「……ぅ、あぅ、んっ、…ああっ」
旦那さんが出て行ってから、もう、どれくらいたったかわかりません。
目隠しをされて、後ろ手に縛られている私には、それを知る術もありません。
「あっ、あなたぁ?まだ、…いないのっ?」
私は、体の奥まで極太のバイブをくわえ込み、旦那さんの帰りを待つのみです。
「あっ、あぅっ、……また、いっ…ちゃぅ…、ああああっ!」
もう、何度達したかもわかりません。
「……あっ」
達した後も、このグロテスクな玩具は私の中をかき回し、うねうねと蠢いています。
ぬるぬるとした私の愛液と、達したばかりの脱力感で、バイブが抜け落ちてしまいそうになります。
「あっ、……だめっ」
これが抜けてしまうと、また、お仕置きをされてしまいます。
必死で中を締めれば締める程、むずむずと湧き上がる快感が強くなってしまって、
「ああっ、また、きちゃ…、ぅああああんっ!」
何度も何度も、私は快楽の波に飲まれていくのです。
「…あ、……あぁ」
何度目の絶頂を迎えた後でしょうか?
ついに、ずるり、とバイブが抜け落ちてしまいました。
「あっ、…ぁ、ひぃううっ!!」
抜け落ちた瞬間。
バイブが、いきなり私の奥の奥まで入って来ました。
「まったく。コレが抜けたらお仕置きだと言っただろう」
いつの間にか、旦那さんが帰って来ていたようです。
目隠しを外して、手を縛ってあるロープを解いてくれました。
「あ、あなた…」
「出掛ける準備をしなさい。ソレは入れたままで」
謝ろうとする私の言葉を遮り、旦那さんは冷たく言い放ちました。
「……あん、あっ、あなた。ゆるして……」
「お仕置きだ、と言っただろう。早くしなさい」
仕方なく、服を着ます。
「あなた、んっ、……ほ、本当に?」
コレを入れたままで、出掛けるの?
「いやらしいお前には、ぴったりの罰だろう?」
旦那さんは、ニヤリと笑って私の手を引いて玄関のドアを開けました。
ああ、また、恥辱と快楽に満ちた夜が始まる……。
私は、高鳴る胸の鼓動と、滴り落ちる愛液を止める事など出来ませんでした。