アスモデウスが女の子っていう設定で。
アスモデウスは人間の男の子に恋をした。
しかし、それを男の子に言う事なんて恥ずかしくて出来なかった。
そして、男の子に近づく女の子がいると我慢できずに離れさした。
それが天使の怒りに触れた。
その日も男の子に近づいた女の子を離そうとして、女の子が泊まっている部屋に入った。
しかし、そこにはアスモデウスの嫌いな魚の心臓と肝臓の匂いが篭っていた。
アスモデウスはその匂いに思わず逃げ出してしまった。
しかしどんなに逃げても匂いが離れる事は無かった。
アスモデウスがおかしいと思い、後ろを見るとそこには、癒しオーラを出した白い翼の生えたミカエルが笑顔で片手一杯に魚の心臓と肝臓を持って追いかけて来ていた。
「い、いやー!」
その光景に恐怖を覚え、アスモデウスは叫びながら逃げた。
しかし、ミカエルは速く、アスモデウスは捕まえられてしまった。
「いやだ、離して!」
アスモデウスは暴れて何とか逃げようとしている。
「おやおや、ダメですよ、暴れては。あなたは今から人を迷惑をかけたのですから罰を受けていただくのですから。」
ミカエルは笑顔のまま言ったが、アスモデウスは暴れていて話を聞いていない。
「もう五月蝿いですね。しょうがない、これを口に入れて静かにさせましょう。」
そう言って片手に持っていた魚の心臓と肝臓を口の中に突っ込んだ。
「おぐ!おう、い、おう。」
アスモデウスは吐き出そうとするが、ミカエルは口を抑えてそれを許さない。
「さてと、どこで罰をしましょうか・・・。そうだ、あの木の幹の中にしましょう。」