雪乃は、夜更けに主人に呼び出されて客間に向かった。
そこには暗い顔をした主人と、見知らぬ男の姿があった。
男は雪乃の頭から爪先までを舐めまわすように眺め、下卑た笑いを浮かべた。
雪乃に歩み寄ると、細い腕を力まかせにつかんで、部屋の中央に置かれた椅子に強引に導いた。
「ご、ご主人様……?」
雪乃はわけがわからず、主人に助けを求めた。
しかし主人は何も答えず、かわりに雪乃の腕をつかんでいる男が口を開いた。
「ご主人様はお前より偉い。だからお前はご主人様の命令には逆らえない。そうだな?」
雪乃は怯えた表情でこくこくと頷いた。
男は雪乃に、椅子に座るように促しながら、言葉を続けた。
「俺は、そのご主人様よりも偉い。つまりお前は俺の命令にも逆らえないということだ。わかったか?」
男はニヤリと笑い、椅子に座った雪乃の両膝を下からすくい上げて、
椅子の左右の肘掛に乗せた。
「や……っ…!何を……」
慌てて膝を閉じようとする雪乃に、男が無慈悲に告げた。
「閉じるな!そのまま、足を大きく開いていろ!これから俺が、お前の体を楽しみやすいようにな」
自分がこれから何をされるのかを理解して、雪乃は恐怖に青ざめた。
すがるようなまなざしを、再び主人に向けた。
しかし主人は、
「そのひとの言ったとおりだ。そのひとの命令に従いなさい」
と、冷たい声で雪乃に言い放った。
呆然とする雪乃の手首を、雪乃の背後にまわりこんだ男がつかんだ。
雪乃の両腕は椅子のうしろにまわされ、手首がきつく縄で戒められた。
「お、お願い……です……。やめて……ください……」
雪乃は目に涙を浮かべ、震える声で男に懇願した。
しかし男は雪乃のその様子を見て興奮が増したようだった。
「苛めがいがありそうな娘だな。朝までたくさん泣かせてやるから、楽しみにしな」
いやらしい笑みを浮かべた男は、雪乃のエプロンに手をかけた。
そのまま、首にかかる部分の紐を引きちぎる。
エプロンの上半身の部分がだらりとおちた。
男の手はさらに雪乃の黒のワンピースへと伸びた。
胸元のあわせを両手で思い切り左右に引っ張った。
布の裂ける音が部屋に響いた。
「いやぁ……っ……!」
白いレースに包まれた雪乃の胸のふくらみがあらわにされてしまった。
雪乃の頬が羞恥で真っ赤に染まる。
「ウヒヒ、なかなかでかいじゃねぇか」
よだれを垂らしそうな声で男は言うと、いきなり雪乃の胸を鷲掴みにした。
雪乃のおっぱいはたぷんっと揺れて、男の指の間からは柔そうな白い肉がいびつなかたちではみ出る。
「や、ぁ、あぁッ……んっ……!」
男は雪乃の胸のボリュームと感触を楽しんでいた。
ぐにぐにと執拗に雪乃の胸を揉む。
そのうちに、男のてのひらの中心に、固く勃ちあがってくるものの感触が伝わってきた。