「・・・ん、・・くん、慎くん!」  
聞き慣れたハスキーボイスに、ハッと目が覚めた。  
「あ、れ?」  
クリーム色の天井。  
そしてまだ覚醒しきれていない目に映るのは、俺の妻だ。  
「どうしたのよ。帰ってきても何の返事もないし・・・、ソファなんかで寝ちゃって」  
「氷室さん・・・」  
「は?」  
心配そうだった瞳が、一転丸くなる。  
俺は確か会社にいて、鏡子さんとキスを・・・。  
って、夢か?うたた寝してる間に、結婚前のことをまるでドラマみたいに夢に見ていたのか?  
「熱でもあるの?大丈夫?」  
混乱する俺の額に、ひんやり冷たい白い手が当てられた。  
具合が悪そうな時、鏡子さんは必ずこうして検温する。体温計も勿論あるけど、曰くこっちの方が分かりやすい、らしい。  
「あ、」  
「・・・うん。熱はないわね。良かった」  
心底安心したように、切れ長の瞳を細めて微笑んだ。  
鏡子さんがスーツ姿のままなせいか、さっきの夢のこともあって妙に気恥ずかしい。  
[氷室鏡子]を遠目に眺めることしか出来なかった頃には、考えもしなかったことだ。  
 
「鏡子」  
その手を引いて、ぎゅっと抱きしめた。  
「えっ?」  
よく状況が分からずにされるがままの鏡子さん。俺は構わずに言った。  
 
「あのさ」  
「ん?」  
「夢、みてた」  
背中に、鏡子さんの腕が回される。  
「夢?」  
「会ったばっかりの頃の夢。なんかさ、すげえ懐かしかった。まだ鏡子のことも、全然知らなくて。見てるだけで、一人で空回ってた」  
多分、奇跡だ。  
あの夜、拒絶される覚悟で告白して、彼女もそれを受け入れてくれて・・・今こうやって大切なパートナーとして一緒に歩めてる。  
クールで、でも実は甘えたがりで寂しがりな所も、全部知ることが出来る。  
俺だけの、妻でいてくれている。  
あんな余裕のない恋は、初めてだった。  
「そんなの」  
俺の肩に頭をもたれて、鏡子さんが言う。  
「こっちだって、そうよ」  
何から何まで初めてだったのに、と恥ずかしそうに呟いた。  
信じがたいことに恋愛経験ゼロだった鏡子さんは、勿論処女だった。  
生粋の女子校育ちで同性からの支持は絶大だったらしいが、そっちの知識はまるでなし。俺が全部教えていったわけだ。(部屋のエロ本を大量に処分されたこともあった)  
「ははっ」  
「もう、なんなの今日は」  
「好きだよ」  
なんだか嬉しくて、照れも無しに言った。  
グっと詰まった様子の鏡子さんの顔が、耳まで赤くなる。そしてそれを隠すように、顔を見せないように俺を抱きしめて、言った。  
「・・・私もよ」と、あの日の様に。  
 
どちらが先だったか、それとも同時だったか、唇を重ねた。  
最初は啄むようなキス。そして徐々に舌を絡め、お互いの歯列をなぞる様な激しいものに変わる。  
「ん、・・・はっ、んむっ・・・」  
眼前で、綺麗な眉が歪んでいる。顔は紅潮して、荒い息がお互いの興奮を更に高まれせていった。  
・・・ジュッ、グチュ。  
卑猥な水音が、時計の針の音に混じって轟く。時折顔をずらそうとする鏡子さんを、逃がさないために押し倒した。  
「あっ」  
「ベット、行く?」  
いつも情事は、寝室のダブルベットでしている。  
朦朧とした瞳で見つめてくる鏡子さん。スーツ姿が、より淫らさを煽っていた。  
「・・・が、いい」  
「え?」  
「ここが、いい」  
苦しげに顔を歪めるが、それがキスの快楽によるものだということが、ピンクに染まった肌で分かる。  
「ソファでするの?」  
「うん、ここが、ああっ!」  
言い終わる前に鏡子さんの豊かな胸を両手でわし掴んだ。男の手でもまだ余る程の巨乳は、鏡子さんのコンプレックスらしい。  
「し、慎っ、んんっ!あっ、はっぁっ・・・」  
「もう勃ってるよ、乳首」  
「言わなっ・・・あんっ!」  
黒のスーツを脱がして出てきた純白のシャツ。  
そしてその二つの丘の頂点は、布越しに分かるほど屹立している。  
「ふーん。キスだけで、これかぁ」  
甘噛みすると、ビクンッと体が弓なりに反った。  
「やっ、あんっ、あっ」  
 
「よく、言えました」  
一体何処の調教エロ小説だ、と思われるかもしれないけれど、俺達のセックスは大抵はこうだ。つまり、鏡子さんは少しMっ気がある。  
胸をいじくっていた手を、下腹部に伸ばす。脚をもじもじするだけで水音がかすかに聞こえるんだ。きっと、  
「・・・うわ」  
やっぱり。レースの下着は、もう愛液でグショグショになっていた。  
花弁からは蜜が止めどなく流れて滴り、陰核は充血してひくついている。そこだけが別の生きもののように生々しく、でも綺麗だった。  
「やっ。そんな、見ないで・・・っ」  
余りの大洪水に思わずその両足を押し広げた。鏡子さんは力が入らずにされるがままだ。今日はいつもに増して・・・  
「あっ、あなたが」  
「え?」  
「あんなこと、いうから。・・・出会ったばっかりの、時のことなんて」  
鏡子さんは言うと、自分の痴態を恥じるように顔を背けた。  
(あぁ、なんでこのタイミングで言うかな・・・)  
「えっ、きゃあっ!」  
不意打ちで鏡子さんの膝を抱え、まんぐり返しの態勢にする。屈まないと見れなかった秘所が、すぐ目の前にある。  
「ちょっ、慎くん!こんなっ・・・」  
これ以上ないほど紅潮して抗議する鏡子さん。  
確かにこれでは窄みの部分まで丸見え。女性にとっては羞恥以外のなにものでもないだろう。  
しかし抗議を無視して顔をソコに近づけた。  
「ひいんっ!!!」  
舌を突き入れる。上下に動かして出し入れする。一通りひだまで舐めると、陰核に吸い付き甘噛みする。それを繰り返した。  
「ひゃっ!んん!!ぅああっ!いひ、あっ!やあっ!おかしっ、くなるっ!!」  
俺の頭の動きに合わせて鏡子さんの腰も動き始めた。フィニッシュだ。  
 
でも。  
「よし、おしまい」  
舌を抜いて、顔を離した。  
あと少しのところでイけなかった鏡子さんは、一瞬何が起こったか分からないみたいだった。  
「慎くん・・・?なん、で」  
「嫌って言ったじゃんか。鏡子の嫌がることはしたくないし」  
「・・・っ」  
「どうして欲しいか、さっきみたいに素直に言ってみて」  
とかなんとか言いながら、俺も結構限界に近かったりする。  
ズボンの股間を押し上げるペニスが、はち切れそうなくらい充血している。  
「いっ、・・・挿れて・・・」  
脚を開いたままの鏡子さんが、小さく蚊の鳴く様な声で言った。  
「ん?聞こえないよ、鏡子」  
「わ、分かってるでしょっ・・・?」  
「全然」  
そこまで自分にSっ気があるとは思わないけど、今日はいじめたい。勿論、性的な意味で。  
苦しげに唸る鏡子さん。  
顔を赤らめ息を荒くして、どうしたら旦那にシテもらえるか必死な彼女の姿を、会社の連中は想像も出来ないだろう。  
俺だって交際前は考えもしなかった。むしろ鏡子さんはS だと思ってたし。  
俺だけが見れる、妻の乱れた姿。  
「慎くんの、アレを・・・アソコに」  
「アレって指のこと?」  
「ち、ちがっ、慎くんの-------っ、あっ!」  
言葉責めに感じているのか、鏡子さんのソコから太ももに汁が伝い始める。  
それを隠そうとするが、慌てて乱暴に触れたことで余計に敏感になってしまったらしい。そしてギュッと目を瞑り、鏡子さんはやっと決意したようだった。  
「慎くん、の・・・オチ×チンをっ、私の、オマ×コに・・・挿れて!」  
 
ドクン、と心臓に血が流れ込む。  
「・・・うん、分かった」  
下着ごとズボンを下ろすと、カッコつけながら本当は待ちきれなかったのを証明するかのように反り返った肉塊が勢いよく飛び出した。  
「あ、慎くんのも、すごい・・・」  
それを恍惚とした瞳で見つめる鏡子さん。一度ぶっちゃけると完全にリミッターが外れてしまうのだ。  
「いくよ」  
「きて、早く・・・っ」  
亀頭までパンパンになった肉塊を、ドロドロにとろけた秘所にあてがい、  
 
・・・ズンッ!  
一気に最奥まで貫いた。  
 
「っあああああああああああっ!!」  
膣内が痙攣を起こしてひくついた。同時に大量の愛液が結合部から噴き出す。  
・・・プシッ。  
「あっ、あっ、はぁっ、くんっ、ああ・・・」  
鏡子さんは顎を上げて、豊かな乳房を仰け反らせて絶頂の快楽を貪っていた。  
量はかなり多く、ソファから床のフローリングに粘性を伴った液が滴っていった。  
「あん、あっ、慎くんのおっきい」  
「待たされたからね」  
「そ、そっちが焦らしたんでしょっ!んっ・・・」  
「そーだけどさ。・・・鏡子、動くよ」  
言い終わるとほぼ同時、俺は腰を打ち付け始めた。  
・・・グチュッ、ズン、ズッ、ジュッ。  
「ひっ、まだっイったばっかり・・・!ひゅあっ!あっ、くふぅっ!!」  
いいつつも締め上げてくる鏡子さんのナカ。  
すぐに射精感が上り詰めてくるが、まだ早すぎる。意地で下半身に力を込めて、攻め続ける。  
 
ぬちっ、・・・ぐちゅっ、じゅっ。  
陰毛が絡まり合って、お互いの境界が曖昧になっていく。  
(うぁっ、・・・限界、かも)  
膣の収縮による快感が生で伝わって、どうしようもないくらいに気持ちいい。  
「んんん!くふっ、はあっ!んっ、んっ、あっ・・・はっ!」  
たぷんたぷんに揺れる豊かな丘。  
扇情的な光景に、亀頭から汁が先走っているのが分かった。それでも最後まで一心不乱に腰を打ち付けた。  
「はああぁっ・・・!」  
パン、パン、パンッ。  
正常位から背中を抱き起こして対面座位にする。細い腰を掴むと、ラストスパートといわんばかりに突き上げ始めた。  
「くあぁぁんっ!ひゅっ、・・・あっ!」  
「鏡子、気持ち・・・イイ?」  
「イイっ!あっ、あっ、慎っく・・・ん、イイよォっ!」  
「俺も、イイよっ。イキそっ・・・」  
動かすたびに二人の混ざり合った汁が床に飛び散った。結合部はもう泡立っている。  
「くっぁ、でる!」  
「そのままっ、出してぇ・・・!」  
パンパンに膨らんだ亀頭が最後の締め付けを受けた瞬間、  
「ひっ、ん~~~~~~~~~~~~っっ!!!」  
・・・びゅるるるるるっ、びゅっ、びゅうっ!!  
俺は、耐えていたものを全て、鏡子さんの子宮に吐き出した。  
「はぁ、あっ・・・・あつ、い・・・いっぱい、でて・・・」  
虚ろな瞳が、ふっと閉じられた。  
「え、きょ、鏡子っ?」  
慌てて顔をのぞき込むが、どうやら意識が飛んでしまったらしい。  
「はぁ・・・」  
ひとまず安心して、未だ痙攣し続ける膣から半萎えのペニスを抜いた。ピクン、と鏡子さんの体が震える。  
・・・ドロッ。  
そこから溢れだし、床に広がっていく精液。それを見てまた堅さを取り戻しかけたが、さすがに気絶した鏡子さんを犯す程鬼畜じゃない。  
 
 
お姫様だっこで鏡子さんを寝室に運んで・・・、俺は長いこと忘れていた、夕飯作りに取りかかった。  
 
あのあと。  
会社でのキスのあと、俺と鏡子さんは初めて体を重ねた。俺が、我慢できなかった。  
[氷室、さん]  
キスすら経験したことの無かった彼女の初めてを、その日のうちに奪ってしまった。  
終わった後に、俺は今更過ぎる後悔に襲われた。  
当然、鏡子さんは痛がっていた。初めて異性を受け入れる痛みは女にしか分からない。  
体が裂かれるような痛みの中で、彼女はひたすら俺にしがみついて・・・名前を呼び続けてくれた。  
[中原君]  
一糸纏わない姿でシングルベットに横たわっていると、鏡子さんがまっすぐに俺を見つめて口を開く。  
[・・・はい]  
乱れた面影は、微かにしか残っていなかった。  
切れ長の、憧れ続けた綺麗な瞳に目を逸らしそうになる。  
[痛かったわ]  
[はい・・・]  
[すっごく、痛かった]  
もしかしたら罵倒されるかもしれない。そう覚悟した俺の耳に聞こえたのは、意外な・・・でも一生忘れない一言だった。  
[・・・とってよ]  
[えっ?]  
[だからっ、・・・責任、とってよ]  
薄暗い部屋でも分かるほど、真っ赤な顔。  
セキニン、トッテヨ。ってこと、は?  
[あっあの、氷室さんソレって]  
[私の名前は鏡子よ]  
[・・・きょ、鏡子さん。今のって?]  
 
体を起こして尋ねる。嬉しい期待をもって。  
[・・・こういうこと]  
眼前に、鏡子さんの顔が広がる。そして、柔らかい唇が俺のソレと重なった。  
そのままもつれるように、二人して再びベットに倒れ込んだ。  
[・・・大好き。慎太郎・・・]  
 
ほんとに、今なら死んでも構わないと思った。  
 
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鏡子さん目を覚ましたのは、それから一時間後だった。  
「あ、おはよう」  
言うと、コクリと頷いてふらふらと椅子に座る。鏡子さんは寝起きが弱い。  
テーブルの上には、リクエストされた麻婆豆腐。  
「おいしそー・・・」  
嬉しそうに手を合わせて喜んでいる。(まだ完全に目覚めてないけど)  
起きたばっかりの時だと、退行したかのように仕草が幼くなるんだよな。   
「昼間、メールくれたじゃん。だから心を込めてお作り致しました」  
そう言って敬礼のポーズを取る。  
「うん、御苦労」  
鏡子さんもノって、敬礼。・・・惚気でも構わん、可愛い。  
「「いただきます」」  
二人で手を合わせて、俺達はちょっと遅い夕食をとり始めた。  
こんな光景、きっと社内の誰も想像できないだろう。でも、いいんだ。  
妻の可愛い姿は、夫だけが知っていればいい。  
まあ、でも・・・山下たちには自慢して、悔しがらせてやろうかな。  
 
 
end  
 

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