「お兄ちゃん、そこにいてね…」  
リビングにいる俺にそう言ってあゆみはお風呂に入った。  
 
あゆみはとても寂しがりやだ。  
お風呂に一緒に入ることはさすがにもう無くなったが、たまに一緒に寝ている。  
 
あゆみがお風呂に入ってる間はボーっとテレビを見てる。  
しばらくすると  
「お兄ちゃん、出たよ」  
風呂上がりのまだ濡れた髪のまま俺に声をかける。  
いつも通り妹の長い髪を拭き、ドライヤーをかけて乾かす。  
その間、あゆみはとても気持ち良さそうにしている。  
髪が乾いた後は二人でリビングでテレビをみたり、なんとなく会話をしてすごす。  
夜もふけてきて  
「ふわぁ〜、そろそろ寝るか…」  
と、アクビをしながら部屋に戻ろうとすると  
(きゅっ)  
っと俺の服を掴んだ。  
あゆみなりの意思表示だ。  
今日は両親とも仕事で帰ってこない。  
「一緒に寝るか?」  
と聞くと  
「うん!」  
と嬉しそうに頷く。  
手を繋いで俺の部屋までいき、一緒にベッドに入る。  
腕枕をして  
「おやすみ」  
「おやすみなさい」  
と二人とも眠りにつく。  
あゆみはとても幸せそうな顔をして眠っていた。  
 
 
朝はあゆみの方が早い。  
いつもあゆみが朝食を作ってくれている。  
「お兄ちゃん、起きた?朝御飯できてるよ」  
必ず俺を起こしにきて、一緒に朝御飯を食べる。  
俺が和食好きだから…ごはんにわかめの味噌汁に焼き鮭に俺の好物の卵焼き…だいたいこんな感じだ。  
味もかなり良く、そこらへんの定食屋やファミレスなんかより美味い。  
「今日も美味しかったよ」  
いつもあゆみにそう言っているが、毎回必ず喜ぶ。  
「はい、お弁当…」  
ついでだからといつも俺の分も作ってくれる。  
弁当を鞄の中に入れ、一緒に家を出る。  
あゆみとは同じ学校だから、何か用事がない限りは一緒に出て一緒に帰る。  
あゆみはいつも手を繋ぎたそうにしているが、さすがに恥ずかしいので気付かないフリをしている。  
学校に着くと  
「じゃ、ここまでだね…。お昼は一緒に食べれる?」  
玄関のとこであゆみが聞く。  
「いつもと一緒」  
そっけなく答えるが、あゆみはその答えに満足そうに  
「うん♪」  
と返事をして自分の教室に向かった。  
 
 
いつものように学校が始まる。  
体育の授業の時にあゆみの教室の前を通る。  
なんとなく気になったので教室を覗いた。  
あゆみはボーッと窓の外を眺めていた。  
 
 
昼になり、あゆみが俺のクラスまでやってきた。  
「ほれ、さっさと学食行け。そして戻ってくるな」  
クラスメイトに軽い口を叩く。  
「はいはい…、あゆみちゃんどうぞ〜」  
いつものことなので手際よく前の席と俺の席をくっつけて場所を確保する。  
「いつもすいません」  
あゆみが申し訳なさそうにその友人に言った。  
「いいのいいの、気にしないで♪じゃあな〜、シスコン」  
そう言って友人は学食に向かった。  
あゆみの作った弁当を広げ、食べ始める。  
「そういえば、休み時間に外眺めてたけど何してたんだ?」  
少し気になったので聞いてみた。  
「見てたの?」  
ちょっと驚いたみたいだ。  
「あのね…お兄ちゃんのこと考えてた。お兄ちゃん今何してるのかなとか、早くお昼になってお兄ちゃんとごはん食べたいなとか…」  
「そか」  
気恥ずかしくてそっけなく答えた。  
「もしかしていつも俺のこと考えてたりしてな!」  
恥ずかしさを誤魔化したくて少し大げさに聞く。  
「うん。お友達とお話したりもするけど、お兄ちゃんのこといっぱい考えてるよ」  
かなり恥ずかしかったが、それ以上に喜んでる俺がいた。  
 
その日はあゆみと手を繋いで帰った。  
 
家に着いていつもと変わらない夕食をとったあと、あゆみに  
「一緒に風呂入るか?」  
つい言ってしまった。  
こんなこと言うなんてどうかしてる…  
「一緒に入ってくれるの?」  
あゆみはまっすぐ俺を見つめていた。  
「いっ、一緒に入った方が時間も節約できるし、あゆみも寂しくないだろ?一石二鳥かなとか思ったり…」  
言い訳までしてる。  
俺はどうしたいんだろう…  
「うん、お兄ちゃんとお風呂入る」  
あゆみは躊躇いなく同意した。  
 
「はぁ、なんでこんなことに…」  
あゆみに  
『お風呂の用意してくるから先に入ってて』  
と言われ、湯船につかっている。  
「お兄ちゃん、お兄ちゃんの分もお着替持ってきたよ。」  
あゆみがすぐそこで服を脱いでいる。  
あゆみに少し女を感じていた。  
「お兄ちゃん、入るよ。」  
あゆみが小さなタオルで、かろうじて胸や大事な部分を隠して入ってきた。  
かけ湯をして、あゆみも湯船に入る。  
ちょうど俺にだっこされるような形で風呂につかった。  
「お兄ちゃんと一緒にお風呂入るのなんて久しぶりだね♪」  
「そうだな、小学校以来かな?」  
「そうだよ。お兄ちゃんがダメって言わなかったら、ずっと一緒に入ってたのに…」  
「だからダメって言ったんだよ」  
「お兄ちゃんのいじわる…でも、また一緒に入ってくれたね」  
「なんとなくな」  
ゆっくりと温めのお湯に二人でつかっていた。  
 
「暑いな…そろそろ体洗うか」  
「うん」  
二人で湯船から上がる。  
「洗ってやるからそこ座れ」  
「うん」  
まったく、どこまで俺の言うこと聞くんだか…  
「痛かったら言えよ」  
「うん」  
あゆみの背中を洗う。  
優しく傷つけないように…  
「お兄ちゃん、気持ちいい」  
そんな言葉に浮かれ、首や腕も熱心に洗う。  
「お兄ちゃん、前も…」  
普通にこっちを向く。  
「あ、えっと…恥ずかしくないのか?」  
「恥ずかしいけど、お兄ちゃんだから平気」  
あゆみの言葉に負けて前も洗い始める。  
なるべく見ないように、意識しないように必死だった。  
「やっぱり、お兄ちゃん上手だね」  
なんとかいろいろ見ないように洗っていたのに、その一言で顔を上げてしまった。  
華奢なわりにちゃんと自己主張する胸、長く綺麗な足、気付いたら目が離せなくなっていた。  
「お兄ちゃん?」  
どうしたの?といった感じで俺の顔を覗きこむ。  
その姿がたまらなく可愛くてあゆみにキスをした。  
「!」  
びっくりして固まるあゆみ。  
触れる程度のキスですぐに離れた。  
それでも昂奮が冷めず、あゆみの大きすぎない胸に手を伸ばしていた。  
「あっ、あぁ、お兄ちゃん!」  
お兄ちゃんと呼ばれてはっとした。  
「あ、その…ごめん」  
あゆみの体の泡をシャワーで流し、いたたまれない気分になり立ち上がろうとしたら  
「お兄ちゃん、まだ頭洗ってもらってないよ?」  
と、あゆみが俺の腕を掴んだ。  
 
それからあゆみの頭を洗い、俺もあゆみに洗ってもらったがテンパりすぎてあまり覚えていない。  
 
風呂から上がり、あゆみの髪を乾かしていつも通り部屋に向かう。  
不意に、俺の部屋の前で  
「もう少しお兄ちゃんと一緒にいたい」  
と言われた。  
「う〜ん、そう言われてもなぁ…」  
ぎゅっと俺の手を握るあゆみ。  
「今から外出るのもあれだし…家の中ぐるっとまわるとかなら」  
思い付いたことをそのまま口に出した。  
「それでいい」  
あゆみと家をまわることになった。  
二人で手を繋ぎながら階段を下り、リビング、客間、トイレ、風呂と一通りまわって階段を上る。  
両親の部屋、あゆみの部屋とまわり俺の部屋に戻ってきた。  
10分もたっていない。  
「こんなんでいいのか?」  
「うん」  
あゆみは満足そうだった。  
多分、俺と一緒に何かしたかっただけなんだろう…と勝手に結論付け部屋に入る。  
「もう寝るぞ」  
「うん…」  
何か言いたそうにベッドの中で俺をみる。  
「どうした?何かあるなら言ってみろ。」  
少し間があってから  
「キスして」  
俺の目をじっと見つめながら言った。  
「お風呂のときみたいにいきなりじゃなくて、ちゃんとお兄ちゃんにキスしてほしいの…」  
 
あゆみに誘われるままキスをした。  
「ん…」  
あゆみは俺の首に腕を回して体を寄せてきた。  
唇が触れるだけのキスをしばらく続けて、自然に離れた。  
「お兄ちゃんのこと、ずっと好きだったんだよ?」  
俺の体に腕を回し、しっかりと抱きつきながらあゆみが告白してきた。  
「お兄ちゃんだけなの…お兄ちゃんしかいないの」  
抱きつく腕に力が入る。  
「お兄ちゃん、おっきくなってるよ。」  
「いや、それはな…」  
「知ってるから大丈夫だよ?お兄ちゃんの気持ちよくしてあげるね♪」  
回してた腕が俺のズボンを脱がせ、モノに触れた。  
「あゆみ…」  
拒むこともできず、あゆみのすることをただ見てる。  
「熱くて固いね。こうでいいの?」  
片手で優しく握り、ゆっくりと擦り始めた。  
「お兄ちゃん、これでいいの?気持ちいいの?」  
不安そうな顔で聞いてきた。  
「もっと強く握って」  
「うん」  
素直に力をこめるあゆみ。  
「もっと力入れて」  
言われた通りにするあゆみ。  
「早く擦って」  
あゆみの手のスピードが上がる。  
「お兄ちゃん、気持ちいい?」  
可愛い妹の手でされてるだけで、たまらなく昂奮する。  
「あゆみ、出る!」  
あっけなくあゆみの手で果てた。  
あゆみの手をドロドロに汚した。  
精液にまみれた手をまじまじとみつめて  
「これがお兄ちゃんの…」  
手についた精液をペロっと舐めた。  
それに驚いて、俺が固まっていると  
「変わった味だね。でもお兄ちゃんのだから…」  
ペロッ、ペロッ  
と手についた精液をきれいに舐めとっていた。  
 
一線は越えなかったが、あゆみとの関係性は確実に変わっていた。  
「お兄ちゃん、おはよ。ちゅっ」  
おはようのキスが当たり前になり、あゆみとよくキスをするようになった。  
一番変わったのはお風呂だ。  
 
「あっ、あぁ!お兄ちゃんすごいっ!」  
片手ではあゆみの胸を揉み、もう片方であゆみのアソコをいじってる。  
「お兄ちゃん、お兄ちゃんっ」  
あゆみはとても感じやすい。  
キスしながら胸を揉んでるだけでイッてしまいそうになる。  
あゆみ曰く  
『お兄ちゃんに触られてるって思うだけですごく気持ちよくなっちゃう』  
そうだ。  
指を少しだけ中に入れる。  
あゆみはまだ処女だから奥まで入れることはしない。  
「いいっ、気持ちよすぎるよぉ!」  
少しでも俺と触れていたいらしく、後ろから抱きついてる俺に一生懸命手を伸ばしてくる。  
あゆみが頭を抱えようとしてるので、ディープキスしてあげた。  
「ちゅっ、じゅる、じゅる、あむ…」  
舌を絡め、互いの唇を吸い、流しこまれた唾液を飲み込む。  
「お兄ちゃん、好き」  
唇が離れる度にあゆみが呟く。  
あゆみの手に力が入る。  
そろそろイキそうだ。  
クリをつまみ、胸を強めに掴み、舌を絡めながら絶頂をむかえさせる。  
「あぁぁっ、ダメっ!いく、いっちゃうっ!」  
体をビクッと反応させてる  
たっぷりとあゆみの蜜で濡れた手をあゆみの口にもっていく。  
体の力が抜け、あらい息をしながらも手をしっかり舐める。  
「はぁ、はぁ…今度はぁ、お兄ぃ、ちゃんがぁ、気持ちよくなる、番だよ」  
期待で股間が熱くなった。  
 
あゆみが姿勢を低くして股間に顔を近づける。  
「まだ、そんなに上手じゃないけど」  
そう言ってモノを舐め始める。  
最初はゆっくり、全体を丁寧に舐める。  
全体を一通り舐めたら先端に何度かキスをして、カリの部分を重点的に舐める。  
手で擦りながら何度も先端にキスを繰り返し、先走りの液が出始めたら舐めとる。  
軽く先端を咥えられ  
「あっ…」  
つい声を出してしまう。  
声に反応して、俺を見上げるあゆみ。  
俺の目をじっと見つめながら  
じゅる、じゅっぽ…  
と卑猥な音をたてながらゆっくりしゃぶり始める。  
舌を這わせながら、俺の反応をうかがっている。  
頭を撫でながら  
「すごく気持ちいいよ」  
と声をかけると、嬉しそうにする。  
少しずつテンポが早くなる。  
風呂場に  
じゅる、じゅる、じゅぽっ、じゅる、じゅぽっ…  
卑猥な音がより大きく響きわたる。  
どんどん早くなるテンポにたまらなく込みあげてくる。  
「あゆみっ!」  
頭を軽く2回叩いた。  
イクときの合図を受けて、強くしゃぶる。  
「くっ!」  
あゆみの頭を掴み、口の中で果てた。  
「んんっ!……んく、こく、こく」  
少し驚いたが、喉を鳴らしながら精液を飲んでいく。  
口の中の精液を飲み終えたら、少し溢した精液を舐めとり  
「ちゅうーっ!」  
と、中に残ってる精液を吸い出した。  
「ふぅ、かなり気持ち良かった。」  
頭を撫でながら褒めると  
「もっとお兄ちゃんが気持ち良くなれるように頑張るね♪」  
満面の笑みであゆみが答えた。  
 
日に日にあゆみを抱きたいという想いが強くなっていく。  
兄妹だからダメだという意識より、あゆみを自分だけのものにしたい欲求が高まっていった。  
 
あゆみとの関係が深くなってから一ヶ月くらいしたある日、唐突にあゆみの部屋にいった。  
あゆみが俺の部屋に来ることばかりで、俺があゆみの部屋にいくことはほとんど無かった。  
「お兄ちゃん、どうしたの?」  
あゆみは不思議そうにしていた。  
何も言わず、ベッドに座るあゆみにまっすぐ向かいキスをした。  
「お兄ちゃん?」  
なんだかわからないよ…といった感じだったが、すぐに俺のキスに身を任せた。  
キスをしたままベッドに押し倒し、あゆみの体をまさぐり始めた。  
「お兄ちゃん…」  
部屋着のTシャツをまくりあげ、胸に顔を埋めるとあゆみは俺の頭を自然と抱き締めた。  
パンツの中に手を入れ、お尻を掴む。  
掴んだり撫でたりしてお尻の感触を楽しんだら、前を触る。  
たまらなく昂奮していたので早々と下を脱がせる。  
俺も下を脱ぎ、モノをあゆみのアソコに擦りつける。  
「お、お兄ちゃん!?」  
さすがに俺が何をしようとしてるかわかったらしく、ビクッとして少し体が後ろに逃げた。  
そんなことも気にせず擦り続けて、あゆみの中に強引に入れようとした。  
「えっ?あ、痛い…」  
腰に力を入れ、無理矢理にでもねじこもうとする。  
「痛い、痛いよ…お兄ちゃん!」  
痛さで逃げようとするあゆみの体を押さえ付ける。  
ようやく先が入ったとき  
「ダメ、嫌!」  
「えっ…」  
初めて出た拒絶の言葉に動きが止まる。  
部屋の空気が凍りつき、二人とも動けずにいた。  
 
ピンポーン  
 
チャイムが鳴り、あゆみがハッと気付き、服を着て玄関に向かった。  
あゆみの部屋に俺は一人取り残されていた。  
 
 
あゆみが下で何か話してる。  
宅急便を受け取ってたみたいだったが、気にしてる余裕は無かった。  
自分の部屋に戻り、しばらくボーッとしていた。  
夕食の時間になり、あゆみが呼びにきた。  
その日は久々に親子4人揃っての夕食だった。  
最近何かあったか、学校はどうか…色々会話をしたが、あゆみとはほとんど話さなかった。  
あゆみより先に食べ終えて部屋に戻る。  
なんの気なしにテレビをみていたら  
 
コンコン…ガチャッ  
 
「お兄ちゃん、お風呂…」  
何か言いたそうにあゆみがドアを開け、部屋の前で立っていた。  
「先に入れば?」  
そっけなく言う。  
「でも…」  
「今日は二人きりじゃないんだから!」  
あゆみの言葉を途中で遮った。  
「うん、そうだね。そうするよ…」  
あゆみは悲しそうな顔をしていた。  
あゆみの後に風呂に入り、さっさとベッドに横になる。  
眠ろうとしたが、なかなか眠れなかった。  
 
カチャッ  
 
「お兄ちゃん、もう寝ちゃった?」  
「………」  
あえて無視した。  
「お兄ちゃん…」  
あゆみが近づいてきて、ベッドの端にちょこんと座った。  
「怒ってるの?」  
「怒ってないよ」  
あゆみの質問に間をあけずに答える。  
「だって、お兄ちゃん無視する…」  
「気のせいだろ」  
あゆみがうつむく。  
「目も合わせてくれない…」  
「………」  
答えにつまる。  
「嫌がったから?」  
「えっ…」  
「あのとき、お兄ちゃんを嫌がったから怒ってるんでしょ?」  
図星だった。  
 
「あれはね、お兄ちゃんがいつもとなんか違って、それがちょっと怖くて…それに初めてだったし、すごく痛いくてなんだか不安になっちゃってね?」  
「気にしなくていいよ。だから早く自分の部屋で寝ろ」  
あゆみがベッドの中に入ってくる。  
「お兄ちゃん、こっち見て?」  
背中を向けてる俺に抱きついてきた。  
「見てくれないなら、お話だけ聞いて…」  
あゆみの手が少しだけ震えていた。  
「お兄ちゃんといっぱい一緒にいれて毎日が楽しくなったの。」  
あゆみが語り出す。  
「お風呂も寝るのもいっつも一緒で、学校行くのも帰るのも手を繋いでくれた。いっぱいお兄ちゃんとキスしたし、エッチなこともしたよね?全部幸せだったの……」  
あゆみの言葉がつまる  
「でも、今日、あれからお兄ちゃんが目を合わせてくれなかったり、かまってくれなかったり…一人でお風呂に入るのがこんなにつまらなくて、嫌なことだと思わなかった!」  
あゆみにはめずらしく声を荒げた。  
「お風呂でも寂しくて、悲しくてたまらなかったよ?部屋に戻ってからも、なんでお兄ちゃんに嫌とか言っちゃったんだろってずっと後悔してた…。やだよぉ、お兄ちゃんに嫌われて、ずっとこのままだったら死んじゃうよぉ」  
あゆみの声が少し涙声になった  
 
「嫌って言ってごめんなさい、痛くても怖くてももう嫌って言いません…どんなことしてもいいから嫌いにならないで下さい!」  
えっぐえっぐとあゆみはひたすら泣いた。  
あゆみの方を向き、あゆみを抱き締める。  
「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」  
あゆみが落ち着くまで頭を撫でていた。  
 
「落ち着いたか?」  
「うん、やっとお兄ちゃんこっち見てくれた…」  
いっぱい泣いて、目を真っ赤にしながら答えた。  
「ごめんな…」  
「えっ?」  
「いっぱい不安にしただろ?」  
「お兄ちゃんは悪くないよ」  
あゆみの抱きついてる腕に力が入る。  
「お兄ちゃん、大好きだよ♪」  
しっかりと俺の目を見つめて言ってきた。  
「なら、あの続きするか?」  
冗談っぽくあゆみに言う。  
「お兄ちゃんがしたいなら…いいよ?」  
あゆみの方から唇を重ねてきた。  
 
あゆみのパジャマのボタンを外していく。  
その間もあゆみはキスをやめない。  
あらわになった胸の感触を楽しみながら、キスはあゆみに任せる。  
揉む手の通りに形を変えるやわらかな胸。  
雑誌のアイドルみたいに大きくはないが、手に馴染む感じがたまらない。  
「お兄ちゃん…あむ、じゅる」  
あゆみから舌を絡めてくる。  
昂奮が高まってきて、あゆみを組み伏す。  
それでもあゆみは俺の首に腕を回し、何度も繰り返しキスをする。  
強く胸を揉んでもキスは止まらなかった。  
あゆみのズボンに手をかける。  
脱がせやすいように腰を少し浮かせてくれた。  
じらすように下着の上からお尻を撫で、大事な部分をわざと通りすぎ太股を撫でる。  
すらりと伸びる綺麗な足。  
この足でしてもらうのもいいかな…とか考えながら太股を執拗に撫でた。  
「ん、うぅん…」  
もどかしそうに足を動かす。  
軽く触れる。当然下着の上から…  
「あぅん」  
物足りなそうにしてるから、今度は強めに擦る。  
「あっ、あぁ!」  
下着にシミができるのにそう時間はかからなかった。  
「脱がせるよ」  
あゆみの耳元でささやく。  
「うん…」  
何度も脱がされてるのに恥ずかしがった。  
「これからすること考えちゃったのかな?」  
「……うん」  
顔が赤くなる。  
下着を脱がせ、あゆみの下をいじるために体勢をずらそうとしたら  
「キスがいい…」  
あゆみが俺の動きを止めた。  
「そうか」  
今度は俺から舌を絡めた。  
上になってるから何度も唾液を流し込み、その度にあゆみは喉をならして飲み込んだ。  
アソコを擦ったり、指を浅く出し入れする度に体が反応して唇が離れる。  
それでもキスしていたいらしく、必死になる姿がとても可愛かった。  
「そろそろいいか?」  
あゆみはコクンと頷いた。  
 
「いっ、あぁっ、んん!」  
あゆみの中に少しずつ入っていく。  
痛さに顔を歪めながらも、必死に耐えている。  
「あゆみ、大丈夫か?」  
下になってるあゆみに声をかける。  
「平気っ、だよ!あっ…」  
あゆみのぎゅっと握り締めていた手を開かせ、二人の手を重ねた。  
「大丈夫だよ」  
あゆみが手を握り返してくる。  
「ゆっくりいくからな?ダメそうだったらすぐ言えよ?そこでやめるから…」  
「うん」  
ゆっくりとあゆみの中を奥に進んでゆく。  
あゆみは力いっぱい手を握り、一生懸命耐えていた。  
「あっ、あぁぁっ!」  
 
ずぷんっ  
 
ようやくあゆみの奥までたどり着いた。  
「全部入ったぞ。よく頑張ったな」  
あゆみの頭をよしよしと撫でた。  
「お兄ちゃん、すごく痛かったけど、すごく嬉しいよ…」  
息をきらせながら答える。  
「あゆみ!」  
あまりに可愛くて、繋がったまま抱き締めた。  
「お兄ちゃん………お兄ちゃん、大好きです」  
しばらく抱き合っていた。  
「あゆみ、もうそろそろ我慢できない」  
「好きにしていいよ」  
ゆっくりと腰を動かす。  
「あっ、あふぁっ!」  
あゆみの中はきつく締め付けて、絡みついてくる。  
ゆっくり動いてるだけでとても気持ちよくて、イキそうになる。  
「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」  
俺に必死にしがみついてくる。  
背中に爪をたて、腰に足を絡めて俺のことを呼び続ける。  
「あゆみっ、あゆみ!」  
腰の動きが早くなる。  
「あん、あふっ、ふぁぁぁ!」  
夢中になって腰を動かす。  
もう長くもたないから、必死になって腰を動かす。  
「あぁぁっ、あん、あん、お兄ちゃんお兄ちゃん!」  
「あゆみ、もうイクっ!」  
「えっ、ああん!熱いっ、熱いのが中に出てる!」  
いままでにないくらいたくさん出してる気がした。  
 
あゆみの中から抜こうとしたら  
「ダメ!」  
あゆみの足に力が入り、出ていこうとするのを止めた。  
「ほら、中に出しちゃったから…」  
「たぶん、大丈夫だよ?」  
「そうなのか…」  
あゆみの言葉で少し安堵する。  
「それに、お兄ちゃんの子供なら…」  
「そうか」  
軽く答えるが、嬉しくて強く抱き締めた。  
「お兄ちゃん、大好きです。愛してます」  
そう言ってキスをしてきた。  
「俺も大好きだよ」  
そう答えるとぽろぽろと涙を流しながら  
「お兄ちゃん!」  
俺を呼びながら泣きやむまでずっと抱きついていた。  
 
 
 
終わり(続くかも…)  
 
 

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