「なぁ」
「るっさいわねぇ。あたしは誰かさんが第一志望で目指してるとこに対する評定を少しでも上げようと必死で勉強してんの。それを邪魔しようってあんた何様のつもりよ?」
「あー、一応カレシって事で」
「だったら大切な彼女が勉強してるのを邪魔しないで。それともあんたはあたしと一緒に大学通いたくないんだ。わーなんて薄情な人なんでしょうか」
「だから、別に無理して俺の第一志望目指さんでも、俺が」
「五月蝿い!そんなのあたしのプライドが許さないわ!いつまでも誰かの下になんていてやんないんだから例えそれが大切な親だろうが大好きな彼氏だろうが関係ないのあたしが1番になるのトップになんちゅっ!?」
「ふぅ………ちょっと落ち着け」
「……………もっかいキスしてくれたら、落ち着くかも」