ザァァァァー……暗い空から雨が激しく降りしきる夜。  
「………。」  
一人の女性が雨でできた泥濘の中に両膝をつき、放心したように空を見上げていた  
胸には泥で汚れたガイア教のホーリーシンボルが見える。  
その女性の手には血で濡れた戦斧が……そしてその女性の周囲にはズタズタにされた死体がいくつも転がっていた。  
「フ…フフフ……フハハハハッ、ハーハッハッハッハ」  
女性は急に笑い出し、最後にポツと呟いた。  
「ざまぁみろ…」  
 
数日前  
 
「ほう…このゴート村に客人とは珍しいと思っていたが…ハハハ、そうですかガイア教の宣教師様でしたか…」  
人口30人にも満たない山間の小さな村に一人の女性神官が一晩の宿を求めてやってきた。  
「と言います。ガイア教を弘教するために各地を旅しているのですが、この地方には初めて来たので…」  
最初は警戒心の強い村であったが村長に話してみるとすんなりと受け入れられた事にフェンリアは満足していた。  
「そうですか…ではこの辺りの事は…」  
「はい、できれば周辺の町や村などの位置を教えて頂けると助かるのですが。」  
「はい、わかりました。ですが今夜はお疲れでしょう、ゆっくりと休んで下さい。」  
「この村の方達が信じている神は何という神ですか?」  
すすめられたお茶を啜りながらフェンリアは村長に問う。  
「ガイア教の神官様を前にして恐縮ですが…この辺りに伝わる山の神、モース神という神を信仰しています。」  
「モース神……聞いたことのない神ですね」  
「そうでしょう、この辺りは山が深く周囲に近い集落や村でも最低2日は掛けて行かねばなりません。ですから外部に漏れる事もなくひっそりと信仰しているのです」  
「そうですか…あ、このお茶良い香りですね」  
「丁度、この時期にはその神を讃えてとある儀式をするのですよ。そのお茶も儀式の為に特別に栽培した茶の葉を使っているのです」  
「そ…そうです…か、あっ…す、すいません…何か…眼が…こ、これは…」  
「そうです、神官様。はやい話、毒です」  
 
「な…何の為に…うううっ…」  
フェンリアは椅子から立ち上がろうとしたが足に力が入らず床に転げ落ちてしまった。  
「神への人身御供じゃ…クククッ、これで遠くの街から女子をさらってくる手間が省けた。礼を言わせて貰うぞ。」  
「人身……御…供…う、ううっがはっ…げほっ、ぐうう…」  
激しく嘔吐し、フェンリアはだんだんと薄れていく意識の中で最後に見た光景は急に下卑た口調に変わった村長がいやらしい目でこちらを見ている姿だった。  
 
ピチャ…ピチャ…  
 
「ん……ううっ…ここは…あっ」  
立ち上がろうとしてフェンリアは転んでしまった。  
「あ、足に力が…」  
足だけではない、肩、腕、手、腰、膝……バランス感覚もかなりずれているように感じた。  
辛うじて動かせるのは首と顔くらいのものだ。  
「武器も荷物も…くそっ…あのジジィ…」  
今、フェンリアが身につけている物と言えば神官服と首から下げたガイア教のホーリーシンボルだけであった。  
ここはどこかの洞窟らしく、薄暗く、不気味な雰囲気を感じさせる。  
洞窟の入り口の辺りから入ってくる光が唯一の明かりだ。  
「………ん…」  
入り口の辺りが騒がしくなり松明を持った数人の男達と共にあの村長が入ってきた。  
「おお、お目覚めですかな?女神官殿」  
「神官にこんなことをして、あなた達…ガイア教団が黙っていませんよ!」  
「まぁ、それはあんたが報告した場合じゃ。報告できるモノならしてみろ、ワシ達は誰も止めはせん。」  
「ハッ、昨日の薬の効果が切れて手足が自由になったらしてやるわよ。」  
フェンリアは村長を睨みつけた。  
「その薬の効果が切れる頃にはあんたは頭の線がきれておるよ」  
「何を馬鹿な事を──」  
フェンリアの言葉を遮って村長は言った。  
「この時期はモース神の繁殖期でな、ワシらは遠くからさらってきた女子を神に差し出し、子を孕ませるのじゃ」  
「な……子を孕ませ…!?」  
「察しのいい神官殿なら、もうおわかりじゃろう…神と交わり、その身に子を宿すがいい…怪物の子をな…クククッ、おい、笛を吹け。我らの神をお呼びしろ」  
村長が男達に命令すると男の一人が大きな角笛を吹いた。  
 
「神はお前のような年頃の女子が大の好物でな、10回どころでは済まんぞ…せいぜい気が狂わんようにする事じゃ。まぁ、今までの女は皆、気が狂うか、心が壊れて廃人になっておったがの……ハハハッ」  
その時、洞窟の奧から身の毛をよだつような咆吼が響いた。  
「おお、神のお出ましじゃ…クククッ」  
村長と男達はそそくさと入り口の方に向かって去っていった。  
フェンリアも何とか這って光りが入ってくる方角に進むが、最後の最後で、自分の前には3メートル程の切り立った岩盤が行く手を阻んでいた。  
もちろん立てかけてあったであろう梯子は既に上げられ、まともに歩くことすらできない今のフェンリアにはこの「壁」を昇る事は不可能であった。  
「くっそ…こんな段差なんか…」  
必死で手を伸ばすがとても上まで届きそうにない。  
そうしている内に奧の方から黒い影が光りに反射して洞窟の壁に映し出された。  
「く…もう少し…後少し…負けるか…こんなところで…負けてたまるか!」  
力の入らない腕を伸ばし、岩盤を掻く。  
しかしその行為は何の意味もなさない。  
咆吼が再び響く、呻り声が、荒い息使いが、顔を顰めたくなるような異臭が、フェンリアの脳裏に「絶望」のニ文字を刻む。  
「くそ……くそ……畜生!!」  
フェンリアは壁に寄り添うように立ち、後ろを振り返った。  
村長が神と言った怪物がその姿を現した。  
太く丸太の様な両腕両足、鍛え上げられた鋼の様な身体は色黒く各処に見られる古傷は過去の戦闘を物語る、背丈は祐に2メートルはあるだろうか…。  
「…化け物め」  
その怪物には角があった、頭部から突き出ている二本の角だ。  
顔付きはまさしく「牛」、血走った眼に剥き出しの歯茎がその醜さをより強調させた。  
その怪物はミノタウルスであった。  
「グブブ……メスノ臭イ……スル…オマエ…」  
フェンリアに鼻を近づけ、臭いを嗅ぐ怪物。  
「うっ……」  
フェンリアは思わず顔を背けた。  
雄のミノタウルスは繁殖期に入ると身体から雄特有の臭いを発する。  
例えるなら男が女を抱いた後の据えた様な臭いが…。  
 
「ニンゲン…ノ…メス…グブブ…」  
怪物はフェンリアを岩盤から引きはがす為か手を伸ばし、フェンリアの襟首を掴んだ。  
「くっ…くそっ…、触るな!」  
しかし、怪物は引きはがす事が目的ではなかったようだ。  
次の瞬間、フェンリアの神官服は下着ごと襟首の辺りから力任せに引き裂かれた。  
「い、いやああああああっ!!」  
反射的にフェンリアは叫んだ。  
怪物の前にさらけ出される瑞々しい肌。  
形の整った美しい乳房。  
それらを怪物はみて満足気に咆吼を上げるとすでに服としての機能を失った布切れを捨て、フェンリアの肩を地に掴み引き倒した。  
「ちっ…畜生…この…離せっ!」  
必死になって身を捩るが、力に入らない四肢をさらにミノタウロスが押さえつけているのだ。  
所詮は無駄な抵抗であった。  
「ハッ…ハッ…」  
怪物はフェンリアの両腕を押さえつけると、張りのある乳房を舌でべろりと舐め上げた。  
フェンリアはそのおぞましい感触に首を背け、何とか耐えようとしたが怪物の執拗な陵辱は止まらない。  
「く、くそっ……や、やめろおおおっ!!」  
ついにフェンリアは怪物が与えてくる陵辱に耐えきれなくなり叫んだ。  
それを見たミノタウルスはますます興奮したのか息を荒げ、己の腰に手を当てた。  
「な、何を……!!」  
フェンリアは怪物の格好……身につけているモノは何かの動物からはぎ取ったような皮を腰に巻いているだけ…と言う事を思い出した。  
「グ…グブッ…ダス…ダス……フルイ…タネ、ダス…」  
怪物は己の腰から唯一の衣をはぎ取ると股間から人間の幼児の腕くらいはありそうなシンボルが外気に触れた。  
既にそれは猛々しく反り返り、肉の凶器と化していた。  
「や…やだっ…やめっ…っ!!」  
怪物はフェンリアに跨り双胸を荒々しく掴むと左右に掻き分け、その空いた中心に自分のモノを置くと今度はそれを覆うように乳房を擦り寄せた。  
「ハァ…ハァ…ダス…ダス……フルイタネ…ダス、ダス!!」  
怪物は再び咆吼を上げると両手で乳房を肉棒に擦りつけ、抽送を始めた。  
「ううっ…くそっ…な、なんで……なんでこんな…」  
フェンリアは目蓋を閉じ、唇を噛みしめながら己の無力さを悔いていた。  
抵抗しようにも怪物に跨られていては何もできない。  
また下手な抵抗はこの化け物の興奮を高める材料にしかならない。  
「ニ、ニンゲンノ…メス…イィ…イイ…グブブッ」  
乳房から除いた先端をフェンリアの顔に擦りつけ怪物はさらに激しく抽送を繰り返した  
先端から漏れた液体がフェンリアの顔を汚し、女神官としての誇りを砕き始める。  
「畜生っこのクソ野郎……絶対殺してやるっ!!」  
フェンリアは怪物を睨み付けおよそ神官にあるまじき言葉を吐いた。  
「…デル…デル…デルッ!!」  
怪物が最後に腰を引き、擦りつけたフェンリアの乳房の隙間に渾身の一突きをくりだすと、その先端から白濁液がフェンリアの顔に目掛けて解き放たれた。  
「…………!?」  
フェンリアは呆然としていたが怪物が擦りつけるモノの先端から漂う噎せ返るような精の匂い、恍惚とした怪物の表情。  
額に、鼻に、頬に感じる生暖かい粘り気のある液体。  
フェンリアの目尻に涙が浮かぶ。  
 
「こ…こんな奴の…こんな奴に…顔に…ううっ…うわああああっ!!」  
フェンリアは泣き叫び、動かない腕を、脚をばたつかせ足掻いた。  
「グブブ…グハハハッ……メス……カオ…タネカケタ」  
怪物は再び咆吼を上げるとフェンリアの髪を掴み、そのまま洞窟の奧へ引きずっていった。  
奧はちょっとした広間になっておりそこには斬首台のような鉄組みがあった。  
フェンリアの身体を軽々と担ぎ、台の上にうつ伏せに寝かせた後  
怪物は慣れた手つきで両手を手枷で固定し、  
両足は閉じれないように足首のところに鉄の棒のついた拘束具をあてがい  
フェンリアの身体は前屈みで後ろに尻を突き出するような格好で完全に固定された。  
「くっ…あの変な薬さえ飲まなきゃ……こんな手枷引きちぎれるのに…くそっ」  
怪物は満足そうに舌なめずりをすると  
スカートに手を掛け尻が見えるように引き裂いた。  
「うう…」  
スカートの下には黒いストッキングに覆われた尻が覗いた。  
ガイア教の神官…特にフェンリア等の接近戦を得意とする戦神官は  
脚が動きやすい用、スカートの脇がカットされており  
下半身には防御と防寒を兼ねて厚手のストッキングようなの履き物が支給されていた。  
もちろん魔法が掛かっており簡単には破れないように加工されているが……。  
「クロイ…カワ…ジャマ…」  
ストッキングを掴み、怪物は両手に力を込めた。  
─ビリッ…ビィィィィィッ─  
一瞬の間があり、ストッキングは引きちぎられた。  
いくら魔法が掛かっていたとしてもミノタウルスの怪力には通用しなかったようだ。  
中には白い下着に覆われたフェンリアの引き締まった、それでいて女性特有の丸みをおびた尻部が現れた。  
怪物は尻肉を掴むと餅をこねるように揉みしだき始めた。  
「くうぅ…やめろ!触るな、この化け物っ!私に触るなって言ってんだ!!やめろ、このくそ化け──」  
はっ…!!」  
怪物の指が下着越しにフェンリアの秘部に触れた。  
 
「ココ…オレガイレルアナ…ユルメルナキャ…ハイラナイ…ユルメル…」  
その言葉が何を意味するかフェンリアは理解した。  
怪物は膝を地につけ、尻肉を掴んだまま左右に掻き分け、下着をずらすとフェンリアの秘部に舌を沿わせた。  
「ひっ……!?」  
怪物のざらついた舌がフェンリアの肉芽の部分を舐め上げた。  
「や、やだっ…舐めるなっこの野郎っやめ─はぐぅぅ…」  
ちゅ、ちゅ…と言うあからさまな音を立てて怪物はフェンリアの核を責め、吸い、執拗に舐めまわす。  
「やっ…やああっ…やめ…ううっ…」  
羞恥、恥辱、嫌悪感を通り越して、身体の芯から迫ってくるこの感覚をフェンリアは必死に否定した。  
(やめろやめろやめろおおおおっ!)  
フェンリアは頭を振りたくり、怪物の愛撫に精一杯の抵抗を示した。  
べろべろと女神官の秘部を舌でなめたくっていが、フェンリアの抵抗に愛撫をあきらめたのか、  
舌を離した。  
(この化け物…お前になんか私は…感じるわけないんだ……私は──あぐぅ!?)  
一旦舌を離したミノタウルスだったが今度は指を秘部に突き刺し、かき回した。  
フェンリアは突然訪れた快感にもはや抵抗できなかった。  
「いやっそんなっ……あっ…ああああっ……うああっ!……あ……ああっ……」  
フェンリアは秘部から脳に突き上げるような衝撃を感じて、背中を反り返らせた。  
「そ…そんな…こんなヤツに…イカされるなんて…」  
絶頂を終え、荒い息をついているフェンリアの脳裏に幼い頃、孤児院で初めて身体を許した少年の面影が映った。  
もちろん、フェンリアは処女ではないし、自ら慰さめた経験も一度や二度でない。  
旅先で一夜限りの関係を持った男も何人かいた。  
しかし、こんな形で、しかもモンスターに愛撫され、絶頂を迎えさせられた事はフェンリアにとって最大の屈辱であった。  
「ラス……ごめん…私…私っ…くうぅぅぅっ…」  
「ヌレタ…コレデヨクハイル…タネダス…メスノナカニ…タネダス…グブブブッ」  
最後に残ったフェンリアの下着を怪物は引き裂いた。  
怪物の眼前にフェンリアの秘部がさらけ出された。  
「くそっ、やめろっやめろっ…この手枷さえ壊せればっ!!………ガイア様ああ!」  
ガイア教団の宣教師という身分であったがフェンリアはとりたて信仰に厚いわけではなかったし、教義も深くはなかった。しかし、この時ばかりはガイアの名を叫び、助けを乞いたかった。  
怪物はつーと糸引く、秘部を名残惜しそうに一舐めすると立ち上がり、  
今やはち切れんばかりに反り返った自身に片手を沿わせ、もう一方の手でフェンリアの尻肉を掴んだ。  
そしてフェンリアの秘部に自身を宛った。  
「ひっ!?い、いやだっ…いやあああああっ放してっ!!」  
反射的に脚を閉じようとしても拘束具によって阻まれ、手を動かそうとしても手枷に阻まれる。フェンリアはあらん限りの声を張り上げ泣き叫んだ。  
しかし…。  
「メス…ナカ…ダス」  
その返答はあまりに非情なモノであった。  
ズニュ…ズブブブッ………。  
ミノタウルスの巨根が、フェンリアの秘部にその頭を埋めた。  
「ああああああっ!!」  
容赦のない侵入にフェンリアの顔が歪んだ。  
怪物にゆっくりと言う言葉は存在しなかった。  
膣を開き、これ以上ないくらいフェンリアを内部から押し上げる。  
言葉を発せないほどの激痛にフェリアは目を見開き、口はあまりの激痛に開いたまま呼吸ができないでいた。  
「あ……がぁ……」  
拘束されたフェンリアの尻に自分の腰を叩きつけるようにして怪物は動き出した。  
「あぐっ…痛っ…や、やめっ……いやっ」  
不明瞭な言葉を断続的に発しながらフェンリアは怪物の剣突を受けた。  
 
「ハァ…ハァ…メス…メスノ…ナカ…イイ…イイッ」  
歓喜の咆吼を上げながら怪物は腰を打ちつけ、涎を垂らしながらフェンリアの白い背中に覆い被さり、空いた両手で乳房を鷲掴み、下からすくい上げるように揉みし抱いた。  
フェンリアの意思に反して膣は強引にピストンを繰り返す怪物の一物を締めつけ、精放出を急かす。  
村人の毒に気付かなかったフェンリアは自分を呪った。  
普段の自分ならすぐさま気付きはき出していただろう。  
しかし、3日程前に終わった月のモノが丁度フェンリアの感覚を多少狂わせていたのだ。  
即便ちそれは、フェンリアにとって最悪の結果になる事を意味していた。  
「いやっ……うっ…ああっ…いやああっ…」  
フェンリアは怪物の強引な一物に突キ上げられる度に呻きとも叫びともつかない声を上げた。  
引き裂かれたスカートは怪物の先走り汁とフェンリアの蜜で濡れ、ボロ切れのような上着からこぼれ落ちる乳房はフェンリアが怪物に突かれる度に揺れ瑞々しい汗を飛ばした。  
「グブブッ…デル…デル…」  
「あぐっ…うぐっ…んんっ」  
涎を垂らす怪物の一物が中で太くなったのをフェンリアは感じた。  
隙間なく一物を締めつけている膣壁が太くなった男根に押し返されているのがはっきりとわかった。  
「ま…まさか…」  
「アアッ…デル…デルウウッ」  
怪物の動きが今までで一番激しく成る。何度もビクつき、精を放とうとしている。  
「やめろっ!やめてぇぇぇ!!」  
怪物の子を孕むと言う恐怖にフェンリアの瞳に涙が浮かぶ。  
否応なしに打ち付けられる腰、その度に揺れる尻。  
「ハアアアアッ、ンンッ…デルッデルッデルッ!!」  
最後に渾身の力を込め怪物はフェンリアを突き上げ、背中に折り重なるように倒れその太い腕で腰を掴み込むとこれ以上なく程、腰と尻を密着させた。  
それが合図だった。  
「ウグッ…アアアアアアアッ!!」  
怪物の咆吼と共にフェンリアの中で一物が爆発した。  
「やめてっやめてっいやあああああっ!!」  
びゅるるるるるるるるびゅぶ、びゅぶうう……びゅううう……びゅ……びゅ…  
「いやあ…いやあああ……いやああああああああああっ!」  
怪物の許容範囲を超えた精液はフェンリアの膣から溢れ、太股を伝って地に落ちていく。  
絶叫するフェンリアに満ち足りた怪物はそのまま、再び腰を振り出した。  
「マダ…マダ…ダス…気持イイ…ダスッダスッ…」  
怪物が果てるまでフェンリアはそのままの状態で都合、20回程犯された。  
 
それから数日後……。  
 
ゴート村を訪れた近隣の者がバラバラにされた村人達の死体を発見する。  
それはすぐさまに役所へ届けられ、騎兵が捜索を開始した。  
その中間報告書によると………。  
ゴート村の人口30余名、老若男女問わず全員惨殺され死亡。  
凶器は主に戦斧、大剣と思われる。  
死亡時刻に関しては死体の腐敗具合からして少なくとも5日は経過しているものと思われる。  
また、付近の洞窟より破壊された拘束器具とモンスターの死体を発見。  
直接の死亡原因は生殖器を何者かによって食い千切られているという不可思議なものである。  
村人を惨殺したと者はそのモンスターではないかと推測するも不明。  
引き続き、捜索を続行する。  
 
「……はぁ…ん…うぐうう…」  
暗い洞窟の中、入り口から差しこむ日光が唯一の光。  
その片隅で肥大化した下腹部を抱え、必死にいきりこむ女がいた。  
「ち…畜生……こ、こんなに…すぐ……うううっ」  
その頬に涙がつたり落ちる。  
その胸にはガイア教のホーリーシンボルが乾燥した泥にまみれていた。  
「ふん…ぐ…ああっ…産まれ…産まれ…る…あぐう…ああ…あああああっ!」  
女が叫ぶのと同時に秘部から破水し、羊水を大量に流れ出した。  
FIN  
 
 

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