「なぁ、達哉、勉強教えてくれないか?」
「いいぜ・・・って、俺よりお前の方が成績いいだろ?」
「まぁそういうな。まずは、この漢字なんだが、なんと読むんだ?」
「なになに・・・?
ガーデニングや農業において、地面を掘ったり、土の中の雑草の根を切るのに使用される手作業用道具・・・
なるほど、これは『くわ』だな?」
「ちがう!! 間違ってないがちがう!!」
「なんだよ、答え知ってるんじゃないか」
「じ、じゃあ次だ。数字の『数』と、寄生の『寄』、あわせてこれを、なんと読む?」
「ええと、・・・・・・『かずより』?」
「阿呆!もっと勉強しろ、馬鹿め!!
・・・もういい、次は英語だ。
『I LOVE YOU』を日本語に訳せ!!」
「まぁそれくらいなら・・・『アイはユーにLOVEっちゃってる』だろ?」
「・・・・・・達哉、お前、わかっててトボケてるな?」
こんなインディアン。