今日もスナック菓子をほうばりながら某巨大掲示板をだらだらと眺めていた・・・。  
そしていつものように某巨大掲示板の獣化SSスレに書き込みをする。  
 
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489 :名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 00:28:30 ID:QSACgPfG  
4ヶ月なんてまだ甘い。雌豚なら1頭につき1ヶ月周期でまた発情期に入るから、  
数十頭居た場合は事実上一年中種付け期間だぜ。…とアピールしてみるブタ化好き。  
 
いや豚じゃなくても獣人だったら人間の方の特性で一年中発情しててもおかしくないけど。  
 
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高校卒業した2年前からずっとひきこもってる、情けない俺・・・。  
引きこもり始めた頃はまだ、少しは親に罪悪感を感じていたが今ではもう全く感じない。  
ゲームして、掲示板見て、食って、寝て、たまに自慰して・・・完全にダメ人間になっているという自覚はある。  
頭ではわかっているんだが、外にでようとすると体が拒否反応を示すのだ・・・。  
 
まあ、そんなことはどうでもいいか。  
どうやらさきほどの書き込みにレスがついたみたいだ。  
 
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490 :名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 0X:XX:XX ID:/mTKVj/J  
>>489  
惜しい!IDがもう少しでPIGだったのに!  
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そう言われて自分のIDを見てみる。  
ID:QSACgPfG  
たしかに惜しいww  
「f」が「I」ならPIG完成だったのにw  
ブタ好きとしてはちょっと悔しい気もする。  
それから続いて、  
 
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491 :名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) XX:XX:XX ID:GDiQCV27  
ブタになれずに残念だったなw  
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うるせー俺だってホントに残念だよw  
よし!なんだか悔しいからこう書き込んでおこう。  
 
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492 :名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) XX:XX:XX ID:QSACgPfG  
じゃあ中途半端にブタってことで人とブタの間でブタ獣人でおながいします。  
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今の俺には人でもなく豚でもない中途半端なブタ獣人がお似合いだ。  
自分で言っててちょっと悲しいけど、まあいい。実際そのとおりだしな。  
さて、と。  
メシも食ってお腹もいっぱいだしそろそろ寝るか。  
そして俺はいつものようにベッドに飛び込んだ。  
しばらく洗濯してないから枕がちょっと臭いけど今日はぐっすり眠れる気がする・・・。  
 
その数分後には大いびきをかいて熟睡している俺がいた。  
 
 
翌朝目が覚めると、体が妙に重かった。  
(おかしいな・・・いつもはこんなにだるくないんだけど・・・。)  
日頃の運動不足が祟ってこんなに体の調子が悪いのかもしれない。  
ゆっくりと重たい体を起こしつつ、あくびが出そうになったので大口をあけて叫ぶ。  
「ブギィ〜〜〜〜ッ!!・・・・ブヒッ!?」  
 
えっ!?今のは一体!まるでブ・・・・いやいやそんなわけないだろ。  
俺はまだ寝ぼけてんのかw  
まあいい。  
頭も覚醒してきたし、今日も某掲示板に突撃だ!  
てことで俺は早速パソコンに向かった。  
椅子に座った時にお尻に妙な違和感を覚えたがそれほど気にならないので無視した。  
俺が異変に気づいたのはキーボードに手をかけた、その時だった。  
 
【くぁwせdrftgyふじこ】  
 
軽く添えてるつもりなのになぜかキーを押してしまう。おかしいな。  
そう思った俺は寝ぼけた目をよく凝らして自分の手を見た。  
俺の手は黒くてごつごつしていてまるで動物の蹄のようになっていた。  
「ブヒィッ!!」  
驚いて悲鳴を上げる俺の声は完全に豚の鳴き声そのものだった。  
そんな馬鹿な!!慌てて部屋の隅っこに置いてある鏡を引っ張り出し自分の姿を映した。  
そこにいたのは腹がせり出てでっぷりと太った、今にも泣きそうな情けない顔をしているブタ男だった。  
大きな頭に大きな耳、平たく広がった豚の鼻。湿った大きな鼻の穴にはゴルフボールが入りそうだ。  
「ブ……ヒッ……?ブヒッ!?ブヒッブヒッヒィィー!」  
混乱した俺は思いっきり泣き叫んだ。  
たしかに俺にはブタがお似合いって言ったけど・・・あれは冗談だったのに!なんで?!なんでこんなことに!?  
 
力の限り泣いた後、俺は両親の助けを求めようと部屋のドアに蹄をかけた。  
俺がドアに蹄をかけると同時に黒服の男たちが部屋に乗り込んできた。  
「ぶっぶひっ!?(なんだアンタたちは!?)」  
黒服の男の一人が俺の体を舐め回すような視線で見つめ呟いた。  
「ふむ。これはなかなか良い身体をしている。よし!合格だ。」  
男はそう言うと俺に向かってスプレーを吹きかけた。  
「フゴォッ!?」  
無駄にデカイ俺のブタ鼻は思いっきり強く吸い込んでしまった。  
一体・・・何を・・・・・・なん・・だか・・・凄く眠い・・・。  
薄れていく意識の中、男の声が聞こえた・・・。  
 
「立派な種豚に育てよ」  
 
それが俺の人としての最後の記憶となった・・・。  
 

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