女の子の下着が嫌いな男子はあまりいないだろう。小学校の掃除の時間にみんなして床の雑巾掛けをした際、  
スカートを穿いた女子の後ろについて、腰を上げて教室の端から端まで雑巾掛けする女子のスカートの中の生  
パンティを覗くのは男子なら経験があると思う。誰もいない放課後の教室で好きな女子の縦笛に口をつけて、  
興奮して笛を吹いてしまったことも男子ならあるはずだ。俺がそうだと言ってるわけじゃない。たった一学年上  
の女子の、地殻変動を起こしている胸が気になって気になって目が点になったこともあるはずだ。  
 だから俺が優衣のパンティでしこしこするのは至極当然の事だ。  
 学校が終わって自宅に帰った俺は、先日の優衣の言葉を思い出していた。あの時優衣は確かに、俺に下着を  
貸してくれると言った。だが普通実妹は、血の繋がった兄に自分の下着を貸すなんて言わない。あれは俺の聞き  
間違いだったのだろうか。いや、俺の耳が優衣の声をしかと捉えた。優衣が俺を嵌めようとしているのでなけれ  
ば、実妹のパンティを借りる事は不可能ではない。  
 
 (お兄ちゃんがしたかったら、優衣の下着、使っていいから。)  
 
 優衣、お前、マジか?  
 
 (うん。だってお兄ちゃん、優衣の下着、使いたいって……言ってたから。)  
 
 お前……へへ。可愛い奴め。  
 
「俺は優衣と、今後とも誠実に付き合っていきたい。だからパンティを貸してくれ」  
 
 ──馬鹿か俺は。  
 
 優衣の部屋の前まで来た俺はドアを右手でノックする。俺は咳払いして覚悟を決める。  
「はい。何? お兄ちゃん」中から優衣の声が聞こえてきた。  
「俺だけど、ちょっといいかな」  
「うん。いいよ」  
 ドアノブを捻ってドアを開けると、数日前に入って以来の妹の部屋が目の前に広がった。左手には青いチェッ  
クのシーツがかかった折りたたみのベッド、右手には棚付きの勉強机があり、優衣は椅子に座ってノートにペン  
を走らせていた。優衣はまだ制服姿だった。机の右端に分厚い英和辞書や和英辞書がある。今は英語の勉強をし  
ているのだろう。  
「悪いな。勉強中……」  
 優衣は俺を見つめるとにこりと微笑んで立ち上がり、俺の近くまで歩いてきた。俺の元まで来ると立ち止まり、  
俺の頭に右手を伸ばして髪を梳いてくれた。  
「クセ毛だから、気にするなって」  
 そういっても優衣の手は止まらない。優衣の目がじっと俺の髪の毛を見つめて、目を寄せたりしながら毛が隠  
れるようにしてくれるのだった。優衣の顔をこんな近くで見られることが嬉しい反面、少し気恥ずかしくもあっ  
ていつも断るのだが、優衣は俺がかっこよくなくては気がすまないらしい。優衣の手の温もりが心地よい。  
 優衣が目を輝かせて右手をそっと下ろした。納得したようだった。  
「あ、そうだ。優衣に頼みたいことがあった」  
 
「うん。なに?」  
「俺はこれからマスターベーションをしようと思ってるんだけど、ある物がなくて困ってるんだ」  
「マスター、ベーション?」優衣が俺の言葉をオウム返しに呟く。  
「オナニーってこと」  
「オっ……」優衣が硬直する。  
「ある物がないと俺はマスターベーションが出来ないから、だからそれを今、探してるんだ」  
 優衣が頬を紅潮させて、「なくてもいいと思う……」と言った。  
「馬ッ、それがないと人はオナニーできないんだぞっ!」  
「勉強していい?」  
「オカズだ」  
「……おかず?」無知な小娘はありふれた淫語を口にする。  
「オカズとはエロ本AVエロゲエロ漫画エロ小説だ。しかしそれだけでは決定的に足りないものがある。それは  
この部屋にしかない物だ。俺はそれを借りに来た。それをカリにくるみに来たと言ってもいい。意味は分からな  
いだろうが気にするな」  
 頬を染めた優衣が上擦った声で質問する。「優衣の下着が欲しい、ってこと?」  
「ちゃんと洗って返します」  
 優衣は逡巡する。その潤んだ瞳がまた可愛らしい。「お兄ちゃんは優衣の下着で、お……オナニーして……  
その下着を優衣に、穿かせたいの?」  
 俺はこくりと頷く。  
「どうして?」  
「優衣にもっとエッチになってほしいから」  
「お兄ちゃんが穿けばいいじゃない──今のなし」  
「下着の返却時に下着にチン毛がついててもご了承いただきたい」  
「お兄ちゃん」  
「ハイ」俺は目を輝かせて返答する。  
「きんもー☆って言われちゃうよ。そんなこと言ってたら」  
「いや、優衣に『キモい』って言われたくてさ」  
「き、キンモ〜〜☆」一生懸命拒否感を出そうとする優衣。  
「あ、今穿いてるパンティでもいいぜ」  
「キンモ〜〜☆」  
「前使わせてもらった下着でも構わない」  
「き、き、き、き、き」  
「優衣が大切にしてる下着にぶっかけたいんだ」  
「ひぃぃ」  
「今穿いてる靴下でも構わない。優衣がその後穿いてくれるなら」  
 優衣が腰砕けになってその場に倒れた。  
「優衣、大丈夫か?」  
 俺が左手を差し出すと、優衣は俺から視線を外していった。「お、お兄ちゃん、どこまで冗談か分からないよぉ」  
優衣は俺の手に右手を乗せた。「大丈夫。大体本気だ」  
「優衣の今穿いてる下着が欲しいっていうのは?」  
 
「本気だ」  
 優衣が恥ずかしさに身悶えてじたばたする。ベッドにあるクッションをぱふ、と投げつけてくる。全然痛く  
ないので俺は澄まして立っていられる。  
「それ、今私が脱いで渡すってこと?」  
 俺は微笑む。「イエス。脱ぐときはゆっくり脱いでくれると嬉しい」  
「はぁ……あ、『優衣が穿いた下着』がいいんだよね?」  
「おうともよ」  
「穿きたての下着がいいの?」  
「どんな最高級の下着よりも穿きたての下着には敵わない、とかのエジソンも言ってたぞ」  
「今から穿くから」  
「……ん?」  
「お母さんの下着を今の下着の上から更に穿いて脱げば、お母さんの下着も『穿きたて』だよ?」  
「お前──そんな事言ってて恥ずかしくないか?」  
「酷いッ! 言わせたくせに」  
「お前が思いついたんだろう」  
「あーそういうこと言うんだ。もう貸してあげないもん。お兄ちゃんなんか勝手に好きなオカズでオナニーすれ  
ばいいんだ」  
 優衣はつつっと俺から離れ、勉強机に備え付けの椅子に座った。教科書を音を立てて開き、勉強を再開した。  
 俺はその場で正座して、右手と左手を前方につけて土下座した。「優衣さん。俺に、貴方のパンティをくださ、  
貸してください」  
「お兄さん」優衣がジト目で俺を見据える。  
「『お兄さん』って、つ、冷たい」  
「なぁ兄さん。貴方まだ高校生じゃないか。高校生なのに私の下着が欲しいって何か間違ってないか? 社会人  
ですらない、お金を稼いだこともない人に私の下着をあげられないよ」  
「高校生だって下着洗えます。洗剤だってちゃんとしたの使いますし、まぁそのあと、使いますけど……」  
「私の下着を物扱いか。笑わせる」  
「借りるだけです。ちゃんと返しますから」  
「うちのかあちゃんみたいなのが返ってきてもしょうがないんだよッ!」  
「一生大事にします!」  
「よしッ! いいだろう。って、あれ?」  
「さあ脱いで。今すぐ」  
「ほ、ホントにぃ?」  
 俺はおもいっきり頷いた。優衣はしぶしぶ椅子から立ち上がり、頬を染めて「お兄ちゃん、後ろ向いて」と  
いった。俺はくるりとドアの方に体を向けて、三秒数えた。優衣が下着に手をかけて、下ろそうとするタイミン  
グで何らかの音がするはずだと踏んだ。あまりにも待ちすぎると脱ぎきってしまう。もう三秒たったろう。俺は  
上半身だけ優衣を振り返った。優衣は丁度スカートに手をかけて、脱ごうとしているところだった。  
 屈んだ女子高生の、ふわりと軽やかなスカートの裾の中に両手が突っ込まれている様は壮観だった。真っ赤に  
なった顔が俯いて、下着をすぐに下ろそうとするが俺の動体視力を舐めてもらっては困る。髪の毛が首元から  
顔に覆いかぶさるところも、胸元の制服のふくらみも、腰のくびれ具合もスカートの揺れももちろん下着が徐々  
に下ろされていく瞬間も見逃しはしない。下着は薄い水色で、所々白いラインが入っているように見えた。もし  
 
かしたらあれが縞パンという奴なのかもしれない。男心をくすぐるシンプルでいて悩ましいそのデザインの下着  
が優衣の細い脚を、まるで夕陽のように落ちてゆく。床に敷かれた絨毯に下着が落ちると優衣は片足ずつ足を  
上げて、脱いだ下着を丹念にチェックし始めた。下着の表裏、局部に染みがあるのかなどじっと下着を見つめる  
その眼差しは真剣だ。そろそろ俺も振り返らないとマズイ気がしたので元の体勢に戻ると同時に実妹より見ても  
いい、と声が掛かった。  
「うん」俺は体を半回転させて優衣を見ると、優衣は先ほど脱いだ水色の縞パンが折りたたまれて両手で持っていた。  
「お兄ちゃん……」優衣が俺に縞パンを渡しながら言う。「匂い、あまり嗅がないでね」  
 俺はおもいっきり頷いた。優衣が顔中真っ赤にしている様や、恥ずかしすぎて潤んでいる目を脳裏に焼き付け  
て、心からありがとうと言った。その後、優衣の下着の匂いを徹底的に嗅いだのは言うまでもない。  
 

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