あたしは黒髪のツインテールと栗色の大きな瞳が可愛い美少女タイプの  
下級淫魔。初めて地上に出てお仕事をするの。え?何をするのかって?  
決まってるじゃない、人間を堕落っじゃなくって何だっけ、そうそう  
セックスの愉しさを教えに行くのよ。一昔前の汝姦淫するなかれなんて  
しょっぱいご高説がまかり通っていた時代は厳しい審査をパスした者だけが  
地上に出ることが出来たけど、人間の嗜好が初物を喜ぶようになってきた  
らしくて、あたしみたいな50才未満のヒヨッコも仕事を任されるように  
なったの。これからは愛(欲)と性技の時代。目指せ人類穴兄弟よ!  
 
早速獲物発見。いかにもコッチ方面は疎い感じの学生さんをあの手この手で  
ホテルに引っ張り込むと早速全裸に剥いて、つかわないのが勿体ないくらい  
太くて長くて大きなアレをしゃぶってあげた。  
彼ったらあっあっこんなこんなのっ凄すぎるうぅっってすぐにイッちゃったわ。  
もちろん、彼にもわかるように喉を鳴らしてザーメンを飲み下した。  
だってあたし達淫魔の主食は地獄に堕ちた人間から搾り取ったザーメンで、  
彼のは凄く濃くて美味しかったんだもの。  
 
それだけで彼はトチ狂ったようで、あたしのお気に入りの、フリルの沢山ついた  
ブラウスとタータンチェックのスカートを毟って、レースやリボンをふんだんに  
つかってるわりにはカップだけシースルーという本末転倒な白いブラと、  
クロッチのとこ以外は透け透けのブラとお揃いのショーツだけの姿にすると  
仰向けに押し倒して唇を塞いできた。差し入れた舌であたしの舌でを捏ねくり  
まわしたり歯茎を舐めたり唾液を流し込んでくる。  
いいわ、いいわ……すごくいいっ、君の唾液おいしいっもっとちょうだい……っ!  
青い性の暴走に身を任せる恋人同士に見えるような濃厚なキスの後、  
彼に跨がるとお尻を向けてブツを口にした。  
人間を堕落させるには、あたし達淫魔の愛液を口にさせる事が必須条件なの。  
一口でも舐めれば任務は完了。彼の魂は抜けて地獄に堕ちる。だから  
シックスナインを誘ってるのに彼ったらお尻の肉を指で突いたり、濡れた  
ショーツの上からいけない所をなぞるだけで……。  
だからあたし、お尻を丸出しにして、出来るだけ下品な言葉で下のお口に  
キスしてって哀願したの。  
そうしたら、突然彼の口調ががらりと変わって。  
 
「ばぁか、誰がお前のマン汁なんか舐めるかよ」  
あたしの口からいきりたったモノを引き抜いて。  
あ、と思った時には大股開きで仰向けにされていて、彼のぶっとい先端が  
あたしの中にめり込んでいた。  
「きゃあああぁぁぁっ」  
いくら濡れそぼっていてもあたしはまだ外見年齢=実年齢の正真正銘本物の生娘。  
人間ごときにぶち抜かせるためにとっておいてたわけじゃないのよ!いつか  
ちょい悪カッコイイ上級淫魔のおじ様紳士と激しい恋に落ちて優しく  
奪われるために死守してるんだから!!  
なのにコイツったら腰を揺すって更に深くあたしの無垢な場所を遠慮なく  
拓いていく。思わず怒筋を立てて叫んだ。  
「やだ何すんのよやめてよ痛いじゃないのよぉっ」  
「へっ、淫魔でも初めては痛いんだ」  
予想もしなかった言葉に心臓が跳ね上がった。淫魔!?なんでコイツあたしが  
淫魔だって知って……。  
ひらりと視界をかすめて枕元に白い軽やかなものが舞い落ちた。  
まばゆく輝くひとひらの羽根。  
眼の前にいる男の正体を悟って頭の中が真っ白になった。  
 
地上には人間を護るために遣わされた天使、対淫魔専門のスペシャリストが  
降臨する事がある。そいつは人間に紛れて気付かれる事なく淫魔を滅していく。  
そしてそいつを見た淫魔は決して生きて還る事は出来ない。  
あたしが獲物だと思って誘ったこの男は天使だったんだ……。  
イチモツを根本まで挿入し終えた天使がニヤリと笑った。  
下腹部を貫く熱くて芯のある硬い異物。脈打つ度に膣がズクリと疼いて、  
穿たれているのが嫌でも実感できた。  
「よかったなぁ、初めての相手が人間なんかじゃなくて」  
「いやぁっ抜いて抜いてええぇぇっ」  
あたしは半狂乱で泣き叫んだ。天使の精液には悪魔を浄化する力があるんだもの!  
いやああぁぁっあたし浄化されちゃうよおおぉ!  
「うっせぇよ、こっちはお前らと違って腰に負担がかかる重労働なんだぞ。  
七発やるまで黙って協力しろや」  
これで二発目、と、おどけた調子であたしの子宮口に亀頭を突き立ててザーメンを注ぎ始めた。  
「ひっ……ぃい……っ」  
 
熱い、世にも悍ましい白濁が肉洞を満たしてあたしの中を蝕んでいく。  
なのにその感触に恍惚として、あたしはもっと深く繋がろうと天使に  
四肢を絡ませて結合部を押し付けていた。  
「ははっ、いいぜ淫魔ちゃん、どうせ人生最初で最期のセックスなんだ。  
思いきり楽しめよ」  
亀頭を入口ぎりぎりまで引き抜いて螺旋を描いて最奥まで押し込む激しい抽送に、  
何度も襞をカリで擦られて、もうそれだけで脳みそが焼け爛れた。  
それから向かい合って三度イかされて、口淫でまた飲まされて、  
天使にお尻を捧げて更に奥に熱いのをぶちまけられて、それでもまだ欲しいと  
懇願して天使に呆れられた。  
「ホント底無しだな淫魔って」  
 
 
 
天使が立ち去った後、薄暗い部屋に一人取り残されたあたしは、  
塵一つ残さず消えるまでの間、天使とのセックスだけを考えていた。  
天国は……あんな激しいセックスを沢山出来るのかな……  
あたし、生まれ変わったら天使になりたい……。  
 

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