夕方の理科室。サイエンスクラブの係で、少女が一人器具の後片付けをしていた。
少女は片付けを終えると、理科室を出ようとランドセルを背負いました。その時、理科室にある大きな鏡が少女の前にあるのに気づいた。
不思議に思う。さっきは奥にあったはずなのに。少女はその鏡を片付けようと鏡の前に立った。
そうすると、人体模型が動いて少女を鏡に押し込んで、少女自身はランドセルを残して消えていた
「……てな事が昔にあったらしいわよ?」
噂好きの千尋がクラスの子を集めて、七不思議の一つとされている゙鏡の中の人体模型゙を話していた。
「まっさか〜。そんなはずないだろ?」
男子のほとんどは恐がる事なしに噂を否定した。勿論、女子も信じる子は少なかった。
「だいたい、あの鏡は倉庫に入ってるじゃないか。人体模型も箱入りだし」
「だ・か・ら、それがあるから七不思議なんでしょうが!!」
キーンコーンカーンコーン…
チャイムがなって先生が入ってきた。子供達は席に着いて、6時限目を受けた。その後、それぞれのクラブへと散った。
「ねえ?彩夏は信じる?」
「あたしは……そんなのないと思うけど?」
全くもって千里は怖がりだ。彩夏はビーカーを洗いながら、噂を思い出していた。
「あたしだって信じたくないけどさ…理科室に来てみると……」
当番は五年生。その中でジャンケンに敗けて2人で片付けをさせられていた。
全ての器具を洗い終えると、彩夏は千里を置いて作業を終えた報告をしにいった。ランドセルを背負って千里を帰りに誘おうと、理科室に戻る。
「千里、帰ろう……あれ?」
彩夏の目には千里が写っていなかった。千里のランドセルはまだ置きっぱなしであり、帰った様子はない。
「千里、どこ?」
標本がある奥に入るが、どこにも見当たらない。そこで彩夏は布が一枚落ちてるのを発見した。
それは大鏡にかけてあるもので、普通は落ちてはずがない。それだけならまだしも、鏡はなくなっていた。
「これって……え?」
後ろへ下がると、コツンと足に何かが当たった。彩夏が振り向くと、さっきまでなかった鏡が通路を塞ぐように彩夏を写していた。
「あ……」
噂を思い出して彩夏を恐怖が襲う。そして、鏡に写る彩夏の後ろには人体模型がいた。人体模型の手は彩夏の頭を掴み、鏡に突っ込んだ。
「ばぅ!がゃぎゃ……」
水に入ったように息ができない。足をばたつかせるが、そのまま吸い込まれてしまった。
ようやく息が叶ってみるが、そこは元の理科室だった。違う、字も机の位置も反対側だった。
「鏡みたいに……逆さまに……」
気配を感じて振り向くと、そこにはあの人体模型が立っていた。彩夏は悲鳴を上げて尻餅をついてしまった。
「やあ、彩夏ちゃん」
「なんで……あたしの名前知ってるの?」
声が震えていて上手く喋れなかった。人体模型は表情を崩さぬまま、明るい声で喋り続ける。
「君を見ていたからね。君だけじゃないよ?君の友達、お母さんの事も知ってるよ」
彩夏は身動きできずに人体模型に顔を掴まれた。震える顔に人体模型の唾液が零れる。
「い、いやぁ!!」
気持ち悪くて跳ねとばしてしまう。ガラッと倒れる人体模型の腕が外れた。しかし、間接をなしているものを見た瞬間、彩夏は吐き気に襲われた。
「あ……何これ……」
グニュグニュと動無数の触手。その触手は体の方と結合し、再び腕が付いた。
「や……いや……来ないで…」
「ああ〜……少女の怯える声は最高だね。では…今度は鳴かせてあげよう」
すると、人体模型の臓器がベチャリと落ちて触手が出てきた。彩夏の服とスカートの間から侵入し、性感帯を擦る。
「ん……あァ!」
発育途中の胸が触手に揉まれていく。恥らしく赤く顔を染めながら手を縛られて抵抗できずにただ味わうばかりである。
乳首をソワソワとしゃぶり、生じる汗を触手は舐めるように吸い取る。
「んあ…やめ……」
顔にも触手は迫る。ショートの髪を撫で、口の中にも数本が入る。舌や口内を舐めながら、彩夏の淫の声を吸い取っていく。
「ん〜!ばれか……だす……」
スカートの中では下着を剥がされ、未開の女陰を触手が侵入しようとしていた。
そして、ついに開かれた。初物の愛液は触手達を刺激して、一気に侵入した。
「ん〜〜!あう〜〜!!」
彩夏の服や下着は既にちぎられていて、裸体になって触手により宙に浮かされた。体と手は縛られ、口と女陰には詰められたように触手でいっぱいだった。
「あ、あう、あ……んぁッ!!」
感じたことのない感覚。認めたくはないが、痛さと喜びに似た感覚だった。
触手の先からは白濁液が分泌されて、彩夏の体内に注がれた。
「クス、大丈夫さ。それは疑似精液だから赤ちゃんは生まれないよ。ただ、感覚は本物さ」
涙以外にも地面には溢れた疑似精液が彩夏からは垂れていた。絶頂点を越え、声を上げる力は残っていなかった。
ようやく下に降ろされると、体いっぱいに疑似精液が吹き掛けられた。
触手は人体模型の体内に戻り、力を失った彩夏を理科室の奥へ運んだ。
「ふふふ……」
そのまま彩夏は硬いままの人体模型の肉棒を女陰に通し、ただ揺らされていた。その後、口に肉棒を加えさせられても彩夏は動けなかった。
「あう……」
彩夏は巨大なビンに入れられた。そこには液体が入っていて、そう、犯した少女達を保存しているのだった。
「君で18人目さ……」
蓋が締まるて彩夏のビンは17人目、千里の横に置かれた。すると、3番目の少女をビンから出して人体模型は再びその少女を犯した。
それからどれくらい経ったか、既に彩夏は3回目になっていた。
「もういや……帰して……家に帰り……」
「だめだよ」
無情に囁かれる人体模型の言葉。彩夏は倒れてしまった。仕方なく、千里を持ってきて触手は犯していた。
彩夏はランドセルに手を伸ばし、コンパクトミラーを取り出した。今の自分はどんな状態か、見たかったのであった。
「ん?やめろ!!鏡を……」
「え……?」
コンパクトミラーを人体模型に向けると、光が人体模型を包んだ。すると、人体模型は消え去り、彩夏も別の光に包まれた。
気が付くと、そこは元の場所だった。服もスカートも着ていて、ランドセルも背負っていた。
夢だったんだろうか?一応、指で女陰を触ったがこじ開けられた様子はない。
「よかった……」
しかし、千里の姿はない。彩夏は学校に残ってる友達と一緒に探したが見つからなかった。
「彩夏、あの人体模型……」
「……え!?」
腕が外れていた。彩夏が叩いた時にできた……そして、みんなのいる前で鏡は割れた。
それから数日経っても千里は見つからなかった。彩夏は割れた鏡が捨ててある場所に行き、破片を覗いた。
そこには触手に絡まれた千里や少女達が蠢いていた。だから彩夏はコンパクトミラーを破片に向けてみた。
あの子達を助けれるのは自分だけだから。
―完―