない。  
 
 信憑すべき記録も少なからずあるが、いずれも一般庶民の手に入るものではない。  
 扇の要たる猫国とその隣接国ならいざ知らず、  
 ヒトの世界に比べて移動手段に乏しく、観光旅行が未だ危険極まるこの世界において、  
 扇の最北端、街道の終点に位置するアトシャーマがかように世より隔絶されるは、  
 なるべくしての当然の結果であったと言えよう。  
 
 
 
 ―― 訪問取材班1組8名  
 ―― 敗北による死者8名、相打ち6名、射殺2名。性的な意味で  
 ―― 童貞喪失1名、処女喪失1名  
 ―― アナル初体験5名、ホモの犠牲者3名、レズの犠牲者2名  
 ―― エネマ3名、拘束プレイ2名、薬物使用多数  
 ―― ふたなり1名、女体化1名  
 ―― 生還8名、全員重傷  
 
 むーざん むーざん  
 
 
 
 ――アナヒータ女王の在位38年 アトシャーマ ムーンストーン城  
 
「母上に一言、申し上げたき儀がございまする」  
 謁見の間。  
 大理石に射す陽光が眩しいその白亜の最中、玉座へと続く赤絨毯の上に、  
 雪の如き白ウサギが一羽、三つ指をついて膝行した。  
 ウェーブ掛かった白髪の下、簡素ながらに気品を漂わす装いの下に隠れたるは、  
 寸分の凹凸すらない平皿の胸部と、ややぽってりとした幼児体型の腹部。  
 紛う事無きょぅι゙ょである。  
 
「えー、フェイちゃん今お母さんお仕事中だから後にしてよー」  
「…何としても聞き入れてもらわねばならぬ事ですゆえ」  
 あふ、と欠伸をして段差の上から緩んだ返事を返したるは、  
 同じく瓜二つに雪のような、しかしやや高い背とストレートの白髪を持つウサギ。  
 その仕草だけを見れば到底そうは思えぬとも、  
 謁見の間の奥まった部分、閉じた扇を片手に絢爛な玉座に泰然と座する姿は、  
 紛れも無くこの国の女王である事の証左。  
 
 謁見の時間(AM9:00〜11:00、PM1:00〜3:00、平日のみ営業でぇーすv By 女王)  
 
 悩める民の声を直に聞き、はたまた謁見を求める者達の陳情に耳を傾けるは、  
 一国を治める女王様としての大切な務め。  
 その重責の最中に押し入り、  
 謁見予定者の後がつかえているのを承知の上で順番待ちの列に乱入したるは、  
 本来であれば王族であろうとも許されない兎道不覚悟なのであるが。  
 
 つ、と微かに鼻を突くのは、閨中に馴染み深い嗅ぎ慣れた淫臭。  
「件の猫井の使者一行の、音声、映像記録装置を持ち込んだ上での  
城内の主要重要施設の見学を許す旨の儀」  
 
“――フェイさまは陰腹を召して”  
“――女王様にあの事を諫言なさるおつもりだ!”  
 
「お取り止めくだされい」  
 
 一息に言い切った、しかしよく見れば微かに震えているょぅι゙ょの三つ指。  
 ぴくり、と眠たげだったはずの女王の目に興味深げな光が宿り、  
 周囲に控える臣下のウサギ達は、緊張に身を強張らせて“ごくり”と唾を飲んだ。  
「この王城に刻み納められし魔導の粋は、かような極寒の地に都市国家アトシャーマを  
成立せしめ、また堅牢せしめる秘中の秘、ウサギの国家の生命線とも申すべきもの」  
 唯ならず緊迫した空気の中、それでもとつとつと淀みなく弁を繋ぐょぅι゙ょ。  
 だが。  
「それを惜しげもなく見せびらかしては、せっかくの永世中立に……うくっ!」  
“ああっ?!”  
 びくんと大きく背を振るわせたょぅι゙ょに、周囲の臣下達が思わず息を呑む。  
 中には身を乗り出し、あるいは立ち上がってしまった者達さえ居たが。  
 
 ――ごくり。  
 しっとりと汗を浮かばせて、俯き蹲っていたょぅι゙ょが すぅっ、と顔を上げた。  
 赤く上気した頬は艶やかで、長い耳はその白地に鮮やかと赤みを帯び、  
 かすかに湿り気を帯びた両の瞳は、しかし前にも増して強い決意の光を宿す。  
 
 ――ごくり。  
 唾を飲んだのは、果たしてょぅι゙ょか、あるいは見守る臣下達の方だったか。  
 微かに耳に力を無くし、妖しげな香気を漂わせて平伏するょぅι゙ょに、  
 並み居る大臣達や文官達、側仕えの侍女達の何人かが当然と頬と瞳を染める。  
 ……かようの者達、紛れも無くロリペドのケを宿業に宿す身の上ならん。  
 
 
 
 ょぅι゙ょ―― モルガンルフェイことフェイ姫の語る言葉に偽りはない。  
 
「…天下はすでに混沌。およそ200年前、猫国は女王フローラ様のご即位に端を発し、  
大陸は冬の薄氷が溶け流れ出すように停滞から流動の時代に入りてございます」  
 遥か異郷たるヒトの世界と比べた場合、この世界の文明進歩速度は遅い。  
 遅いはずなのである、本来ならば。  
 概ねがヒトより長い知的生命体種族の平均寿命、  
 ただ一種の万物の霊長によってではなく、多種混在の霊長によった人類世界、  
 魔法と呼ばれる超常の、ただし個体能力に大きく左右される強大な力。  
 
 …あらゆる要素が文明の発展速度にブレーキをかけ、  
 ヒトの世界よりも生物時間の流れをゆったりなものにして――いたはずだった。  
 事実、2000年近くもイヌの国を縛り続けていられた事や、  
 今にあってさえ大陸中央と辺境部の間に圧倒的文明格差がある事がその証。  
 この世界は、『停滞』していたのだ。  
 確かに200年前、いや少なくとも100年前までは、『停滞』し、故に『安定』していた。  
 
「セパタという名のネコの暴威、緩んだイヌの縛鎖、不和不穏は大陸の方々に溢れ、  
巡る黒き思惑、水面(みなも)の下のきな臭き火の粉火種、渦巻かぬ国は無き次第」  
 『停滞』が崩れたのは、何故ゆえか。  
 いかなる時点での、いかなる存在の所業により、『停滞』の崩壊は始まったか。  
 ヒトともネコともイヌとも、要因は様々で特定するのは困難を極めるが、  
 …しかしただ一つ言えるのは、既に『停滞』の時代は終わりを告げたという事。  
 混沌と流動の時代の訪れ。  
 それ以前の1000年と比べても、圧倒的な文明進歩速度、相対生物時間の加速。  
 『変革』には犠牲と破壊が付き纏い、『進化』は淘汰と適者生存を促す。  
 なれば世に争いが満つるのも、また条理。  
「…なにより諸国が野望憂国の士がこぞって欲するは、何も【ヒト】と【落ちモノ】、  
異世界(とつくに)からの異分子には限らず、この世界の古きに眠る力でもあれば」  
 伏せるモルガンルフェイの言葉に、ウサギの中でも古臣の部類、  
 この城の成り立ちの深奥に携わる何人かのウサギが、僅かに耳を震わせた。  
「かかるご時世にウサギの秘奥を軽々しく世に開露せしめようものなら、  
必ずやアトシャーマの漠寂たる時の流れに不穏の影を落としましょう、」  
 今やガクガクと四肢が震えるのも隠さず、  
 遠目にもそれと分かる程衣服を汗に濡らして童女の如き姫君が断じた。  
 
「 さ す れ ば お 国 の 一 大 事 ! 」  
 
 裂帛の気合と共に搾り出された言葉に、  
 比較的常識を弁えたウサギはウサギで気圧されビビって諌めも制止も出来ず、  
 それなりの胆力を持った老獪なウサギ達も、  
 目の前で始まった余興に好奇心に目をドキワクさせて敢えて止めない。  
 ……何やら大いに問題アリのような気がしたが、おそらくきっと、気のせいである。  
 
「しかも相手は、あの猫井の、しかもイヌの国支社の来訪者ですぞ? なれば――」  
 暗にスパイである事を示唆して仄めかしながら、  
 しゅるりと。  
「――イヌやネコの間諜に成り代わり、わらわがお見せつかまつる」  
 周囲があっと思う間もなく一息に。  
 
 
 何のためらいもなく、フェイ姫は脱いだ。  
 
 
“ “ “ “ ――なっ!!? ” ” ” ”  
 
 刹那、周囲に控えていた臣下の表情にことごとく驚愕が疾ったのは、  
 ドレスの下に最初から下着肌着が身に着けられていなかったからなどではない。  
 露になりしは、早朝の新雪のような、真白くも妖しき全裸。  
 傷一つ無いその肢体は、さながらたっぷりと釉薬を塗られた白磁のように。  
 しかし問題は、肉を割り、その無毛の土手に埋没した恐るべき異物。  
 …否、それだけならばまだ余人の予想の範疇、  
 やや太過ぎるという点を除けば、それでも十分予想された範囲内の事。  
 真に問題なのは。  
 
“馬鹿な!”  
“に、二本挿しと?!”  
 
 股を潜って後方、その可憐な菊門をも押し広げ突き刺さる凶悪な棍棒。  
 たちたちと滴音を立てて生ずる二つの液下の正体は、滴る愛液と腸液か。  
 しかも。  
 
 ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……  
 
“しっ、”  
“振動しておるッ!!”  
 
 その二本の黒バイブは、傍目にもすぐそれと分かる程に震え慄いていた。  
 激しい振動が器物との境目、赤紫色の秘肉をふるふると痙攣させ、  
 岩清水のように漏れ出でるは、同じく震えを纏ったとろみ掛かっての薄い白濁。  
 十手の鉤がごとき突端は狙い違わず陰核を押し潰し、  
 包皮を掻き分けてその向こうの胚珠に、細動を直接クロスパニッシャー。  
 
“み、妙ぞ? こは如何なる事!?”  
“た、耐えられませぬ。あのような陰核への刺激、耐えられませぬ!”  
 
 並のウサギであれば、到底耐え切れぬ責め苦。  
 『はひ、ひやぁあああんっ♪』等と締まりなくも淫らな喘ぎ声を漏らして、  
 涎を垂らしながら赤絨毯の上を転げ回るは避けられぬ定め。  
 なれば見よ!  
 
“……な、何じゃ?”  
“そこに立っておるのは、一体何じゃ?”  
 
 公の場、それも謁見の間は女王陛下の御前においてすっくと仁王立ちし、  
 脱ぎ捨てた服を片手、二穴から淫液を零しながらもぷるぷる震えるかの幼女を!  
 薄っすらと赤みの差したる幼き肢体は、いかな阿婆擦れとて敵わぬ淫猥さ。  
 そは物狂いにあらず!  
 魔女の片割れ、れっきとしたアトシャーマの姫君なり!!  
 
“な、なんたる異様な精神力……”  
“フェイ様の二穴、側女(そばめ)十人分の働きはするものと覚えたりッ!”  
 
 衆人の合間を韋駄天の如く疾り抜けたるは、畏怖か、あるいは賞賛か。  
 ……ダメダメでございまする。物狂いばかりかと。  
 そうして。  
 
「かっ、かような平和ボケの、もたらすものはっ」  
 いや、ごめん。  
 散々褒めそやしたところを申し訳ないんだけど、やっぱ耐えられないっぽい。  
 目は充血して潤んでるし、服を掴んだ手には痛いくらいに力が篭ってる。  
 かくかくかくかく、笑いっぱなしの膝。  
 ヴイィィィン…!と情け容赦なく前後から責め続ける極太バイブ。  
 ぽたぽた泡立ち滴り落ちる愛液と腸液は、  
 寒気に触れて湯気を立てつつも、もうだいぶ大きな染みを絨毯に作ってて。  
 ……覚悟は分かる。  
 ……覚悟の程は分かるのだが。  
 
「つまるところ、こっ、このようなものッ!!」  
 ――でも具体的に、どのような?  
 猫国や犬国の諜報員は、ウサギの二穴にバイブを突っ込みに来るんだろうか?  
 ウサギの秘奥の種が割れたら、世界に快楽地獄がやってくるんだろうか?  
 ……それはそれで非常に恐ろしい未来のような気もするが、  
 でも安心していい、 そ れ は 絶 対 に な い 。  
 
「良かれと善意にて敷き詰められた道がっ、地獄に続いている事もございます!  
そ、それでも母上は……っあうぅぅ!」  
「!!!!」  
 とうとうガクンと膝を崩し、そのまま四つん這いに蹲ってしまうフェイ姫。  
 獣のメスがオスを誘うが如きその体勢と、後ろから丸見えの二本挿しの穴に、  
 その場のウサギ達全員が鼻息荒く身を乗り出した事は言う間でもない。  
 発言内容自体は結構いい事を言っているのだが――  
 
“出来ておる!…ハァハァ…”  
“出来ておる喃(のう)…フェイ様は……ハァハァ…”  
 
 ――無残なるかな。既に誰も話の中身なんか聴いてなどおらじ。  
 
「あっ、あふっ! あく、あっ、アト、アト――」  
 全裸の御身にびっしりと玉のような汗を浮かばせし白磁の肌。  
 頬と同じように、タコのごとく真っ赤になった両耳は力なくへたりと垂れ下がり、  
 涙を溜めた目よりも先に、太股に股間よりの淫らな液を伝わせる。  
 高く上げた尻の頂点、震えた四肢の天辺にあるは、ぽんぽん綿毛のウサ尻尾。  
 
“ “ “ “ 出 来 て お る 喃 !!!! ” ” ” ”  
 
 ――こは謁見の間などではあらぬ。  
 ――幼女の公開ストリップ場なり。  
 
「――アトシャーマ九十万の民と引き換えにされてもッ!  
このようなものがご覧になりたいと仰せられるかッッッ!?」  
 
「ぐー」  
「「「「…………」」」」  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ――ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドが明瞭な意識を失ったのは  
     いつの頃からであろう?  
 ――『天下はすでに混沌〜』『猫国は女王フローラ〜』など、  
     “何だか難しいお話になって来たなあ”と自覚した時ではなかったか。  
 
 
「……あ、暗、くぅん…ッ」  
 びくん、びくん。  
 
 ――アナヒータ女王の在位38年目、○月×日  
 ――ホワイトパール・モルガンルフェイ・アリアンロッド、絶頂  
 
 すらりと一本肘を伸ばした右の腕(かいな)は、正中に沿って半弧を描くように。  
 足は床より約40度、股の合間は広げすぎず閉じすぎず。  
 汗の雫を振りまきながらも、床に水平に上げられた顎、鼻先は高々と天を突き。  
 噴いた潮は、虹のアーチのように美しい放物線の飛沫を描いた。  
 
 ――アトシャーマが姫君、十三姫の参謀役たるモルガンルフェイの絶頂は、  
 ――かようなストリップ場にあっても、蕩ける程に尚美しい。  
 ――何やら背景に見える幻視の花弁、さてはあれなるはバラの花か。  
 
「しゃ、芍薬の型!!」  
「し、しかも二重銀弧、それも虹架の象を伴ってにござる!!」  
「このような場、それも即興であれほどまでの絶頂をお魅せなられるとは…!」  
「お美事!」  
「「「「お美事にございまする!!!」」」」  
 
 たちまち湧き起こるは割れんばかりの盛大な拍手。  
 陶然とした目でフェイを見る者に、中には感極まってハンカチを目に当てる者まで。  
 ――色狂い。  
 ――ウサギは皆色狂い!  
 ぐったりと絨毯に伏した汗だくのフェイ姫に、  
 やけに手馴れた仕草で懐紙とタオルを持った侍従達が足早に駆け寄る。  
 どうやら別に、珍しい出来事でもないらしく。  
 
 ――再度の事件はその時に起こった。  
 
「失礼つかまつりまするッ!」  
「何事じゃ」  
 突如謁見の間に駆け込んで来た騎士装束のオスウサギに、  
 入り口近くに控えていた女官達があからさまに眉を潜めて怪訝そうな声を上げた。  
 又と無き貴人の美しき振る舞い、  
 その余韻の空気を殺がれた事に気分を害した様子が明白である。  
 …こいつら、こんな時「オオカミが来たぞー」みたいな報告を受けたらどうなるのか。  
 …想像すると、どうしても一抹の不安が拭えない。  
 
「無作法お許しあれ! なれど火急の用件なればッ!」  
「……よい。申してみよ」  
 しかし赦しの声をかけたのは、他ならぬ絨毯に伏していたはずのフェイ姫その人。  
 見れば既に侍従に助けられて身を起こし、  
 軽く清め終わった裸体の上に、再び着衣を纏いつつさえある。  
 数十秒前には絶頂の最中にあったというのに、恐るべきは頭の切り替えの早さ。  
 曖昧夢中であった頭は既に剃刀に切れ味を取り戻し、目は鋭い輝きを帯びている。  
 ……というか、服を着るのが早い。  
 なんか『物凄い手馴れてる』みたいで、ちょっと目を見張るまでに服を着るのが早い。  
 さりげなくちゃっかりと、秘裂に刺さっていた黒槌を抜き取った若い侍女が、  
 恍惚とした表情で粘液に覆われたそれに舌を這わせるのにさえ見向きもせず。  
 どうやらそれさえ、いつもの良くある一幕らしい。  
 ……どうなんだろうか、それって。  
 
 ちなみに玉座に座った当の女王様は、未だ夢の中である。  
 
「はっ、恐れながら……ど、道場に他種族の者が……」  
「!!!!」  
「ぐー」  
 その言葉を聞いて(約一名を除き)その場の全員の背筋に戦慄が走った。  
 
 基本争いを好まず、非殺・非傷を主と掲げるウサギの騎士達であるが、  
 それでも騎士を名乗る以上は、『交流』としての試合の申し込みは歓迎している。  
 真剣勝負および道場試合においての秘奥の使用こそ禁じられているが、  
 それさえなければ模造刀勝負を条件に、さあさあ、当騎士団は誰でもウェルカム。  
 しかし。  
 しかしである。  
「……して、内別は?」  
「大柄なオオカミの男性が一名、長身のカモシカの女性が一名の計二名」  
 
 アリアンロッド魔法騎士団の修練場に他流の者がやってきた場合、  
 もっとも警戒すべきは外部の者の脅威ではない。  
 
「まさかと思うが、セニアの奴――」  
「はっ! …だ、『伊達にして帰す』と、もうノリノリで……」  
「――ッ!! あっ、あのじゃじゃ馬め!!」  
 珍しく怒気を滲ませて言い放ったフェイ姫の声に、  
 しかし咎める風もなく、その場のウサギ達の諦めたような嘆息が追従した。  
 
 ――アイオライト・セニア・ディミオン。  
 女性の身ながらにアリアンロッド魔法騎士団の騎士団長の座に収まる黒ウサギ、  
 マダラと見間違う程に麗しき、甘きマスクの男装麗人であるが、  
 しかしその周囲や通り過ぎた後には、しばしば不穏な二つ名が付き纏う。  
 
 曰く、『タイラント(暴君)』。  
 曰く、『ウサギにあっての黒狼の如き』。  
 
「な、なんとか遣い手の卿らが抑えておりますが、周知の通り、かの方は……。  
このままでは早晩突破されまする、フェイ様、何卒ご助力のほどを!」  
「…ッ! …あい分かった、そなたが気を咎める事ではない、面を上げよ」  
 小さく舌打ちして、侍女達の中からするりとフェイ姫は進み出た。  
 
「よいか! お主は件の他国の者を丁重におもてなしした上で  
上手い事口八丁で丸め込んで魔法騎士団の修練場から引き剥がすのだ。  
この際他流試合は一切禁止してるという事にしてしまっても構わぬ。  
下手すれば命にも関わる事ゆえ、全身全霊でごめんなさいして速やかにお帰り願え!」  
「御意ッ!」  
「ルディア、リルト、お主達はわらわと一緒に来るのじゃ。  
…アマティスタの御老にも、ぶしつけながら出来ればご助力願いたい」  
「承って候」  
 
 二羽のメスウサギに、一羽のオスウサギ、  
 そしてそれらのお付きの者達を伴って謁見の間を退室しようとしていた姫君が、  
 ふと最後に入り口の所で足を止めて。  
「――母上!」  
「はいっ?! ね、寝てませんッ!!」  
 
 ……即座、場の空気が一気に弛緩した。  
 自らも溜め息をついて、脱力する者や、こっそりと笑いを隠す者を尻目に、  
 アリアンロッドの魔女は母にしてもう一人の魔女であるウサギの方を顧みると。  
 
「母上、とにかくダメですからな」  
「は? え? ……あ。…ええ〜、いいじゃないそれくらい」  
 アナヒータ女王の曖昧な思考は、眠りに落ちる前から動いていない。  
 なんか理由もなくダメと言われたので、とりあえず反発するは必定の心構え。  
 …肝心の理屈をぐーすか寝ていて聞き飛ばしたのは自身なのであるが。  
 
「でもダメなものはダメです」  
「そんな、ちょっとくら  
「ダメ」  
「でも別に悪い人達じゃないってお母さんの勘  
「ダメ」  
「て、『てれび撮影』だよフェイちゃん!? 『てれび撮え  
「ダメ」  
 
「…もぉ! フェイちゃんのケチ! えばりんぼ! 石頭!!」  
 にべもない態度に、とうとうぷーっと頬を膨らませて怒り心頭のお母さん。  
 ここまで蔑ろに扱われては、彼女の女王としてのプライドにも火がついたらしい。  
 ……というか、あったんだね、女王としてのプライド。この人にも。  
「フェイちゃんが幾らダメって言ったって、  
最終決定権は女王であるお母さんにあるんだからね! …ねー?」  
 なんと! 恐るべきは国家元首にあるまじき職権濫用!  
 ……もっとも、  
「あれ?」  
 同意を求めて左を向けば、左に控えた侍従達がサッと目を逸らす。  
「…え?」  
 右を向いたら右を向いたで、右に控えた侍従達がサッと。  
 
「…………」  
 おもむろに顔を上げて謁見の間を右から左へ見回せば、  
 まるで目からの熱線に薙ぎ払われるが如く、控えた諸臣が右から左へ目を逸らす。  
 おまけになんか数名、必死で笑いを堪えてるウサギまでいるのが。  
 
「……み、みょうぞ、こはいかなること……」  
「お、恐れながら女王様」  
 ショックを受けて呆然とする女王様に、  
 すぐ近くに控えた若いオスウサギの侍従が反射的に声を掛けてしまったるは、  
 情けと献身を旨とするウサギなれば当然の事。なれど。  
「……あ、いえ、あの、その」  
 男はすぐに己の軽率な行為を後悔した。  
 密かに胸の内で想いを寄せていた女王様の注視を受けて、  
 アガって頭の中が真っ白になってしまったのも理由の一つではあるが――  
「…ア、」  
 ――雨の日の路上に捨てられた小動物と、視線を合わせてはならじ。  
「…アトシャーマの明日は、女王様にござる」  
 まこと苦しきフォロー。  
 
“なっておらぬ”  
“フォローになっておらぬ喃……”  
 
「最終決定権者殿」  
 方々から上がる嘆息と苦笑を越えて、そんな茫然自失、半泣きの母親に、  
 愛娘は肉食獣が如き悠然の笑みを投げかけると。  
 
「…―― ご ゆ る り と ♪ 」  
 
 
      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇  
 
 
 アトシャーマの女王は『飾り』である。  
 ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドは、何よりもその事を自覚している。  
 
 午前の部の謁見を終えての昼食時。  
 しかしその傍らに、いつもはいるはずの聡明な娘の姿はない。  
「セニア様へのお説教が長引いておりますれば……」  
「セニアちゃんも大変ねえ……」  
 うやうやしくも理由を述べた侍従の言葉に、女王は素直に同情の念を抱いた。  
 モルガンルフェイは戯れの出来ぬ女。  
 その彼女が本気で説教をしたとなれば――やれば二時間では済まない。  
 フェイ姫とはそういう女である。  
 
 ホワイトベリーのジャムを塗ったパンを、上品に齧る貴人。  
 ハプニングはあったものの、それでも予定より15分ほど遅れて、  
 午前の謁見は今日もつつながく終了した。  
 終了したが、しかしそれは別に彼女の采配や有能さに依るものではない。  
 周囲の優秀な臣下達や他の十三姫が、  
 普段よりも二割り増しで発奮、時間を切り詰めて頑張ってくれたおかげであり、  
 彼女はただ座って、平伏した者に対して声をかけ、  
 周囲の者達の論議や決定、差し出される書類のままに裁可を下しただけ。  
 
 見る者が見れば、まっこと否定しようの無き傀儡の女王。  
 
 なれど、それも無理からぬ事。  
 確かに彼女は、『因果の女王』『眠り姫』の二つ名を抱くほどにの大魔法使い、  
 しかも当代唯一の『原因無き魔法』を行使可能な規格外の魔女であり、  
 また同時に国内でも一、二を争う優秀な魔技師、魔法式開発者でもあるのだが。  
 ……ただし為政者としての『政治能力』は、皆無に等しい。  
 同様に『外交能力』や、商才とも換言可能な『財務能力』に関してもまた絶無。  
 それだけではない。  
 
「……女王様。恐れながら零してございまする」  
「あっ、ご、ごめん」  
 熟れて蠱惑的な胸元に零れたパンくずを、行儀悪く指で摘んで口に入れる様は、  
 肉体に反比例していつまでも少女のような有り様であったが。  
 …逆に言えば貴人にあるまじき振る舞い、田舎娘にしか見えない不躾な所作。  
 多くの魔法使い達においてそうであるよう、  
 アナヒータにはそもそも、基本的な対人社交能力、日常生活能力が欠乏していた。  
 まぁ女王のくせに居眠りが絶えない時点で、言う間でもない事なのではあるが。  
 
 万能の天才ではない。  
 技術者、研究者、インドア派魔法使いとしては優れているが、でもホントそれだけ。  
 騎士団長のセニア姫どころか、見習い騎士と戦ってすら多分勝てず、  
 娘のフェイ姫のような、聡明な機知で城内の官房諸事を取り仕切る才女でもない。  
 国政に纏わる九割方の政治雑務は、全て大臣達や専門の諸機関が行い、  
 実際彼女がそれらの間を行き交う書類を盗み見ても、半分も内容を理解できない。  
 ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドは、魔法しかとりえのないくるくるぱーだ。  
 
 そんな彼女が、一国の主に最も遠い所にいるであろう彼女が、  
 ではなぜ女王の座に収まっているかというと、答えはやはり、『飾り』だから。  
 
 ――王に必要不可欠の才とはいかなるものであろうか。  
 ――王器とは何を持って王器と定めるのか。  
 国によってそれは異なり、  
 また王は王でも目指すのが『覇王』か『聖王』かでまた定義は違ってくるだろうが、  
 しかしウサギの場合は、それを【敵を作らない才能】と定めている。  
 
 …優れているほど尚良いわけではなく、何でも出来るほど尚良いわけではない。  
 優秀すぎれば嫉妬を招き、集権専断が過ぎれば臣下の反感を招き、  
 なれど愚が過ぎれば下克上を招き、何より嫌われ者の王に臣民の心は伴わない。  
 
 『武』の誉れなら別に将軍武人が受け持てば良い。それは『王』には必要ない。  
 『魔』の誉れなら別に宮廷魔導師が受け持てば良い。それは『王』には必要ない。  
 『為政』は内務大臣と執政官が、『財政』は財政大臣と税務官が、  
 『外交』は外務大臣と外交官が、『官房』は官房大臣と宮廷人が、  
 それぞれ受け持ち担当すればいい、どれも『王』にあらずとも出来る事。  
 『王』は、ただ『王』として、『王』でありさえすればよい。  
 『王』に必要なのは、ただ『王としての資格才気』にのみ留まる。  
 
 故に本当は正しいのだ。  
 「アトシャーマの明日は女王様である」と言った、あの若い侍従の言葉は正しい。  
 彼女こそが、アトシャーマの未来。  
 ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドこそが、ウサギの象徴。  
 アトシャーマそのもの。  
 
 一番憎まれぬ性格で、一番敵を作らぬ才能を持っていた彼女は、  
 だからこそ協議の果てに「相応しかろう」と、満場一致で女王の座に据えられた。  
 彼女は飾り。彼女は象徴。彼女は要。現兎神(あらひとがみ)。  
 
 愛すべきドジな居眠り女王様。ウサギ90万のマスコット。  
 偶像であるアナ女王は、だからこそ永遠の少女として純潔純粋を保ち続ける。  
 
 配下に『嫉妬』や『劣等感』を抱かせぬほどには、適度に無能で欠点を備え、  
 けれど『相応しからず』と『下克上』を招かぬほどには、一芸の誉れも保有する。  
 『怒りを買わぬ』という稀有の才、『笑って許せる』という稀有の才、  
 失敗もするし、欠点も多いが、だからこそ諸臣は彼女に仕え、彼女に尽くし、  
 『何とかしよう』『自分が支えなければ』と、進んで彼女に――国に尽くす。  
 何より、彼女を見ていると皆希望が持てるのだ。  
 人間は決して醜いだけの生き物ではない、汚いだけの生き物ではないと。  
 だからウサギは絶望しない、このような吹雪に囲まれても、己の出自に誇りを抱く。  
 万能ならずも心優しき女王様の存在は、ウサギの心に希望を灯す。  
 
 ……穿ち捩れた見方をするのならば、確かに犠牲だ。  
 90万の民が、過酷かつ閉鎖された狭い環境下で、まとまっていく為の『要石』。  
 生きながらに神に祭り上げられ、神聖視され、象徴にされた、『旗印』。  
 ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドは、誰よりもその事を理解しており。  
 理解していて。  
 
「…はー、お腹いーっぱい。今日もご馳走様〜」  
「はい、ではお下げいたしますね」  
 ……でも別に、その事を悪し様には思わないのだった。  
 本当に、本当に悪し様には思わない。  
 故に『女王』で。  
 故に『王器』。  
 
 飾りには、それでも飾りとしての仕事があると女王アナヒータは考えている。  
 象徴には、それでも象徴にしか出来ない事があるとも信じている。  
 
 ねぎらう事。声を聞く事。微笑む事。手を振る事。  
 『人形の仕事』ではあるが、それでも大事な、重要な女王としてのお仕事だ。  
 『何時間も椅子に座ってただニコニコしているだけ』の、  
 単純だが面倒で――本音を言えば退屈極まりない仕事だが、大事な。  
 ……人によっては到底耐えられぬそんな仕事に、  
 それでも女王アナヒータは、誇りを持って毎日励み、労を尽くす。  
 
 欲を言えば24時間全てを己の研究、やりたい事につぎ込みたいし、  
 長時間椅子に座って複雑難解な話を聞いてると、眠くなるのは事実なのだが。  
 しかしそれでも彼女は、分からないなりに耳を傾けようと努力する。  
 すごいと思えば素直に感動し、可哀想と思えば素直に同情の意を示し、  
 許せないと感じれば怒りを露にして、哀しいと思えば悲痛にぽろぽろ涙を流す。  
 国民を、ウサギという種族が大好きだから。  
 アトシャーマという小さな国に、惜しみなき愛を注いでいるから。  
 そうしてそんな溢れんばかりの愛は、自然諸々の行動の端々にも表れて。  
 
 ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドは、だから兎国の女王だ。  
 紛う事なき、『王の器』。並ぶ者なき『兎王の中の兎王』  
 『王』という概念をその身に降ろして宿す為の、最も適格な『容器』であり。  
 何より彼女自身が、喜んでその責務と運命を引き受けている。  
 0から1を……無限の愛を生み出し続ける永久機関。具現化した『献身』。  
 『理想のウサギ』に最も近い、全てのウサギの母――…  
 
 …――なのであるが。  
 
 食後の紅茶のカップに口をつけたまま、石のように動きを止めた女王の姿に、  
 その場に控えた侍従達がまた寝たのかと勘違いしかけた時。  
 ふわりとひとりでに、文持ちの侍従の携えていた紙と文具一式とが浮かび上がった。  
 
 目を見開けど、驚きの声を上げるウサギがいないのは、やはり珍しくないから。  
 彼らの『眠り姫』にとっては、これくらい造作も無い事。  
 特に彼女がその目を閉じて――ちょうどヒトの世界の学術用語で言う、  
 レム睡眠の状態に陥った際、その力、現界に及ぼされる作用は、最も強まる。  
 
 羽根ペンさえ必要としなかった。  
 不可視の作用でビンから掬い上げられた黒インクの液塊が、  
 ピッという水音と共に植物紙の上に弾かれ飛散した、……ようにしか見えない。  
 ようにしか見えなかったのだが。  
 
「……うん」  
 パチリと目を開いて、インクの散らばった紙をサッと宙に泳がせた彼女の手中には、  
 乾いたインク、流麗達筆に描かれた一枚の書簡が完成していた。  
 四方八方無作為に飛び散ったように見えたインクが、しかし確かに文章を織り成す。  
“女王様はやはり……”  
“物が違う……”  
 夢の中のイメージの、現実への直接投射。  
 念動で羽根ペンを動かして、それで文章を書く魔法使いなら別に珍しくもないが、  
 しかし一瞬でこんな芸当をやらかす程の常識外れともなると、流石に。  
 
「これをね、――に届けてほしいの」  
 簡素な白い封筒に入れられて、指先に掬った糊で軽く封をしただけの書簡。  
 印も無ければ宛名も無く、別段封蝋も施されていないが、  
 それでもこの手紙を、相手が彼女の名を騙っての偽の文だとは疑うまい。  
 軽く指で一本、対角線をなぞって斜めに引かれた線は、  
 けれどただそれだけで、並の者では到底解除不能なマジックロック(魔法錠)。  
 宛名人以外の人間が途中で開いて中身を覗き見る事はもちろん、  
 あのフェイ姫でさえ、強引にこじ開けようとすれば数時間の刻を奪われよう。  
 
「……イズメルディオラ様と、ファクトール様にですか?」  
 そんな手紙をこっそり手渡され、困惑したように目をしばたたかせるのは、  
 先刻女王様の前でアガって恥を掻いてしまったオスウサギの侍従。  
「そう。…もちろん、フェイちゃんには内緒でね」  
「…!! い、いけません女王様、さっきあれほどきつく――」  
 主が何を企んでいるのかおおよそ察しはついて、  
 根が善良なこの若者は、慌てて諫言しようと手紙を押し返しかけたが。  
 
「この埋め合わせは、後で必ずするから、ね?」  
「…………」  
 ――女王様の『思召』が王族ゆかりの貴人達のみならず、  
 平民出であるはずのお付の者達にまで及ぶ事は珍しい光景ではない。  
 …美人の若妻が、近所の中高生を歯牙に掛けるが如き異様な誘惑。  
 
「……い、一命に代えましても!」  
 何のためらいもなく、若者は堕ちた。  
 
 ――青年が女王様の熟れた肢体に溺れるのは、まさにこの夜の事である。  
 
 
      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇  
 
 
 取材に散るわんこ 取材に咲くにゃんこ  
 
 撮影取材に訪れた猫井テレビのカメラクルー達を  
 淫靡に歪んだ赤い眼が捉える  
 
 始まったのだ 狩りが  
 ウサギを狩るのではない ウサギに狩られるというのだ  
 肉食獣どもは微笑む  
 そんなことを肉に飢えた 己のこの肉食の牙が 許すと思うか? と  
 
 そして 惨劇の一幕は開け  
 響く 弱き者が色に溺れゆく声  
 
 雪と静寂  
 魔と色と肉欲  
 取材という名の宴の中で  
 生まれたものとは?  
 
 ―― 残酷無残ファンタジー、ここに開幕す  
 
 

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