深夜零時過ぎ、玄関が何か騒がしくなったので、梶浦正輝は自室を出て階下へ  
降りていった。どうせ、姉の美貴が酔っ払って帰って来たに決まっている。正輝  
は台所へ行き、スポーツドリンクを取ってから玄関に向かった。  
 
「み、水くれ〜」  
「ポカリ持ってきたよ、姉貴」  
「正輝か。悪いな、そのポカリありがたく頂くよ」  
美貴はスポーツドリンクを一気に飲み干し、ばたっと玄関の叩きに突っ伏した。  
飲酒後、体の渇きが癒されると、次に襲ってくるのは睡魔である。正輝は姉の  
肩を抱き、  
「しっかりしてくれ、姉貴」  
と、泥酔状態の美貴を二階まで連れて行く。  
 
毎度の事なので造作もないが、もう少し何とかならないものかと正輝は思う。美貴  
は二十三歳。短大を出て、社会人として三年目になるが、最近どうも酒量が増え  
ているような気がしてならない。仕事の関係上、酒宴にも招かれるかもしれないが、  
体を労わって欲しいと願うのである。  
 
部屋につくと、とりあえず美貴をベッドへ寝かせた。スーツが皺になると翌朝、怒ら  
れる羽目になるので、右へ左へと美貴の体を転がして、上下を脱がしておく。ブラ  
ウスは毎日、替える物なのでそのままにしておくとして、正輝はベッドに横たわる  
姉の下半身ににじり寄った。  
「姉貴、着替えなくていいのか?」  
しかし、返事はない。脱力して眠っているようだった。  
「・・・姉貴」  
パンスト越しに、白いショーツが見える。幾重にも刺繍が織り込まれた、大人の女  
性らしいデザインだった。正輝は震える手でストッキングに指先を掛ける。  
 
「今日は、男と会ってきたのかな・・・」  
下着がそういう感じだった。ただの酒宴であれば、着ている物に頓着はしないだ  
ろう。正輝の指は美貴の足元まで滑り降り、ストッキングを足首から抜きさった。  
次は目にも眩い純白ショーツである。こちらに指を這わせると、滑らかなナイロン  
の質感が心地良かった。  
 
「起きないでくれよ、姉貴」  
ベッドのスプリングを利用し、所々、尻を浮かせてショーツを脱がせていくと、少し  
湿り気を帯びた若草が目に入ってきた。よく手入れがなされ、ビキニラインに沿う  
ように、綺麗に刈り取られている。正輝は足をMの字に開かせ、若草の下の部分  
を凝視した。  
 
「・・・あッ!」  
右、左の指が二枚貝をそっと掻き分けた。やや開き気味だった為、嫌な予感は  
したが、女肉周辺にティッシュの切れ端が残っているではないか。おまけに、男  
との間で紡がれる営みの残滓と思しき、濁った粘膜まで──  
「中出しさせてやったんだな、姉貴。ちくしょう・・・」  
美貴に男がいることは、正輝も薄々、感じてはいた。むしろいないほうが不自然で  
あろう。しかし、この弟は姉に対し、卑しい気持ちを有していた。姉が他人に抱かれ  
るなど、許せる話ではなかった。  
 
「どんな男なんだ、くそッ・・・中出しなんて、させやがって」  
胸を抉られるような思いである。この姉を好きにする男がいるのだ。殺してやりたい  
とすら思った。パンストとショーツを脱がしたこの手で、見た事もない姉の恋人の  
首を締める夢想をした。それから気を静めるために何度か深呼吸をし、美貴の体  
を横に向けてみる。大きな尻の割れ目、そこに顔をつけると、正輝は小さなすぼ  
まりに口をよせた。  
 
「まさか、ここはやらせてないよな、姉貴・・・」  
しっかりと閉じた菊の蕾を、正輝は舌で懸命に穿った。皺の一本一本まで丁寧に  
舐め上げ、針で突付いただけのような、すぼまりに鼻をつけてその恥臭を嗅いで  
みる。  
「石鹸臭いな・・・念入りに洗ったんだな」  
恐らく姉は、男とホテルに入ったのであろう。そして入浴し、ここいらを懸命に清め  
たのだ。  
 
その割には精の残滓なども見受けられるが、時間一杯、楽しんだせいに違いない。  
それで帰り間際に入浴する事が出来なかったのだ。正輝の胸の内に、むらむらと  
嫉妬心が沸き起こる。  
「誰とも知らないやつが、姉貴のここを・・・」  
充血した女肉を貪った男に代わり、自分が姉とひとつになりたい。正輝は常々、  
そう思っている。しかし、自分たちは姉弟である。超えてはならない一線がある  
事は、分かっていた。  
 
いい加減、菊蕾を舐めると、正輝はズボンを脱いで男根を放り出す。若さと嫉妬で  
今にも張り裂けんばかりの剛棒だった。  
「姉貴、姉貴・・・」  
桃尻を割り、正輝は体ごとそこへ潜り込んだ。男根は小さなすぼまりを押し開け、  
肛内へと突き込まれる。  
「ううッ・・・」  
美貴が一瞬、苦悶の表情を見せたが、正輝は構わず突き進む。男根は間も無く  
根元まで咥え込まれた。  
 
「凄い締め付けだぜ、姉貴」  
肛内への入り口が、凄まじく締め付けてくる。中は温かみで溢れ、全体を包むよう  
な感触はないが、何より美貴の排泄穴を犯しているという倒錯感が正輝にはある。  
眩暈のような快感と傲慢さがふつふつと沸き起こってもくる。姉を征服したとの思い  
も強い。  
 
「どうだ、姉貴。俺との肛門セックスは・・・はあ、はあ・・・」  
泥酔した姉は、激しく菊蕾を犯されても、目を覚まさない事を、正輝は知って  
いた。美貴との肛門性交は大変に背徳的で、愉しかった。肉親であるがゆえ  
の遠慮や戒め、また姉の男に対する怒りや嫉妬も、今、この瞬間だけは吹っ  
飛んだ。  
 
これまでにも幾度か、こうやって姉の菊蕾を犯しているが、秘密が発覚した事  
はなかった。やるのは泥酔の時に限られていたし、姉犯の鬼畜という汚名を着  
たくない一心で、特に気を使っているのだ。  
「はあッ、はあッ、あ、姉貴、いくぞ・・・」  
正輝は美貴の尻にへばり付き、これでもかと男根を捻じ込んだ。子種は中に  
残してやらないと気がすまなかった。  
 
「俺以外の男に、中出しなんかさせやがって・・・お、お前なんか、うッ!こ、こ  
うだ・・・」  
玉袋が縮み上がり、子種が濁流の如く男根内から、美貴の肛内に注がれる。  
本当は証拠を残すべきではないが、先ほど姉の女に誰かの子種を見つけた  
為、辛抱がきかなかった。正輝は腰を振り、尻の穴を締めてこれ以上ない  
射精を味わった。  
 
「姉貴・・・」  
美貴が無邪気な横顔を見せているので、正輝は思わず頬に口づけをした。  
「ごめんよ」  
射精を終えると、いつも罪悪感に襲われる。たとえ肛門による性交だとしても、  
姉犯の鬼畜に違いはなかった。事が終わると正輝は再びショーツとパンストを  
姉に穿かせ、自室へ帰って行った。  
 
 
翌朝、眠たげな表情で美貴は台所へやって来た。化粧も落とさずに寝たので、  
随分と酷い顔だった。  
「おはよう・・・」  
いつもの事なので、父母は何も言わない。だが、正輝はすぐに席を立ち、濃い  
目のコーヒーを淹れてやる。  
 
「姉貴、砂糖とミルクいる?」  
「いらん。ブラックにして」  
こめかみの辺りを抑える美貴の前に、淹れたてのコーヒーが置かれた。正輝に  
とっては、僅かながらの贖罪だった。  
「昨夜、部屋まで運んでくれたのって、あんた?」  
「ああ、うん」  
「ん、スーツもちゃんとかけてあったし、上等、上等・・・」  
 
美貴は苦いコーヒーを飲みつつ、大仰に手を振った。  
「今度、何か買ってやるからね」  
「いいよ、そんなの」  
「私もいい加減、深酒やめなきゃなあ」  
美貴は尻を何度か撫でていた。そこが痛むのか、しきりに酒を戒める発言が  
出された。  
 
正輝は再び席を立って、冷蔵庫からオレンジを取り出して、美貴に差し出す。  
「お、気が利くね。宿酔いの朝は、パンって気分じゃないんだよね」  
美貴が嬉しそうにオレンジを食べるので、それを見た正輝は昨夜の事を思い  
出し、罪悪感を覚えるのであった。  
 
おちまい  
 

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