雷鳴が轟く暗黒の雲が空を覆っている。
大地は見渡す限りの荒野。雑草も生えてさえない。
目の前には・・・・・・なんか言葉では言い表せられない黒い巨大なモンスター。
私は今、このモンスターとの最終決戦をするのだ。
生きるか死ぬかの瀬戸際。
風でエプロンドレスのロングスカートがなびく。
私には伝説の魔剣がある。
負けるはずがない!
自分の丸眼鏡が一瞬キラリと光り、
「てりゃぁぁぁぁぁぁ」
目の前の敵に剣を振り降ろした。
ぱしっ
カサカサカサカサ・・・・・
ものすごい素早さで新聞紙の剣をかわし、ヤツは逃げていった。
「ふぇ〜、ご主人様〜、また逃げられましたぁ〜。」
「お前がボーっとしてるからだろ。」
私にはまだ経験値が100足りないようです。