俺は家出の準備をしていた。  
もうこれ以上アイツと一緒に暮らしてなんかいられるか  
早く逃げないと…  
暗い、なぜか窓の外だけは曇ったように真っ白い部屋でその準備をしていると、  
キィ、と後ろからドアの開く音がした。  
振り向くと、白いワンピースのようなものに身をつつんだ彼女が立っていた。  
なぜ?今日は来ない日のハズ…  
…ゆっくりと彼女が近づいてくる。  
…恐怖が俺を支配する。声が出せない。体が動かない。  
…いつの間にかベッドに押し倒されていた。なぜか服も脱がされている。  
彼女に絡み付く様にしなだれかかられ、上半身を愛撫される。  
それにキスも加わり、顔中にキスされる。  
女性にそんな事をされれば嬉しいはずなのに、抱く感情は恐怖しかない。  
怖い。逃げたい。  
 
だんだんキスの場所が変わってくる。顔から首筋へ、首筋から胸へ。  
やがてキスが胸の先端まで達した時。  
ぷちん、となにか音が気がした。  
違和感を感じて胸を見ると。  
 
 
 
噛み切られていた。  
そして、彼女の顔がゆっくりこちらを向く。  
向き合った瞬間、自分は気を失っていた。  
でもその時薄れていく中で抱いた感情は、なぜか、このまま彼女に壊されてしまいたいというものだった。  
 
 
ここで目が覚めました  
ちなみに彼女とは、なぜか家族という認識がありました。  
当然当てはまる相手はいませんw  
サキュバスにでも憑かれたかな?  
 

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