「ふふーん♪侵入成功!」
天使達が住まう天界。その一角にある丘の上に、一人の少女があらわれた。
見た目は青いショートへアの女の子。しかし、とんがった角!黒い羽!もいっちょとんがった先端のしっぽ!
どう見ても悪魔です。本当にありがとうございました。
「協定だかなんだか知らないけど、天使なんかと馴れ合うなんてお断りだい!
ここで騒ぎを起こして、天使達をぷぎゃーって言わせてやる!」
拳を掲げ宣言する。
「ファイト、いっぱーつ!」
「もしもし、そこの貴女?」
「ぷぎゃーっ!」
ぐらっ
「「あ」」
どすん!ばたん!ごろごろごろ!ごん!
不意に話しかけられ驚き、そのまま悪魔少女は坂を転げ落ちて木にぶつかった。
「う、う〜ん・・・・がくっ」
そのまま気を失う。
そこに、声の主である金髪長髪の天使が降りてきた。
「この子・・・魔界の子よねぇ・・どうしようかしら」
目を回している少女を見つめて考える。
「とりあえず、落ちている物は拾った人の物よね。家に運びましょう」
一人で納得すると、女性は少女をお姫様抱っこしてなにやら呪文を唱える。
二人の体が淡いピンクの光に包まれると、一際眩しい輝きと共に二人の姿は消えた。
「う・・・んう・・・?」
うっすらと目を開け周りを見渡す。
見慣れない天井、見慣れないベッド、ふかふかの布団、自分のではない部屋。
問題ナシ
「あと・・・十時か・・・ん・・」
再びまどろみの中へ。
だが
「・・・?」
見慣れない天井、見慣れないベッド、ふかふかの布団、自分のではない部屋。
問題アリ
「・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!????」
身を起こして絶叫。
「ほあちゃーっちゃっつっつつっち!!!!?????」
意味不明
「ちょっ、ここどこぉ!?」
慌てて状況を確認&把握しようとするが、混乱していてまともに考えられない。
そのうえ
「ん?・・・きゃ・・・きゃあああああああ!!!!」
布団の下の自分の姿を見て叫ぶ。
なだらかな胸、ぴんくの乳首、すべすべのお腹、幼いマン〇、
全て丸見え。
どう見ても丸裸です。本当にありがとうございましたあああああ!