『ソニックスラッシュ!!!!』  
 
玲奈の刃が触手を切り裂く!  
 
『ファイアーナックル!!!!』  
 
炎の拳がデスパイアを捉える!  
 
アカネの打撃が直撃するも倒すには到らない。だがダメージは有るのか敵の動きが鈍る  
触手は先程攻撃を加えたアカネをターゲットとすて追い回す。仕返しをしようとしているのだろうか?  
アカネは玲奈と一瞬目配せを行い敵との距離をとる。これまでのアカネでは考えられない行為だった  
 
『行くぞ!!ナックルシューーート!!!!』  
拳に蓄えられたエネルギーが拳を離れ触手を薙ぎ払う!!苦節の末に身に着けた中距離用の新技だ  
 
『終わりね…………シャープエッジ!!』  
アカネを囮として忍び寄った玲奈が斬撃を放つ!身体を二つにされたデスパイアは今度こそ絶命した  
 
 
 
 
実質上の部隊の敗北から4日後……アカネと玲奈の二人はデスパイア迎撃に出ていた  
 
あれからアカネは鬼のように特訓を行い新技を自分のものにした  
あの時無理に突撃せず中距離から崩していければあのような結末にならなかったかもしれない。そう思い自らを追い込んだ結果だった  
それに付き合わされた玲奈も嫌な顔一つしなかった。彼女も自分の不甲斐なさを嘆いていたのだ。。  
あの時もっと速く駆けつけていたなら彼女は三穴同時中出しという洗礼を受けずに済んだのだから  
そして……霞は一週間の休暇を与えられた。  
玲奈とアカネの気遣いと上への必死の懇願によって実現したものである。彼女の様子は酷いものだった  
帰還を果たした後、一日中風呂に篭り泣きながら身体を洗い続けた。その後は部屋に閉じ篭ったまま……  
戦いなど到底無理だった  
 
戦いを終えたアカネと玲奈は事後処理の為に帰還しようとする。だがしかし…  
 
 
ドクンッ!!  
 
 
胸に響く鈍痛……デスパイアの反応だ。それも同時に二つ  
二人は顔を見合わせる  
『これは……二手に分かれるしかないわね……』  
『そうですね…玲奈先輩』  
正直連戦は辛い…だが戦わなくてはいけない。それに二人は霞をボロボロにしたデスパイアを一匹でも多く狩りたい衝動にとらわれていた  
お互い頷きあった後反対方向に駆ける。それぞれの戦場へと向かうために  
 
数分で相手の下に辿り着く。エンジェルのスピードで駆けつけたので元いた場所から数キロといった所か。  
玲奈の援護は無いと考えていいだろう。お互いに距離が離れすぎている  
敵は人気の無い公園の広場にてアカネの真正面に立っていた。敵の容姿はなんと表現すればいいのだろう…触手の塊の中心に巨大な直径一メートル程の目蓋が閉じられた目玉が存在している。  
たしか「アイボール」というとある伝説の化け物に似ていた  
 
「ふむ…一人か…囮を用意した甲斐があったというものだ」  
瞳を開きデスパイアが言葉を発する。なかなか知的な発言をする辺りかなりの強敵だ  
『囮?……どういうことよ!!』  
ストレートに疑問をぶつけるアカネ  
「分からんか?……先程お主が倒したのは単なる囮…騙されたのだ。本命は我々よ……」  
そう…玲奈と協力して倒したデスパイアは捨て駒だったのだ。確かに奴は知能が低く、力だけなデスパイアだった  
だが、たとえ罠であろうと無かろうとアカネは目の前の敵を殴るのみ、ナックルを構えて戦闘態勢に入る  
『ごちゃごちゃ言ってないで行くよ!!!!』  
相変わらずの突進を行うアカネ。だが今はこの戦法が一番理にかなっていた。何故ならば連戦で変身限界を気にしなければなず、早期決戦が望ましい。さらに速攻で倒せば玲奈の援護にも向かうことができる。  
『ナックルシュート!!』  
間合いに入った瞬間に技を放つ。エネルギー弾は目玉に向かって一直線に飛ぶ…これは避けられない  
アカネは技を放った後も間合いを詰める。シュートがヒットした直後、怯んだところに必殺の一撃であるシャイニングナックルを放つために……そしてエネルギー弾が標的に辿り着く  
『シャイニングナックル!!!!』  
ほぼ同時にヒットした――――――――――――はずだった  
全体重を乗せた一撃は空振りに終わり勢いで前方につんのめる。おかしい…あの状態で完璧に避けるなんて不可能だ  
「どうした?幻影を殴ってどうする気だ?」  
背後から声が掛かる。だがアカネはデスパイアの質問に拳で返す  
『シャイニングナックル!!!!』  
スカッ……  
「何度騙されれば気が済むのだ?つくづく単純な娘よの」  
再び背後より声が掛かる。だがアカネはまるで再生ビデオを見るかのように拳を繰り出し続ける  
スカッ……  
スカッ……  
「度し難い程の低脳よの……何度やっても同じこと…」  
余裕の声と挑発。既にアカネは肩で息をしており、どちらが有利かは一目で分かる  
『まだまだーーーーー!!!!』  
いつかは当たる。そう信じていた  
 
ガクンッ  
 
急に力が抜け膝と手を地面に着ける。身に着けていたナックルが消え去っていった………  
――――――変身限界だ  
連戦と魔力の浪費によって迎えた限界点。全てがデスパイアの掌の上だった  
 
「終わりかね……なら次はこちらの番よ」  
 
しゅるしゅるしゅる  
 
あっという間に四肢を絡めとられてしまうアカネ。無理もない、変身限界を迎えた天使の戦力は唯の少女となんら変わりはないのだから  
正面を向きあう形で立て膝を着かされて両腕は万歳の格好をさせられる。だがアカネの表情は未だ反抗の力と意思を持っていた  
『このっ………(怯んじゃダメ……脅えちゃダメ……)』  
内心では恐怖を抱いていることを悟られないように張っている虚勢ではあるが、それが唯一つの”できること”だった  
「そう睨まんでくれ……脅えさせたくなるだろう」  
逆にデスパイアの加虐心を刺激してしまったのだろう。触手がアカネを襲う  
 
ビリビリビリィ!!  
 
『イヤァーーーー!!!!』  
触手が制服を切り刻む。スカートと下着は力なく落下し、上半身は前部が切り取られたかのように剥ぎ取られる  
元々ノーブラ(下着屋にて無理だと追い返された)な胸部はピンク色の蕾を曝け出され、下半身の恥部を守るものは存在しない。さらに脚を固定され、隠すことも適わなかった  
「なかなかイイ声で鳴くではないか……」  
思わず上げた悲鳴とそれを聞かれたことによりアカネは顔を紅く染め視線を横にずらす  
「しかし……見事なまでの平坦だな…」  
アカネの胸を一瞥して感心したような口調で言うデスパイア  
『う、うるさい!!アンタ達には関係ないでしょ!!!!』  
コンプレックスを指摘され激怒するアカネ。だがデスパイアの返答は意外なものであった。  
「そうか、ならばその胸で我を奉仕してもらおうか」  
『な!?……で、出来るわけないでしょこの変態!!!!』  
再び敵対心を抱いたアカネは罵声とともに睨みつける。しかしデスパイアは全く動じない  
「そうか、なら仕方ない。これを挿れさせてもらうまでだ」  
取り出したのは透明な筒。内部にはビー玉を思わせる球体が詰まっている。アカネは講習会での話を思い出さざるを得なかった  
 
(『輸卵管は透明や半透明であることが多いらしいから、参考にして頂戴』)  
 
まさにその通りだった。無数の卵を携えた管はアカネの顔の前まで持ってくる  
『あ……ああ………』  
あまりの恐怖に全身が震えて言葉が出ない。表情は完全に引き攣り、頬にペチペチと当てられた輸卵管と中の卵を横目で見続ける  
先程までの虚勢からは考えられないほどの恐怖に震える姿……それ程の威力を輸卵管は持っていた  
「嫌か?卵を植えつけられ孕み…我々の子孫を産み落とすのが……」  
コクコク……必死で頷くアカネ…頬の輸卵管から付着した粘液が顔に広がるのも構わない。今はただこの孕ませられる現実という悪夢から逃れることだけを考えていた  
「なら胸で奉仕するのだな……できたら卵は勘弁してやろう」  
続いて輸精管と思われる触手が二本伸びてくる。男性の魔羅をイメージしたようなソレは既に準備万端だった  
アカネの腕の拘束が解かれる。逃げることも反抗することも出来ない…与えられた道は従うのみ。それ以外の行動をとったならば卵注入が待っているからだ  
恐る恐る輸精管を両手に取るアカネ、ソレは熱を持ち、まるで別の生き物のように蠢いていた  
『(コレを…胸でなんて…どうしたらいいんだろう?)』  
とりあえず先端を両胸に押し付けてみる。すると触手の蠢きが早くなり、若干太くなったような気がする  
「そうだ……やれば出来るではないか」  
どうやら気持ちいいらしい。そのまま先端をこすり付けていく。胸全体が輸精管の我慢汁にまみれて滑りが良くなっていった  
アカネは唯ひたすら輸卵管を回避するために触手を刺激していく  
『(卵は嫌…卵は嫌…卵は嫌…卵は嫌…卵は嫌……)』  
本来殺すべき相手の性処理という屈辱以外の何者でもないが妊娠を回避するには仕方がなかった  
『(どうだろう……これでいいのかな……?)』  
ただ胸に押し付けるだけでなく堅くなった乳首に触手の先端の鈴口に当たる部分を押し当ててこね回す  
触手がビクビクと震え快感を示す。アカネも乳首から送られる快楽を少しながら感じ取っていた  
『(お願い……早く…イッてよ…)』  
プニプニ…ツンツン…クリクリ…コネコネ…  
様々な刺激を与え続けていった。だがそれはアカネにも同じこと言える……既にアカネの乳首はカチカチになっていたのだから  
「む…出すぞ」  
遂に限界を迎えた触手の鈴口が開きアカネの開花寸前まで膨らんだ蕾を咥え込む、そしてそのままの状態で射精を開始した  
 
びゅる…びゅる…びゅく…びゅくん…ぶぴゅっ  
 
『きゃん!!(いっぱい…出てる……)』  
乳首を中心として放射状に白液が飛沫を揚げる。それはあっという間に胸部と顔面にも降り注いだ。  
 
『(あれ……なんだか…変な気分になってきた。なんだかボーッとして、気持ちいいかも……)』  
アカネは自らの変調を感じ取る。顔は紅く瞳は潤み、なんだか熱い  
「ふむ、どうやら効いてきたようだな…」  
デスパイアはアカネの変化を見逃さなかった  
『ど、どういうこと……?』  
熱に浮かれた顔で返す。既に恥部からは蜜が滴っている  
「分からんか?…媚薬だよ。あらゆる粘液に仕込んでおいたのだからな」  
このデスパイアも多聞に漏れず、媚薬の使い手だった。その魔薬はアカネを狂わせる  
息は荒く胸や全身から送られてくる快楽信号に脳が蕩けそうだ。恥部から分泌される蜜が量を増し続ける  
『で、でもちゃんと奉仕したよ……だ、だから卵は……』  
それでも必死の形相にて懇願するアカネ……身体は快楽に流されそうでも異形の生物を孕むことだけは最後の理性が拒否を続けている  
しかしその願いは執行者の一言にて否決された  
「ふむ、気が変わった」  
驚愕の一言に瞳を見開く、まるで世界の全てに裏切られるような錯覚。直ぐに全身に恐怖が広がり震えに変わっていく  
「なにせココは物欲しそうにしているのだからな」  
再び四肢を拘束され脚を持ち上げM字に開かれる。その付け根にはデスパイアに負けないぐらいの大量の粘液に濡れた性器が存在していた。  
まるで枯れない泉のようにこんこんと湧き出る愛液が糸を引いて滴らせている。未だ男性を知らないアカネのソコはどんな娼婦よりもいやらしくモノを待ち構えていた  
『やだよぉ……そんなの…ひどいよぉ…卵なんて…いらない……』  
透明な輸卵管が陰部に添えられる……おぞましき命の元である球体が無数に詰まった筒が…  
そしてその卵の通り道である管はアカネのバージンロードを土足で踏みにじる  
 
じゅぷぷぷ……ブチブチッ!!…じゅぶぶぶぶぶ  
 
『はああぁぁああぁーーーーーーーーん!!!!!!!』  
激痛も一瞬…デスパイアの媚薬により身体は快楽の虜へと変えられてしまっているアカネは一突きで絶頂へと上り詰めてしまう  
『(嫌なのに……嫌なのにぃ……)』  
心は絶対的に拒否しているというのに肉体と神経は言うこととまったく逆の反応をしてしまう  
 
にゅぶぶぶぶぶぶ  
 
『ダメェ!!……そんな奥まで…入らないで!!』  
それでも輸卵管は止まることはない。そのままゴール地点の母なる個室へと突き進みつづけていた……  
『あたってる!…!…あたってるよぉ!!……一番奥に…もうやめてぇ!!』  
輸卵管は一番狭い箇所に行き当たっていた。だがそんなものはデスパイアにとって障害でもなんでもない  
 
ずぷぷ………………ずりゅう!!!!!  
 
『ふあぁぁああああぁあぁああーーーーーーーーー!!!!!』  
輸卵管の先端がアカネの聖域へとなだれ込む。その人智を超えた刺激に再びアカネの快楽神経は振り切れてしまったのだった  
「イきおったか……まあよい…我が卵を受け取るがいい」  
短時間での二度の絶頂により朦朧とする頭で聞いた。しかし、その薄い意識も輸卵管の細かい振動が示す意味に叩き起こさる。  
―――産卵が……始まるのだから  
『イヤァーーーーー!!卵、卵はイヤ!!……ダメ…ダメ…ダメダメダメダメダメダメーーーーーーーーーーー!!!!!!』  
 
ポコ…ポロ…ポロ…プコココン  
 
『うあぁ……はいって……んふっ!!……来ないでよぉ……』  
圧倒的な下腹部の異物感。それはアカネのナカで消えることなくズシリと存在を主張する  
 
ポプコ…ポコ…ポン…ポロロロロロ  
 
『ヤダッ!!…ダメ…イッちゃう……こんなのでイッちゃうよぉーーーー!!』  
詰められていく卵はアカネの子宮を震わせ掻き混ぜる。まるで子宮内部が丸洗いされるような感触に望まない快楽を味合わされる  
 
ポプコココッ…ポコププポン…ポコポコポコ…クポン  
 
『ひゃあぁぁっぁあ!!!!もうダメェーーーーーーーー!!!!!!!!!!』  
異形の卵を注入される恥辱に全身を反らせ今迄で一番深い絶頂を迎えるアカネ。詰め込まれた卵の主張は留まる事を知らずお腹を内側から押し上げ、その結果アカネのお腹はポッコリと膨らんでしまっていた  
 
「ふむ、こんなものか…」  
輸卵管を引き抜いていくデスパイア。それと同時に子宮に入りきらなかった卵がボロボロとアカネの雌穴から零れ落ちる  
『ふあ……はあ……あは……ふは……』  
アカネはあまりにも深い絶頂と絶望感により完全に放心状態となってしまった。だがデスパイアは休む間など与えない  
「次はこれだな……」  
アカネは視界の端で別の触手が股の付け根に向かってくるのが見えた。確かあれは自分が乳首で奉仕した触手のはず…  
 
(『それから彼らに卵を産み付けられた後は輸卵管の換わりにデスパイアの輸精管…要するにチンポを差し込んで射精されるのがほとんど。これで妊娠完了となるわ』)  
 
再び講習会で聞いた話が思い出される。そうか―――妊娠か…  
 
 
 
――妊娠!!??  
 
 
 
『ちょっと!!…止めてよ!!そんな!…妊娠は嫌!!!!』  
妊娠の恐怖で急速に意識が覚醒したアカネは精一杯の抵抗を示す。身体を暴れさせる…子宮内の卵が揺れて愉悦を  
生じさせるが、妊娠という言葉の前には小さなことだ  
「おとなしくせぬか!!」  
触手の拘束が強まり動けなくなる。それと同時に輸精管の先端がアカネの膣口に触れる  
 
つぷぷ  
 
先端が埋没していく…  
『嫌だ!!ダメ!!射精しないでよ………………そうだ!お尻…お尻で射精していいから…だから!』  
「了解した」  
 
じゅぶぶぶぷぷぷぷ  
 
『ふあぁぁううううん!!!……そんな!!酷いよ!……くぁん!……両方だなんて!!!』  
尻穴を差し出す代わりに膣は汚さないという交換条件を提案しようとするも其れすら叶わない。残る道は妊娠のみ  
 
ずちゃむちゃぐちゃずちゃむちゃぐちゃずちゃずちゃむちゃぐちゃずちゃむちゃぐちゃずちゃ  
 
『あはぁぁぁぁん!!…イヤ!…出されちゃう……出されちゃうよぉ!!!!』  
 
どぴゅりゅっ……ごびゅりゅ……ぶびゅりゅ……びゅっ……びゅっ……ごぼおっ……どぷっ……どぷっ……ぶびゅりゅ……びゅっ……びゅっ……ごぼおっ……ごぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶっ!!!!!!  
 
『ふひゃああぁぁぁあぁあーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!』  
またも絶頂。放たれた熱き血潮は体内を駆け巡り卵との出会いを果たして新しい生命が芽生える  
疲労と強すぎる快楽信号を受けてアカネの意識は限界を超えてブラックアウトする。最後までお腹の重さが違和感として残った  
 
 
 
 
「ひとまず孕ませ完了か……まあ、出産が完了したらまた詰め込んでやろうぞ」  
デスパイアは満足したのかアカネを自分の巣に持ち帰ろうとアカネを持ち上げ…………れなかった!!  
 
いつの間にかデスパイアの中心部に直径10センチ程の風穴が開いているではないか。その風穴は銃声と共に数を増やしていく。  
意味も分からず絶命するデスパイア。それによって地面に投げ出されたアカネには一枚の服が掛けられる  
その服には「月影 霞」という名札があった  
 
 
 
 
 
 
つづく  
 

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