「俺もこのスレに通いつめて2年半か……」  
「どうしたの、急に?」  
「当時は、萌えか陵辱しかないエロパロ板かと思ってたから、  
 純愛スレは衝撃だったなぁ」  
「……」  
「投下される数こそは少ないけど、その純愛っぷりには感動したっけ  
 その頃から住民もあんまり居なかったけど」  
「……何が言いたいのよ」  
「で、そろそろ次の作品が投下されてもいい頃だと思うんだけど  
 未完の大作もたくさんあるし」  
「でも、折角投下しても全然反応ないじゃない  
 住民も居ないし、他の職人さんも他のスレに移っちゃったよ  
 もう疲れた……」  
「それはすまないと思ってる  
 けどね、君も賞賛が欲しいだけで投下してるんじゃないだろ?」  
「……それでも、こんな過疎スレに投下するのはイヤ  
 投下するなら、もっと賑わってるスレに投下したい  
 その方が皆が喜んでくれるし」  
「…じゃあ俺の正直な気持ちを言うよ」  
 
 
「このスレの住民の為だけに書いて欲しい  
 感想も賑わってるスレよりもずっと少ないけど  
 それでも書いて欲しい」  
「……」  
「絶対に純愛スレの皆も喜んでくれる」  
「…何で」  
「ん?」  
「何で『俺だけの為に書いてくれ』って言えないのよ!」  
「ごめんな、自己中みたいに思われたくなかったら」  
「そんなことでキライになる訳ないじゃない!  
 付き合い長いんだから、もうちょっと信用してよぉ……グス」  
「待たせちゃってごめんな  
 でももうそんなことはしないよ」  
「グス……うん…」  
「じゃあ……筆を進めようか」  
「うん……  
 あ、あと他のスレに浮気したら承知しないんだからね」  
「大丈夫、君だけを見てるから」  
「グス……バカなんだから」  
 

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