「女の子って何で出来てる? 女の子って何で出来てる?  
                             砂糖とスパイスと、素敵な何か、そんなもので出来てるよ。」  
 
 
 
――暑い。暑いあーつーいーなァ、畜生。  
……まァ、それも当然か。  
八月半ば、それも午後二時を回ったところ。  
おそらく、一年でも最も暑いときだろう。  
「あっちー……」  
扇風機を足で無理矢理こっちに引き寄せながら、ごろごろとベッドに寝転がる。  
あー……、涼しい、生き返るー。  
「ちょっと、もうっ。みいちゃんっ、扇風機ひとりじめするの、止めてくださいよ」  
むうっとふくれっ面をした真由子が扇風機を移動させる。  
そのままこっちに背を向けて卓袱台に向かう真由子の白い足の中で、うす赤い踵が妙に目に付いた。  
――なんか、舐めたら甘そう。  
 
 
 
まゆとみいちゃん・場外編『女の子って何で出来てる?』  
 
 
 
「……まったくもうっ。なんだって毎日毎日わたしの部屋でごろごろするんですかっ!?」  
背中を向けてレポート用の大量の資料類と奮闘しながら、俺に向かって文句を言ってくる。  
「いや、ヒマだから」  
それに、冷房代ももったいないし。……あーでも、こっちの部屋の方が暑いんだよな。  
真由子は絶対に28度以下まで冷房の設定温度下げないし。  
ふと、目をやると、真由子が半眼でこっちを見ていた。  
「ヒマって、みいちゃん。あなた、宿題は?」  
……母親みたいな事言うよな、こいつは。  
「七月中に終わらした。……毎年毎年、偉いよなー、オマエさんはー。夏休みの計画きっちり立てて宿題してるもんなー。  
 俺ァ勉強なんざ嫌いだからなァ、とてもじゃねェけど八月末まで宿題しようなんて思わねェもん。あー、エライエライ」  
団扇でばたばた扇ぎながらそう言うと、ぷくーとほっぺたをふくらませながら睨んでくる。  
「……だったら、わたしの邪魔しに来ないでくださいっ」  
それだけ言って、また背を向けてレポートに集中しようとする。  
おーおー、怒っちゃってまあ。  
やれやれ。と思いながら、ベッドにうつぶせて、ぼんやりと真由子のほうを見る。  
 
今日の真由子の格好は、ホルターネックのトップスに、裾がだんだん白から濃いピンクのグラデーションになっていく、  
ふわふわして涼しげなガーゼ生地のスカート。普段下ろしている肩までの髪は、二つに分けて短い三つ編みになっている。  
――相変わらず良い尻だ。  
こうやって、後ろから正座しているのを見ると、桃みたいな形がはっきりと解る。  
今日のスカートは生地が薄めだから余計に。  
実際、膝枕をしてもらいながら手を回して揉みしだくと実に良いのだが。  
――やりたいけど、今やったら怒るだろうなー。  
出来ない。と思うと、余計に柔らかそうな真っ白の二の腕とか、脇から覗ける部分だけでも、ちょっと動くたびに、  
ぼよんぼよん揺れてるのがわかるデケェ乳とか、ピンク色のスカートの奥の、白くてむちむちしたふとももなんかを思い出してしまう。  
――なんつーか。包み紙みたいだよなァ、今日の服。  
駅前の、真由子がお気に入りの菓子屋の包装紙に、ちょっと似ている。  
首の後ろから背中に垂れ下がってる蝶々結びの紐が、ケーキの箱に掛かったリボンにしか見えない。  
そう思うと、足を組みかえるたびにちらちら見えるうす赤いかかとや真っ白いふくらはぎが、まるで砂糖菓子みたいに見えてくるから不思議な物だ。  
――『わたしを食べて』ってか? ハ、とてもじゃねェが、言いそうにねェなァ。  
むしろ、ンな事言われた日には、欠片も残さず、あっという間に食い尽くしてしまうだろうな。と自分でも思う。  
 
――いかんなァ。重症だ。と、思いながら布団に突っ伏すと、布団に残った真由子の匂いがはっきりわかる。  
真由子が最近付けている、シトラス系の香水の香りとは違う匂い。  
夏場だから、少し汗のにおいもあるのだろう。饐えた果物にも似た女の匂いだ。  
どこか懐かしく、胸が詰まるような、不思議に眠たくなるような香りを胸いっぱいに吸い込む。  
――何ともいえない安らぎを感じながらも、陰茎が固く張り詰めていくのを自覚する。  
そのまま薄目を開けて、真由子の後姿を見ながら頭の中でこっそり全裸にしてみたり。  
……んー、今日の服装だったら全裸よりもむしろ、下着だけ取り上げたほうがエロいかもしれん。  
絶対過剰に裾押さえたり胸元隠そうとして余計に強調させつつ、涙目で「返してくださいー」って、  
お願いしてきたりとかするだろうし、そっから色々やらせてみたりしたほうが楽しくて良いかも――。  
 
などと、脳内でさんざっぱらに痴態をくりひろげさせていると、流石に視線を感じたのか、  
こちらをくるり。と振り返る。  
 
「……あの、なんですか……?」  
訝しげに眉をひそめてそう聞いてくる。  
「んにゃー、気にすンなァ。ちっと視姦してただけだからー」  
手をぷらぷらと振って答えると、意味がわからなかったのか、シカン?と鸚鵡返しに呟いてきょとん。と首を捻る。  
「ええと、よくわかんないですけど、退屈してますよねえ?  
 わたし、今日はしばらく終わりそうにないので、すいませんけどみいちゃんの相手できませんよ?」  
困ったように眉根をよせ、何故だか申し訳なさそうな口調で謝る。  
別に、今日遊ぶ約束をしたわけでもなんでもなく、俺が朝から押しかけてきて真由子の邪魔をしているのだが。  
――……ここで罪悪感を感じてしまうあたりが、俺みたいなのに付けこまれる原因なんだよなァ。  
本人にはどうも自覚がないらしい。まったく、危なっかしいったらありゃしねェ。  
よくもまァ、俺が居ない間、無事で居てくれて良かったと、心の底から思う。  
「あのう、みいちゃん?どうしました?」  
怪訝そうに聞いてくる声に答えようとした時に、まゆこー。というおばさんの声が、玄関の方から聞こえてくる。  
 
こんこん。とドアをノックする音と同時に、  
「それじゃ、二人ともー。おかあさんお仕事行くからねー。  
 まゆこー、今日はおとうさん、遅くなるけど帰ってくるから、ちゃんとお夕飯、してあげてようー」  
それじゃいってきまーす。と言いながら、部屋の前から足音と声が遠ざかっていく。  
「あ、はーい。わかりました、いってらっしゃーい」  
座ったまま、廊下に向かって真由子が声を張り上げると、先程の問いはそのままにしたのか、もう一度机に向かって勉強を再開する。  
……玄関ドアが閉まる音がしてから5分。  
おばさんが帰ってくる気配は無い。  
真由子は、よくよく集中しているらしく、俺がベッドから降りてもこちらに注意を向けようとはしない。  
ひょっとしたら、俺がもう帰るつもりでいるとでも、思っているのかもしれない。  
――……甘いなァ。  
ゆっくりと真由子の背後に回る。  
今日の髪型だと、普段下ろしているせいか、日に焼けていない白い首筋がよくわかる。  
うなじで結ばれて肩甲骨の辺りにまで垂れ下がっている紐を、しゅるり。とほどいた。  
「―――え?」  
何が起きたのか、すぐには理解できなかったらしく、不思議そうに小首を傾げ、次の瞬間。  
「―――ひ、」  
悲鳴を上げようとする口を背後から塞ぐ。そのままもう片方の手を腰にまわし、抱えあげてベッドまで運ぶ。  
「ちょ、ちょっとみいちゃんっ!? いきなり何をしやがりますかあなたはぁ――っ!?」  
ぼすっ。と身体をベッドに放り投げると、すぐに起き上がって顔を真っ赤にして怒鳴ってくる。  
「何って、ナニに決まッてンだろー」  
真由子の身体に覆いかぶさるようにして、少女趣味なデザインの安っぽいパイプベッドに登ると、二人分の体重でギシリとベッドが軋む。  
……ちぇ。やっぱ俺の部屋にすりゃ良かったかァ?  
「お、おじさんみたいですよっ、その発言っ」  
さっき紐をほどいたせいで、すでに服としての機能を失った布で必死に胸元を隠しながら、後ずさって逃げようとするが、  
狭いベッドの上で逃げ場があるはずもない。  
それでも今の状況からよっぽど逃れたいのか、顔を真っ赤にして身を捩る姿に余計に熱を煽られる。  
 
「……真由子」  
柔らかい二の腕を掴み、自分の方へと引き寄せる。  
「や、やだ、ダメです、ダメですようっ!」  
じたばたと抵抗されるが、かまわずに露になった下着をずらして乳房を揉む。  
指が埋まりそうなほど柔らかいくせに、不思議な弾力があって、薄い皮膚はすべすべしていて実に手触りが良い。  
全体をゆっくりと揉み解してやりながら、中心の尖り、普通の皮膚との境目の辺りに、  
少し爪を立てるようにしてやると、高い悲鳴のような声が混じりだす。  
――もうちょっと楽しむか。  
そう思い、一番いい反応が返ってくる薄紅の尖りへの愛撫は我慢して、  
乳房の、たぷたぷぷにぷにした触感を楽しむ事に集中しようとする。  
 
腋の辺りから真っ白で柔らかい乳房を、下から上に持ち上げるようにして、  
たぷたぷと揺らし、鎖骨から下へとゆっくりと口付けていく。  
汗の浮いた胸元を舐め、乳房全体を肉まんでも齧るときみたいに大口を開け、はも。とかぶりつく。  
「……やっ。ふぁ、いやあ……っ。ダメ、ダメですよう、みいちゃ、あ、や、だめぇ……っ!」  
高い悲鳴交じりの嬌声があがるのを無視し、今度は脇腹から舌を滑らせながら上に上がっていき、  
柔らかい二の腕を少し強めに吸い、甘噛みして跡をつけていく。  
くすぐったいのか気持ちが良いのか、肌を粟立たせてびくびくと震える身体を押さえつけながら、  
首筋に口付け、更に上に戻って耳のふちを軽く噛み、舌を這わせてやると、もう甘ったるい鼻声になってくる。  
上気した頬と、だらしなく半開きになって忙しない呼吸をしている口、とろん。とした目が実にエロい。  
思わず知らず見惚れているうちに、我に帰ってきたのか、慌てて俺から離れようと上体を起こそうとする。  
 
「おいおい、逃げんなよォ?」  
「に、逃げるっていうか、なに考えてんですかっ!? ま、まだお昼間じゃないですかーっ!」  
乱れた胸元を必死で押さえながら、涙をいっぱいに溜めた眼で、精一杯に睨みつけてくる。  
――やべえ、超いじめてえ。  
この表情といい、心の底から嫌がってるくせに、少し触っただけで真っ赤になって、  
イイ反応を返してくる所といい、正直たまらん。  
ああ、原田のおじさんおばさんありがとう。  
真由子をこの世に誕生させてくれて。  
あなた方の娘さんは、すくすくエロく育ってます。  
 
「ま、それはそれとして」  
「何がそれ……っ。きゃあ!?」  
すでにきゅうきゅうに固く勃起していた乳首を軽く捻ってやると、体中の力がくにゃん。と抜けてベッドに沈み込む。  
「ま、いいじゃねェか。夏休みなんだしよォ。ちゃんと夕方までに終わらせてやるから」  
それだけ言うと、今度は乳房全体だけでなく、刺激を待ちわびるように固くなって天を向いている乳首を重点的に、  
舌と唇で愛撫していく。  
「……あっ、や、あ、ひう、んン……っ! だ、ダメです、そこダメなの、ダメぇ……っ!」  
舌で転がし、軽く歯を当ててやると、途端に声が甘くなる。  
感じやすくて、非常に結構だと思う。  
真由子自身は、自分のこういう所が恥ずかしくてイヤらしいが、俺にとってはとても嬉しい。  
最も、こんなにエロ可愛いところを見せるのは俺の前だけで充分だが。  
 
ふわふわしたスカートの裾を撒くりあげ、滑らかなふとももに触ると、びくりと反応が返ってくる。  
直接敏感なところに触れる事はせずに、乳房を攻め立てながら内腿を触れるか触れないか、という位置で  
ゆっくりと撫でてやる。  
「うあ、み、みいちゃん、そこくすぐった、あ!」  
ふに。と下着越しに柔らかな土手を擦ると、すでに熱く湿った感触を指先に感じる。  
股布の端から指を二本差し入れ、熱くトロトロに融けたぬめりをゆっくりと広げていく。  
「……んぅっ、んんん……っ。だ、ダメって言ってるのにぃ……っ!」  
嬌声を必死で押し殺しながら、秘所をまさぐる俺の手を止めようと掴んで抵抗してくる。  
今日は随分我慢するなァ。と思いながら、最後の理性を壊すべく、  
指にぬめりを絡ませ、すでに綻びつつある花芽をゆっくりと撫でる。  
ソコを撫でられると、もう堪らないのか、切れ切れの嬌声を上げながらも、徐々に腰が浮き上がってくる。  
 
中に入れる指を二本に増やしながら、親指の腹でゆっくりと円を描くように花芯を愛撫しつつ、  
乳首を甘噛みしてやると、小さな悲鳴と共に、全身が緊張したかと思うと、すぐに弛緩してぐったりする。  
おー、こりゃ盛大にイったなァーと思い、顔を覗き込むと、半べそをかきながら、みないでください。と、細い声で抗議される。  
ふむ、ちといじめすぎたか?  
 
機嫌を取ろうと、額に、頬に軽くキスをして落ち着かせる。  
何度か繰り返すと、落ち着いたのか、ぐすぐすと鼻を鳴らす音が止まる。  
「あ、あの、みいちゃん。……すいませんけど、上からどいてもらえますか?」  
ここまできといてそりゃねェだろ。という思いが顔に出たのか。  
「い、いえあの。……服、脱いじゃいたいんですけど。そ、それにみいちゃんだけ  
 きっちり服着てるのは、なんていうか、ずるいです……」  
あ、そういや忘れてた。  
適当に脱がせたというか、ずらしただけの為、真由子の服はホルターネックのトップスも、  
ガーゼ生地の柔らかなスカートも、両方、腰のあたりでくしゃくしゃになっている。  
 
……まあ、この半脱ぎ状態もこれはこれで?  
 
「今、なにか変な事考えたでしょう、みいちゃん」  
いやいや、なんでもねェって。と答え、自分も着ていたTシャツを脱ぎ捨てる。  
うひゃあ。と悲鳴をあげて後ろを向き、真由子も自分の服を脱いでいく。  
それをじっくりと観察しながらも自分の準備をしておき、こっちを振り向く前に、背後から小さな裸身を抱きすくめる。  
 
足を開かせ、しっかりと潤み綻んだ中心に、自分のモノを擦り付けながら馴染ませる。  
それだけでも刺激になるのか、艶っぽい声で反応が返ってくる。  
どうにもこうにも、とても愛しいと思う。  
「……深呼吸して、力ぬけよォー」  
はひ。という、なんとも情けない声で返事が返ってくる。  
すでに何度かしているとはいえ、入れて最初のうちは少し痛みがあるらしい。  
その痛みの分、余計に緊張して痛みが増す。という見事な悪循環なわけなのだが。  
くぷくぷと入り口のあたりを浅く、俺のモノでかき混ぜる様に馴染ませながら、  
緊張を緩ませようと、強張っている頬や力の入っている唇を舐めてやる。  
「……ん、……ふぅっ。んむ、あ、みい、ちゃ――」  
薄く開いた唇にキスをし、そのまま口腔内へと舌を侵入させ、犯していく。  
怯えたように奥に引っ込む舌を絡め取って引き出し、歯茎の裏まで舐めていく。  
そうしていると、緊張が緩んだのか、単にソッチへ集中できなくなってくるのか、  
俺のモノを痛いほどに喰い締めて拒んでいるソコが、ゆっくりとほぐれてスムーズに動かせるようになる。  
 
真由子の中に自分をすっかりと埋めながら、脇腹や乳房を愛撫する。  
やっぱりいきなりヤりすぎると辛いだろーなー。などと考えながら、  
できるだけゆっくりと腰を動かす。  
 
目眩がするほど心地よい。  
 
真由子の中は、俺がガキの頃からずっと好きだった女の中は、  
どこまでも温かく柔らかく、俺を包んできて、必死で我慢しないと、  
即座に無茶な動きをして真由子を壊してしまいそうになって、少しだけ恐ろしい。  
指に、二人の蜜を絡ませ、繋がっている場所の少し上、紅い尖りに  
塗りつけるようにして刺激してやると、即座に甘い悲鳴が上がる。  
 
ふらふらと熱に浮かされるようにして彷徨っていた真由子の手が、ふと俺の肩にかかる。  
「……どした? まゆ」  
「――あ、あの……」  
――ぎゅって、して?  
「ちょ、ちょっとくらいたいへんでも、わたし、へいきですから。――みいちゃんも、あの」  
――ちゃんと、わたしできもちよくなってください。  
 
……あー、なんつーんだろな、これ。人がせっかくギリギリ踏ん張ってたのによ。  
反則だろチクショウ後悔すんなよ、あほまゆこー!  
 
そのまま、お言葉に甘えて真由子の尻をがしっと掴む。  
ゆっくりと腰を引き、中に入っていたモノが抜ける寸前まで引くと、  
今度は逆に、思いっきり叩きつけるようにして挿入する。  
「あ、やあ!? っあ、やああんっ!!」  
真由子の、悲鳴に近い嬌声――、いや、きっぱりと悲鳴だなこれ。  
を、BGMに、柔らかい尻肉を思い切り掴みながら全力で真由子を犯す。  
肉のぶつかるパンパン。というリズミカルな音と、接合部から滴る蜜が泡立つ様が妙に興奮してヤバい。  
ここまで激しい抱き方をするのは、実は初めてだったりする。  
一応ねー、俺こんな奴だけどねー、気を使ってたんだよ、真由子処女だったしよー。  
やっぱり人間、無理な我慢ってよくないよなー。本ッ当、明らかに無理があったもんなぁー。  
……あれくらいの言葉で、あっさり理性が陥落するあたり。  
自分はとことん我慢が利かない性質なのだと思い知る。  
 
まあ別にいいか。  
さようなら理性。こんにちは本能。  
とりあえず、今俺に組み敷かれた挙句、じゅぷじゅぷと俺のモノが出入りするたび、  
顔を真っ赤にして涙を流す、真由子がとことん可愛いので良しとする。  
 
上体を倒して唇をむさぼる。  
胸板に当たる柔らかな乳房と、固くなった乳首。  
必死で俺に応えようとする拙い舌の感覚が非常に心地よい。  
「――ん! あ、や……っ! ふあ、あ、あ、みいちゃん……っ!」  
いつの間にか、悲鳴ではなく、明らかに甘い声を上げる真由子が、俺の首に手を回してくる。  
――おねがいですから、いっしょに。  
可愛いお願いに応えてやるべく、そのまま腰の動きを早める。  
どんどん一本調子に切羽詰ってくる真由子の声。  
「……まゆー? 気持ちイイ?」  
「や、は、あ、はいっ! ひもち、きもちいいれすう……っ!」  
うわーお、最中は正直でいいねェ。  
「みいちゃ、みいちゃん……っ!すき、すきです、だいすき、すきいっ!あ、や、あ、ああ――っ」  
びくびくと痙攣するように真由子が果てたその直後。  
「……う、く……っ!」  
搾り出されるような、強烈な膣の締め付けに耐えられず、俺もまた果てていた。  
 
 
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
「……うあー」  
あッちい。  
なんともいえない暑さと寝苦しさで目が覚める。  
時計を見ると、すでに17時前だった。  
……あー、そういやあの後すぐに、バックでもう一戦やらかしたっけ。  
布団に戻って、なんとなく隣で裸のまま寝ている真由子を抱き寄せる。  
やっぱり暑いのだろう。んむー。などと可愛らしい呻き声をあげ、  
眉根をよせたしかめっつらになるが、まだ起きない。  
……おじさんが帰ってくるのは、どんなに早くても19時過ぎ。  
今日は遅くなるそうだから、もっと時間がかかるだろう。  
だったらシャワーを浴びてから夕食の支度をしても、充分ゆっくりできるはず。  
あと30分だけ。  
そう決めて、真由子の顔を見ながらだらだら過ごす事にする。  
 
「……俺もな」  
完全に熟睡していることを、寝息の深さで確認してからそう呟く。  
「……好きだぞー、オマエのことー」  
……なんとなく、真由子の瞼がぴく。と動いた気がしたのは、たぶん気のせいだろう。  
胸元に引き寄せ、ぴったりと身体を寄せて、目を閉じる。  
――あと30分。  
息苦しいのか、動く気配がするが30分たつまでは放さないと決める。  
――ま、もうちょっとだけ付き合えよォ?  
背中や尻をゆっくりと撫でて楽しみながら、だらだらと残り時間をすごそうと決めた。  
 

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