「…っ」
「サキちゃん、どうした?顔赤いよ?」
授業中、私の様子がおかしいコトに気付いた、隣の席のミカちゃんが言った。
「保健室、行く?」
「だいじょぶ。あ、と、10分だし…」
言えない。
私の中で、蠢く物体のせいで顔が赤いなんて、知られたら変態だと思われちゃう。
「そこ、何話してる!前に来て、この問題を解きなさい」
「…はい」
こんな時に、運悪く当てられてしまった。
せっかく、今まで、スカートを握り締めて耐えたのに…。
「…っ、ぁ」
かたん、と席を立った瞬間。
中に入ってるモノが、一段と激しく動き始めた。
どうしよう…。
振動音、みんなに聞こえないかなぁ…?
でも、もう少しで授業も終わるし、平然としてたら、バレない…はず。
「…ふぅぅ」
周りに聞こえないように、小さく長い溜め息を吐き出して、黒板に向かった。
「…っ」
ちゃんと歩いてるつもりでも、ふわふわとして足元が覚束ない。
「大丈夫?」
隣で、同じように黒板に向かったミカちゃんが心配してくれる。
「だ、いじょうぶ」
嘘…。
ホントは、もう限界。
一時間中、コレが中で蠢いてたの。
ゆるゆると、イキたくてもイけないくらいの強さので、コレが動いてたの。
黒板の前まで歩いてる時だって、黒板の前に立った今も。
じくじくと中が疼いてたまらない。
「よし、2人とも正解」
あぁ…。
もう、だめ。
早く、授業終わらないかな。
キーンコーンカーンコーン…
チャイムの音。
「あぁ、もう終わりか。吉住サキ、後で化学室まで来なさい」
「はい」
ああ、やっと、終わった。
「先生…、わざと…、あてたでしょ」
「何の事かな?」
「席、…ったった、ら、…コレ、強くした…ん」
ね、もぉ、早く…。
「ちゃんと入れてたか、見せてごらん?」
「んっ…」
スカートを刷り上げて、股間に収まるモノを見せる。
「いやらしい子だ。サキは…」
「んね…、せん…ぃ、はやくぅ」
イかせてぇ…。
「こんないやらしい子には、お仕置きだな」
ぶいいぃぃぃいいん。
「あああっ、んっ、せん…せっ」
いきなり、スイッチを最強にされて、私はあっけなくイッた。
「放課後まで、コレ、入れてなさい」
「…え?一時間だけって…」
「お仕置きって言ったろ」
ひどい。あんなに我慢したのに…。
「放課後になったら、またおいで」
口ではこう言いながらも、体はこの快楽の虜になってる。
「せん…ぃのいじわるっ」
「いじめられて、感じるくせに。ほら、チャイム鳴るぞ。早く行け」
先生と私の、内緒のお遊戯。
しばらくは、この快楽から、逃れられそうにない…。
おしまい。